杉並区民の心の味 : Hopukenhompo

中央線沿いの一部地域で親しまれてきたホープ軒の味。私的には杉並発祥と認識しているのだが、合ってるだろうか。高円寺に私の知る限り二軒あった店は今やなく、今では阿佐ヶ谷に一軒残るのみと少々寂しいものがある。同名で事実上系譜にあるとはいえ千駄ヶ谷や野方の店は、ブタ臭さ横溢した、勢い余ってスピンアウト！ってな感じの味で、一方当店や吉祥寺の店が、舌にジュッと染み入るような独特の旨さがある思い出の味を提供している。

中華そば：ああ当店が記憶の味に一番近い味加減だなあ。ひと口で当店とわかる,染み入るよな味わい。強いウェーブの中太麺。これは丼渕から啜って食べると飛び跳ねが少ないし、スープの香りが良くわかってオススメ。ただし熱いんで注意、誰にでもはこのやり方は勧められない。そしてこのチャーシュー。脂身の少ない部位だが旨みに満ちてる。丼底に沈めて温めて食べよう。昔から当店にはライスがないのが惜しまれるｗ

創業当時、これをイチから生み出すにはいろんな試行錯誤があったろうなあ…と思わされる。これで捲土重来とばかりに次々店舗数拡大…とはいかないだろうが、長く確実にこの味を守ってもらいたい。