JICA食堂　神戸市中央区 : JICA関西

ウガンダ料理

JICA兵庫の食堂の存在を知ったのは、実はJICA兵庫のすぐそばにある赤十字病院に入院していたのがきっかけでした。

はじめての訪店の時はウガンダ料理でした。
ウガンダ料理のイメージは、チキンカレーにビリヤニのアレンジであろうという感じでしたが、実際は全然違っていました。
アフリカ諸国の多くは？インドに食文化の影響を受けているだろうと安易に考えていましたが、ちょっと大雑把すぎる考えというか、間違った思い込みでした。

エムチェーリは、クローブや生姜などがほんのり効いた炊き込みご飯なのだそうです。
これはコストの都合か、日本人の舌に合しているのかスパイスは感じられませんでした。
しかし、それは自分がしばらく滞在したことのあるインドとかインドネシアの味覚との比較であって、この味がウガンダの味なのかもしれません？

アココ－ルは、チキンとトマトのスープです。
特徴的な味はなく、スープはチキンとトマトと塩の味です。
ただチキンは素材が良いし調理の加減も良くて美味しかったです。
写真にあるようにスープというよりは煮込み料理でしょうか。

マラグエは豆の煮込み。これもたぶん塩と豆だけの味でしょう。
サラダはエキャベジといいます。
焼バナナはゴンジャといいます。

バナナの揚げたのや焼いたのは、南の国ならたいていあるようですね。
昔、インドの旅でへばった時に、モンキーバナナという小さなバナナによく助けられました。
考えれば、エスニック、イコール、スパイシーではないんですね。

スパイスがどの国にも豊富にあって、伝統的に使われているとは限りません。
今回の料理は素材の味が活かされていて、私は大変美味しいと思いました。
また日本人一般の口に全く抵抗なく受け入いれられるものでしょう。

ただ、この国でライスやチキンはめったに庶民の食卓には上らないというのが現実だろうと思います。
それは、この国だけでなく多くのアジア・アフリカ圏でいえることでしょう。
市場で生きた鶏１羽９０００シリング（４５０円）
食堂でツーリストの夕食が１０００シリング（４５円）ぐらいという話(２００９年）でした。

話は食堂の話に戻りまして、ここは回教徒の為のHalalハラルやベジタリアンのメニューもあります。

ライスは量を聞いてくれます。
そのままだと胃弱の私にちょうどいい量です。

それはJicaがボランティアを派遣している国々の食料事情をここでは反映させているということだろうと感じられました。
世界全体で見ると、お腹いっぱい食べれる人の方が圧倒的に少ないのですから。

２０１１年１０月　訪問
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チキンカレー　ベジタブルカレー

JICA食堂は、一見Jaic職員や研修員専用の食堂のように思われがちでしょう。
それにJicaが何で、そのビルがどこにあるのか自体がわからない人も多いのかもしれませんね。

JICAとは、大雑把にいうとボランティアで開発途上国に出向き、その国人々と共に働き、技術、知識、経験の交流を通して人造りを図り、また海外から技術研修員を受入れる事業をしているところです。

国内に１７の拠点を持ち、Jica兵庫はその一つで、神戸市中央区脇浜海岸通に位置しますが、さほど大きな看板が挙がっている訳でもないので、意識しなければ通り過ぎてしまうでしょう。

チキンカレー　５００円。ヨーグルトの味が効いていて、辛さもほど良いです。
付け合わせを幾つかの中から一つ選べます。よく見ないで選んだらこっちもチキンでした。

ベジタブルカレー　５００円。
こちらはトマト味が効いています。
付合わせは、マッシュポテトとタマゴのサラダだったかな・・・？

カレーは和カレーではありませんが、インドレストランのそれという感じでもありません。
インドレストランのカレーにあまりインドを感じない私ですが、Jica食堂さんのカレーにはエスニックさを感じます。
カレーはインド以外のたくさんの国で普通に食べられている食物だし、カレーという言葉自体白人向けにつくたれた造語ですからね。

日和がよければベランダで食事することもできます。
兵庫県立美術館やHＡT神戸に来たおりに寄るのがいいかもしれません。
前回のウガンダ料理でも書きましたが、ライスの量は聞いてくれますが、そのままだと胃弱の私でちょうど良い量です。

日本でいう生活習慣病の原因は大半が食べ過ぎであろうと思いますが、一方世界では７人に１ 人、計９億２,５００万人が飢餓に苦しんでいるのだそうです（WFPのHPより）。

（2011年10月・11月に訪問）

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バングラデシュ料理　　ムルギービリヤニ　

ＪＡＩＣ食堂４月の料理はバングラデシュ料理でした。
メインはビリヤニ（炊き込みご飯）でムルギービリヤニはチキンとレーズンが入った炊き込みご飯です。
カレーでなくビリヤニにすることろがミソなんでしょうね。

ダルは、一般的にはダルスープで、こちらでいうみそ汁なんだけど、ご飯に掛けてぐちゃぐちゃにしてもちろん手で食べるのが普通なんです。
ＪＡＩＣ食堂さんのは煮豆のような感じですよね。

あとキャベツとオクラの炒めもので、炒めものはパジというようですね。
インド、ネパールでいうサブジにあたるものかな。

一応スパイシーな味付けであるとなっていますが、クミンとターメリックが少し香る程度です。
辛さは微塵も感じません。
でもここはチキンとか素材はいいなといつも思います。

埠頭側の道路に駐車できますが（もちろん駐禁です）ここは緑の服を着てカメラ持った二組が「車に乗って」取り締まりに来るので停めちゃあダメです。

食事中に「緑の服を着た二人組」をベランダごしに発見し、ベランダのドアを開け放ち、「今、動かします～」と叫びながら車にダッシュして行ったおじさんをみかけました。
食事のお代は予め食券で払うシステムで助かったようですね。

2012年4月　訪問

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マレーシア料理
JICA食堂、８月のエスニックはマレーシア料理でした。
マレーシアの文化は私としては馴染みのあるインドネシアの文化に近いので食べにいこうと決めていましたが、行ったのは結局８月の終わりになってしまいました。

マーレーシア料理　
ビーフレンダン（ビーフカレー）とナシレマッ（ココナッツミルクで炊いたご飯）。
レンダン（ルンダン）はカレーとなっていますが、煮込みのことで、インドやインドネシアにカレーという概念はありません。

アヤムゴレン　
アヤムは鶏でゴレンは焼くだけど、英語でいうフライドのようです。
微妙にカレー味が付いていました。

カクカン・ゴレン。　
カクカンは空芯菜のことで向こうで青菜炒め的なものは、たいていが空芯菜炒めです。
とはいえ、今回のは半分以上タマネギとニンジンのような・・・
ちょい辛で、ご飯にかけたくなる感じ。
空芯菜炒は、たまにコープさんや、パントリーさんに出ています。

ビーフレンダンはピーナッツ風味。
サテなどのピーナッツソースが苦手なのでどうかなと思ったのですが、気になりませんでした。

ココナッツミルクで炊いたご飯と一緒に食べるとウマウマです
久々にエスニックと呼べる味に当たりました。

なんと言っても量がほどほどなのが食事を美味しく食べる必須条件であると改めて思いました。
それはNextの食事を美味しくする条件でもあるように思います。

2012年　８月に訪問
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南米料理（南米プレート）
９月のJICAのエスニック料理は南米料理でありました。
例によって９月が終わりかけてから訪問。
この日は、ここに来出してから初めて見る凄い混雑ぶりでした。
テーブルは相席、ベランダの席も一杯です。

ムケッカ
ムケッカは、ブラジル料理で、白身魚のココナッツ煮です。
ココナッツを使うとそれでエスニックという感じになりますね。
私はライスにかけていただきました。

パパ・ア・ラ・ワンカイナ。
というえらい長い名前の料理はペルー料理で、ポテトチーズサラダです。
ん？チーズは何処に？

ソパ・デ・エスピナカス、これも長いね。
アルゼンチンの料理でホウレン草の冷製スープ。

デリ・アク・プワははハイチの豆入りご飯。
一見、赤飯？
赤いのは、ちょっぴり辛いのでチリが入っているようです。

デザートは写真のアップはないですが、パッションフルーツのムースでした。
この回はアフリカの方が、どどっと来られていて、そうすると食べているのが南米料理なのにアフリカ料理を食べているような気分になりました。

相席のたぶんこの方は南米系と思われるおねえさんは、サラダだけを食べてはりまして、キャベツとかをさらにフォークとナイフで丁寧にカットして食べておられて、うう～ん、やはりところ変わればだな～と思いました。

この月のハーラル表示の食事はとろろ蕎麦と、天丼というのも面白かったです。
やはりイスラムの方はハラールを守りたいだろうけど、とろろ蕎麦ってねえ
それを頼んだ方を見ると、フォークとスプーンで苦労して食べておられました。
天丼はフォークとナイフで食べるのでしょうか？
ハラールな日本食に、うむむ、異文化交流は楽しですね。

それを見ていてなんとなくざる蕎麦が食べたくなったので、頼んでみました。
ざるソバは小鉢が付いて４１０円。
ざる蕎麦ぐらいはするっと入ると思ったけど、けっこうな大盛りな上に、麺にかなりのコシがあるので、思いのほか完食するのに苦戦しました。

2012年　９月に訪問
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ミャンマー料理
JICA 11月のエスニック料理はミャンマー料理でした。
いつも終わる頃に行くんですが、今回はわりと早く行ってきました。

チェッターアルーヒン　　チキンとじゃがいもの煮込みです。
ヒン＝煮込み　煮込み＝カレーなのでありまして、私がいつも言っているところのものであります。
ペーヒンジョー　春雨と豆のスープ

ジントゥは、野菜と生姜の和え物
バタータミンは、バターライス
バターライスってミャンマー料理なのかな？
肉や野菜の旨みが溶け出た油をご飯にかけて食べると聞いたことはあるのですが。

ヒンはココナッツミルクの効いたカレーと言う感じなので、ご飯にかけて頂きました。
ただ、辛さとしはご飯なしでも食べれる辛さです。
JICA のエスニック料理は、本来辛いはずのものでもそう辛くはしないようなので、これもそういう感じなのでしょうか？

前回のミャンマー料理の紹介で、ミャンマー料理は辛くないとコメントをいただいたのですが、実は・・・あんまり納得していません
次は長田にあるミャンマー料理店に行ってみようと思っています。
そこにはモヒンガーがあるそうなのなので・・・

2012年11月　訪問
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フィリピン料理
JICAさん５月のエスニックフードはフィリピン料理でした。
実は今日から６月。
例によって５月の終わ、りぎりぎりに行ってきました。
フィリピンは直接的にはゆかりの無い国ですが、間接的にはゆかりのある国なのでフィリピン料理には興味があります。

アドボは鶏肉の煮込み。
食べた感じは酢豚の鶏バ－ジョンでしょうか。
ギニサン・アンパラヤはゴーヤ炒めだそうです。
ニンニク風味らしいのですが、あまり効いていません。

どちらもエスニックとは感じられませんでした。
ソーパスはフィリピン風シチューだそうで、フィリピンではおやつでもあるそうです。
ココナッツミルクが効いているので、多少エスニック感はあるです。

これはデザートのマハブランカ。
一字違えばハマブランカ。
わっかるかな～♪ わかんねえだろうな～～；
ココナッツミルクとコーンを素材とした「ういろう」だそうです。

アジア飯しといえばやっぱり汁かけご飯です。
ココナッツミルクの効いたスープをご飯にかけちゃいました。

食べながらテーブルにあるフィリピンフードの説明書きを読んでいると、フィリピンではスープやおかずのお汁をご飯にかけながら食べるのが一般的と書いてありました。
ええ～自分の嗜好と同じだわ。

梅雨入り前の日本は最高に気持ちが良いです。
というか既に梅雨入りしているのだそうですが・・・
梅雨も大好きです。
というか、梅雨があけると自分的には過酷なシーズンの始まりとなってしまいす。

2013年　５月　訪問
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ネパール料理
JICA食堂５月のエスニックはこの度のカトマンズ大地震をうけ急遽、ネパール料理となった。
７２０円のうち２０円が募金となります。
一応、ダル、バート、アチャール、チキンカレーなんだけどネパールっぽい味はしないのは了解済みである。

ネパールは最貧国の一つであり、産業は観光に依存している。
そんな状況の中での被災は一層深刻なものとなると言わざるを得ない。

食べ方だけはネパール風にごちゃまぜにしました。
それにしても、なぜに自分が愛着を持っているのもや、贔屓（ひいき）にしているものがどんどん失われいくのだろう。
そんな感傷にひたっていれるのは、自分が傍観者だからなんだろうけど。


（４月２５日、カトマンズ近郊を中心に襲った大地震はマグネチュード７・８と推測されている。
都市直下型地震としては阪神淡路大震災の３０倍のエネルギーを放出したという分析も出ています。
身にも馴染みが深い、ダルバール広場、スワヤンブナート、ダラハラ塔など歴史的な建造物や世界遺産の寺院などの多くが、修復不可能な損傷を受けたようです。（ボーダナートはどうやら無事らしく、スワヤンブナートも本殿は残っているらしい）

また、パックパッカーの聖地として観光客が集るタメル地区では、狭い路地にひしめくようにホテルやレストランなどが軒を連ねていた為、車両の通行が容易ではなく、救出活動はもっぱら手作業となったようです。
国連は、4月28日にネパールの人口の30パーセントにあたる約800万人が被災したと発表しました。
2015年5月15日、ネパール内務省報道官が地震による死者は8460人、負傷者は2万人以上になったことを発表した。）

2015年　５月訪問
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スリランカ料理
久しぶりに赤十字病院にいったので、近くにあるJica食堂でランチ。
今月のエスニックはスリランカ料理だった。
スリランカは若い頃にしばらく滞在したことがあるので馴染みがある。
記憶にあるのは、料理が激辛であり、初めて体験したココナッツ・ミルク・フレイバー。

又このあいだは、「一色屋」さんに行ったら、ＴＶで南インドのことをやっていて自身の南インドからスリランカに至る旅を想い出してしまった。
ククルマス・ウェンジナはチキンカレー、ライスはココナッツ・ミルクで炊いてありキリバスという。
ゴーヤの和えものは、カラウィラ・サンボルという。
ココナッツ・ミルクのプディングはワラワッタン。
どれも名前が面白い。
スリランカの想い出といえば激辛料理と断水でえらい状態になった「水洗トイレ」である。

スリランカへ渡る船のトイレも、すさまじいかった。
今はそのあたりのことは、少しは改善されたのだろうか？
私が旅した後にスリランカは内戦状態となった。

１９８３年のことである。
シンハラ人とタミル人との大規模な民族対立は２６年間も続き、多くの人が亡くなった。
２００９年５月に内戦は終結した。

2016年　2月　訪問