全国各地の自然の恵みが楽しめる　オーソドックスで革新的な発想のイタリアン　 : Ristorante Ecru

藤沢の近くに住んでいる友人に久々に会うことに。
有名な店、アロマフレスカ、私が好きな六本木にあるイタリアン、ラブリアンツァなどで働かれていた方が藤沢で今年の夏にOPENしたイタリアンが超おすすめ！と聞き一緒に行ってきました。
リストランテエクリュ（RistoranteEcru）  
menu'-Secondo-4,200円　のコースにしました。
私たちが訪れた日は以下の内容でした。 
＊Inizio季節のアミューズ
＊AntipastoMisto前菜盛り合わせ
＊Pasta※以下のパスタから2種類を選んでシェア
・桜エビとロメインレタスのペペロンチーノ
・高知県産トマトとモッツァレラのスパゲッティ
・ローマ風カルボナーラ
・鮪頬肉のラグーフリッジ
・富山県産猪の赤ワイン煮込みのフェットチーネ（＋300円）＊Secondo※以下メインから１つ選ぶ
・本日のお魚
・米沢豚のロースト・蝦夷鹿の厚切りコトレッタ（＋500円）・佐賀牛の炭火焼(＋500円)
＊Dolce＆Cafe※Dolceは以下の中から１つ選ぶ
・柿とアマレッティ
・洋梨のコンポートとチョコレートジェラート
・クラシックティラミス
・紅まどんなとオレンジのシュークリーム（＋300円）
＊ワインは価格表記がボトルでしたが、グラスで注文可能なものを１杯1000円前後でお店の方に選んでもらいました。

最初はプロセッコ　爽やかで飲みやすく、甘ったるくない味でした。 

＊Inizio季節のアミューズ　２品 
塩サブレの上にゴルゴンゾーラのムース
塩サブレのサクッとした食感と風味にハマりました。サブレ単品で食べたいぐらい。
ゴルゴンゾーラのムースはゴルゴンゾーラ好きならハマる味。
カリフラワースープ
グリルしてあるカリフラワーをスープにしていて、カリフラワーってこんな味だったんだ！と
改めて気づく、野菜の旨味を生かしたスープ。
 

＊AntipastoMisto前菜盛り合わせ
５種類の前菜が楽しめます。
 左上から時計回りに、カブのマリネとからすみ、人参ムース・帆立貝柱・コンソメジュレの３層、さわらのカルパッチョ、フルーツトマトのテリーヌ、トリッパとギアラのトマト煮込み。
白ワインはCOLLEFRISIOのTrebbianod’AbruzzoDOC
トロピカルでフルーティーな香りでありながら、酸味のバランスも優れていてバランスの良い白ワイン。 

フルーツトマトのテリーヌ
トマトの酸味と甘みの両方が口の中で広がります。自家製リコッタチーズのミルキーな味わい、添えられているバジルとの相性も抜群。 
 
カブのマリネとからすみ
白ワインによく合う味。
 
トリッパとギアラのトマト煮込み
トリッパは好きでよく食べていますが、近年食べたトリッパの中で一番好みの味。
トマトの旨味とトリッパやギアラの味わいが見事にマッチしています。
トリッパやギアラは丁寧に下処理されているので旨味がしっかりあります。
  
 
さわらのカルパッチョ
トマトとスダチの泡のソースと合わせるのが面白い。
泡のソースの酸味がさわらと相性がとても良い。
 
 
人参ムース・帆立貝柱・コンソメジュレの３層
最初のコンソメジュレを食べたときに、お！と思いました。柔らかな味わいで後味に深みのあるコンソメ。仕事の丁寧さを感じました。 
人参のムースも人参の甘みがきちんと引き出されていました。
いつまでも食べていたい一品。
 
自家製のパン２種類。フォカッチャとブリオッシュ。
 
ブリオッシュ、なんと自家製のバターが使われています。
バターの雑味がなく、優しくバターの風味が口の中で広がります。

赤ワイン　C'estbiencommeca!セ　ビアン　コムサ
2018年
オーガニック認証の赤ワイン。
爽やかな感じと思いつつ、意外と後味しっかりしていたかな。
ベリーの感じが昼飲みにいい感じ。
 
＊Pasta※2種類を選んでシェアしました。
鮪頬肉のラグーフリッジ
鮪の頬肉好きな私。濃厚な味わいの鮪の頬肉はえぐみがなく、旨味がすごい！
フリッジはアルデンテ。
ちょっと硬めの食感が好きな私もやや硬めかなと思っていましたが、時間の経過とともにちょうど良い弾力のパスタになります。
レモンの皮を削ったものがが少し掛かっていて、レモンの香りが鮪とトマトの味わいを引き締めていたと感じました。
 
ローマ風カルボナーラクリームを使わない、卵で作られたローマ風のカルボナーラ。
こちらもややアルデンテ。時間が経つにつれて、ちょうど良い弾力になります。
胡椒もしっかりめ。 

＊Secondo
本日のお魚を選びました。
私たちが訪れた日は、玄界灘のあらをグリルしたものとお聞きしました。
秋から冬にかけてが旬のあら。
希少で高級な魚です。
福岡在住時に、この時期はあら鍋を楽しんでいたのが懐かしかったので、魚をチョイス。
ドライトマト、しじみ、金柑のソース。
このソース、食材の組み合わせが見事でとても面白い！と感じました。
あらは淡白ですが、焼くことにより、白身の旨味がぐっと引き出されていました。
皮の周りもとても良い味。鍋で食べるのとは違う、食感と風味のあらの良さを引き出すソースでした。 

＊Dolce＆Cafe
紅まどんなとオレンジのシュークリーム（＋300円）をチョイスしました。
糖度が高く、甘みもあり、酸味も爽やかな紅まどんな。
オレンジベースのシュークリーム、あまり食べないのですが、柑橘と合うクリームが見事でした。
ホットコーヒー酸味がなく苦味と香りがしっかりあるタイプ。
酸味少なめで苦味があるコーヒーが好きな私。
好みのコーヒーでした。  

落ち着いていてスタイリッシュな雰囲気の店です。

コース料理として、メリハリがあり、最後まで飽きのこない構成でした。
前菜盛り合わせのコンソメジュレ、トリッパに仕事の丁寧さを感じました。
あらのグリルは珍しく注文しましたが、合わせるソースの斬新さに驚きました。
オーソドックスでありながら、斬新な食材の組み合わせ、ソース。
お近くに住んでいる方が羨ましいと思うイタリアンでした。 
今回は夜のコースに近いものを昼に楽しみましたが、ランチは前菜とパスタで1,500円からあります。
他にも様々な価格帯で昼も夜もコースがあります。
藤沢界隈で知っておくととても良い店だと思いました。
藤沢界隈へ行くときに改めて足を運びたいです。