スペシャルランチがどちらになるかは、日替わりランチによって決まる : Aruba

JR中央線西荻窪駅南口から、線路の南脇の通りを歩くこと3分ほどのところにある洋食屋さん。
入口に本日の日替わりランチやその他のランチメニューの看板が出ていました。
店の前に到着したのは11時55分。
中2階にある店に入ってみると、先客はなし。
ママさんがランチ弁当の用意をしていました。
カウンター席が弁当の準備で使われていたためか、他にお客さんもいなかったためか、お一人様でも4人掛けのテーブル席に座らせてもらえました。

おすすめランチの一つが、スペシャルランチ(1,480円)。
スペシャルランチには2種類あり、日替わりランチが魚の時は肉料理、日替わりランチが肉の時は魚料理になるそうです。
本日の日替わりランチは魚料理。
ということは、スペシャルランチは肉料理。
ビーフ赤身肉のステーキ・和風ガーリック風味のしょうゆソース＆海老と白身魚のフライということになりました。

弁当を用意しているママさんに注文して、料理の到着を待ちます。
厨房はマスターが一人で仕切っている様子。
少々ご年配のご夫婦で営業されているようです。
4人掛けテーブル席が６つにカウンター席が４つの店を、お二人で仕切られるのはすごいですね。
お弁当の対応までやっているし。

席はゆったりしており、壁には絵画も飾られ、一昔前のおしゃれな雰囲気。
BGMは、ポピュラー音楽のソフトインストロメンタル。
くつろげる雰囲気です。

程なくご常連さんと思われるお客さんが、弁当を取りに来ました。
ママさんとは気軽に世間話をして受け取っていきます。

その後にまずはカップスープがやってきました。
えのきや椎茸その他のきのこ類がしっかり入ったコンソメスープ。
きのこの旨味がしっかり出ています。

続いて、「付け合わせです」とやってきたのが、海老フライと白身魚フライ。
下に敷かれた野菜には胡麻ドレッシングがかかっていました。
白身魚フライはふんわりとした揚がり具合。
ナイフを入れると崩れそうな感じもするのですが、どっこいちゃんとフォークで刺して口に入れられるバランス感に優れた揚げ方。
もちろん柔らかホクホク。
海老フライはプリプリ。
これまた加熱して海老の旨味を増幅した感じ。

フライを食べているところに、お待たせしました、とメイン料理にご飯がやってきました。
2つに分かれた赤身肉のステーキの上に、茄子のフライが乗り、青梗菜の炒めものが下に敷いてありました。
赤身肉は中心部に赤いところがちょっと残る焼き加減。
この値段ですから、もちろん輸入牛でしょうけれど、肉の旨味はしっかりあって、噛むほどに旨味が中から出てくる感じ。
もちろんサシはないので、脂の旨味ではなく肉の旨味です。
それに、和風ガーリック風味のしょうゆソースってのが美味いですね。
照り焼きソース風で、これは肉だけでなくご飯にもかけたくなる味です。
ドリンクも付いてますから、この内容で1,480円なら十分納得。
食後はアイスティーで口の中をサッパリさせて、くつろがせていただきました。

だって、後客はご近所のご常連風のお二人だけで、席は全然余裕があったからです。
今回は肉のスペシャルランチで当りでした。
くつろいでランチするのにはうってつけです。
普段はもっと混むのかもしれませんけど。