創業300周年を迎える超老舗料亭の支店 : 京懐石 美濃吉 そごう横浜店

この日は、かみさんと横浜でランチ。

やって来たのがこちらの京懐石。

場所は、JR横浜駅東口に隣接するそごう横浜店10F。

創業300周年を迎える超老舗料亭ですが、店舗利用をしたことがなく、
何度かデリカ部門の利用をしていましたが、非常に美味しい惣菜でしたので、
もしかしたら店舗も満足できるかも？と思っての訪問になります。

ランチメニューは以下のラインナップ。

・嵯峨野　16200円
・吉彩懐石　10800円
・京懐石　月【年忘れ】　7560円
・京懐石　花【寒椿】　5400円
・懐石膳【鴨川】　4104円

平日夜、土日祝日は7560円のコースから予約可能。

念のため予約をした方が良かろうと思い、悩んだ挙句、

・京懐石　月【年忘れ】　7560円　×　2人前

で予約をすることに。

予約の時点で席もあまり空きが無いようでしたが、カウンターが空いていましたので
そちらでお願いしました。逆にカウンターの方が広く使えるので嬉しいし（＾＾）

予約時間の10分前には店先に到着します。

開店の11時に案内が始まります。

するとこの日は予約で満席の表示がされました。あっぶねえ～！
なので開店前から並んでいた人や開店時間に合わせて来た人は入れず仕舞い。
念のため予約をしておいてほんと良かったわ・・・

お店に入って、右手の厨房に沿う形でカウンター15席が並びます。
一応セミオープンキッチンですが、調理の手元が見えないのでライブ感はありません。

フロアは、女性4名で切り盛りしていました。
我々から見える板場には男性の板さんが2名。奥の調理場にも何名か居る模様。

BGMはありません。

まずは、ぐるなびクーポンを使用して、

私は、

・生ビール（小）　680円　⇒　0円
　　250mlくらいのグラスビールです。
　　アサヒプレミアム生ビール熟撰を使用。

かみさんは、

・月桂冠 上撰（冷酒）　864円　⇒　0円
　　吟醸酒、純米酒、本醸造酒など特定名称の酒として区分されない普通酒です。
　　昔で言うところの一級酒。
　　20代の頃であれば普通に飲めたのですが、今はこのレベルは無理かなあ・・・
　　美味しく無いです・・・
　　これが864円なのはさすがに高いですし、このレベルのお店で
　　ラインナップしなければいいのにと思います。
　　今回はクーポン利用なので良かったですが、お金を払ってこれだと相当ショック。

を頼んでカンパ～イ♪

この日の京懐石　月【年忘れ】の内容は以下になります。

・食前酒
　　美濃吉酒 純米吟醸になります。
　　月桂冠 上撰と比べるとさすがにレベルが違います。
　　お値段も150mlで1944円もしますが・・・

・前菜
　　季節の彩り七種盛りになります。
　　内容は、麩・南瓜・小豆煮、鯛の蕪寿司、琥珀ゼリーのクリームチーズ挟み、
　　鴨の燻製 粒 マスタード添え、ちしゃとう もろみ添え、酢蓮、星型芋になります。
　　どれも美味しいのですが、琥珀ゼリーのクリームチーズ挟みは、ゼリー部分の旨味と、
　　クリームチーズの酸味とコクが合ってましたね。

・椀物
　　ずわい蟹と玉子豆腐の薄葛仕立になります。青菜と柚子を添えて。
　　鰹出汁の効いた出汁でしたね。

・向付
　　本鮪、刺身湯葉、真鯛の刺身盛合せになります。
　　山芋、穂紫蘇、大葉、飾り大根、飾り人参、水前寺海苔、山葵を添えて。
　　本鮪は中とろの部位で脂の旨味も乗っていてウマウマ。
　　真鯛もしっかりと寝かした旨みが乗っていました。3切れも入っていてお得。

・旬菜１
　　旬彩は2種類から選べますのでもちろんそれぞれを頼むことに。
　　こちらは、ぶり照焼き、海老芋雲丹焼です。水菜を添えて。
　　海老芋雲丹焼は期待したのですが、それほど雲丹の風味を感じず。
　　海老芋の旨味まで封じ込められたような気が。なんかもったいないなと。
　　ぶり照焼きは普通に美味しいレベルでした。ちょっとパサつき感が有ったので。

・旬菜２
　　こちらは、赤城牛照焼、海老芋雲丹焼です。
　　水菜、パプリカ、人参のサラダを添えて。酢味噌ドレッシングをかけています。
　　赤城牛照焼ですが、照焼というよりは、和風タマネギおろしソースの味でしたね。
　　肉質は柔らかくて、程よい赤身と脂身のバランスでこれは美味しかったです。
　　この結果我々二人とも、赤城牛照焼　＞　ぶり照焼き　になりました。

・強肴
　　湯葉葛寄せです。ほうれん草と辛子を添えて。
　　これは淡々と食べちゃいました。薄味で美味しいんですけど印象も薄くて。

・鉢物
　　丸大根　菊菜、金時人参のくずあん掛けです。柚子を散らして。
　　こちらも薄味でそれなりに美味しいのですが、もう少し出汁の力が欲しかったかなと。

・食事
　　釜炊ききのこ御飯、漬物、赤出しになります。
　　釜炊ききのこ御飯は、席のそばで食事の頃合いを見計らって固形燃料に火をともし、
　　炊飯を始めました。蒸らし時間も考慮すると大体食事のタイミングちょうどに炊きあがり。
　　1杯目はそのまま食べて、2杯目は、昆布出汁と刻み海苔、山葵が添えられていますので、
　　それを使って、釜炊ききのこ御飯お茶漬け風にして頂きました。
　　この趣向をいいかもね。結果的に釜の御飯は完食ですわ。
　　とは言っても、二人で1.5合分くらいでしたので量はちょうどいいくらい。

・デザート
　　水物と甘味の2種類が同時にサーブ。
　　水物は、オレンジと林檎のコンポート ざくろ添えです。
　　甘味は、くずきりでした。
　　こちらのくずきりは、武蔵野うどんのような太いくずきり。このタイプは初めて。
　　食感もつるつるシコシコというよりは、クニュクニュという感じかな。
　　黒蜜で頂きました。

・抹茶
　　懐石らしくお薄でフィニッシュです。

私は上記に加え、

・加江田（芋）ロック　864円
　　紫芋を使用した、ANA国内線に採用されている芋焼酎。
　　癖も無くすっきりと飲みやすい万人向けの芋でしたね。

を頼んで〆て15984円。1人当たり約8000円。ほぼ料理代金そのもの。

今回は、クーポンを活用しましたし、私もほとんど飲まなかったので安く上がりましたわ。
酒代を抑えるとこれだけ安いんだなと痛感（T▽T）ノ＿彡☆ばんばん！

色々と難癖付けたようなコメントを書きましたが、全然悪くは無いですよ。
このお値段でこのクオリティであれば満足ですし、お祝いの席とかでも大活躍でしょう。

ただし期待値をもうちょい上だったんですよねえ。それだけデリカ部門が美味しかったので。
4.0ポイントを狙って来ましたが、残念ながらそこまでには届かずでした。

ご馳走様です！（2018/1/10現在、3.20ポイント）