満足、この上なし！ : 鰻 にしはら

実は、ダメモトである時間に電話してみたんですよ。
すると電話に出てくれたので、予約を取ることができた。
つい、「二人で」予約を取ったが、その時点では誰と行くかは決まっていなかった。
「うなぎが好物」という古い友人を誘ってみたところ、ノってきてくれたので、
じゃぁ、久しぶりにデートしましょうかってことで気合を入れてやってきた。
約一年ぶりだね！
店内には客が3組、それで一杯のようだ。
うな丼は「中」を二つ、それとかみしも盛、生ビールで乾杯だ！
以前は京都のうなぎ屋「いっせい」に二人で行ったことがある。
大好きな人と食う食事は最高にウマい。
今回もふわふわうなぎに加え、歯ごたえがそれぞれ違うかみしも盛、これは注文必須だわさ！
後半には山椒を振って味変、これもウマー。
超大満足！

その後、デートは続いたが、その話はここには書かないでおきます。
お相手は中学時代の初恋の子だったのです。
私は告白したがフラれ、大学時代に再会してそれからは友人関係である。
お互いの人生相談の相手みたいになっていて、年に一回とか食事をするのです。
でもやっぱり、会うと「かわいいなぁ！」と心が中学生の時に帰る気がするのです。
まだ薄汚れていないときの想いなので、胸がキュンキュンしますわ！（＾＾；

「東男に京女」という言葉をご存知であろうか？
これは鰻とまったく関係がないが、鰻について言えば「東が女で西が男」と感じている。
つまり、鰻については東が繊細で柔らかく、西が豪快で力強い。

木曜日だったかな？
久しぶりに電話をしたら出てくれて、
「日曜に空いている日はありますか？」と尋ねると、
「次の日曜の11時なら」との返事。ありがてぇ！

注文は前もって電話で「中」を所望した。
「かみしも盛り」も頼みたかったのだが、これも前もって頼まねばならぬということを知らず、諦める羽目に。
開店と同時に一人で入店、後客3人連れひと組のみ、完全黙食。
鰻丼「中」到着と同時に瓶ビールを注文。
前もって骨せんべいが供される。塩味が効いてウマい。
漬物はきゅうり、にんじん、山芋でいずれも浅漬け。
肝吸いは少なめ、薄めで鰻丼の邪魔をしないように控えている感じ。

さて、鰻丼到着！
最初はいつものように箸で切り分けて食おうとしたが、うなぎがふわふわすぎて食いにくい。
添えてあった木製の匙で食う。食いやすい。
関東風の蒸しの工程が入った柔らかな鰻。
大阪で関東風のうなぎではここを上回る店はないのでは？とさえ思う。
タレも控えめで、別に提供されたタレを使う必要もない。
もちろん、ビールも合わないはずがない。
私にしては珍しく「断面ショー」の写真も撮った。(^^)

おっと、鰻が残り少なくなってから気づいた。山椒をかけていない！
ただこれは以前も同じことをしたが、普通に食っているだけでも十分に満足するのである。
最後の数口はガリガリと山椒をミルから鰻にかけて食う。うめぇ！(^^)

あっちゅう間に完食、サクッと退店、お会計4700円(税込)。
安くもないが高くもないと感じた。
先日の京都での鰻重はビール抜きで4600円だったからねぇ。

私は西の男っぽいのが好みかな？
もちろん、東京の尾花もウマかったし、ここもウマかったが
先日食った土井活饅(京都)や田代、イチビキ(いずれも愛知)、の方が個人的には好みかも知れない。

以前開店前に並ぼうと行くと、開店前から売り切れていて断られたというエピソードの店です。
一人でしたが前もって予約を取り、行って来ました。
店内、ガラガラ！
でも全部売り切れているそうです。
後からに電話には全て「今日はもうおしまいです」と！

かみしも盛りと「中」を注文。
最初にお茶と骨せんべいが提供される。
かみしも盛り、これはリーズナブルと思う。
いろんな部位が食べられて600。
カブトがうまかった！さすが関東風！！
うなぎ味噌もなかなかのもの。

しばらくしてやって来たうな丼「中」。
一匹のうなぎでご飯が見えない。
ご飯の量が私にはちょうど良い。
タレの味は控えめで、「足りなければかけてください」と追加で出されたが、
タレの味ばっかりで食ううな丼が好きではないのでデフォルトで！
後半は山椒をガリガリとかけて食う。これまた良い！(^^)

肝吸いも控えめな味でよかった。
漬物は山芋が珍しかった。

うなぎは関東風でふわふわ！
関西風「かた焼き」の方が好きな私でも、このうなぎはうまいわ！(^^)
さすがは大阪一と冠するだけのことはある。
お会計、しめて4200円はこのクオリティならケチケチ西成病の私でさえ納得のプライス。
当然毎日食えるもんではないけれども、
ハレの日の贅沢としてはそこそこリーズナブルと言えるのではないだろうか？