深夜酒場かな？ : 上々一家

《2014.01　レビュー》
総合：3.5　料理・味：3.5　サービス：3.5　雰囲気：3.0　CP：3.0　酒・料理：3.0　（2013.10訪問時の点数とお店の評価点3.07）

この近所の店でワインをがぶ飲みしてまして、いい気分なある日のこと。
お店も閉店やしぼちぼち引き上げようとしてたんですよね。
そしたら店主が珍しく「メシ食いに行こう！」と誘ってくるんですよね。
私は十分出来上がってたので断ってたのですよね。
そんな時に常連のピアニストが来店。（心の中ではなんで来んのんって思いましたね）
店主は閉店完了状態なのでピアニストに「メシに行こう！」とそちらにも声を掛けられ、結局押し切られる形で三人で真夜中食事に行く事になりました。
この文面の展開だと早々に上々一家と思うでしょ。
ところが向かった先は近所の鉄板焼きのちゃばなです。
鉄板焼きやお好みに焼きそば頼んではりました。私はほとんど食べずにハイボールを数杯か飲んで、二人はしっかり飲んで食べはったしこれでできあがりって感じでお店を出たんですよね。
時間にしてＡＭ２：００前、帰路につこうと思った時にもう一軒「飲みに行こうと！」と二人が言い出すんですよね。
私にしたら、そんなアホなと思いながらも、またもや押し切られ上々一家に訪問。（ホントに断ることのできないダメな私ですね）
こんな遅い時間にお好み食べてさらにラーメンとはこの二人は恐るべし胃袋と思いましたね。
やっとこれから本題の上々一家です。ほんと前置き長かったのは、この日押し切られっぱなしの苛立ちを少し思い出したのでお許しください。


この時までの上々一家、私の基礎データ。
基本的にはラーメンとつけ麺を扱うラーメン屋です。ただ店主曰く「飲めるラーメン屋です。」と言うんですよね実際のところ、この訪問した前の月にも寄ってましてその辺は確認済みでした。
なのでラーメン食べなくても「芋ロックと餃子に唐揚げ！」みたいな乗りで飲み屋使いできます。よってラーメン食べないお客さんもおられます。
その時の都合のいい様に使い分けられ夜中の３時までやっているなんともありがたいお店です。


で、この日の使い方は？
私は芋ロックだけで良かったのですが、一緒に行った二人は「ここ唐揚げ旨い」と言うんですよね。まだ食うんだと思う私ですが、ここまでくれば言わば開き直りで「なんでも食え！」と言ってしまいました。
結局、頼んだ数々は基礎データの様に、唐揚げに餃子、豚骨魚介割りラーメンまで。もう胃袋がおかしくなりそうです。

そんな状況でしたが、旨いと言われていた唐揚げは気になり一個いただく事に。
しっかり味付けされててるので揚げ上がりは黒くも見えるほど褐色です。見た目で判断したらあかんのですが美味しそうには見えません。でもいい香りを放つもんですから見境なく「ガブリ！」とかぶり付くわたし。側はカリっとしてて、中はしっとり柔らかで肉汁も流れ出るジューシーな仕上がりでしたよ。
なかなかやるやん！が私の旨口感想です。お腹いっぱいと言いながら、立て続けにもう一個食べたくらいですから気に入ったのでしょうね。
この近辺では安宅飯店の唐揚げ以外はダメっと思ってましたがここはイケるかもですね。ただもう一度試さないと本当に美味しいと言うのは不安ですね。

餃子は特に印象に残るものではありませんでしたがと言うよりだいぶん酔いが回ってたかも。結局３個食べてるのできっとこれも気に入ってたのでしょう。

さて、ラーメン。
出てきた瞬間から魚介の香りがするやつです。
最初のひと口いただきましたが、濃厚そうに見えて意外とそうでもなく、豚骨の脂っぽさに魚介の風味も負けていない割りのいいバランスのスープ。麺との絡みもいいですし豚骨魚介系にすれば食べやすいラーメンだと思いましたね。たまごにもやしにチャーシューとトッピングもたっぷりでＣＰもいい感じです。
ただラーメンだと麺が伸びていくので、つけ麺の方がいいかなっと思います。味ももっと濃厚なのでね。

まあ、こんな風に遅い時間でも便利に使えるし、料理も麺も味は悪くないし、お店の評価点が低いのはなんでかわかりませんがね？
なんでもありで特化したものがないしかな？

夜遅くに飲める店を探している私には、私にとって深夜酒場と言える可能性があるお店かと思ってますが、
そう思いながらも、今後はどんな使い方するんだろうか…ね。