石川県能登半島地震支援「加賀野菜の天ざる」 : 一休そば 総本店

石川県能登半島地震支援「加賀野菜の天ざる」…興味深いメニューです。食べて応援も有意義な事だと思います。

・五郎島金時
・加賀れんこん
・金沢春菊

ホクホクの芋、五郎島金時が特に印象に残りました。そして今は「味わい巡り」として、全国の在来種蕎麦を期間ローテーションで提供、今回は福井県大野在来種です。ちなみに卵ご飯は別途注文です。

この品種としては私が大好きな「春のすけ」でも多用しています。一休そばの大野在来種蕎麦も出来栄えよく、味わいを感じました。

一休そばの隠れ人気メニュー「カレー南蛮」実は初めてのオーダーなんだ。

おお！深みのある色合いで掴みはOK。でも見かけ倒しじゃ用は無いぜっ、そう人も蕎麦も中身が重要だ！（中身の無い私が言うのも何だけどね）

●カレー南蛮

絶妙にとろりとした汁は蕎麦によく絡み、蕎麦も温汁に負けずに存在感は保つ。

小麦粉から炒って作るオリジナルカレールーで味付けする拘りぶり。カレー南蛮にありがちな薄っぺらさは無く、豊かな旨みとコクの余韻の後には穏やかながらも爽快なスパイス感が、縁取りを保ちつつ心地良く鼻に抜ける。そう、旨味とスパイス感のバランスが良い。

カレー南蛮の汁はカレーの風味が個性を決めるポイントだが、それを活かすには出汁が肝。こちらは酸味を効かせつつ複合感のあるドッシリ出汁がカレーとしっかり融合して一体感を演出、当然物足りなさは皆無だ。

クセの無い柔らかかしわ肉ゴロゴロ、南蛮の由来である長葱が食感と味わいにアクセント。

あらら、良いじゃない！迷ったら一度はオススメしたいカレー南蛮、良いと思います。

毎年恒例の「新そば味わい巡り」が今年も始まった。2週間毎に異なる産地の新そばを提供する楽しい企画…

今年は深川・富良野・上川・下川の設定で、私的には少し面白味に欠ける産地ながら、牡丹やキタミツキ、大雪そばやレラノカオリ等、一般の方なら初体験のような品種を揃えているので納得だ。


■もりせいろ　深川産レラノカオリ　


製麺工場を持ち多くの蕎麦を一括機械生産しているが、粒子や打ち方を工夫しておりタイプ的にみれば上々な蕎麦。今年は猛暑から新そばの品質が良くないながらも、香りの演出はなされており、大衆系大箱店としては優秀だ。つゆも地下熟成庫で寝かした返しに拘りの出汁と本格派。

どうしても大箱チェーンの宿命で、在庫の提供タイミングと期限でバラつきが発生する事は否めないものの、今回は十分OKで美味しい。出来れば最良のタイミングで提供出来るスタイルを見つけだして構築して欲しい。


さて、同社は10月に札幌にて行われるイベント「北海道新そばフェス2023」に出店する。私自身はこのイベントに関しては静観を決めているが、ハイクォリティな新そばが提供出来るならそれは素晴らしい事であり、苫小牧からの参加ならば掛け値なしで応援したい。

■とろろそば　

暑い夏にはネバネバとろろも食べたくなる一品。卵黄を溶きながら食べると美味い！とろろとワサビも合うよね。

しかし！この日は蕎麦が硬い！明らかな茹で時間不足、または製麺段階の要因か…

折角蕎麦が良くなっただけに勿体無い！早速経営陣に伝えましたが、研究熱心な企業なので改善してくれるでしょう。

一休そばの十八番と言える、ラー油を効かせてガシガシ喰らう肉そばスタイル、総本店でも食べられる。


■冷やし肉つけそば（大盛）


甘辛豚肉にたっぷりの海苔や長葱、出汁の効いたスッキリのつゆに浸せば幸せ気分。ガシガシ喰らいたい。

ラー油は途中からお好みの分量を足せる所が良い。そしてこのラー油がこのスタイルにはバッチリ合うのだ。食欲が増してズッシリボリュームでもペロリ。

しかし… この日は訪問が中休みギリギリだったせいか、蕎麦がスカスカでガックリ。

「目に（は）青葉、山ホトトギス、初鰹」… 結果大満足の御膳でした。旬を食べると健康になれます。


■鰹のたたき漬け丼とおろし蕎麦のセット　1,290円


旬の鰹は、本返し漬けにする事で旨味成分が融合昇華、タレの掛かり具合も絶妙で、薬味の風味食感も良し。

そして蕎麦が良くなった。粗挽き粉も混ざり、キュッと締まったコシで蕎麦の味香が濃い。出汁と返しのバランスが良いつゆと合わせて、大衆蕎麦屋でこの蕎麦が出てきたら、大した事の無い手打蕎麦屋は顔負けだろう。

この季節限定メニューはお世辞抜きにオススメ。串天も始めたようで、一休そば…頑張ってるな。でも蕎麦湯は欲しいなあ。

鍋焼き蕎麦をとある理由で色々と検索していた所、何だか自分も食べたくなり駆け込んだ一休そば総本店。

丁度現在、秋企画にて「新そば巡り」を行っており、限定は音威子府産の新そばで、この地域らしく黒々しく蕎麦を打っている。

鍋焼き蕎麦は鉄鍋での提供。グツグツと煮込んだ感は少ないが汁は熱々だ。定番具材の他にエビ天や餅も入りボリューム感も中々。汁は少し甘めに感じるが、安定感のある味わい。蕎麦も負けずに主張があった。

寒い冬にはありがたく、まだ馴染みの少ない鍋焼き蕎麦が面白い。

苦難を乗り越え再び大海原へ――――――――


火災により休業していた「一休そば総本店」が、新たに生まれ変わってオープンしました。店には開店と同時に多くの市民が訪れる人気ぶりで、期待と愛着が高い事が解ります。

「共に育つ」…市民は食べる事でお店をどんどん応援し、店はその売り上げで期待以上の料理を提供していく…

良く言われる事ですが、そんな好循環が生まれて欲しいし、それが出来る、必要な時代です。この店にはそのモデルケースになって欲しいので、私自身も微力ながら情報を発信していきます。

行け！一休そば総本店！キラキラとした苫小牧の大海原から堂々の出航です！


■一休定食　1,180円


看板メニューとの事。蕎麦は大衆大箱系ながら、味は引き出されているから及第点。汁も写真で紹介しているが、専用の地下熟成庫で寝かせた返しを優しく利かせ、出汁と良く馴染んだ万人ウケするタイプで良し。

ご飯も良く、天ぷらもサックリ及第点ながら、メニュー解説でもある「天ぷらを浸して味変…」の狙いならば少な過ぎ…過ぎですよ、これは間違いなく要改善。

やっぱり苫小牧ソウルと言えば、三星のパンやお菓子、甚べいのお弁当・おむすび、羅亜麺館（満龍）の味噌カレー、そして一休そばだよね。是非頑張って突っ走って、我々の「思い入れ」を守って欲しいです。

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ちなみにLine登録で「蕎麦花粗挽き一味」が貰えます。私は今回、激辛さんにあげようと思います。ありがとうございました。

◆冷やしぶっかけ　たこ天そば　　990円（税込）


まずは自社工場を持ち製麺する蕎麦チェーンとしては、随分と蕎麦自体が良くなった印象。蘭越産蕎麦粉を使用し、しなやかながらキュッと締ったコシの後にはしっかりとした蕎麦本来の甘味が感じられる。このクォリティならば、もりそば等でも満足出来そう。

たこ天は揚げ上がり良くて美味しいが、肝心のタコが少し固く、分量も少なめな印象。とは言え、ダイナミックな大きさで見栄えもするのだが、その豪快な見た目に拘るあまり、食べ進めると後半は天ぷらばかりになってしまい、少し重ためだ。

今回も概ね満足。そしてやはり蕎麦の進化向上には驚かされた。

今年の初仕事ランチはここ。

■狸そば　690円 (税込）
■なったま飯　280円 （税込）

一休そばは甘汁（熱いかけ汁）も、素朴ながら出汁感があって美味しい。天かすが溶け出してコクもGOOD！なったま飯は見ての通り、納豆好きにはタマランね。

表現ベタだが「普通に美味しい」食事…　でもこれって案外大事なんだよね。

2週間毎に異なる産地の新そばが登場する、楽しいイベント開催中の一休そばチェーン。その第4弾は「サロマ産」だった。ここ数年注目される道東産蕎麦粉、今回は最終日にギリギリセーフ。

今回は比較的スタンダードな一休そばに近いだろうか、淡麗とも形容出来そうなスムーズ感と歯切れの良さ。風味はまずまず、甘味はチェーンとしては十分。出汁にこだわり、熟成感とフレッシュ感が混在するようなまとまりのある汁と共に満足出来た。あくまでもチェーンという事を忘れずに。その定規で蕎麦を計り感じてみると印象は変わりそう。

最終章は、復興応援企画として「むかわ産」が現在登場中。同じ胆振エリアの蕎麦として応援したい。

「新そば巡り」として、2週間ごとに北海道５つの産地の新そばを提供する楽しいイベント開催中。第2弾は「上川」だった。（9月28日現在は音威子府産）

おっと・・・今回の上川産は、それほど新そば感は引き出されておらず、普段とあまり変わらない感じだ。この店のファンとしては「もっと頑張って欲しい」そう思えた。

但しこのチェーンの汁（つゆ）はやはり良い。本部で一括管理製造だろうが、複数の節を抽出したであろう甘さとコクの豊かな出汁感と、スッキリながらも程よい熟成感で角の立たない濃い口の味わいは本格派個人店にも引けを取らない。

第3弾は「音威子府」・・・噂ではあの黒々しい音威子府そばを、一休そば流にアレンジしたとの事。今から楽しみだ。

「新そば巡り」として、2週間ごとに北海道５つの産地の新そばを提供する楽しいイベント開催中。第一弾は「幌加内」だった。（9月28日現在は上川産）

モッチリとしてキュッと締まった食感の蕎麦は、大衆向けに柔らかめに仕上がっているが、新そばの魅力はしっかりとあり。

創業以来継ぎ足しの「天丼のたれ」は割と辛口寄り。ボリュームいっぱいの平日ランチは980円と利用し易い。

このチェーン、自社製麺工場を備える利点もあるが、大衆チェーンなので・・・に決して留まる事無く、大衆チェーンだから出来る事に発想転換、その強みを活かした攻めの企画は、コアな蕎麦ッ喰いはもちろん、それほどでも無い方々にも気軽に楽しめる魅力がある。

苫小牧が誇る大衆蕎麦チェーンの総本山である。大箱チェーン故にメニューバリエーションはとても豊富だが、逆にどうしても画一的になってしまいがちな味わいや質を上手に補うのは、魅力的な企画と惹かれるキャッチコピー、そして食べてみたくなるメニュードロップなのだ。特に魚を扱うのが得意な同社、今回は夏を意識したようなメニューの登場だ。

■鰹のたたき漬け丼とおろしそばセット　1,080円（税込み）

「蕎麦汁のかえし」で漬けた鰹のタタキは、きっと蕎麦好きならば興味津々だろう。なるほど、さっぱりとした鰹のタタキに出汁感もある穏やかなかえしがジワリと効いて、温かい白飯にジャストマッチ！葱、玉葱、大葉のトリプル薬味とワサビも良いアクセント。これは美味しい。

ダブル主演とも言える「おろしそば」も、アッサリ+アッサリで一瞬どうかな…と思ったが、しっかりと存在感を放つ味わいで良いシナジー。

このメニューはオススメ出来るクォリティ。現在ヒットしている事も十分理解出来る。

楽しい企画で攻めている「一休そば」。本州3大産地の蕎麦を期間限定で提供する企画の第二シーズンとなったので訪問してみた。

■「越前そば」大もり

企画第二弾は「越前そば」。越前そばと言えば福井在来種を使用、粒の大きさは小粒だが、その分実が締まっており、味わい深く香り高い、そして品質の高さが特徴だ。

さて、一休そばが提供する越前そばは、外皮も挽き込んだ、漆黒の星が散りばめられた中細で黒々しい田舎そばである。普段の蕎麦よりもキュッと締まってモッチリとしたコシ、何より蕎麦の味が濃いのが特徴的であり率直に美味しい蕎麦なのだ。これ、大箱大衆チェーンが提供する蕎麦のレベルを超えている。

大衆そばチェーン云々よりも、蕎麦が美味しい・・それが最大のポイント。その一言につきるし、それ以外は必要ないのかもしれない。個人的に一休そばには要注目なのだ。

ちなみに調理感は、やはり総本店がリード。半歩先を行っている感じなので、他支店も追い付け追い越せで「おすすめ出来る店」になれるように頑張って頂きたい。

苫小牧発の蕎麦チェーン店、一休そばが企画とメニューで「攻め」の姿勢をとっている。今回の企画は、蕎麦処日本三大名所味わい巡りと称し、期間限定にて本州産は各産地の粉で打った蕎麦を味わう事が出来る、蕎麦好きにとっては嬉しいもの。そしてメニューにも一工夫、そう、福島名物で長葱を箸代わりに蕎麦を手繰る「高遠蕎麦（ねぎ蕎麦）」が味わえるのだ。

■ねぎ蕎麦（単品）880円（税込）

あれこれ試行錯誤した上で選択したという「仙台曲がりネギ」がドーンと存在感を放つ圧巻のルックス。そしてそのルックスに負けずとも劣らない「信州そば」が良い。しっかりと程よいコシ塩梅でよく締まった蕎麦、風味甘味、その味わいも良好なのだ。そしてカイワレ、ゴマ、大根おろし、削り節のトッピングが絶妙なバランス感で丼の完成度を高めている。高遠蕎麦ならでは、ネギを箸代わりに蕎麦を手繰り、途中ネギにかぶりつく・・ネギは柔らかくてほのかな甘味、本格派蕎麦を変化球で楽しむスタイルで美味しい。

今回の企画蕎麦のレベルは、いわゆる大衆チェーンの領域を半歩超えた印象。今後もあくまでも万人に愛される存在感を保ちながらも、時より今回のような「蕎麦好き」をもガッチリ惹き付ける楽しい企画を是非提案して頂きたい。ちなみにこの企画は、一休そば直営店全店（苫小牧・千歳）で行われているようだ。

平成30年10月末、新そばを味わいに訪問。2週間ごとに北海道の蕎麦産地を変更して新そばを提供する企画は何とも楽しい。今回は幌加内産のようだ。

やや繋ぎが多めのツルリとした蕎麦、風味はそこそこ感じられた。出汁をシャープに効かせた、サラリ甘口寄りの汁と合わせて、大衆的で万人が食べやすい蕎麦と言ったところだろうか。

店内は広く、セットものを含めてメニューバリエーションも豊富なので、家族や複数名での利用には便利であり、あくまでも大衆チェーンという認識で利用すれば、八雲や鶴喜、福住等にも引けを取らないし、それ以上に満足出来る場合もある。

北海道胆振東部地震においては、停電で北海道全域の皆様に影響があり、特に厚真町や安平町においては甚大な被害がありました。まずはお亡くなりになられた方々や、そのご家族にお悔やみを申し上げます。私の両親、そして祖父祖母は厚真町出身であり、母の実家もあり、親戚や友人も多く、時間毎に刻刻と変わる復旧や変化に心を痛めておりました。「被災」と言う言葉は、正直なところ対岸の火事のように捉えていた私には衝撃的なものでした。隣町である我が街、苫小牧市は、死者一名、そして停電がありました。墓地では墓石が多く倒壊したりもしました。

そのような状況下で「炊き出し」をいち早く行ったのは、ここ「一休そば」ですね。早いもの勝負ではありませんが、正直なところ、私としては便乗的な炊き出しでは？とも感じられる店もあるのですが、それでもそれに満足した方々が居るのならば、それはそれで立派な行動として成立します。そんな中、いち早く状況を分析し、いち早い行動をとった、この店は素晴らしいと感じます。多くの方々が感謝したでしょう。点数の評価は変えませんでしたが、私の心の中の魅力度は確実にアップしましたし、同じように感じる苫小牧市民も多いのではないでしょうか。

今回頂いたのは、もりそば、鯖の押し寿司、すだちそば。特に鯖の押し寿司が美味しかったですね。

一休そばグループの総本山。ファミレスを思わせる大きな店内は綺麗に手入れされ、とても落ち着ける空間となっている。「本店」という存在は多店舗展開店での要であり、お客としてもよりいっそうの期待感を持って来店する。

ここ総本店の裏には一休そばグループの製麺工場があるが、そばに関しては本店だからといって特別に差があるものでは無い。しかし丼ものの満足感、充実したメニュー構成、サービスを含めるとやはり「総本店」らしい、プライドと真剣さは伝わってくる。

一休そばの魅力は「そばレストラン」としてのお得なセットメニューとボリュームだ。そういう視点でとらえると、蕎麦、丼もの含めグレードが高いと感じられるし、ファミレスの和風メニューや他の蕎麦レストランチェーンの内容と比較しても「半歩先」を行くような満足感は得られるだろう。

甘味系デザートも工夫されており種類も豊富。昼時は駐車場もびっしりとなる人気ぶりも理解出来る。メニューバリエーションが豊富なので、複数名での会食、家族連れなどはとても利用しやすいのではないだろうか。

地方部である程度成功・成長すると、より大きなステージ・札幌で勝負しようと進出する飲食店・食品店は多い。しかしその多くはサービス（商品・価格・接客）が追いつかず、マーケティングの甘さ等も伴い失敗に終わる。ここ一休そばも明確な理由は不明だが札幌からは撤退した。撤退前に「秘伝もつ鍋」を積極PRしていたようだが、いまいちピントがずれているように感じた。現在も総本店ではもつ鍋を扱っているようだが、大都市圏でそれなりの規模の店舗で勝負するならば、肝心の蕎麦や丼もののグレード・クォリティをもっともっと上げるか、もっと価格帯を下げバリュー感をアップさせるかのいずれかだろう。ニーズの隙間はもう既に埋まっているのである。