目下、草津温泉ＮＯ.１の居酒屋だと思います。 : 居酒屋 源氏

【最新レビュー　2011/11】

お店の内装がすっかり新調されていました。
問題の多かった厨房も、ピッカピカでキレイ（笑）
料理の腕はさらにレベルアップしており、日本酒もかなりいいものが置いてあります。

草津温泉の居酒屋としては最高峰にランキングされますね。
レビュー方針に則り、めでたく評価を★★★★4.0→★★★★★5.0へ上方修正いたします。

〆に和牛の牛とろ丼を食べたところ、どっひゃあｗｗ！
てっきり牛スジの煮込み丼だと思い込んでいました。
実は鮪のトロをイメージしたネーミングで、つまりは、鮪の大トロ丼ならぬ和牛の大トロ丼でございます。
ひんやりとした肉の脂が、ほっかほか御飯の上でとろ～り。
久々の会心です。
極上の〆飯をどうぞ！

今回もサイコーでした。
ごちそうさま！

追記１：レバー刺し、あります。都会ではほとんど食べられないので嬉しかったです。
　　　　　ただし、以前みたいに厚切りではアリマセン。ちと残念だが仕方がない。

追記２：料理やお酒は相変わらず遅いです。覚悟できない人は来店してはいけません（笑）


【これまでのレビュー　2008/10】

タイトル：レバー刺しなら文句なしの★★★★★5.0！草津温泉を代表する居酒屋。

居酒屋源氏の店名由来は、てっきり草津温泉縁（ゆかり）の｢源頼朝｣公だと思っていましたら、実はかつて東京・祐天寺にあった居酒屋源氏の暖簾分けだそうです。
山妻の年季には負けますが、草津温泉の居酒屋としては歴史が古く、最古参の部類に入る地元御用達のお店です。
現在は、好青年の二代目・久々江（くくえ）さんがご家族と一緒にフル稼働でこの繁盛店を営んでおります。

お店は、夜になるとわりと静かな大滝の湯方面にありまして、急な坂の途中に立地しております。
湯畑から歩いていく場合は、北群馬信用金庫が目印です。（徒歩3分ぐらい）
信金に着きましたら、左側の急な坂を見上げてください。
スナックアップルと二軒仲良く並んでいるはずです。
店内の広さはカウンター数席分と2名で座るとちょうど良い感じの狭いお座敷テーブル×２、宴会用のお座敷部屋（８～10名ぐらい？）。
狭く感じるかと思いますが、呑みたくなる雰囲気が漂う居心地の良いお店です。
料理とお酒のメニューは短冊で壁に貼ってありますが、日本酒の銘柄は草津でも一番数が多いかと思います。
酒好きの心をくすぐる銘柄も多いので、ポン酒党にはうれしいですね。
ちなみに、私はハッピーでした。（笑）

食材やメニュー、お酒の銘柄を見ればすぐにわかることですが、二代目はかなり研究熱心なグルメ料理人だとお見受けいたしました。
きっと食べ歩きもしていらっしゃるかと思いますし、案外趣味で食べログを書いていたりして。（笑）
もしそれが事実ならレビューを読んでみたいですが。

どっぷり仕事を楽しんでいるように見えましたので、私はそんな二代目の一所懸命な姿を見て、自然と好感を持ちました。
食べること、呑むこと、料理を作ること、食べてもらうこと含めてとにかく｢飲食｣に関わることなら何でも好きなんだろうなぁ･･･と。

気合と情熱を感じさせる料理が次から次へと運ばれてきます。
仕事がとても丁寧かつ素晴らしく、お気遣いも大変気持ちのいいお店です。
いつものように私も料理に向かい合うときは気持ちを集中させて真剣勝負。
何度も味や亭主の意図を舌で確かめ、じっくりと味わいました。
以下の通りご報告いたします。

● ｢茶玉の温泉玉子（315円）｣
普通の温泉玉子ですが、気持ち濃厚に感じます。

● ｢自家製もつ煮込み（525円）｣
恐らく鶏モツと豚モツが混ざった煮込み。味付けに深みとコクがあり、素晴らしい逸品。軽井沢わかどりのモツ煮よりも美味かも。

● ｢馬刺し　赤身（1400円）霜降り（2300円）　｣
赤身や鬣（たてがみ）はあれど、霜降りは未経験でしたので今回食しました。意外に筋がある印象ですが、コンビーフのような味も若干感じました。中々イケマス！

● ｢和牛レバ刺（1050円）｣
宝くじに当たったような、夢のような瞬間が訪れます！！
私の人生経験上、味・ボリューム・ＣＰにおいて全国ＮＯ.１に踊り出た超ド級のレバー刺しです。
写真を見てくださればわかるかと思いますが、そのレバーの厚さ・角の立ち具合・色と鮮度・コクとなめらかさ・どえらい盛り付けを見て思わず一礼・合掌いたします。（ちなみに少しつまんだ後で写真を撮りましたから、本当はもっとあります）
比較で言いますと、町屋正泰苑のレバー刺し４～６人分の分量で、味と品質は互角かそれ以上です。
ＣＰまで考えますと、町の小学生サッカーｖｓプレミアリーグぐらいの実力差はあるかと思います。
必ず注文すべき一皿です。

● ｢国産つくね２本（472円）｣
とても無難な味わい。生卵との相性は良さそうなので、お願いいたしましょう。

● ｢豚軟骨の叩き　塩こしょう焼（650円）｣
今月の新メニューです。見た目は今ひとつでしたが、胡椒の風味がよく、軟骨の歯ざわりが楽しいおつまみでした。素晴らしい。

● ｢5種のお新香（525円）｣
盛りだくさんでボリュームがありました。

● ｢おにぎり（210円）｣
大きな海苔でぐるっと巻いた大きめなおむすびです。具が選べます。

● ｢お茶漬け　納豆（525円）｣
想像以上の傑作です！
どんなのが出るのかなとワクワクしておりましたが、見た目は自然体でした。
ひきわり納豆と出汁茶との相性が抜群で、しっかり納豆の風味が生きています。
熱さで納豆菌が死んでしまい糸は引かないだろうなあと思いきや、予想は大外れ。
お茶漬けで糸を引きながら食べるのは実に感動的！もちろん塩梅も◎！

● 日本酒一合　群馬｢桂川(630円)｣・群馬｢大盃(630円)｣

総評としては、草津でも指折りの美酒・美食居酒屋であると断言いたします。
日本酒好きな方、レバ刺好きな方、しみじみ呑みたい方、味を優先したい方、凝った料理がお好きな方、二代目の意気込みを感じたい方は、満足いただけるかと思います。

ごちそうさまでした。

追記１：店が狭いので予約は大事です。レバーに限らず、食べたいものがいつもあるとは限りません。事前にお願いするか、運にまかせるか･･･。二代目に今夜のお薦めを聞くのもとても大事です。真鯵や真蛸、焼鳥、揚げ物は今回頼みませんでしたが、次回挑戦。

追記２：おにぎりの｢牛とろ｣が気になる・・・。

追記３：ボリュームがあるので、一回の訪問で全てのメニューを制覇するのは無理です。逆に制覇できた方は｢大食い選手権予選大会｣に迷わず出場しましょう！番組のダークホース的な存在になること請け合いです。（爆）