【ネパール定食】大阪のダルバート・厳選8店

出典: kurodaさん

【ネパール定食】大阪のダルバート・厳選8店

ダルバートは、豆のスープ「ダル」とお米の「バート」、それにタルカリやアチャールがセットになったネパールの庶民的な定食です。在住ネパール人が増えてきた今、日本でもこのダルバートが身近なものになってきました。大阪市内で味わえる美味しいダルバートをピックアップ、ここに紹介します。

キーワード
ランチ
隠れ家

更新日:2019/05/06 (2018/07/25作成)

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右手で直接食べるのが正しい食べ方

 ネパールの庶民の食事であるダルバートは、豆のスープ「ダル」とお米の「バート」、それに野菜などの炒め物(タルカリ)や漬物(アチャール)がセットになった定食のことです。ダルは和食のお味噌汁のようなもので、このダルの善し悪しで味が決まります。
 ネパールでは右手でダルやタルカリをライスにぐちゃぐちゃに混ぜ込んで、手づかみで食べるのが正式な食べ方とのことだが、レビュアー・kurodaはまだ修行が足りて無いので、スプーンでいただいています。
 香り高いライスにスパイシーな各種の具材をなんも考えずにランダムに混ぜる…こんな自然体のほうがひと匙ひと匙違った味わいがあって実に楽しいですね。
 大阪市内で味わえる美味しいダルバートを集めてみました。お気に入りのダルバートを見つけてみてはいかがでしょう。

【北浜】マナカマナ

 京阪電車および地下鉄堺筋線・北浜駅から南東方向。堺筋の平野町1丁目交差点を少し東に入ったところのオフィス街にある、ネパール料理のお店です。
 店内は懐が深く、入ってすぐ左手にカウンター席が並び、その奥が厨房、カウンター席の背後と奥がテーブル席となっていて、全部で30数席。やや暗めの照明の中、華やかなネパールらしい飾り付けが浮かび上がっています。

ここのダルの旨さは驚異的!

 「ネパールランチ」(バスマティライス:1,050円)はまさしくダルバート。大きめの丸いお皿の中央にバスマティーライスが盛られ、周囲にクララ・コ・マシュと呼ばれる骨付きチキンカレーやダル、そしてサグやアチャールといった副菜が配されています。
 ダルはサラッとした口当たりで、豆の甘みも感じられて普通に美味しい。これらをバスマティライスに掛けて食べると、バスマティが程良くスープを吸っていい感じになります。

 副菜はポテトサラダっぽい「アル・コ・アチャール」やお漬物ぽいニンジンのアチャール、青葉のスパイス炒めの「サグ」となっています。
 豆や野菜の甘みがあったり、鶏の旨みが現れたり、スパイシーな風味が胃を刺激して、食欲がさらに増してきます。

【南森町】アジアン食堂 チャムチャ

 地下鉄・南森町駅、またはJR東西線・大阪天満宮駅から西方向、堀川橋のひとつ西側の筋を北(堀川戎のある方)に向かって少し歩いたところにあるエスニックなカフェ・レストランです。
 明るくクリーンな色調の店内にはL字型のカウンターに8席が並ぶのみ。吹抜けになった高い天井にはネパールやチベットでよく見かける祈祷旗・タルチョーがはためいているので、ネパール系のお店だとすぐ判ります。

スパイシーながら優しい風合いのダルバート

 「ココナッツチキンカレー」(750円)は、仕切りの入ったステンレスのお皿の手前にターメリックライスがたっぷり盛られ、右側には副菜のタルカリ、奥には器に入ったココナッツチキンカレーとダールが並んでいます。これは正にダルバート。
 骨付きの手羽元ふたつと大根の入ったカレーは辛さは控えめ。ココナッツの優しい風味とスパイスの香味、時として現れる酸味が融合して重層的な味わいになっています。

 ダールはポタージュのようにまろやかな風味で、少しだけ豆の甘さも感じさせます。タルカリは青菜をスパイシーに痛められています。
 添えられている大根のアチャールも美味しい。期せずして出会った大好物のダルバート…予想をはるかに超えたいいお店ででした。

【沢之町】オアシスカフェ

 南海高野線の沢ノ町駅から東の方向、住吉区役所と住吉図書館の向かいにあるネパール・インド料理のお店です。
 店内は割合広め。タンドリー釜から奥に向かって一直線に長いすが据えられ、それに沿ってテーブルが並んでいるのと、独立した4人掛けテーブルが少々と…ざっと30人ぐらい収容できそうです。

専用の器に盛られたダルバート

 ダルバート(1,200円)は、ダルのほか、野菜カレー、マトンカレーに、ライス、ピクルスが付いたワンプレート。さらにスープ、サラダが付いています。
 マトンのカレーも羊の独特の旨みがあっていい感じ。辛口でお願いしたのだが割と控え目かな。野菜のカレーも野菜の風味がよく出ています。

 ダルが絶品!豆の甘さとスパイスの辛さが渾然一体となって、実に深みのある味わいです。
 ここのネパール人店主は実に愛想がいい。料理の説明にも熱心だし、食後に味付けの具合を尋ねてくるなどモニタリングも欠かさない。こういったちょっとしたお客とのコミュニケーションがここの繁盛の秘訣なんでしょうか。

【谷町六丁目】ダルバート食堂

 市営地下鉄谷町線および長堀鶴見緑地線の谷町六丁目駅から徒歩約5分ほどのところ。長堀通の北側、谷町筋のひとつ西側の筋にあるネパール料理のお店です。
 店内はカウンター5席と4人掛けテーブル1卓、2人掛けテーブル2卓の全部で13席という小ささではあるが、店主ひとりで切り盛りするにはちょうどいい具合です。

皿上調味の妙を味わう

 チキンカレー定食(1,000円)は、ステンレス製のターリ皿に五分搗き玄米の「バート」、ジャガイモなどのカレー炒め、大根のアチャールが盛られ、ダルとチキンカレーはステンレスの器に入った状態で、トレイに乗っています。

 ダルはサラッとして薄味だが、クミンの様なスパイスの風味が光ります。挽き割りのひよこ豆が溶け込んで、実に優しい味わいです。
 チキンカレーはカレーらしい風味とコクはあるが、インドのカレーに比べでマイルド。骨付きのチキンが柔らかい。タルカリもカレー風味だが、こちらは野菜の味が活きてます。

【京橋】カトマンドゥ 京橋店

 各線・京橋駅の近辺。京阪電車のガードの南側に沿って少し西に進んだところにある黄色いビニールの暖簾が目印のネパール料理のお店です。
 店内は落ち着いたエスニック調で、たった3席のカウンター席にテーブル席合わせて30席足らずで、中規模のキャパ。キッチンに2名、ホールに1名の3人のネパール人スタッフにより営業されてるようです。

ダルバートなのにフルサイズ級のナンがついてくる!

 ダルバートセット(1,000円)は、チキンチリ、アチャール、ネパルタルカリ、ダルスープ、サラダ、スープにライスとハーフのナンがセットされています。
 さらにハーフサイズのナンが着いてきます。ハーフといっても一般的なフルサイズ。圧倒的なボリウムです。

 ダルスープはやや濃厚なタイプで、辛さは抑え目。ライスに混ぜ込んで食べるとで優しい風合いが楽しめる。ジャガイモのアチャールは一転スパイシーで、これをさらに混ぜ込むとキリリと引きします。
 チキンチリは鶏肉の身が厚く食べごたえがある。結構スパイシーな仕上がりで、旨みが凝縮されています。

【桃谷】ネパール創作料理店 シュレスタ

 大阪環状線・桃谷駅の西側、デサントビルの真裏の区画にあって、ネパールの国旗が無ければかなり判りにくいが、北側・南側の両方から入ることができるようになっています。
 中は意外に広く、テーブル席に加えて、座敷まであるようです。インテリアも品よく、じっくり落ち着いて食事ができる造りですね。

 ダルバート(1,050円)は、タルカリが5種のカレーからのチョイスになっています。ステンレスのお皿は4区画に仕切られ、手前にライス、奥に今回選んだマトンカレーと、ジャガイモの炒め物、ほうれん草のバター炒めが盛られています。
 マトンのカレーは辛さは控えめで、マトン独特の風味が活きています。副菜のジャガイモ、ほうれん草ともに抑制的なスパイス使いで、素材の味を活かした仕上りです。しかしこれではどちらがサグーで、どちらがアチャールなのかよく判りません。まあええけど…

 ダルは陶器の器に入っています。一口啜ってみると、様々な種類の豆や野菜が使われているようで、どろっとしたテクスチャー。豆の甘みとクミンの香味がリッチな風合いです。
 ライスはジャポニカ。これらを遠慮無くぐちゃぐちゃにかき混ぜていただくと、優しい風味が口いっぱいに広がります。

【阿倍野】わのわカフェ

 地下鉄・阿倍野駅に直結する再開発複合ビル「あべのベルタ」の地下1階で、色鮮やかなエスニックな雑貨が並び、ひときわ目を引いているのがネパール料理・カフェのこのお店です。
 マサラ・ミュージックが流れる店内は、5席ほどのカウンター席と、2人がけ、4人がけのテーブルが5卓ほどで30人ぐらいの収容。ホテルのロビーのように玄関や壁のないオープンなスタイルなので開放的です。

ビル全体が隠れ家状態の阿倍野ベルタでダルバート

 ここの「ダルバート」(1,100円)は、最初にスープとサラダが、その後、専用のステンレスの器に盛られたダルバートが運ばれてきます。
 ステンレスのお皿は5区画に仕切られ、手前にバスマティライス、パパド、ダル。奥にホウレンソウやコーンといった副菜や、大根のアチャール、さつま揚げのような揚げものが並びます。

 ダルはステンレスの小さな器に入っています。一口啜ってみると、様々な種類の豆や野菜が使われているようで、さらっとしたテクスチャー。豆の甘みとクミンの香味がリッチな風合いです。
 ライスはバスマティ。これらを遠慮無くぐちゃぐちゃにかき混ぜていただくと、優しい風味が口いっぱいに広がります。

【大正】ヤタラ スパイス

 JR環状線および地下鉄長堀鶴見緑地線・大正駅から京セラドーム方面に少し進んで右側の路地の中にあるお店です。
 梯子みたいな急階段を恐る恐る登って店内へ。手作りでエスニック調に仕立てた感じの店内は、カウンター席が7席と1卓のテーブル席がある全11席、まだ若い店主が一人で営業されています。

質が高くバランスのいいダルバート

 ダルバート(カレー2種1,400円)は、ターリ皿の中央にバスマティライスがこんもり盛られ、奥にダル(豆のスープ)、2種のカレーが並び、手前に各種のアチャールが並びます。そしてパパド(豆のせんべい)が添えられています。
 カレーは油分が多めで、スパイスの香りを立たせた仕上がり。辛さは控えめながら山椒の痺れはかなり感じます。スペアリブもチキンもよく煮込まれており、骨離れがよくて食べやすい。

 ダールは豆の甘みを感じさせる濃厚なタイプ。アチャール類はじゃが芋のスパイスオイル和えをはじめ、トマトとネパール山椒のソース、大根の漬け物、青菜の発酵和え物、青菜炒めのサグーです。タルカリは南瓜のスパイス煮込みです。
 全体にスパイスが際立っているわけではないが、それぞれに質の高い調理となっていて、混ぜ合わさることでバランス良くおいしい料理に仕上がっています。まさしく南アジアのカレーの真骨頂です。

皿上調味の妙

日本料理は「口中調味」と言って、 口の中で様々な味を混ぜ合わせるのを良しとするが、ダルバートはいわば「皿上調味」かな?視覚に重きを置く日本料理とは対極的なネパール料理、文化の違いも楽しめます。

・更新履歴:1店追加、1店削除。(2019年2月27日)
・更新履歴:1店追加(2019年5月6日)

※本記事は、2019/05/06に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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