久しぶりに出会えたおっかつぁんのハイコスパ居酒屋ランチ！ : Goemon

北朝鮮の朝鮮中央通信が、北朝鮮が新型大陸間弾道ミサイル（ICBM）の発射実験に成功したと報じたとのニュースが大々的に流されていました。
北朝鮮は、2017年11月にICBM発射実験を行った後、南北、米朝の首脳会談が行われた2018年以降は、核実験やICMB発射を自制してきました。
ところが今回はそれを自から破棄した形で、このタイミングでの実験強行は、ロシアのウクライナ侵攻の影響が大きいと見てまず間違いないと思われます。
ウクライナ情勢を巡って対応に追われる米国のバイデン政権が北朝鮮問題に集中できない事情に加えて、北朝鮮側には、ロシア＆中国と米国の関係悪化が北朝鮮に対する国際社会の一致した行動を阻むという読みもあったものと思われます。

いずれにせよ、新型コロナ禍がようやく落ち着きを見せつつあるこの時期での国際紛争等ですので、勘弁して欲しいと思いますね。
おまけにこの紛争、特にウクライナ情勢については落としどころが全く見当たらず終わりが見通せないのがより厄介です。
10年戦争になるとか、はたまた第三次世界大戦だなんて論調も見られますし、いつになったら安心して海外旅行に行けるようになるのか見通しも立ちませんが、それ以前の問題として、不安定な国際情勢は我が国経済への多方面からの影響も懸念されるところであり、身近なところでも、我々の生活に多大な悪影響を及ぼす可能性があります。
ここのところの物価上昇は、単に円安の影響だけでなく、複合的な要素が絡んでのものと言われていますが、政府もようやく4月末までに物価高騰への緊急対策をまとめると表明したところですね。
2022当初予算の予備費や補正予算編成などが具体化してくると思われますが、それにしても庶民の懐が痛むのは間違いありません。

私みたいな現役を既に退いている人間はまだいいのですが、現役の人たちは目先には年金の目減り、先送りも控えているのは間違いないでしょうから大変ですね。
飲食に無駄な金を費やさず、将来に備えようなんて動きが出てきてもおかしくありません。

そんな不安な気持ちも頭をもたげつつあったこの日ですが、久しぶりに横浜市都筑区のららぽーと横浜を訪れてみました。
ららぽーと横浜は、横浜・戸塚在住時代は、結構通った覚えがありますが、その時は専ら車でアクセスしていましたので、電車で訪れるのは今回が初めてということになります。
JR横浜線の鴨井駅で下車して北口から出ると、ららぽーと横浜まではほぼ一本道みたいな感じになっていますが、休日ということもあってこの道路は結構人の流れがありました。
車でアクセスしていた頃は、こういう施設は車で来るものだという先入観があったので、電車で来ている人がかなりいるのはやや意外でした。

当店は、その一本道の中の唯一の分岐路的な場所にあります。
駅から鶴見川にかかる人道橋である鴨池橋を越えて対岸に出ると真正面に見えて来るお店です。
当店の営業時間は11時半からですので、ほぼその時間に着くように計画したつもりだったのですが、途中で電車の遅れなどがあったこともあり、当店には11時45分頃の到着となりました。

いかにも古びた個店居酒屋という風情の入口から入ると、やはりそれらしい雰囲気の店内が出迎えてくれます。
決して綺麗とは言えない(と言うよりかなり雑然としていると言った方が正しい？)店内は、カウンター席がギリギリ詰めて5席とテーブル席が2卓6席配置されていますが、この日は先客がいなかったから良かったものの、先客が数名いたら、かなり密の懸念が生まれそうな造りです。

お店は初老の女性が一人で切り盛りされており、夜の客層が大体想像出来ちゃいますねw
ランチメニューは全て「本日の日替りランチ」と書かれており、基本1メニューがA4の紙1枚に書かれています。
店頭にもこれが6枚(=6種類)ほど貼り出されていましたが、店内の壁に貼られているメニューはもう少し種類が多く全部で12種類あります。
お値段は@680円〜@980円ですが、最多価格帯は@750円です。

注文は、ミックスフライ定食@750円にしました。
ごはんは少なめでお願いします。
待つこと12分ほど掛かって注文の品がカウンター越しに提供されます。

メインのフライに手を付ける前にベジファーストで添えられているキャベツの千切りからいただきますが、これがとんでもない量です。
私の地元武蔵小山には「さんきち」というギガ盛りサラダのお店があるのですが、同店と比べても遜色の無い盛りです。
これだけでお腹が多少膨れてしまいますので、ベジファーストの効果は絶大ですね。

ミックスフライは、エビフライ、アジフライ、ハムカツ、串カツの充実のラインナップ。
全て揚げたてですが、アジフライは肉厚でふわふわですし、エビフライはプリプリでいずれもとても美味しいです。
ハムカツは懐かしい味わいでハムカツらしいハムカツと言え、串カツも豚肉が柔らかくて美味しいです。
決して際立ったハイクオリティというわけでは無いのですが、これぞおっかつぁん居酒屋ランチの真骨頂と言ってもいいミックスフライですね。

付け合せは菜の花のお浸し(ごま和え)ですが、やはり旬のものを食べられるのはいいですね。
夜の部のお通しから回ってきたものだとは思いますが、賄いメシと背中合わせとも思われるこの辺りが居酒屋ランチの良さでもありますよね。
量もたっぷりあり、とても美味しかったです。

漬け物も白菜浅漬けと大根の漬け物が盛合わせになっており、こちらも量的には申し分ありませんし、白菜浅漬けは、唐辛子を絡めて風味付けしており、浸かり具合も適度で美味しかったです。

そして、もう一つ、具沢山の豚汁にも触れないわけにはいかないでしょう。
この豚汁、全ての定食に付くのですが、豆腐にしてもさつま揚げにしても野菜類にしても豪快にぶつ切りして入れてある感じで、従って、とにかく具沢山に仕上がっています。
白味噌仕立てでコクのあるだし汁も美味しく、とても秀逸な豚汁でした。

ごはんは、やや柔らかめの炊き加減ではありましたが、これも炊き立てなので、美味しかったですし、少なめのオーダーでしたが、しっかりした量がありました。

これで@750円とは、驚愕のコスパだと思います。
高級食材が使われているわけではありませんが、これだけ役者の揃ったランチ定食は、最近お目にかかったことがなかったので、ちょっとばかり感動しましたね。

実はこの日のららぽーと横浜での買い物は、成果の面からはあまり芳しくなかったのですが、それを補って余りあるハイコスパランチだったと言っていいと思います。

帰り際にお母さん店主さんから、「お客さん、身体は大きいのにごはん食べないねえ。言う通り少なめにしたけど足りたかい？」なんてお気遣いの言葉があり、私から「少なめでも十分でした。」と答えると「今の若い人たちはごはん食べないからねえ。」と。
えっ？若い人？とは思いましたが、何となく気分が良くなって、「また寄ってね。」と声をかけてくれたお母さんに笑顔を返してお店を後にしました。

後で知ったのですが、当店、大日本プロレスの選手の行きつけのお店らしいですねw