【ホセのフィディワはやっぱり美味い】 : Jose Luis Karuizawa

久しぶりに軽井沢のスペイン料理「ホセ ルイス」訪問。
今日は初めて長めのコースではなく軽めのランチ（税込2500円）にしてみた。ドリンクやらピンチョスも一緒のセットになっている。

まずはドリンク。…アイスコーヒーやらホットやらオレンジジュース、グレープフルーツジュースや紅茶などを自分でその場に行って選ぶ方式。僕はアイスコーヒーをセレクト。

続いてタパスやピンチョス、サラダが6種、セットになったワンプレートが運ばれてくる。
…①「トマトのミネストローネスープ」…じっくり野菜が煮込まれていて美味しく感じる。
②「鯖のエスカベッシュ（南蛮漬け）」…酸っぱく甘く美味い。
③ 「ティンティージャ」…クラスの器の中に入っているオリーブ、鰯、ハラペーニョをバラバラでなく一緒に食べると美味しい。
④「イカのイカ墨巻き」…これ旨味あってお気に入り。少しレモンを搾っても良し。
⑤「鴨、オレンジ」…これらをバルサミコソースでいただく。ほんのひと口なので、これはイマイチ美味いのか分かりにくい。
⑥「サラダ」…レタス、トマトが入り、これは普通。

そしてメイン料理は6種の中からひとつ選ぶ。最後まで「スフレトルティージャ（ジャガイモの入ったふわふわオムレツ）」にするか「土鍋のイカ墨カルドッソ（出汁が多めのおじや風パエリア）」…イカ墨好きなので…、か、迷ったがファディア好きなので、「名物農耕海老出汁のフィディワ」をチョイス。…海老フライも乗り、少し太めのもちもちパスタとパリパリ極細麺のフィデワの組み合わせ。とっても美味しい。
ニンニクの旨味を生かしたアーリオ・オーリオソースも途中から気にせずたっぷりかけて味わった。とっても味付けが美味しい！

午後の打ち合わせ相手の方、ニンニクが臭ったらごめんなさい。でも、美味いからこれでオッケー牧場。

オプションで「バスク風チーズケーキ（税込400円）」も用意されていたが、昨日もバスチー食べたし、別のカフェに河岸を変えてデザートを食べようとパスしてしまった。申し訳ない。

安定した味のスペイン料理。ハイクオリティなホスピタリティ。この店は人を連れて行くときにはとても重宝する。

東京渋谷には一度は行ったことがあるけれど、今度から渋谷もちょいちょい使おうかな。

TWIN-LINE HOTELの一階にあり、今回はランチで軽井沢に住む元の会社同期がここを予約してくれての訪問。

僕としてはここには2度目の訪問。コロナで入店できる客数を絞っている。
前回も書いたが、スペインマドリードで1957年創業、スペイン王室御用達のお店。

車の運転があるのでガス入りの水で進行。最近、このパターン多いな。

前回のディナーメニュー同様のランチのコース（税込5400円）で予約してくれていたらしい。

アミューズは「小麦粉とハモンセラーノを伸ばして作ったコカ(スペイン風ピザと言われる)」…パリパリ食感のスナックで美味しい。袋詰めがあったら買って帰りたい。

「ガスパチョ」…前回同様、夏にピッタリの一品。野菜とココナッツソルベの冷製スープ。赤海老が入り、濃厚クリーミー。ちゃんと美味しい。

「ピンチョス3種盛り合わせ」…
「鴨のゴルゴンゾーラ」
「鰯と」…酢漬けした鰯とピクルス。
「蛸」…蛸とパルメジャーノチーズ。…この3品は店的には勝負どころではなく、彩りかな。お酒飲んでいれば、オツマミにピッタリか。

前回もいただいたサラダ。
「ハモンセラーノ、パルメジャーノチーズ、ホワイトマッシュルームのサラダ」…スライスされた生のマッシュルームが新鮮で美味。チーズとレタスや水菜と和えていただく。これはバランス良く美味しい。鉄板メニュー！　おススメ。

これも前回と同じメニュー「海老(ランカゴールド)のピキージョ」…熱々の南部鉄器で運ばれて来てシェアしてもらった。ピキージョとはスペイン・ナバラ産のものしか名乗れない由緒正しい赤ピーマン。ソースにはオマール海老のソースを使い、中にはチーズが入る濃厚な味の一品。これも好み。一緒に来た仲間のひとりがピーマンが苦手、と言うと店の方が「キノコのアヒージョ」に変更してくれていた。対応力もグッド！

この店のシグネチャー料理「スフレ トルティージャ」…スペインの店でもスペシャリテとして出されている一品を日本風にアレンジした一品。
ふわとろの泡泡しているスペインオムレツ。ふわふわの中にも異質の固形の柔らかさがある小さなジャガイモさらには玉ねぎが入り楽しく、チーズの風味もしっかり絡んで美味しい。

メインは「イベリコ豚ロースのカツレツ」…
火入れ上手で衣のカリカリ感も伴って美味い。添えられた千切りキャベツが日本のトンカツ風でより美味しく感じてしまう。味付けのりんごのソース、バルサミコ、周辺に散りばめられたレモンパウダーが風味を増す。

〆は前回は2種の細麺パスタで作られたフィディア(カタルーニャ語で「パスタで作るパエリア」)。だったが、今回は選択肢はなく「お米のパエリア」。ちょうど前回と違うものの方が良いなぁ、と思っていたので良かった（ファディアももちろん好きなのだが、ちょっと変えたいと思ったので）パエリアらしく米に少し芯が残って美味。

乗ってくる海老フライが美味しく嬉しい。添えられたアイオリソース(卵黄、オリーブオイルを乳化させ、すり潰したニンニク、レモン汁、塩、胡椒で作るソース)は味変に使うと効果的。

デザートは「バスク風チーズ」…
周辺に竹炭とレモンパウダー。これも以前食べたことがあるが、濃厚で何度食べても飽きない。
そして、コーヒーとも合う。

味良し、雰囲気良し、サービス良し、コスパ良し。
ちょっとした会食の時も、普段使いも出来る使い勝手の良いお店。

つるとんたんと言い、このホセルイスと言い、同じカトープレジャーグループの傘下の店。

店の予約がなかなか取りにくい軽井沢の中でそこそこお手軽で今のところ予約も取りやすく、安定感のある味でサービスも良いので、使い勝手が良くなって、知らぬ間にどんどんカトープレジャーグループ高利用頻度シンドロームにハマって行っている感じがする。
ま、助かるけど。

渋谷のスクランブルスクエア13階の「ホセ・ルイス」で食べたのが2019年の11月オープン日前日の内覧の日。かれこれ1年半前。　
元々は1957年マドリードで創業したスペイン王室御用達のお店。その日本展開、渋谷に続く2号店目がここ軽井沢本通り沿いにあるTWIN-LINE HOTELの一階にある。今回ここを予約して訪問。

実は以前渋谷への訪問レビューを今読み返してみて、今回食べたものとほぼメニュー的にはかぶっているのだが、その時の記憶がほぼほぼ残っていない…。3.7点とそこそこ良かったまた来てみよう、と思った感じの点数…。

ところが今回軽井沢のホセ・ルイスにお邪魔してかなりインパクトがあり、印象がグンっと変わった。

まずは内装、雰囲気もオシャレ、暖炉もあって天井高で居心地良い。カーペンターズの曲をムード音楽風にアレンジしたBGMが流れている。実はこの日この店の男性客10人以上いる中で僕だけがジャケットを着用してなくて、ひょっとしてドレスコードを知らずに入ってしまったのか？と戸惑ってしまった。どうやらそうではなくて、スマートカジュアルでもオッケーだそうで、その夜、来ていた皆さんはたまたまジャケットを全員着用していたよう。
ちょっと焦った…。

長野県は緊急事態宣言が出ているわけでもないので、お酒は飲んでもオッケーなのだが、生憎、車の運転があるので今夜もノンアルコールデイ。

コースは一番人気だと言う『コース9』と言う9つの皿とコーヒーのついたモノを予約(税込5400円)」…リーズナブルな値段設定。

まず初めに「小麦粉とハモンセラーノを伸ばして作ったコカ(スペイン風ピザと言われる)」…これは渋谷での食事の際でも出たが、酒のオツマミとしてはスナック的でめちゃ美味しい。袋詰めがあったらやめられない止まらない、かも。

「ガスパチョ」…野菜とココナッツソルベの冷製スープ。赤海老が入り、濃厚クリーミー。初夏にピッタリの一品。

「ピンチョス3種盛り合わせ」…(右)ワンスプーンに盛られたパルミジャーノチーズとベーコンの混ぜ合わせ。味付け上手のふわっとした食感の一品。
「鰹とビーツ」…甘めのビーツの下には漬け風の鰹が潜む。
「鴨肉と茄子」…鴨肉に巻かれた茄子とチーズ。

「ハモンセラーノ、パルメジャーノチーズ、ホワイトマッシュルームのサラダ」…スライスされた生のマッシュルームが新鮮で美味。チーズと青野菜と和えていただく。これ好きだな。

「海老(ランカゴールド)のピキージョ」…熱々の南部鉄器で運ばれてくる。ピキージョとはスペイン・ナバラ産のものしか名乗れない由緒正しい赤ピーマン。ソースにはオマール海老のソースと(ピキージョではない？)パプリカのピューレを使い、中にはチーズが入る濃厚な味の一品。

「スフレ トルティージャ」…スペインの店ではスペシャリテとして出されている一品を日本風にアレンジした一品。食べログレビューを読み返して見て渋谷で食べていたことを完全に忘れていた料理。見た目もインパクトあるのに…大丈夫か？自分…。
泡々のふわとろのスペインオムレツ。ふわふわの中にも異質の柔らかさの小さなジャガイモさらには玉ねぎが入り楽しく、チーズの風味もしっかり絡んで美味しい。

メインは「イベリコ豚ロースのカツレツ」…
火入れ上手で衣のカリカリ感も伴って美味い。添えられた千切りキャベツが日本のトンカツ風でより美味しく感じてしまう。味付けのりんごのソース、バルサミコ、周辺に散りばめられたレモンパウダーが風味を増す。

〆は「2種類のパスタを使ったパエリア」…パエリアはお米タイプではなく2種のパスタで作られたフィディア(カタルーニャ語で「パスタで作るパエリア」)。細麺はパリパリ、下の太麺はシットリと。パスタに染み込むスープも美味しくこれは好きなメニュー(前回もいただいたが、今回も美味い！)。何故かいる海老フライも嬉しい。添えられたアイオリソース(卵黄、オリーブオイルを乳化させ、すり潰したニンニク、レモン汁、塩、胡椒で作るソース)は後半使うと美味しく味変出来る。
ホセ・ルイスの名物料理だけの事はある。

デザートは場所を移動して暖炉前へ「チーズのジェラートとバスクチーズ」
周辺に竹炭とレモンパウダー。これも以前食べたことがあるが、濃厚で何度食べても飽きない。
そして、コーヒーとも合う。

味良し、雰囲気良し、サービス良し、コスパ良し。
ちょっとした会食の時も、普段使いも出来る使い勝手の良いお店。
渋谷にももう一度行ってみようっと。