二郎系の「醤油とんこつ」が一番人気だが個人的には「醤油つけめん」がイチ押し : らーめん勇

らーめん勇@川崎
・醤油つけめん 800円

京急線の川崎駅と八丁畷駅の中間ぐらいにあるラーメン店。店主は「せたが屋」グループで修行し2011年に独立。

やや駅から離れた場所柄で客層は近隣のサラリーマンなど男性客が多く、二郎系のボリューム満点な「醤油とんこつ」が一番人気だが、個人的には「醤油つけめん」がこちらイチ押し。「せたが屋」のつけ麺に感動して弟子入りしたという店主の渾身の一杯。

とろりと丁寧に乳化させたつけ汁は、濃厚系と淡麗系の中間ぐらいの濃度。修行元の「せたが屋」と比べると魚粉に頼りすぎない絶妙なバランス。

つけ麺用の麺は以前は全粒粉入りの太麺だったが、少し前リニューアルし以前よりさらに太い極太麺に変更。もっちり感がより増して食べ応え抜群。ランチタイムは麺大盛り無料サービス。

らーめん勇@八丁畷
・醤油とんこつ 820円
・限定麻辣とんこつ 790円

川崎駅と八丁畷駅との中間にあるラーメン店。店主は名店「せたが屋」で修行し2011年に独立。二郎インスパイアの「醤油とんこつ」(820円)は同店屈指の人気メニュー。修行元の「せたが屋」でいう「魚郎らーめん」に相当するメニュー。

もっちりした太麺に非乳化の背脂醤油スープ、野菜は大量のモヤシとキャベツ、香ばしく炙った豚2枚、味玉半個もついてコスパ抜群。野菜、ニンニク、背脂マシにも対応しておりランチタイムは麺の大盛りも無料。

限定メニューの「麻辣とんこつ」(790円)は「醤油とんこつ」(820円)をベースに麻辣味にアレンジしたカラシビ版で病みつき感アップ。豚は1枚で味玉もついていないが、価格は「醤油とんこつ」より安いので納得。

らーめん勇@川崎にて「醤油とんこつ」(790円)。最近はつけめんや淡麗系の醤油、塩のラーメンを頼むことが多かったから二郎インスパイア系の醤油とんこつは久しぶり。

店主は名店「せたが屋」出身で2011年に独立。せたが屋では「魚郎ラーメン」という二郎系メニューがある。ランチタイムは男性客が多く、やはり男性には二郎系が人気のようで、この日も店内の注文の7割近くが醤油とんこつだった。

昼は麺大盛り無料。野菜、ニンニク、背脂増しも可能だが今回は麺大盛りのみ。しっかり魚介ダシのきいたスープに背脂の甘み。チャーシューは炭火炙り。太麺は非ゴワでもっちり。二郎系らしからぬ丁寧な作り。

川崎と八丁畷の間にある「らーめん勇」で「醤油つけめん」(780円)。名店「せたが屋」のつけ麺の味に感動して同店に弟子入りしたという店主の真骨頂の一杯。お昼は麺大盛り無料サービス。

豚骨、鶏ガラの動物系スープと煮干や節系をふんだんに使った魚介ダシのWスープ。醤油も5種類ブレンドしているそうでしっかりコクがある。濃厚系と淡麗系の中間ぐらいのややとろりとした中濃スープ。全粒粉入りの麺も抜群のコシと風味。

八丁畷の「らーめん勇」の「醤油チャーシュー麺」(930円)。なんだか無性に肉が食べたい気分だったので川崎の焼肉ランチにでも行こうかと悩んだけど、こうも暑いと米より麺気分になるんだよね。

名店「せたが屋」出身の店主の真骨頂ともいえる魚介のエッジが立った和風醤油スープ。ダシの味わいが濃く、豚骨や鶏ガラの動物系の旨味もしっかりあって、表面に浮かべたラードでこってり感も演出しているので、見た目ほどあっさりし過ぎていない絶妙な味わい。タレには5種類の醤油をブレンドして深みを出しているそう。

チャーシュー麺は＋250円で3枚増量。肉厚の炙りチャーシューは柔らかいホロホロ系。醤油以外のスープだと炙りのスモーキーさがやや強く感じたけど、醤油だとスープ自体に鰹節由来の燻製香があるので全く気にならなかったな。

これで醤油、塩、醤油豚骨(二郎系)と一通り食べたけど、どれもクオリティが高く安定した実力店だと思う。店内の注文率はやはりボリューム満点の醤油豚骨が圧倒的に多かった。

川崎駅から西へ徒歩10分ほどの市電通り沿いにある「らーめん勇」で限定の「冷やし塩まぜそば」(750円)。

夏季限定で数年前から毎年恒例で販売しているようだ。鶏と魚介ダシの冷たいスープに浸っていて白髪ネギとメンマがたっぷり。麺もスープもしっかり冷やしてあって、締めのスープ割りまで"冷やし"にこだわっている。暑い夏にさっぱり食べられるというコンセプトは面白いけど、正直好きなタイプの味の構成ではなかったな。。

冷たいスープで塩ラーメンを構成する出汁の旨味や油のコクを感じさせるのはかなり難しいことだと思うし、そこはクリアできてると思うけど、正直なところ温かいスープから引き算された味でしかないから、"まぜそば"という語感からイメージした期待への満足度は低かった。冷やし中華みたいに全く違う方向性ならまた別だと思うけど。

味変に柚子胡椒が付くけど、元々の冷やしスープがかなり繊細な味わいなので、使うと全部柚子胡椒の味に引っ張られてしまう。個人的には"冷やし"にこだわるなら、トマトやレモンなど味を補填してくれる野菜や果物を使うとか、香りのある植物油(トリュフオイルとかオリーブオイルとか)でスープの淡白さを補うとかの工夫があると面白いと思う。

結構来てるのに実はまだ標準の「醤油らーめん」(680円)を食べた事がないから、次回こそそれを頼もう。

川崎駅と八丁畷の間ぐらいにある「らーめん勇」へ。来店は3回目で過去2回とも二郎インスパイア系の「醤油とんこつ」(790円)を食べたので、今回はあっさり系の「塩つけめん」(780円)をチョイス。塩系は昼と木曜夜のみ限定だそうだ。あと昼は麺大盛り無料サービス。

能登・わじまの海塩を使ったまろやかな塩ダレと大山地鶏のクリアな鶏清湯スープ。やや酸味と甘みを足してある。つけだれの中にごろっと分厚い炙りチャーシューの角切り入ってメンマもたっぷり。全粒粉入りの太麺はしっかり冷水締め、水切りしてありもちっとした歯応え。

ここに食べに来たことがある会社の同僚で2人中2人とも炙りチャーシューがスモーキーすぎて苦手って言ってたけど、清湯のつけだれの中に入ってると燻したような風味がかえって鰹節の香りみたいでいい塩梅。

店主が「せたが屋」出身だけあってあっさり系もなかなかクオリティ高いけど、昼時の客層はほぼ男性サラリーマンで注文も半数以上がボリューム重視の「醤油とんこつ」(二郎系)だった。

ラーメン屋にしてはお店の内装がとても綺麗でさっぱりしていて、カウンター席の間隔や椅子の後ろにもゆとりがあるのも居心地がいい。

<2016年11月初訪>
川崎駅東口から八丁畷方面に徒歩10分ほどの場所にある「らーめん勇」。店主は「らーめん せたが屋」で修行し2011年に独立したそう。

レギュラーメニューはせたが屋ゆずりの和風醤油の「醤油らーめん」(680円)と「醤油つけめん」(780円)、さらに二郎インスパイア系の「醤油とんこつ」(790円)。さらにランチタイムと木曜終日限定で「塩らーめん」(730円)と「塩とんこつ」(680円)、「塩つけめん」(780円)がある。ランチタイムは麺大盛り無料。

今回は二郎系の醤油とんこつ(麺大盛り)チョイス。野菜やニンニク、背脂の増しもOKだけど、今回は普通で。色んなお店で食べた二郎系の中でも味とコストパフォーマンスはトップクラスかも。インパクトはないけど、作りが丁寧で個々の具材のスペックが高い。

スープはしっかりダシのきいたバランスよい味わいで、野菜もモヤシばっかりじゃなくキャベツもバランスよく入ってるし、香ばしい炙りチャーシューは分厚いのが2枚、味玉もデフォルトで半個入り。もちもちした極太麺も美味しい。

写真だと分かりづらいが、丼が普通のラーメンよりひと回り大きく、深さもあるので野菜や麺量もかなり多い。麺大盛りで茹で前300g以上はあると思う。今回は麺だけ大盛りにしたけど、これで野菜も増しにしたらかなりキツそう。

二郎系って本店系列でもかなりブレがあるから客側のハードルも低くて、正直立地が良くてボリュームさえあれば細かい味や接客にこだわらなくてもある程度客が来るので最近色んなチェーンも増えてるけど、ここみたいにベースがしっかりしたお店の二郎系はやっぱり一味違うなあ。店内の雰囲気も和風の広々とした清潔感ある造りで居心地もいい。


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<2016年12月追記>
今回も「醤油とんこつ」(790円)で、麺大盛り(昼のみ無料)、野菜増しでオーダー。写真だと分かりづらいけど、丼の直径も高さも普通のラーメン丼よりふた回りぐらい大きくてかなりのボリューム。

コクのある醤油ダレと豚骨魚介のしっかりダシのきいたスープに背脂を丁寧に平ざるでチャッチャしてあり、甘さと塩気、旨味のバランスいい。