凛とした : ふく菜

再訪です

今年初の訪問です。
いつもの如く、予約無しの訪問でしたので料理は全てお任せで御願い致しました。
＜平目昆布締め、鰆＞
＜蕪＞
＜赤むつ一夜干し＞
＜珍味各種：白子、鮟肝、数の子、鮑、＞
相変わらずの安定感。
最近、私の食の細さが目立ちかなりの満腹感。
次回からは少し少なめにリクエストをしなければ。
それでは本日も美味しく戴きました。
御馳走様でした
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＜2014/7＞

不覚にも少し間が空いてしまいました。
今宵もいきなりの訪問、いつもご迷惑をお掛けします。
さていつもの通りカウンターへ
今宵もご主人お任せです。
料理は写真を１０枚アップです。
今宵は＜湯葉＞と＜鱧を練り込んだ素麺＞が素晴らしい！
何ともこちらを表現するには「凛」という言葉が本当にぴったりです。
再訪を重ねても、新鮮な発見があります。
是非、皆様もこの空間を楽しんで頂ければと思います。
それでは今宵も美味しく戴きました。
ご馳走様でした。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

美味しいものに出逢うという事は＜2014/4＞

初見訪問は写真を撮りませんでしたので、２回目の今夜はご主人に許可を頂き撮影させて頂きました。
ご主人の料理は関西（京料理）が基本ですが、
そこにご主人なりの工夫と、九州と言う地での食材に合わせた料理が供されます。
今宵は突然の訪問にも拘らず、ご主人におまかせをお願い致しまして料理を頂きました。
まずは
＜＜昆布〆甘鯛＞＞
これは旨い！〆られたことによる適度な弾力、昆布で〆ていますが敢えて薄口醤油で食してもいいそうです
＜＜椀＞＞
一口目、口の中で広がるさらっとした潮汁が爽やか。椀が旨いです
次に小鉢が５品（ビールから日本酒に切り替えましたのでご主人は酒の肴に合うものを一気に調理）
＜＜穴子燻製＞＞
燻されたことによりさっくさくの歯応え
＜＜よりえび＞＞
塩の塩梅が素晴らしい、酒のアテにとはこの料理。
＜＜ホタルイカ沖漬け＞＞
敢えて濃厚に漬けて味付けにアクセントを与えています
＜＜鮑＞＞
肝の辛酸が私にはたまりません
＜＜赤貝刺し身＞＞
噛むたびに甘みがじわっと
次に珍しいと思ったのが
＜＜生ししゃも＞＞
大きさもえっ!?ですが、更に生ししゃもと言うのは私は初見です。身は箸を入れるとすっと切れて柔らかいのに箸で持ち上げても身は崩れない。ん～～凄い！
＜＜空豆天ぷら＞＞
京都でも大阪でも頂きましたが、旬は旨い！
＜＜生筍、焼きで＞＞
口に入れる前も仄かに甘い匂いが、噛んだ際には更に香ばしく甘い匂いが口に広がります。塩でその塩梅を調整
＜＜素麺＞＞
〆に素麺は思い出しても初めてです、しかものこ季節。ご主人にいい意味での裏切られで、するするっと一気に完食。鰹出汁が旨いです
以上になります。
最初のレビューでも書きましたが、凛とした空間の中、ご主人が静かながらも迷いもなく客の嗜好や食し方に合わせ
目の前で調理をする様は素晴らしいです。
この様なお店に出会えた事にレビュアーの皆様に感謝です。
私事ですが暫くは関西地区の行き来が増えますので、九州と関西の料理を存分に愉しみその地域ならではの味を楽しみたいと思います。
それでは今宵も御馳走様でした。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「凛とした」

こちらのお店は既にレビューを致しました「うなまんもん」の向かい側、
そして食べログ宮崎でおなじみの「ランプ亭」の横と言う立地条件です。
このフロアだけでローテーションが出来ます。
とは言っても実はこのお店だけ訪問をしておらず恥ずかしい限りです。
マイレビュアーのぴんころ地蔵さん、ぶづきさん、ビッキーさんがレビューしていますので
折り紙付きにも拘らず、今迄スルーしていた自分に反省です。
そして今回はこちらのお店の素晴らしさを知ることが出来ました。
店内はこじんまりとした中に凛とした雰囲気があり、とにかく綺麗です。
ご主人（と言っても若いですが）と女将さん（ご主人のお母さん）のお二人で切り盛りされています。
それでは今宵もカウンターへ
それではまず御造りから
＜＜すずき、穴子稚魚のれそれ（酢醤油で）＞＞
＜＜ホタルイカ正油漬け＞＞
見た目は濃口の味付けのように思えましたが、食してみると爽やかな醤油と漬けによる身の柔らかさがGood!!
＜＜からすみ＞＞
濃厚です。口の中でまったりとした食感は、最後は日本酒で流し込むのですが辛口にぴったり
＜＜蓮根海老すり身唐揚げ＞＞
蓮根が甘いです。すり身のもっちりと蓮根のさくっとした歯触り、そして甘みが最高です。天つゆの出汁が美味しくて飲み乾してしまいました
そしてご主人が
＜＜鯛の白子＞＞をどうぞという事で（ぷりんぷりんとした白子は和三盆で作られた和菓子の様な淡い上品な味です）
更に厨房壁際の箱になにやら物体が…
瞳孔を必至に調整して凝視して見ると、
＜＜牡蠣の燻製＞＞
との事。
食べたい!!と言うことで早速頂きました。
燻されたことにより身はしっかり歯応え。香りにがとても良く日本酒には相性抜群で〆ることが出来ました。
最後にご主人と色々お話を伺い、2代目と言う重責と仕事に対する心構え、気構えについて伺う事が出来たのですが
光洋にしても然り、ランプ亭にしても然り、先代の後を引き継ぐという事は今迄のお客を惹きつけながら
更に自分の色を出して新しいお客を惹きつけなければならないという2重の苦しみがある事と思います。
その中で御主人は自分の調理を見て頂くのが一番嬉しく、
そして目の前で調理をした料理を目の前で食べて頂いて
美味しいと言っていただけることが何よりも嬉しいとおっしゃられていました。
それを実現するためにお店の広さを最小限にされたとの事でした。
成程、それで厨房がカウンターより若干低く（手元が見えるように）なっているのだと感じました。
まさしく「仕事は楽だから楽しいのではなく、楽しいからこそ楽に感じる」ものだと思います。
写真につきましては今回は初見なので、食事の流れを楽しみたかったので敢えて撮りませんでした。
次回訪問時には御主人の許可を頂いてからじっくりとピンボケが無い様に撮らせて頂きたいと思います。
それでは今宵も素晴らしい料理を堪能することが出来ました。
御馳走様でした。

追伸：写真はレビュアー皆様が綺麗な写真を投稿されておりますので、是非そちらをご覧ください。