トントンマンが選ぶ東京都&神奈川県東部のハイコスパベーカリー百名店【その3】(No57~No84)

出典:トントンマンさん

トントンマンが選ぶ東京都&神奈川県東部のハイコスパベーカリー百名店【その3】(No57~No84)

高くて美味いは当たり前。当たり前ではない安くて美味いベーカリーを紹介します。 約5年かけてまとめた私のベーカリー巡りのとりあえずの集大成。 食べログ百名店とは異なる純粋なコスパで選んだ私流の百名店です。 物価高騰の折、より輝いている百名店をご覧ください!

更新日:2023/03/19 (2021/08/05作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1938の口コミを参考にまとめました。

安くて美味しい!これがハイコスパベーカリーの真骨頂

ベーカリー、ブーランジェリーを巡っていると、それぞれに大いなるこだわりがあるお店も目立つ一方で、パンのお値段がかなり高いということを感じる方も多いのではないでしょうか。
美味しくてもあまりに高いと普段使いは難しいですよね。
そこで、同じことを感じたことのある人に贈るまとめを作ろうと取り組んできた結果、約5年をかけて「これは!」というハイコスパベーカリーを100店リストアップすることが出来ました。
ハイコスパですので、当然、安いだけではなくて質も伴っているのが条件。
満足度については保証します。   

No57 ゆめ酵母 ひげのぱん屋(@綱島)

横浜市港北区の新吉田というエリアの住宅街にあるベーカリーです。
東急・綱島駅と横浜市営地下鉄グリーンラインの高田駅からともに徒歩で20分程度はかかる不便な立地ですが、ハイレベルでリーズナブルなパンを求める客で常時混在しているベーカリーです。
市営地下鉄のセンター北とセンター南を結ぶ「みなきたウオーク」にある姉妹店「北のパン焼小屋」も先行まとめ「神奈川県(東部中心)のハイコスパベーカリー」に登録されていますが、それに劣らぬハイコスパ店だと思います。

No58 もあ四季彩館(@あざみ野)

東急田園都市線のあざみ野駅から徒歩10分ほどのところにあるベーカリーです。
運営母体の株式会社もあでは、当店に加えて、鷺沼と藤が丘という田園都市線沿線で計3店のベーカリーを運営していますが、インキュベーター的な役割を担うベーカリーでもあり、10名以上の方がこちらで修行した後に独立開業の道を歩んでいます。
こちらを知ったのも、そのお弟子さんのお店に伺ったからなのですが、当店は、さすが優秀な弟子を輩出するのが分かるハイコスパベーカリーでした。

No59 ブーランジュリー ミヨ(@八丁畷)

あまりメジャーな駅とは言えない川崎の八丁畷駅近くで営業しているベーカリーです。
素朴な品揃えのお店なのですが、よく見ると一品一品プラスアルファの工夫がなされているのが伺えます。
町のベーカリーの延長戦上にあるお店だとは思いますが、キラッと光るものも感じるハイコスパベーカリーですね。

No60 ベイカー ショウ(@戸塚)

戸塚の奥地の住宅街にある民家併設のベーカリーです。
穴場的な雰囲気もとてもいいですが、パンもなかなかレベルが高く、フランス産小麦粉のほか、北海道産小麦粉を多用したパンは、どれもとても美味しいです。
特に専用パン生地を使っているというミルクフランスは、パン生地の焼き上がり具合がミルククリ
ームとベストマッチで絶品でした。
ここに来て競合が激化しつつある戸塚周辺のベーカリーですが、なかなか個性的なお店で、厳しい環境下でも十分伍していける実力があるお店と見ました。

No61 パナデリア シエスタ(@こどもの国)

こどもの国にある実力派のベーカリーです。
ベッカライ徳多朗で修業したという水谷シェフのパンは徳多朗魂がぎっしり詰まったパンでとてもレベルが高いです。
そしてお値段がリーズナブルなのも嬉しいところ。
こじんまりとしたお店ですが、文句の無いハイコスパベーカリーだと思います。

No62 高久製パン(@平塚)

東海道線に乗っていると平塚駅に着く少し前に右手線路際に高久製パンの工場が見えますが、その工場脇にある工場直売所が当店です。
基本的にアウトレット販売なので、お値段は常識の殻を打ち破るリーズナブルさ。そしてその中には、この商品がこのお値段で?というサプライズ品が含まれているのは嬉しいところです。
看板商品の弦斎カレーパンばかりに目を奪われがちですが、当店の価値は、それ以外のアウトレット品にこそあると思います。

No63 グーグーベーカリー(@鹿島田)

JR南武線の鹿島田駅から徒歩6~7分の住宅街にあるベーカリーです。
こじんまりしたお店ですが、パンの種類も豊富な上にそのパンのレベルがとても高いです。
特にバゲットについては、高級ベーカリーと比べても遜色の無い出来栄え。
その割にお値段がとてもリーズナブルなので、言うことありません。
これまで掲載してきたハイコスパベーカリーの中でも最高峰に近いお店と言っていいのではないでしょうか。

No64 ブーランジェリールレイ(@三ツ境)

相鉄本線・三ツ境駅から徒歩4分ほどの場所にあるあまり目立たないベーカリーで、食べログ評価も高くないのですが、葉山のボンジュールで修業していたというオーナーシェフの焼くパンのレベルはとても高いです。
それでいてお値段はとてもリーズナブル。
これからまだまだ伸びる要素を秘めた穴場店だと思います。

No65 なちゅ~るロール(@鶴ヶ峰)

相鉄本線の鶴ヶ峰~二俣川の中間地点、厚木街道沿いにあるベーカリーです。
ご夫婦二人でやっている手作りのベーカリーですが、多彩な種類が並ぶパンは、お二人のアイデア満載という品揃えで、どれも一ひねりある感じです。
そしてお値段もとてもリーズナブル。
立地が駅から離れやや不便なこともあってか、食べログ的には盛り上がっていませんが、これからの発展が期待できる有望株だと思います。

No66 小麦畑の石窯食堂 Far niente(@下飯田)

福祉施設系のベーカリーにハイコスパベーカリーが多いのは、ベーカリーを回っていると感じることの一つですが、当店は、その中でもパンのクオリティについても最右翼の存在ではないかと思います。
最寄り駅はブルーラインの下飯田駅ですが、周囲にほとんど飲食店の無いところにポツンとある穴場感たっぷりのお店でもあります。
駐車場完備で車でのアクセスも便利なお店で、この地域の人にはとても使い勝手の良い存在だと思います。

No67 ベーカリークラスティ(@宮崎台)

東急田園都市線の宮崎台駅と宮前平駅の中間にある夫婦で営むこじんまりしたベーカリーです。
小さなお店の割には、総菜系を中心にとても豊富な品揃えで、安心安全な素材を使ったパンは、素朴ながらもなかなかレベルが高いです。
コスパも文句無しで、食べログ的盛り上がりはイマイチでも十分ハイコスパベーカリーの要件を満たすお店だと思います。

No68 イル・デ・パン 杉田店(@新杉田)

JR新杉田駅と京急杉田駅を結ぶ商店街「ぷらむろーど杉田」にあるベーカリーです。
本店は、横浜市磯子区田中の笹下釜利谷道路沿いに2012年10月にオープン。当店は2号店として、2019年7月にオープンしたお店です。
パンのレベルが高い割にリーズナブルな価格設定が魅力のお店で、私のハイコスパベーカリーシリーズでも代表的な存在のお店と言ってもいいと主思います。
本店も「神奈川県(東部中心)のハイコスパベーカリー」に登録しましたが、当店も続編にダブルでの登録となりました。
姉妹店でともにハイコスパベーカリーのまとめに登録されるのは珍しいケースです。

No69 レトロベーカリー ふく福(@武蔵新城)

武蔵中原駅方面から中原街道を進んできて、千年交差点を左折して市民プラザ通りに入って100m少々進んだところにあるベーカリーです。
座間市に旗艦店を置き、川崎市内に4店舗を展開するベーカリーチェーン(運営母体は株式会社丸十ベーカリーシャルン)の1店で、あまり交通の便の良いところではない立地なのですが、休日の昼間はコロナ対応の入店制限もあって、店頭には常時行列が出来ている人気店です。
パンの種類も豊富でユニークなパンも多く、それでいてお値段は庶民的。
素晴らしいハイコスパベーカリーで、人気のほどが良く分かります。

No70 ヒュッグリーベーカリー(@市が尾)

東急田園都市線の市が尾駅西口から坂をちょっと下っていったところにあるベーカリーです。
こじんまりしたお店で、パンの品数もそれほど多いとは言えないのですが、ハード系、クロワッサン、総菜系、菓子パン系とジャンルを問わずハイレベルのパンが並びます。
しかも、お値段はとてもリーズナブルで、食べログの盛り上がりはイマイチながら、それをあざ笑うかのような素晴らしいお店です。
遅い時間に行くと完売品が多いのが難点なので、お昼前後には行きたいところです。

No71 小麦工房みのや(@向河原)

JR南武線の向河原駅近くにある典型的な町のベーカリーです。
町のベーカリーにしては、規模が大きめのお店で、品揃えも豊富。
パンの種類は、オーソドックスなものが多いですが、パン一つひとつに色んな工夫が施されているのが分かり、なかなかレベルの高いパンが揃います。
その割にお値段はとてもリーズナブル。
こういうお店が町に1軒あるととても助かりますね。

No72 ハンスローゼン(@宮前平)

東急田園都市線の宮前平駅前にあるこじんまりしたベーカリーです。
昭和49年創業の老舗ですが、パンの移動販売も行っており、その先駆けとしても名の通った存在です。
対面販売形式の小さな店舗で先客がいる場合は外で待たなければなりませんが、小さいお店にしてはとても品ぞろえが豊富です。
SDG’sコーナーもあって、製造して時間が経過したパンは袋詰めでサービス価格で販売されていますが、それを抜きにしてもパンはとてもリーズナブル。しかもなかなかレベルの高いパンが揃います。
こういうお店が町に一軒あったらと思わせてくれるお店です。

No73 横浜パンの家(@京急富岡)

横浜市金沢区富岡西の住宅地にあるベーカリーです。
創業は1996年ですので、昭和のベーカリーというわけではありませんが、町のベーカリーの雰囲気が漂うお店です。
パンはさすがに繊細さはありませんが、どれもボリュームたっぷりで、しかもお値段はかなり安いです。
特にカツカレーパン@183円のコスパにはびっくりしました。

No74 マフィーユ(@市が尾)

市が尾駅東口側の住宅街、東名高速の高架橋「鶴蒔橋」近くに佇むベーカリーです。
創業は2003年ですから昭和のベーカリーというわけではありませんが、街のベーカリーの良さを受け継ぐリーズナブルな価格設定は魅力です。
それでいて、ほぼすべてのパンに北海道産小麦を使用するというこだわった面も併せ持っていますので素晴らしいです。
市が尾では、西口に「ヒュッグリーベーカリー」があって、やはりこのまとめに掲載していますが、東口側の当店と二枚看板が揃っている印象です。

No75 ストーヴ(@港南台)

JR港南台駅から徒歩10分ほどの住宅地に佇むベーカリーです。
最近は、ベーカリー訪問の際にここはコスパ高そうだなという直感が働き、それは大体当たるようになってきました。
その点で、当店は、ちょっと高級そうなイメージが漂っていたことからコスパについては疑問視しながらの訪問だったのですが、完全にその予想がはずれました。
パンのクオリティも高ければ値段もかなり良心的。
ちょっと不便な場所ということもあり、店頭には買い出しに来る人の車がひっきりなしに停まる人気ベーカリーでした。

No76 ラパン(@阪東橋)

地下鉄阪東橋駅から横浜市大の市大病院へ向かう医大通り沿いにある個店ベーカリーです。
入口は医大通りから路地を入ったところにあります。
当店は、北海道産小麦をほぼ全てのパンに使用しているのが特徴。酵母もパンの種類によって天然酵母を使用しています。
その割にはお値段がとてもリーズナブルなのが嬉しいところ。
エイジングコーヒーを提供するカフェも併設しています。

No77 ブレッド50(@高田)

横浜市営地下鉄グリーンラインの高田駅と日吉本町駅のちょうど中間くらいの神奈川県道102号線沿いにあるこじんまりしたベーカリーです。
小さなお店にも関わらず、ぎっしり並んだ豊富な種類のパンは圧巻。
庶民的なパンが中心ではありますが、そのお値段の安さは特筆すべきで、しかも安かろうでは決してない十分なクオリティを備えています。
私の出会ってきたハイコスパベーカリーでもことコスパに関しては最上位に近いと言ってもいい素晴らしいお店です。2022年4月から値上げする告知がありましたが、それでもこの安さならリーズナブルさは十分維持できると思います。

No78 パン・サコッシュ(@秋葉原)

秋葉原の三井記念病院そばにあるこじんまりしたベーカリーです。
店頭にショーケースが置かれているだけの対面販売のお店ですが、小さなショーケースにはぎっしりとパンが並べられています。
お値段は決して安くはないのですが、個々のパンの充実ぶりは凄いです。
ことコスパということで言えば、間違いなくハイレベルのお店と言っていいと思います。
このまとめには東京都からは初選出になりましたが、食べログの低評価が嘘のような素晴らしいお店です。

No79 サン・ペルル(@天王町)

横浜の三大商店街の一つに数えられる洪福寺松原商店街の中にあるベーカリーです。
アド街ック天国で紹介された半熟玉子のカレーパンは、半熟玉子が丸々1個入っている豪華なカレーパンで見栄えもいいですが、贅沢な味わいです。
街のベーカリーにしては値段は極端に安くはないのですが、しっかりしたクオリティのパンが揃い、コスパはとても高いです。
食べ歩き向け?に、店内だけでなく店頭にも販売コーナーを設けているユニークなお店です。

No80 リップル(@辻堂)

辻堂の海浜通り公園にある個店ベーカリーです。
元々、茅ケ崎の桜道沿いで営業していたお店ですが、駐車場の問題等もあって2013年にこちらに移転してきました。
とにかくパンの品揃えが豊富で、常時80種類くらいはあるパンは圧巻で、これだとひと月くらい通い詰めても同じパンを食べなくても済むでしょうね。
企業系のコンサルがバックにあるようですが、それを感じさせない個性溢れるハイコスパベーカリーです。

No81 nico(@平塚)

nico

平塚駅西口側の宮松町商店街にあるベーカリーです。
パン好きのフォローレビュアー様の投稿も見てハイレベルベーカリーとの情報はかねて持っていたのですが、たまたま訪れた時が店舗改装の臨時休業にあたっているなどあまり巡り合わせの良くないお店でした。
それが今回訪問が叶い、そしてその素晴らしさに感動することになりました。
どのパンもレベルが高く、そしてリーズナブル。
シェフは、ル・ルソールの清水シェフやカタネベーカリーの片根シェフとも親交がある活動派の方らしく、それがお店造り、パン作りにも生かされています。

No82 ミュール・ミュラン(@武蔵新城)

ミュール・ミュラン - ミニコロネ

武蔵新城の南口の路地裏に佇むベーカリーで、駅から徒歩1分程度と利便性の高いお店です。
業歴30年の歴史のあるお店ですが、街のベーカリーのリーズナブルさはキープしつつも新しいチャレンジもしているお店です。
その意味では、街のベーカリーの良いモデルと言えるお店だと思います。
ベーカリーのレベルの高い武蔵新城においてもしっかりした存在感のあるお店です。

No83 リルファ(@赤羽)

リルファ

赤羽の志茂平和通り商店街にあるベーカリーです。
古くからある商店街のベーカリーですので、昭和の街のベーカリーかと思いきや、オープンは2014年ですので、比較的新しいお店です。
小さいお店ながらパンの品揃えは常時50種類程度はある感じで、しかもとてもリーズナブルですから普段使いにはうってつけのお店です。

No84 ベーカリー カフェ(@御成門)

慈恵医大病院の高木会館の地下1階で営業しているその名の通りのベーカリーカフェです。
パンが驚くほど安く、企業割引とも思えるくらいですが、一般の利用については、何の問題もありません。
イメージ的に企業系ベーカリーによるOEMかとも思ったのですが、「焼き立てパン」との掲示があり、実際、塩バターパンやクロワッサンは持ち帰ってみたらぺちゃんこになっていたので、焼き立ては間違いないものと思われます。
穴場のハイコスパベーカリーと言っていいでしょう。

※本記事は、2023/03/19に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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