京都にて 古来の日本庭園を眺め お茶一服 2022/4/12追記
寺院の庭園、レストランや和食店などの坪庭など 京都といえば日本庭園を思い浮かべる方が多いかも。 そんな日本庭園は星の数ほどあっても お茶や和菓子を提供しているのはごく少数。 つかのま現実を忘れさせてくれる穴場を始め人気のお茶席も。'22.4月 大原三千院追記。
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる120件の口コミを参考にまとめました。
【大原三千院】2022/4/12追記【瑞峯院のお茶席】2017/12/17月追記
【長楽寺のお茶席】2017/10/18追記【南禅寺の本坊「滝の間」】2016/09/28追記
当まとめスタートは2016/01/25。
注)大徳寺【高桐院】は2022.4月現在休止継続。2019年3/31まで拝観休止。
【雪舟寺】の抹茶メニューは2018.春で終了していました。
※下の写真は洛西「鳥獣の石庭」から東山連峰や醍醐山方面
出典: アルボスさん
京都の洛西・大原野。西山連峰の山麓にひっそりと佇む正法寺内の借景庭園。遥かに東山や醍醐山、京都市街を望み、「鳥獣の石庭」とも呼ばれています。
ここまで訪れる旅人は少なく、桜の季節以外は人影もまばら。周辺の竹林や自然、大原野神社を含め、人気観光地では感じにくい静穏な京都を感じさせてくれます。
出典: アルボスさん
2017年春。鳥獣の石庭とシダレサクラ
出典: アルボスさん
【抹茶(和菓子付)300円+拝観料300円】
抹茶は確か宇治田原の矢野製茶場のお薄茶。和菓子は行く度に違っています。
庭園に降りることができないのは残念だけど広い室内や縁側でホッと一息。遥か先に東山連峰や醍醐山を遠望でき心洗われるような時間が流れています。
これは2016.4月訪問時のセット。
出典: アルボスさん
広間にはテーブルがあり、この左側に鳥獣の石庭が広がっています。
出典: アルボスさん
◇水琴窟からはアンビエントな響き。
他にも西井佐代子画伯の襖絵「西山讃歌」のある和室など見所が充実しています。
出典: アルボスさん
◇東山方面、醍醐山方面の山並み。
キレイな竹林を抜け少し歩くと「勝持寺」や「願徳寺」も徒歩でまわることが可能。
海外からの人や観光客で賑わう京都もいいですが、古来を想わせる長閑な時空を楽しめます。
1人
186人
075-331-0105
出典: アルボスさん
玄関口の御殿門から入り 2つの池泉回遊式庭園 大小の堂塔 杉やヒノキ 苔に差し込む光が美しく 順路を進みながら変化していく風景や場面。
観光地の名所ゆえ混雑する事も多いけど空いている季節や時間帯なら別世界に導かれたようなトリップ感に包まれます。
出典: アルボスさん
お茶席より「聚碧園(しゅうへきえん)」。
順路の序盤にあるここで小休止。多くの見所はここ以降にあり 有清園と国宝 往生極楽院 大地と一体となるお地蔵さま(わらべ地蔵)はSNSでもお馴染み。弁財天 金色不動堂 律川沿いに佇むおさな地蔵へと山麓の自然と調和した景観が広がります。
出典: アルボスさん
お薄と羊羹(600円+拝観料700円)
出典: アルボスさん
広大な境内のワンシーン
62人
782人
075-744-2531
出典: アルボスさん
人で混み合う円山公園の最奥を進み、山門を抜ければ、そんな喧騒から一転。
人気観光地から徒歩数分とは思えない静穏な世界が広がる【長楽寺】。敷地内には気軽に抹茶を一服できる客殿のほか多くの見所があります。
出典: アルボスさん
抹茶をいただける客殿の入口。
受付に近い場所にあり、この入口で靴を脱いであがり、抹茶を頼まなくても自由に休憩可能です。
出典: アルボスさん
■抹茶と落雁(500円+拝観料500円)
抹茶は淡いテイストのお薄茶。
落雁は長楽寺の文字が打たれ、おそらく和三盆と思われる自然な甘み。お薄を引き立てる絶妙なお茶請けです。
池を配した相阿弥作庭園を眺めると、循環が良くないのかなって感じる淀み具合。軒先には履物が置かれていて 庭園に降りれるものの狭くて歩きにくいです。
出典: アルボスさん
客殿の奥にあるお茶席。
出典: アルボスさん
お茶席からの眺め(2017.11月中旬)
出典: アルボスさん
高台ならではの眺望スポット。
他にも、お点前・茶道体験(拝観料込2000円)が一人から予約なしでも受付できて所要時間約60分。11時〜15時に利用できるので興味のある方はぜひ☆
1人
48人
075-561-0589
出典: アルボスさん
言わずと知れた観光名所・南禅寺の東側に建つ「本坊」にひっそりとあります。
お茶席のみは利用出来ず、方丈拝観とセットで抹茶券の購入が必要です。
出典: アルボスさん
南禅寺本坊にある滝の間。小さな滝は清涼の滝と呼ばれ、疎水から流れ落ちてくるそうです。
出典: アルボスさん
◇抹茶と和菓子(拝観500円+抹茶券500円)
抹茶はまろやかで飲みやすく、お茶菓子は紋菓という「亀屋清永」製の南禅寺限定。漉し餡入りの黄な粉の落雁です。
玄関と隣接するため、出入り客が多いと喧騒を感じるものの比較的ひっそり。滝が奏でるアンビエントな音響に包まれ、心の疲れが次第にほどけていきます。
出典: アルボスさん
◇8個入りの箱詰め(1100円)。拝観受付で購入できます。
南禅寺の瑞龍が型押しされた「亀屋清永」製の「紋菓」という黄な粉の落雁。中にこし餡入り。お茶席でも抹茶とともに供されます。
出典: アルボスさん
◇小堀遠州作の方丈庭園「虎の子渡し」
他にも7つほどの趣向に富んだ庭園や狩野派絵師の襖絵(撮影禁止)などを鑑賞。
あちこちで小堀遠州作といわれる庭園がある中、こちらは古い文献に名が残り、作庭は江戸時代初期だそうです。
出典: アルボスさん
南禅寺の人気撮影スポット「水路閣」
明治に建築され100余年。今も現役の水路。
他にも、高さ約22mの三門、法堂の雲龍図、方丈にある狩野派作品や日本庭園など光と緑の自然、古来と近代の造形が織りなす情景が広がり、世界から観光客が訪れます。
16人
355人
075-771-0365
出典: アルボスさん
室町時代の相阿弥作庭と伝わる池泉回遊式庭園を望むお茶席【華頂殿】。
人気なので混み合う事が多いですが、他に小堀遠州の【霧島の庭】【大森有斐の庭】など。東山から平安神宮に続く神宮道に沿い、皇室ゆかりの京都屈指の名所であり、粟田御所とも呼ばれています。
出典: アルボスさん
池泉回遊式の庭園を散策できます。
お茶を楽しみ、すべてを見て回ると結構な時間が必要です。
出典: アルボスさん
◇抹茶は「丸久小山園」お茶菓子は「平安殿」の青蓮饅頭。中は黄身餡、青蓮の焼印が印象的。売店でも販売されています。
出典: アルボスさん
皇室と関係が深い青蓮院門跡ならではの雅な設え。
出典: アルボスさん
◇襖に描かれる蓮は現代作家・木村英輝画伯によるモダン作品。
■□清水の舞台の約4.6倍。2016春まで設置の吉岡徳仁氏作品【光庵】(お茶はいただけません)
特別に透明度の高いガラスを使用、金属部分も特別ミラー仕様、天気が良ければ、光のスペクトルを見ることができます。山頂へは青蓮院門跡から徒歩30分程なので車が便利。無料駐車場完備で他に庭園などの見所も。(日記に画像貼ってます)
14人
379人
075-561-2345
出典: アルボスさん
千利休の物語が遺る大徳寺山エリアにあり、24程もある塔頭の多くが非公開である中、同エリア「高桐院」(2019年3月末まで閉鎖)と並び
通年公開~抹茶メニューのある穴場。
方丈を囲むように3面の枯山水庭園と3軒の茶室があり小規模ながら特有の情緒に彩られています。
出典: アルボスさん
◇名園とも評される「独坐庭」。
荒波を表現したという砂紋、苔と石組が力強く悠然。
出典: アルボスさん
◇「独坐庭」の奥の部分。
上記の意匠から入り組むように海を想起する風景が広がります。
他にも「閑眠庭」、キリシタン灯篭のある中庭、茶室「安勝軒」は内観まで鑑賞可能。
出典: アルボスさん
一名〜数名の場合、この茶室で一服。
「安勝軒」とは別の茶室になります。
出典: アルボスさん
◇抹茶とお茶菓子(400円+拝観料400円)
抹茶は「柳桜園茶舗」のおうす。お茶菓子は「本家玉壽軒」の代表銘菓/紫野。紫野は落雁の中に大徳寺納豆が仕込まれ甘さと塩気が抹茶を引き立ててくれます。同時にこちらオリジナルの大徳寺納豆も登場。テイクアウト(1箱1000円)も可能とのこと。
3人
98人
075-491-1454
出典: アルボスさん
静謐なアプローチに導かれる「高桐院」。
千利休 細川忠興 細川ガラシャ夫人ゆかりの灯籠や茶室など、高桐院の世界へと導いてくれる鍵の手に伸びるアプローチ。
CMやポスターにも登場し、紅葉時期はかなり混み合うこともありますが、バスの本数が多くサクっとアクセスできます。
出典: アルボスさん
拝観休止のお知らせ。
「高桐院本堂 屋根瓦葺替え並びに耐震補強工事につき、平成29年6月9日より平成31年3月31日まで拝観休止」。
高桐院が奏でるトリップ感のある時空、お茶と和菓子を楽しめるのは2019年4月1日以降のようです。
出典: アルボスさん
◇抹茶とお茶菓子(400円+別途拝観料400円)
抹茶は「祇園辻利」のお薄茶「庵の友」、お茶菓子は「末廣菓舗」の「おやごろも」という求肥で白餡を包んだ素朴な餅菓子。ここだけの一品です。
時折、鳥のさえずり 風の音がふわっと響き、簡素だからこそミニマルで美しいアンビエンス。心休まる時間が流れていきます
出典: 玉かずらさん
「玉かずら」さん撮影の写真です
↓「 玉かずら」さんのレヴューより
四季のうつろいを五感で感じることができそうな造りのお庭。
これを眺めながら、辻利さんのお抹茶を頂きますと(お茶の点て方もとても上手です)
お茶の風味と静けさがいっぺんに体に染みいるよう。
なんとも贅沢な一瞬。
雨でなければお庭に降りることもできまして(エンガワの前のスペースはダメですが)
細川ガラシャさんの墓所なども見学させて頂きました。
喧騒から逃れたくなったら、(でも遠くへはいけないというときに)
こちらを思い出されてみてください。
出典: 玉かずらさんの口コミ
出典: アルボスさん
この画像は2016年の初秋。
4人
307人
075-492-0068
出典: アルボスさん
京都でも人気の妙心寺のエリア。
その中でも抹茶と和菓子を味わえる二つの名勝史蹟指定の庭園があり、さりげない穴場としてお薦めなのが「桂春院庭園」。画像は「侘(わび)の庭」と6畳程の書院 ここでもお茶をいただけます。
出典: アルボスさん
◇一番広い「真如の庭」を眺めながら、抹茶(お茶菓子付き)税込400円(別途拝観料400円)
木洩れ日が射し平温な時間が流れる中、抹茶は「柳桜園茶舗」だそうでコク深くまろやか。風味豊かで抜群です。お茶菓子は、全国にある「鼓月」の粒餡と小割栗入りの最中「万都の葉」とのこと。時期により変わるかもしれません。
出典: アルボスさん
一番奥に広がる真如の庭。
他にもエントランスには江戸期の絵師「長澤芦雪(ながさわろせつ)」の屏風。
狩野山楽の弟子・狩野山雪による襖絵などを鑑賞でき、特別な華やかさはなくても逆にほっと馴染みやすい雰囲気が印象的です。
ここから庭におり園内を散策できます。
6人
109人
075-463-6578
出典: アルボスさん
方丈と書院に囲まれた庭園を中心に、池と石、樹が織りなす造形美。庭園散策したり、開放的な空間と造形が気持ちを和ませてくれます。
マキノ省三の銅像が出迎えてくれるのは、昔映画撮影所があったことに由来。上記の【桂春院庭園】から徒歩で来れます。
芙蓉池の西園、広々とした開放的な美しさ。
特別な別世界感はなくても現実の喧騒を感じさせない画になる情景です。
お茶菓子は大正7年創業「笹屋昌園」の芙蓉池にちなんだ「芙蓉の月」
出典: アルボスさん
◇心字池(心の字型の池)の東園
書院には履物が置かれ、庭園内を奥へ進むとこの東園を見ることができます。
出典: アルボスさん
◇茶室「清漣亭(せいれんてい)」
庭園内の小高い場所に佇んでいます。
他にも足利家歴代の木造など見所の多い京都の名所です。
9人
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075-461-5786
出典: アルボスさん
秋には多くの人で賑わう東福寺エリアにありながら、いつも空いている雪舟寺の枯山水庭園。
室町後期の水墨画家「雪舟」作庭と伝わり「雪舟庭園(鶴亀の庭)」の名で知られています。
出典: アルボスさん
◇抹茶とお菓子。600円+拝観料300円(小中200円)
お薄が多い中、こちらの抹茶は「蓬莱堂茶舗」の濃いタイプなので値段も納得。コクがあり美味しい。
お茶請けは寺町御池の「亀屋良永」の雪舟。ここだけで楽しめる餡を挟んだ薄い煎餅です。
出典: アルボスさん
図南亭(となんてい)の円窓
出典: アルボスさん
雪舟庭園からの光景
4人
259人
075-541-1761
※本記事は、2022/04/12に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。