【インド】あべの・天王寺のダールカレー【ネパール】
豆カレーの「ダール」は、スパイシーなのにちょっと優しい風合いなので、日本人にも食べやすいカレーです。あべの・天王寺周辺で、美味しいダールカレーをいただけるお店をあ集めました。本場の味に親しんでみませんか?
このまとめ記事は食べログレビュアーによる248件の口コミを参考にまとめました。
レンズ豆などの小粒の豆を挽き割って、スパイスとともに煮込んだ南アジアの料理「ダール」(またはダル)は、カレーの一種には違いないが、加える水の量によってどろっとしたルー状のものから、サラサラのスープ状のものまでさまざまです。
特にネパールでは日常的に食べられる定食「ダルバート」に欠かせない存在のこの「ダール」、スパイシーなのにちょっと優しい風合いは、われわれ日本人にも食べやすいですね。
出典: kurodaさん
地下鉄・昭和町駅の4番出口を出て、あびこ筋を少し南に下がり、小道を入ったところにあるインド料理のお店です。
店内はやや窮屈に並ぶテーブル席とお座敷の個室と合わせて全30席ぐらい。インド・ネパール風の装飾が控えめになされています。
ランチメニューのCランチ(950円)は、ターリ皿にサラダ、カレー、チキンティッカ、シシカバブが並び、大ぶりのナンが横たわっています。サラダはキャベツやレタス、キュウリ、トマトに市販のドレッシングが掛かるごくありふれたタイプです。
シシカバブはハーブ・スパイス風味が軽めの肉の味を生かしたタイプで、ふんわり優しい風合い。チキンティッカはジューシーかつスパイシー、炭火の香ばしさが活きてます。
この日のカレーは鶏の身入りのダルカレー、陶器の器にたっぷり入っています。辛口をお願いしたので最初に直線的な辛さが襲ってくるが、その後にじんわりスパイスの香味とレンズ豆のほのかな甘みが広がります。
ナンは実に大きく、パリッとした焼き上がりです。甘さは控えめでカレーとよく合います。ナンとの相性もさることながら、むしろターメリックライスとは絶好の取り合わせだと思います。
出典: kurodaさん
地下鉄・阿倍野駅に直結する再開発複合ビル「あべのベルタ」の地下1階で、色鮮やかなエスニックな雑貨が並び、ひときわ目を引いているのがネパール料理・カフェのこのお店です。
マサラ・ミュージックが流れる店内は、5席ほどのカウンター席と、2人がけ、4人がけのテーブルが5卓ほどで30人ぐらいの収容。ホテルのロビーのように玄関や壁のないオープンなスタイルなので開放的です。
ネパールの庶民の料理「ダルバート」(1,100円)は、最初にスープとサラダが、その後、専用のステンレスの器に盛られたダルバートが運ばれてきます。
ステンレスのお皿は5区画に仕切られ、手前にバスマティライス、パパド、ダル。奥にホウレンソウやコーンといった副菜や、大根のアチャール、さつま揚げのような揚げものが並びます。
ダルはステンレスの小さな器に入っています。一口啜ってみると、様々な種類の豆や野菜が使われているようで、さらっとしたテクスチャー。豆の甘みとクミンの香味がリッチな風合いです。
ライスはバスマティ。これらを遠慮無くぐちゃぐちゃにかき混ぜていただくと、優しい風味が口いっぱいに広がります。
飲み物はチャイをいただきます。まろやかで、ミルクの甘さが際立つ感じで、スパイスの香味も濃厚です。
出典: kurodaさん
大阪環状線・桃谷駅の西側、デサントビルの真裏の区画にあるネパール料理のお店です。ネパールの国旗が無ければかなり判りにくいが、北側・南側の両方から入ることができるようになっています。
中は意外に広く、テーブル席に加えて、座敷まであるようです。インテリアも品よく、じっくり落ち着いて食事ができる造りですね。
ダルバート(1,050円)は、ステンレスのお皿は4区画に仕切られ、手前にライス、奥にマトンカレーと、ジャガイモの炒め物、ほうれん草のバター炒めが盛られています。
タルカリはチキン、ベジタブル、キーマ、マトン、日替りの5種からのチョイスです。
マトンのカレーは辛さは控えめで、マトン独特の風味が活きています。副菜のジャガイモ、ほうれん草ともに抑制的なスパイス使いで、素材の味を活かした仕上りです。
ダルは陶器の器に入っていて、一口啜ってみると、様々な種類の豆や野菜が使われているようで、どろっとしたテクスチャー。豆の甘みとクミンの香味がリッチな風合いです。
ライスはジャポニカ。これらを遠慮無くぐちゃぐちゃにかき混ぜていただくと、優しい風味が口いっぱいに広がります。
豆の和え物のバトマス(525円は、炒った大豆にスパイシーなヨーグルトソースで和えてあるもの。ちょっと酸味がある中に豆の香ばしさが合わさって実に美味しい。これはビールのアテに最適です。
出典: じゃーまん23さん
天王寺駅の南側にある大型ショッピングセンターの「あべのキューズモール」の北側、「ViaあべのWalk」の地下1階にあるインド料理店です。
店内はテーブル席ばかりで40席足らず。やや暗い店内は、落ち着いた雰囲気です。
ランチ時に提供される「2種のカレーライスセット」(850円)では、日替わりカレーのほか6種のカレーの中から2種をチョイスでき、さらにスープ、サラダもついています。
この日はダールカレーとマトンカレーをチョイス。ライスを挟んで両側にカレーが満たされています。マトンカレーは直線的な絡みの中から、羊の独特の旨みに満ち溢れています。
上の写真は別のセットでダールカレーをナンとともにいただいと時のもの。
ダールカレーはレンズ豆による甘みを伴う旨みが引き出されています。スパイシーな辛味が豆のまろやかさと対比 で、ことさら旨みを感じさせます。
出典: kurodaさん
JR大阪環状線・桃谷駅の南口を出て、桃谷商店街を東へまっすぐ5分ぐらい歩いたあたりにあるお店です。
店内は4人掛けのテーブル席が6卓ほどと、掘りごたつ式のこ上がりが20席ぐらいの全36席。タルチョがぶら下がるネパール風の飾り付けがなされやや大きめの造りです。
「ダルバート」(1,200円)は、カレーが日替り、チキン、マトン、キーマからのチョイス。スープ、サラダに次いで専用のステンレスの器に盛られたダルバートが運ばれてきました。ステンレスのお器は4区画に仕切られ、手前にたっぷりのライスがもられ、アチャールが添えられています。
奥の左はダル、中央がマトンのカレー、右が野菜カレーとなっています。ダルを一口啜ってみると、レンズ豆が主体のさらっとしたテクスチャー。豆の甘みに抑制的なスパイスの香味が掛け合わさってスパイシーながら優しい味わいです。
カレーにはマトンがたっぷりで、マトン特有の旨みがありつつ、独特の臭みはスパイスで見事に打ち消されています。ライスは長粒種がブレンドされていて、適度な粘りを持ちつつ淡泊な風合い。ネパールカレーには最適かもしれない。
ダルやカレー、アチャールをぐちゃぐちゃに混ぜていただくと様々な風味が口いっぱいに広がります。
出典: kurodaさん
地下鉄谷町線・阿倍野駅の東側、斎場前の交差点から美章園方面に少し進み、路地を少し入ったところにあるスパイス料理のお店です。
中は洒落たバーのような空間になっていて、6席ほどのカウンター席のみだが、2階にも席があるのかも知れません。
「きのことムング豆」のハーフ(700円)とバスマティライスのハーフ(150円)、そして「レンコンのアチャール」(400)を組み合わせてみました。
カレーのベースはさらっとしたテクスチャーだが茸の風味が加わって重層的な味わい。辛味は弱いが豆の甘みにスパイスの香味が掛け合わさって優しい味わいながらも芳醇な風味がある。バスマティライスとの相性も抜群です。
方や「レンコンのアチャール」は直線的な辛味の中に強力なスパイスの風味がある仕上り。単体でも美味しいが、カレーに混ぜ合わせて食べたら加速度的に美味しくなります。
南アジアのカレーはあれこれ混ぜ合わせて食べるとさらに旨くなるものだが、これも然りです。
※本記事は、2023/03/17に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。