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店名 |
楽天
|
---|---|
ジャンル | とんかつ、カレー、あんこう |
予約・ お問い合わせ |
029-221-3210 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
水戸駅から徒歩8分 水戸駅から327m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー可 QRコード決済不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
備考 |
カレーは火曜日と金曜日のランチ |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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看板はとんかつ屋なのに、品書きにもない裏メニューなのに…冬の茨城といえば知る人ぞ知る、あんこう鍋の激戦区で老舗や名店は数あれど、ここが究極とお連れいただいたのが水戸駅近くの宮下銀座通り『楽天』。
由緒ある繁華街ながら、今はそのシブい通好みの昭和な名残も閑散とうら寂しい路地の奥にこれまた王道の店構えをした入口には暖簾から看板までドンドーンと“とんかつ”の文字…
店内に入れば左が厨房にカウンター、右が座敷のテーブル席とこれも正しい飲み屋風情で落ち着くも特に変哲はなし。一見ならば普通にとんかつを注文するだけなのが、地元在住時の25年前から通い続けるボスが今回の案内人。
家族経営の大将にその息子さんも長年の常連がこの時期に毎冬やって来る目的を当然わかっており、のっけから供されるのがぷりぷりの白子(ただのポン酢じゃない特製ダレが激旨)に出汁巻き玉子並みの厚さで盛られたあん肝!
これがもう堪りません。杜氏見習いで京都伏見の老舗酒蔵に修行したボスイチ推しの「月の桂」に日本最古を自認し伊勢志摩サミットでも晩餐酒に選定された地元「須藤本家」の日本酒など持参した酒が早くもくいくい枡の香りも芳しく進み…
その序盤から余韻に浸る間もなく、刺身盛り合わせがまたしてもとんかつ屋だよね?というツッコミを望外の美味とボリュームで沈黙させ、同時進行であんこう鍋が主役を張るのはオイラだからとばかりに攻勢を掛けてくる。
壁にも冬季限定メニューなど張り紙されてるわけでもなく、顔馴染み客のみ評判が口伝され受け継がれた味。最初に教えられた際、有名だった他店の名を挙げると「まだまだ知らねえなー」と食い道楽の先達に一笑されたそう。
庶民的なれど、水戸芸術館の館長も務め水戸室内管弦楽団を率いたあの世界的指揮者も訪れるたびこの店に通い、演奏会の打ち上げで貸し切るほど愛したらしく。冬の鮟鱇のみならず人と店の魅力も推して知るべし。
そして何より食べてほしい、美味しく食べさせたい気持ちの旺盛さといったら、メインの鍋に続いてさすが看板に偽りなしのとんかつがMIXでてんこ盛り出された皿を前に唖然とするほど。さらにとどめがポークソテー…!?
確かに、とんかつ屋でした。が、ただのとんかつ屋ではありません。ちなみに火金のみランチ提供のカツカレーもあっという間になくなるそう。そして酒が持ち込みとはいえ、あんこう尽くしにこの食い倒れ状態でお会計は八千円。
とんかつだろうが、刺身だろうが、カレーだろうが、その店名に紛うことなき“楽天”です。メニューになくとも特筆すべき、あんこうの名店でもあります。