住宅地の中に、ｻﾗｯと佇む洋食屋さん : kixtsuchin nakayama

普通の住宅地の中に、ゆったり目の駐車場が店前にあり、お店の構えも近寄りがだい、重みを感じるわけではないし、あまり知らなくても訪れやすい気がしました。それに静かな感じだったので、１人でも入りやすかった気がします…。

ただ駐車場は平面ではなく、所々斜めっています。入り口の扉も、大きくそれなりの重さがあり、訪問日は雨で滑りやすく、付近は石でより滑りやすいので、車いすで行くことは出来ましたが、ちょっと考慮は必要です。

扉にも、＋αの雰囲気を感じましたが、扉の中も、ちょっとした回廊になっていて、家庭的な店構えに、雰囲気を足していました。

店内も、食べる空間というよりは、寛ぐ空間かな？ってゆったり感を感じました。私は、そこまでゆったりを求めていなかったので、逆にちょっと重く感じてしまいましたが…。初訪問だったので、メニュー見て、1番手頃そうな、でもお店を感じれそうなＡﾗﾝﾁ(ｵｰﾄﾞﾌﾞﾙにｸﾞﾘｰﾝｻﾗﾀﾞ、ﾒｲﾝに煮込みﾊﾝﾊﾞｰｸﾞ)をお願いしました。

ｵｰﾄﾞﾌﾞﾙにグリーンサラダを選んだのは、他のｵｰﾄﾞﾌﾞﾙと同じ値段のグリーンサラダが、どのくらいのｸﾞﾘｰﾝｻﾗﾀﾞなのか見て見たかったからです。フォアグラのパテ、スモークサーモン等の価格帯を、グリーンサラダでバランスをとると、どうなるの？と思ったのです。

出てきたグリーンサラダを見て、そのﾎﾞﾘｭｰﾑの豊かさ、お野菜の少し違う味わいによるｸｵﾘﾃｨの高さから、同じ土俵の上にいる理由を感じました。ｷｯﾁﾝなかやまのｸﾞﾘｰﾝｻﾗﾀﾞは、たかがｸﾞﾘｰﾝｻﾗﾀﾞではない、美味しいグリーンサラダで、ﾘｰｽﾞﾅﾌﾞﾙなｲﾒｰｼﾞはありません。

ハンバーグも、所謂上等な部類の味わいのパテで、細かな違いは説明できないのですが、肉の風味を押し出してくるようなだけではなくて、品良く纏まっている感じです。添えられていたｿｰｽが、デミグラスと似てたかもしれませんが、だし汁のような口にしやすさ易さもありました。、この汁との煮込みによって、パテの味わいが活きてきているのかもしれません。

他に添えられているﾎﾟﾃﾄ等の野菜も、添える為に作っている感じで、出来栄えを添えている感はなく、作った味わいを感じます。

それと別皿で添えられていた、大根と小松菜の味付けが面白かったです。小松菜は塩味を感じさせるような、おつまみっぽい仕上がりの味付けです。大根は特有の苦みなどは噛んでも感じられず、甘酢にしっかり付け込まれた、大根とは思えなあいくらいの優しい甘酸っぱさが味わえます。

これに、食後にティーをｽﾄﾚｰﾄでお願いしましたが、瑞々しい香りはあまりか感じなかったので、ﾀﾞｰｼﾞﾘﾝ等のｵﾚﾝｼﾞﾍﾟｺｰではない気がしましたが、甘味は感じましたし、渋みもそれほど強くは感じなかったので、ｾｲﾛﾝ等のﾌﾞﾛｰｸﾝﾀｲﾌﾟではなかったかもしれません。

このランチセットで2000円。ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞで2000円って高いけど、その値段を納得させることが出来るｸｵﾘﾃｨでした。ｸﾞﾘｰﾝｻﾗﾀﾞも、簡単な呼び方で済ませたくはないｸｵﾘﾃｨだったし、ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞはﾊﾝﾊﾞｰｸﾞだけど、ﾌｧﾐﾚｽのﾊﾝﾊﾞｰｸﾞとはｸｵﾘﾃｨが違いが明らかです。

しいてﾏｲﾅｽをあげるのなら、ﾌﾛｱにいたお爺さんに（←先代の方かもしれませんが）、お皿を下げるときに、無言でさっさと手を出してお皿を持って行かれてしまったときくらいでしょうか？「おさげ致します」等の自然な一言が欲しかったです。それ以外では、丁寧な対応でしたから、唯一、大きく気になり、大きなマイナスに感じました。他のｽﾀｯﾌｸｵﾘﾃｨには、ﾌﾚﾝﾁにも似た、ﾚｽﾄﾗﾝのｽﾀｯﾌｸｵﾘﾃｨを感じたので…。