『らーめん初代』(味噌)(新味噌) : らーめん初代 小樽本店

『らーめん初代』

2020年7月の下旬、前回の北海道旅行から10ヶ月。再び北海道にやってきました。
今回の旅の行程は、札幌→帯広→小樽→札幌の5泊6日。前回よりも2泊少なく、遊びや観光の予定はあまり入れていないので、その分いっぱい食べまくります。

さて、初日の札幌の夕方に１軒目『らーめん信玄 南６条店』で味噌ラーメンをいただいてから札幌→帯広→小樽と移動してきました。
4日目の昼過ぎに小樽に到着して小樽築港駅近くのホテルにチェックイン。ホテルでちょっと休憩してから南小樽駅に移動して、そこから徒歩5分ほどのところにあるお店が今回の旅の2軒目『らーめん初代』です。

実はこの日、嫁さんの誕生日が近いこともあり、小樽運河を見渡しながら食事をいただけるちょっといい感じのお寿司屋さんを18:30から予約してたんですが、我慢出来ずラーメンを一杯挟んでしまいました。
お店に到着したのが16:15あたり、この時点で既にお寿司の予約時間まで2時間ちょっとであります。

それと、本当はもう一軒行ってみたいお店がありまして、『らーめん みかん』という、同じく小樽のラーメン店で名を馳せる、『らーめん初代』と双璧をなす（と思います）お店なのですが、早く食べたいという理由から南小樽駅から比較的近い『らーめん初代』を選びました。

まずは外観ですが、見事な石倉！

店内は食事時の時間帯ではないため先客が1組2名のみ。
4〜6名掛けのテーブル席に案内されたのですが、テーブルがまたシブい。老木から切り出したかのような一枚板のテーブルは形が凄いイビツで味があります。

注文ですが、前もって『味噌』(830円)と『新味噌』(880円)にあたりをつけていました。

メニュー表によると、
『味噌』
「強力な火力で炊き込み、まったりとした味が特徴」

『新味噌』
「あらかじめ下味を付け炒めた豚ひき肉、もやし入り」
「味噌と醤油、生ニンニクの擦りおろし、中国山椒等を練り合わせてから約20日ほど熟成させた新味噌用のタレとスープの旨味が感じられるように火力は弱火で仕上げます。」とあります。
（ちなみに、2020年7月下旬時点のＨＰの『新味噌』の解説には「スープの旨味が感じられるように火力は最大で仕上げます。」と書いてあります。弱火なんでしょうか、火力最大なんでしょうか。どちらが正しいのかは不明です。）

チャーマヨという、チャーシューのマヨネーズあえをご飯に乗せ海苔で包んだ3個入りのひとくちサイズのおにぎりもかなり惹かれたんですけどね、このあともあるし、ご飯でお腹を膨らせてる場合じゃないのでここは我慢。

とりあえず『味噌』と『新味噌』だけを注文して、石倉の中をマジマジと見ながら待つこと10分弱で着丼。

大きなチャーシューとスープの深い色が特徴的です。

では、早速ひとくち。

やばい！『新味噌』めちゃくちゃ美味いです。正直、これまで食べた味噌ラーメンの中でＮｏ．１更新したかも。
嫁さんもここの『新味噌』が一番美味かったとのこと。おそらくこの旅行の中で食べたものの中でも、これまで食べた味噌ラーメンの中でもだと思います。

メニュー表の説明にもあるとおり、程よいニンニクと山椒（中国山椒かどうかは分かりませんでしたが）の風味が味噌と抜群に合っています。
もちろんファーストインパクトというかスープを口に入れた瞬間の印象はやや濃い目の味噌なんですが、奥にホント絶妙のバランスでニンニクと山椒が感じられます。
そこに豚ひき肉の旨味ともやしの甘みがプラスされ、北海道の味噌ラーメンらしく表面には油膜が張っています。

『味噌』と『新味噌』の見た目の違いは、ほとんどなく『味噌』には海苔が入り、スープの色が『新味噌』の方がやや暗めといったところでしょうか。
もちろん『味噌』でも十分美味いですが、『新味噌』の方がかなりオススメ。深みと風味が違います。

麺はほんのりウェーブがかかった加水率高めの中太麺で、しっかりしたスープにピッタリ。食べ応えもあって満足できます。
食べ進めるとスープの底の方にある豚ひき肉を引き上げて麺と絡めて食べるのもまた良し。

嫁さんと何度も『味噌』と『新味噌』を交換しながら楽しんで食べ終えました。

先述しましたが、嫁さんもこの旅行で食べたものの中で一番美味かったとのこと。私にとっても過去食べてきた味噌ラーメンの中で１〜２位を争うものでした。
いやー美味かった。