季節の恵みと職人技を堪能。食堂ひろきの「月替わりおまかせコース」 : 食堂ひろき

ランチでいただいた「あいがけカレー」の美味しさに感動し、お店の温かい雰囲気にも惹かれて、夜の部をネット予約して再訪。今回は、店主おまかせのコースを堪能してきました。

1. 前菜盛合せ
湯葉とアスパラ・トマト、合鴨の串、サクラ煮、桜麩とホタルイカの酢味噌和えなど、色とりどりの品々が美しく配置された一皿。一つ一つに丁寧な下ごしらえが施され、見た目の美しさとともに期待感が高まります。

2. ハマグリしんじょうと蓬麩の菜の花お椀
蓬麩もハマグリしんじょうも、ふわふわとした食感で、出汁は澄み切りながらも深みのある味わい。何杯でも飲みたくなるような、心温まる一品でした。

3. 中トロ、ヒラメのお造り
口に入れた瞬間にとろける中トロ、歯ごたえと旨味のバランスが絶妙なヒラメ。二人前食べたくなるほどの美味しさ。

4. ホタテとイクラとふきのとうの飯蒸し
柔らかく蒸されたご飯にホタテとイクラの旨味が加わり、そこにふきのとうのほのかな風味がアクセントとなり、絶妙なバランスを生み出していました。

5. サワラの木の芽焼きとサクラ葉の天ぷら
サワラは程よい塩加減と脂の旨味が引き立ち、春の香りを感じる木の芽がふんわりと広がる逸品。カリッと揚げられたサクラ葉の天ぷらは、ほのかな香りとともに口の中で余韻を楽しめます。

6. あか牛ランプの炭火焼き
絶妙な焼き加減で仕上げられたあか牛ランプ肉は、薄ピンク色の断面が美しく、食欲をそそります。添えられたわさびや岩塩、別皿の山椒ソースと合わせることで、異なる味わいが楽しめる工夫がされていました。特に山椒ソースは予想外のとろみと甘味があり、肉との相性抜群。

7. 鯛と筍、ワカメの炊合せ
季節の食材の魅力が存分に引き出された一品。鯛の旨味、筍の歯ごたえ、ワカメのほのかな香りが調和し、春を感じる味わいでした。

8. 筍ごはん
土鍋で炊き上げられたご飯は、その場でよそって提供。筍の食感と優しい味わいが広がり、一口ごとに幸福感を味わえました。思わず大盛を希望。おかわりまでしてしまうほどでした。

9. デザートその1：肥前ユースとひのしずくのワインジュレがけ
佐賀県のブランドみかん「肥前ユース」と熊本県のブランドいちご「ひのしずく」を贅沢にカットし、清涼感あふれる白ワインジュレとともに。フルーツの甘みとジュレの爽やかさが絶妙にマッチした、洗練されたデザートでした。

10. デザートその2：自家製桜餅
その場で桜葉を巻いて提供される桜餅は、香り豊かで優しい甘さ。お茶とともにいただくことで、食後の余韻を楽しめました。

こだわりの飲み物と心地よいおもてなし
店主は京都のホテルでの経験を持ち、繊細で上品な味わいの料理を提供してくれます。さらにワインソムリエの資格も持ち、ノンアルコール飲料にもこだわりが。
今回は「ノンアルコールスパークリング」と「伊勢茶スパークリング」を紹介していただき、どちらも珍しく美味しかったため、その場でネット購入。

お店は街中のバス停そばでアクセスも良好。これからさらに評判が高まり、予約が取りづらくなるのではと感じるほどの素晴らしい体験でした。
ぜひまた訪れたい、そんなお店です。
ごちそうさまでした。感謝！＼(^o^)／

熊本市水道町に佇む「食堂ひろき」。ダークグレーで統一されたスタイリッシュな外観は風格を漂わせます。
夜は予約必須の本格和食店ですが、昼は数量限定の絶品あいがけカレーが味わえます。

店内も、黒を基調とした落ち着いた雰囲気。カウンター席からは、料理人の手仕事がライブ感たっぷりに楽しめます。

ランチメニューは、和食の技が光る「バターチキンカレー」と「ヤゲン軟骨キーマカレー」のあいがけのみ。ご飯の量やトッピングも自在にカスタマイズできるのが嬉しいですね。

目の前に現れたのは、美しいビジュアルの一皿。中央に鎮座する艶やかな大盛りご飯を、二種類のカレーが優しく包み込みます。

まずは、パクチーが華やかに香るバターチキンカレー。口に運ぶと、芳醇なバターの風味とスパイスの奥深い味わいが広がります。
次に、ヤゲン軟骨キーマカレー。こちらは、和出汁と温玉が織りなすまろやかな口当たりと、後からじわじわとくるスパイシーさが絶妙なハーモニー。コリコリとしたヤゲン軟骨の食感も楽しいアクセント。

食後のデザートは、上品な甘さの桜餅。目の前で丁寧に作られた出来立てをいただける贅沢さ。塩漬けの葉の香りと塩味が、甘さを引き立て、至福の余韻を残します。
和食の技とスパイスの融合。五感で味わうカレーランチでした。夜の部の本格和食も、ぜひ堪能してみたいと思います。
ごちそうさまでした。感謝♪＼(^o^)／