大阪ミナミ　レトロな有名店

と～れとれ　ぴ～ちぴち　カニ料理～♬
浪花のモーツァルト、キダ・タローの
作曲したCMソングでお馴染み、かに道楽。
毎年解禁を待って日本海側に
蟹食べ旅行に行っていた、蟹好きの私。
かに道楽本店を何回か利用していたので
行ってみると
満員だったので「支店でも・・」と
お願いしたら、すぐこの中店に電話で
席を取ってもらえました。

中店は初めてですが、入店して名を告げるとすぐ笑顔で迎えてくれました。
１階の席に着き窓には道頓堀川が
見えます。
お昼のかに御膳の茜を注文しました、
２６２５円。
お盆に乗せて一度に運ばれてきました。
★まず早く食べないと身が縮む、
焼き蟹から～焼きたて熱々では無いが
大きめの爪の部分は甘みが凝縮されて
いる。細い足は普通。
★茶碗蒸し～蟹の身の餡をかけてある、
出汁の効いた上品な味。
★蟹グラタン～上に大きめの身が
ひとつ、ソースが濃厚で香ばしい
焼き目。
★ゆで蟹～太い身を頬張ると
蟹の良い香り、久々に嗅いだ気がする
一番美味しい。

ここまで食べ終えたあとで
★蟹の巻き寿司と蟹の押し寿司～
巻きの具はマヨ和え、押しの方が
大振りな身。
★お吸い物～薄味。

すべてを食べたときを見計らって
「コーヒーはいかがですか」との言葉。
セットには無かったはずなので、
少し戸惑っていると「サービスです」
それなら～とお願いすると、
ホットコーヒーと新しいおしぼりと
匂い消しのレモンが。

ゆきとどいたサービスに有名店でも
驕り無く、大阪の蟹料理の味をゆっくり
楽しめました。

シルバーにダウンライトのモダンな外観。
これはパーラーなのかと思ってみるが
中に入ると、螺旋階段にジャンデリア、
壁にはレリーフのトリプルコンボ。
いや、ここまではゴージャスな施設を
擁するところに、見かけることはできる。

しかし、なにより私が驚いたのは
凹凸のある壁面に埋め込まれた
眼球のようなライト！
幻想的・・・サイケデリック？しかし
この店の創業は１９４６年とあり
サイケ文化など生まれる遥か昔のこと。
では、独自の芸術なのか？

そんなことを考えながら、ここの
名物であるホットケーキセットを
オーダー、９５０円。
まずドリンクのカフェオレが来る～
苦味もあり中々の味。
続いて、ホットケーキ。６等分に切れ目が
入りフォークだけで食べる。
食感は柔らかい、間に塗ってあるバターの
塩味がアクセント、シロップはメープル
ではないがすっきり。

奥の照明はヒトデのような形でチカチカ、
壁にも同じようなモチーフがあり
入り口の普通のゴージャスさと、雰囲気を
あえて変えてみたのか・・・
不思議な空間の魅力に抗わず
圧倒されてみるのが、
心地好い。

千日前の法善寺に近いところに
あります。大きな提灯が目印。
昭和２１年の創業で大阪のお好み焼き店
でも、かなりの老舗店です。

店内は衝立のあるボックス席に鉄板が
あり、落ち着いて食べられそうです。
こちらの特徴はなんと言っても、
お好み焼きに施してくれる
マヨネーズアート。
焼いてくれるのも全てスタッフさんに
お任せです。
具材は肉（ミンチ）をチョイス、
８００円。
スタッフが持ってきた容器の生地種を、
かなりの勢いで混ぜて、ふたをして
焼いていきます。

さあ、焼き上がりました。お楽しみの
マヨネーズアートです。
リクエストができるか、分からなかったの
ですが「可愛いアートで」とお願い
してみました。
女性スタッフが慣れた手つきで、
みるみる描いていきます。
輪郭から施され、完成したアートは
キティちゃん！♡も飛んでいて
ラブリー。
お味もミンチが香ばしい焼き風味で、
美味しいです。大阪のお好み焼き店は
数あれど
このマヨネーズアートのアイディアは
秀逸で、観光客にも喜ばれると
思いました。

大阪人にはお馴染み、かわいいペンギンの
CMの北極のアイスキャンデー。
昔は地下にペンギンの剥製を置いた
パーラーがあり、行ったことあります。
難波に来たらちょくちょく買ってますが、
今日も立ち寄りミルクとあずきを購入～
１本１２０円。

割り箸が挿してあり包み紙も
レトロなまま。食べてみます。
ミルク～練乳までいかない甘さで
まろやか、あずき～こちらの方が甘い、
でも豆感豊かな味。

店頭にもペンギンの絵や例のCMを
モニターで流しており、
ひとめで分かる大阪名物。

千日前には以前行った自由軒を始め、
昔ながらの店があちこちにあります。
今日の晩ご飯はその中のひとつ、
重亭に行くことにします。
白い暖簾に食品サンプルのショーケースの
老舗風情の外観。

中に入ると改装したのか奇麗な感じ。
一人なので長テーブルに着席します。
ハンバーグが名物みたいなので、
予め考えておいたミニハンバーグの
盛り合わせを注文、８５０円。
お客は年配の人から家族連れまで様々。
常連らしき人はビールで一杯やってます。

少し時間があって運ばれてきました。
大きめのお皿にやや小ぶりのハンバーグ、
ポークカツ２きれ、ポテト・ゆで卵・
キャベツ・トマトのサラダ、ナポリタンの
内容。
ハンバーグを食べてみます～柔らかいけど
肉感があり、甘酸っぱいデミソース。
ポークカツはヒレほど柔らかくないので
ロースかな？薄めであっさり。
ポテトサラダも甘口でなめらか、
ナポリタンは太い麺のケチャップ味。

けして今風の味では無い、老舗グリルを
思い出すノスタルジーな食事。

初代、伊吹氏が昭和9年に創業し
戦後にこの地に。
外観は煉瓦造りにステンドグラスの
重厚な店構え。
中に入ると奥に広くなっていき、
明度を落とした統一感のあるシャンデリア
大きな絵画やさまざまのアンティークの
陳列が目を引く。

奥のソファーに座りブレンドコーヒーを
オーダー、５２０円。
ほどなく運ばれる。先日、伊吹珈琲の
ストロング振りに驚いていたので
では丸福本店はどうなのか～角砂糖２つと
ミルクも入れてひとくち飲む。
苦いけれど伊吹のような燻され感が無く、
案外マイルドで飲みやすい。

これなら、周りお客の主流である
ご婦人がたにも好評のようだ。
かの田辺聖子さんの「薔薇の雨」の
舞台にもなった、
女性にも愛される味か。