《京都》先鋭×伝統。至高の新星レストラン11/10追記(2014末〜2015)

《京都》先鋭×伝統。至高の新星レストラン11/10追記(2014末〜2015)

2015年1月嵐山でスタートしたフレンチと和食の融合が秀逸な一軒家レストラン【嵐山MITATE】。 そして2014年12月5日に立ち上がる前から京都の話題店として評判が聞かれた岡崎のリストランテ【cenci(チェンチ)】。 開店早々輝きを放つ京都が誇る新星です。

更新日:2015/11/10 (2015/02/10作成)

13082view

このまとめ記事は食べログレビュアーによる1263の口コミを参考にまとめました。

魅力的料理と空間@嵐山/岡崎/三条/祇園南/御所南/烏丸高辻

■イタリアン【Cenetta Barba】@烏丸高辻を11月10日追記(2015年7月10日開店)。お昼はテーブルクロスがかかるリストランテ(コースのみ)、夜はローマ料理主体のアラカルトをカジュアルに楽しめます。
お手頃価格ゆえ一部食材に制限を感じますが、美味しい料理が多いです。

■和食ですが、魅力的ってことで割烹料理店【竹ざき】を7月15日に追記。
2015年6月6日新オープン。屈指の料亭「木乃婦」で20年近く活躍されたご主人と奥様のお店。
※ご主人は料亭出身ってことで、少しぎくしゃくされる場面もあったのですが、個人的に心地良く期待のお店です。

■フランス料理店【山地陽介(Yosuke YAMAJI)】を6月30日に追記。
2015年6月16日開店。フランスで活躍された山地陽介シェフのお店。帰国され祇園南で開店☆
※個人的にお肉や魚料理は少しピンと来ませんでしたが 下記の素晴らしい料理、シェフやスタッフさんの対応や空間を含めトータル満足でした。

■和イタリアン【Obase(オバセ)】を5月21日に追記
2015年3月7日に新オープン、「イルギオットーネ」「よねむら」出身の小長谷シェフのお店です。

(このまとめ最初のアップは2015年2月10日)

フレンチと和食の比類なき融合「嵐山MITATE」

嵐山MITATE

2015年1月15日より営業されている
三条河原町の人気店「龍のひげ」オーナーシェフによる新しいレストラン。
京友禅工房を改築した2階建ての店内は全て個室となっており、洗練された内装が極上の時を演出。
比類なき料理と空間が織り成す世界は、夢見心地の扉を開いてくれるでしょう。
登録した後、カタカナ表記に変更されていますが店名は「嵐山MITATE」が正式だと思います。

先鋭と伝統が織り成す器や陶芸作品

嵐山MITATE - 先鋭と伝統の設え。

器や陶器作品は、小川宣之さんという京都の陶芸家によるオリジナルなんだそう。
室内に飾られた陶器や掛け軸も料理同様、先鋭と伝統が交差。素晴らしい造形が料理を引き立てています。
世界的なコンペティション、イタリアのファエンツァ国際陶芸展で受賞歴もあり、現代陶芸の旗手として世界的に活躍されている方のようです。

嵐山MITATE - 6【メイン1】甘鯛の炭火焼  海老&小芋&麩の田楽/天使の海老ソーメン状穀物揚/キャビア茶碗蒸し(2015.01夜)

■甘鯛の炭火焼、海老&小芋&麩の田楽、天使の海老(ニューカレドニア産)ソーメン状の穀物揚げ、キャビアとアメリケーヌソースの茶碗蒸し。
(2015.1月夜7500円コースより)

■夜は7500円と12000円(税別+サ5%)
■昼は4500円(税別)サ料は込。
サービス10%以上のお店が多い中サービス料5%とコース料金は、こちらの良心を表している気がします。さらに席が空いていれば予約なし&おひとり様でも入店可能とのこと。良心的です。

嵐山MITATE - 7【メイン2】宮崎牛炙りステーキ(シャトーブリアン)

■宮崎牛炙りステーキ(シャトーブリアン)
炭塩、スモーク塩、バルサミコ、山葵で。
心に深く刻まれた感動のひと皿。
(2015.1月夜7500円コースより)

古色豊かな欧州空間と創作イタリアン「cenci」@岡崎

cenci - 高い天井のゆったり空間。右下にもフロアがある2段フロアです

2014年12月5日立ち上がってから今も話題沸騰状態のリストランテ・チェンチ。
言わずと知れた「イルギオットーネ本店」で長年料理長をされてた坂本シェフのお店です。
アーティスト系のプロの方を中心に、スタッフさん総出で造り上げた店内は、階下に掘り下げられた高い天井、しっかりエイジング処理された趣たっぷりの空間が広がっています。
MITATEの夢見心地に対して、程良くカジュアルで賑やかな雰囲気があるのも楽しいと思います。

cenci - 蹴上で見られる方式の煉瓦のアプローチ。

写真はぼけぼけですが「cenci」のアプローチです。
【ねじりまんぽ】という明治時代に使われた技術だそうで、京都では「蹴上インクライン」等で見られるみたい。まんぽとはトンネルという意味らしく、ねじるようにレンガが積まれています。

cenci - 6.九条ネギ、ビュルゴー鴨、テンペ(発酵大豆)

■左はメイン料理の「九条ネギ、ビュルゴー鴨、テンペ」。
インドネシアの発酵大豆テンペ、肉の旨味を最大限引き出すソースと火の通り加減が絶妙です。
(2014.12月夜10,000円コースより)

■夜コースは10000円(税別+サ10%)。
■昼コースは5000円(税別+サ10%)。
既に予約が取りにくい状況のようです。

cenci - 伝統の龍泉刃物。

メインの肉料理にセットされたのが
【龍泉刃物】のナイフ。
画像に写る独特の波紋は、龍泉刃物の特徴。cenciの刻印が入り、日本古来の技術という切れ味のすごさを実感。
和の素材にもこだわるcenciならではです。

季節感あふれる和×伊「Obase」@三条木屋町

Obase - Obase(オバセ)。三条木屋町上がる

2015年3月に立ち上がった季節感あふれるイタリアン。「cenci」の坂本シェフと同じ「イルギオットーネ」出身の小長谷シェフのお店です。

メニューは昼4000円(税サ込)、夜8000円(税サ込)。夜は一部アラカルトも楽しめるよう。
季節感あふれる和イタリアンのバリエーションが魅力だと思います。

Obase - 和モダンな空間

カウンターの後ろには広めのスペースがあり、チェアの座り心地も抜群。和モダンな温もりを感じるゆったりとした空間。若いスタッフさん達のサービスも一生懸命で誰もが心地良く過ごせると思います。

Obase - 木の温もりに満ちたカウンター

広いカウンター。2階には個室やテーブル席があるそうです。

Obase - 【ランチコース2】ケンケン鰹のタタキ、山菜サラダ、新玉ねぎソース

■□和歌山けんけんカツオのタタキと山菜サラダ【2015.4月ランチコースより】

独特の漁法により最高峰と評される
和歌山ブランドのケンケン鰹。カツオの力強さを感じながら山菜や新玉ねぎ、ソースが絶妙にマッチした一皿。

Obase - 【ランチコース3】炭火で炙った富山産ホタルイカとアスパラ、

■□富山産蛍イカとアスパラガスのパスタ【2015.4月ランチコースより】





本場で活躍された山地シェフのフレンチ「山地陽介」@祇園町南側

山地陽介 - お客さんで満席だった店内

2015年6月16日グランドオープン。
ポール
ボキューズ学院、ジョエルロブション、アランデュカス、ロフィスなど名店で活躍された山地陽介シェフのフランス料理店。

京都でも群を抜いて注目度の高いフレンチだと思いますが、敷居の高さを感じることなくリラックスできると思います。

個人的に、お肉料理などは、少し捉えきれないというかピンと来なかったですが、下記の3皿や心地良さは十分魅力的でした。

山地陽介 - 【1】フォアグラテリーヌ サラダ仕立て

■□フォアグラテリーヌ サラダ仕立て。下に林檎、マッシュルームも
【2015.6月ディナーコースより】



うわ美味しいってなった1皿目のフォアグラテリーヌ。これは良かったです。

山地陽介 - 【2】蛸 パッションフルーツ チーズ

■□蛸 パッションフルーツ チーズ【2015.6月ディナーコースより】



蛸は奄美大島より直送の厳選素材とのこと。蛸自体の素材力が素晴らしく、パッションフルーツとチーズほか多様な風味が織り成すソースが絶妙です。



メニューは昼5000円(税サ別)、夜10000円(税サ別)。別にリクエストコースもあるそうです。

山地陽介 - 【4】車海老 地鶏 海と山の幸。ココナッツミルク風味でコク深いスープ

■□車海老 地鶏 海と山の幸【2015.6月ディナーコースより】



ココナッツミルク風味と海老ダシスープのコクと旨味が半端なく広がる一皿。タイ料理的なエッセンスも感じながら格別な美味しさ。

世界から料理人が集めるお店で料理されてたので、フレンチの枠を越えた要素が自然に交わるかもしれないとのことです。



上記3皿が好みにヒット。美味しいです☆

山地陽介 - 山地陽介(Yosuke YAMAJI)。祇園町南側「加加阿365」の隣です。

■□祇園町南側の好立地。

名料亭「木乃婦」の流れをくむ割烹「竹ざき」@御所南

竹ざき - ライトアップされた坪庭が見えます

2015年6月6日に開店。
全国に知られる料亭「木乃婦」で20年近く活躍されたご主人とその奥様の和食割烹店。

■□ご主人は説明や提供の仕方が苦手な様子。その分奥様が心遣いを感じる対応。利き酒師でもあり、こだわりの日本酒が揃っています。

■□おまかせコース(12000円+税、サ料なし)のみ、ドリンクは豊富に揃っています。

※まだこれからという行き届いてない場面もあったのですが、何か居心地良く、これから期待のお店です。


竹ざき - 掘りごたつ式カウンター6〜8席のみ(2015.7月)

■□エントランスで靴を脱いであがり、引き戸を開けると、心躍るような情趣が広がります。
カウンターだけの小空間ながら、意匠を凝らした素晴らしい情緒☆

カウンターに段差があるため、皿の上げ下げの必要があったり、少し行き届いてない面も感じるかもですが、割烹らしさは十分です。

竹ざき - 【2】八寸:ホオズキ(青梅/蛸/鴨ロース&丸十)、鯛ちまき寿司、枝豆

■□八寸:ホオズキ(青梅/蛸/鴨ロース&丸十)、鯛ちまき寿司、枝豆
(7月おまかせコースより)

ホオズキ内の鴨ロースはジューシーで蛸の味付けも抜群。季節感もいいですね。

竹ざき - 【5】お椀:ハモ、ジュンサイ、ずいき 

■□お椀:鱧 じゅんさい ずいき。
(7月上旬おまかせコースより)

洗練された出汁の旨味、薄口ながら奥行きを感じる風味が広がります。
目の前で骨切りされた鱧も上質を感じる美味しさです。

竹ざき - 【7】出汁ジュレの稲庭うどん、中に雲丹、もずく

■□出汁ジュレの稲庭うどん。中に北海道産雲丹、もずく。
(7月上旬おまかせコースより)

旨味広がる出汁ジュレとうどんの絡み、中の北海道雲丹が際立っています。格別な稲庭うどんです。

訪問日は多少ぎくしゃくされてて、至高と言うには少し行き届いてない面もあると思いますが、コース全体の満足感は格別でした。

昼はリストランテ、夜はカジュアルなCenetta Barba@烏丸高辻

チェネッタ バルバ - Cenetta Barba(チェネッタバルバ)。烏丸高辻に7月10日開店

烏丸通から高辻通を東入ったところにある新星イタリアン。
シェフは京都のイタリア料理店で長年料理長として活躍後、7月10日にこちらを始められたんだそう。

チェネッタ バルバ - 1.京地ナスの冷たいズッパ 生の水ナスとフォアグラオイル(8月お昼コース)

ランチコースより
【スープ】京地ナスの冷たいズッパ 生の水ナスとフォアグラオイル

野菜は一部、自家菜園でとれたものを使われてるそうです。

チェネッタ バルバ - 4.フランス産鴨胸肉の低温調理 黒ニンニクと西京味噌ソース(8月お昼コース)

ランチコースより
【セコンド】フランス産鴨胸肉の低温調理 黒ニンニクと西京味噌ソース

最初のアタック感と広がる素材の旨味、
コク深いソースとのバランスが絶妙です。

チェネッタ バルバ - 心地良い店内(2015.8月昼)

お昼はリストランテとしてコースのみ。
テーブルクロスがかかっています。

チェネッタ バルバ - 外から(2015.9月夜)

夜はテーブルクロスなしでローマ下町料理をアラカルトでカジュアルに楽しめます。

チェネッタ バルバ - ローマ風カルボナーラ 1300円+税(2015.9月夜)

ディナータイムのアラカルトより
■□ローマ風カルボナーラ 1300円

チェネッタ バルバ - 田舎風パテ リンゴのマルメラータ添え 1000円+税(2015.9月夜)

ディナータイムのアラカルトより
■□田舎風パテ リンゴのマルメラータ添え 1000円+税

※本記事は、2015/11/10に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

ページの先頭へ