京都　NAKATSUKAさん　再訪！　お店の雰囲気が出てきましたね。 : NAKATSUKA

京都は烏丸通と河原町通りの中間、御池通のちょっと南側にある「NAKATSUKA」さん再訪です。2017年12月オープンとまだオープンしてから一年未満のお店ですが、今年の5月の初訪問以来、今回が2回目です。

このお店の売りはなんといっても本格フレンチがアラカルトで楽しめるところです。（と思っています！）フレンチといえばコースが定番で、お店が事前に決めた料理を楽しむというのが一般的なスタイルですよね。もちろんお店が考え抜いた構成のコースを一皿ずつ楽しむというのはそれはそれで醍醐味なのですが、ボリュームがありすぎて最後まで楽しめなかったり、その日自分の食べたい食材と料理内容が食い違ったり（とは言っても「牛」と「鶏」程度の違いなのですが。。。）といったことが起こりうるのも事実です。

特に折角シェフが腕を振るって提供して下さる料理を残すというのは、マナーとしても問題ですし何より申し訳なくて大変心苦しいです。

その点、こちらはフレンチの品々を好きに選んで組み合わせて楽しめます。格式に拘らず、前菜ばっかりとか、いきなり一品目にメインを注文なんてこともできてしまう、素敵なお店です。こういったお店って意外と少ないんじゃないかな？

前回訪問時に引き続き今回も食べたいものを自由に選んで、本格的フレンチの品々を堪能させて頂きました。前菜のなすときのこの一品も、イカを使った和え物も、メインで注文したあぐー豚もどれもとても美味しかったです。どの料理も2人前で、あらかじめ二皿にわけてサーブいただけるのもよいですね。そして二人分の料理のお値段と思うとどれもたいへんリーズナブルではないでしょうか。

お店の雰囲気も前回訪問した時には、オープンして日が浅いからか、スタッフの皆さんにも硬さを感じたのですが、今回はそれもずいぶんとこなれてきて、「チーム」としての成熟と、それに伴う居心地のよさを感じました。

タイトルの「いいじゃないですか❗️」というのは文字ですといろんなニュアンスになってしまいますが、私の意図するところは、「よいお店」という、素直な気持ちです。

エリア的には京都の市役所近辺と一括りにされる地区ですが、飲食店の多い地域よりは少し西寄りで、河原町通よりも烏丸通の方が少し近いでしょうか。周辺には飲食店はそんなにありません。閑静な一画にまだリノベーションして日が浅いであろう佇まいでお店はあります。

店内もきれいで、清潔。決して高級店のそれではありませんが、逆に敷居が高すぎないかんじで好印象です。テーブル席が入ってすぐと奥に都合4卓。その中間にカウンター席が6-7席配置されています。

私たちはいつも通りカウンター席をチョイスです。

事前の食べログの口コミ情報ですと、シェフがお一人で調理を担当されていて、料理の提供まで少し時間が掛かるということでしたが、お店も開店されて時間もたち、訪問日はシェフの他にももうひとかた女性が調理を担当されており、フロアにも他に3名の方がおられて、その辺りのサービスは随分と改善されたのではないでしょうか。

訪問日は満席では無かったですが、私たちの他にも３組のお客様がおられました。前菜2皿とメイン１皿をいつも通りワインと共にゆっくりと楽しんで、2時間弱。標準的だと思いました。

居酒屋さんではない、こういった雰囲気のお店の料理の提供ペースとしては、適切だと思います。

カウンターの椅子も、口コミ情報で、足が床につかないので落ち着かないという情報があって少し不安だったのですが、こちら改善されたのか、椅子そのものに足の置き場が付いていますし、カウンター下のフロアにも十分足が届きます。女性でも問題のない高さだと思います。

肝心の料理ですが、コースも用意されていますが私たちはいつも通りアラカルトをチョイス。アラカルトはいずれも２人前とのことです。

当日は、前菜に北海道産マスとホワイトアスパラを、メインには和牛のサガリをチョイスしました。料理はどれも素材の味を生かしかつ丁寧に仕事されており、とても上品な仕上がりです。アミューズの椎茸も美味しかった！

ボリューム重視のお店ではないので、量を食べられる方は、前菜３皿+メイン2皿くらいがおススメです。

真面目で実直ないいお店だと思います。唯一、これから更によくなるといいなと思うのが、お店の雰囲気がもう少し柔らかくなるといいかな？シェフはとても真剣で、一所懸命に料理されているのがよくわかりますが、真剣すぎてその硬さがお店の他の方にも、伝染しちゃってる感じ。

もう少しお店の方がお互いに気心知れて、お互いに笑顔が出るようになると、私たちお客ももう少しリラックスできるかな。でもこればっかりはある程度時間が必要ですから、これからに大いに期待ですね。

最後に、もう一度「いいじゃないですか❗️」