食べログＮｏ.１カリスマレビュアー様の天恵に浴す・・・ : 喫茶 柱時計

赤城山の中腹にある山郷の喫茶店。

今や一躍、食べログを「日本最大の飲食店画像アーカイブ」へと押し上げた最大の功労者様、その原動力の筆頭第一人者様であり、国家財産とも言える１０万枚を超える貴重な「報道写真」を無償提供中の世界的に著名な孤高の天才フォトジャーナリストであり、ピューリッツァー賞最右翼候補の不世出の正義の社会派ドキュメンタリーキャメラマンでもある・・・・食べログの「至宝立役者ユーザー＆花形看板カリスマレビュアー」様・・・・その前人未踏の功績、その空前絶後の偉業、その「藍綬褒章」レベルの慈善的社会貢献奉仕活動・・・・の結晶、知りたい北関東の飲食店情報がほぼ100％即時正確に手に入るその数千件にも及ぶ貴重な「お宝レビュー宝物殿」を拝観していて・・・・こちらのお店の存在と魅力を大変有り難くご教示頂いた次第。

今回もまた「食べログＮｏ.１カリスマレビュアー様」の大変な天恵に浴させて頂き、本当に感謝感激である。
特に小生は、尿意が近く、また会計が不得手のため・・・・そのお店の「トイレの形状」と「レシートの印刷内容」が事前に確認できる写真があると心の底から非常に安心でき、毎回本当に助けられている。
手間を惜しまない博愛主義のお心遣いと温かなお人柄に、誠に「ありがたや、ありがたや・・・・」である。
小生のような社会的弱者へのありがたき介助行為、その温かな「神の見えざる手」を否定するようなお店は、まさか存在しないと思うが・・・・今後とも是非、「トイレ」と「レシート」の撮影と掲載の継続を熱烈に強く希望である。


さてさて、そのような有難き経緯で知ったこちらの喫茶店・・・・
まず、その山郷のロケーション、手作り感にあふれたインテリアも素晴らしいが、「コーヒー１杯300円、お替りは100円」という破格の低価格が何と言っても一番スバラシイ。

じっさい、世間のカフェのコーヒーはむやみに高すぎる。
それで美味しければまだしも、多くはマズくて・・・・。
コーヒーの原価から試算した「コーヒーの適正価格」は、果たしていくら位が相応しいのだろうか・・・・。

http://www.originalcoffee.net/cafeopenManual-17.htm
http://q.hatena.ne.jp/1177224037
http://kanmen.seesaa.net/article/143417801.html
http://www.news-postseven.com/archives/20120709_127462.html


この日は二名で訪問。
店内は、予め「食べログＮｏ.１カリスマレビュアー様」の沢山の貴重で有益な投稿画像で事前学習していたので、あまり驚かずに済んだが・・・・相当に沢山の「趣味のもの」が無数に置かれていて、「独特なホビーワールド」へとトリップする感覚。

店員はマスターとその娘さん？の二名。
念のため、店内は「禁煙か否か」について、確認してみた。
マスターへ尋ねたところ、マスターは「他にお客さんがいなければやぶさかではないですが、他にお客さんがいればタバコは遠慮して欲しいし、特に小さなお子さんが店内にいる時はご遠慮頂いています。」とのお返事であった。

この日は他に先客が一組居たが、吸っていなかったので、安心して入店することが出来た。
そのため、いちおう、雰囲気の得点は「☆４」とさせて頂いた。

厨房やカウンターを見ると、コーヒーのサイフォンも置いてあったが、じっさいはカリタのペーパーでドリップしている模様。

客席も様々なタイプがあり、選ぶ楽しみがある。
その内の一つの座敷席へ座った。

二人とも「ケーキセット」をオーダーする。
コーヒーは「キリマン」と「モカ」、ケーキは、「ベイクドチーズ」と・・・・この日は「ガトーショコラ」がなく、代わりに「かぼちゃのプリン」があるとの事で・・・それをお願いした。

５分ほどでコーヒーとケーキが登場。
まず、小生の「キリマンジャロ」は・・・・こう言っては何だが、300円という価格から、さほど味には期待していなかったのだが・・・・嬉しい事に、大きく想像を超えたレベルの高い美味しさにかなりビックリさせられた。

どうやら、「自家焙煎」のコーヒーらしい。
世の中、自家焙煎というと、もっと燻したような煙臭い味のマズイコーヒーを平然と出して来る店がとても多いのだが、こちらのコーヒーは煙臭さや雑味がなく、すっきりとしている中に、しっかりと甘みが感じられて、味わいに膨らみがあり、豊かさがあり・・・・「ハッ」とさせられるレベルの美味しさである。
正直、世のコーヒー専門店の中でも、かなり上位に入る美味しさだとおもう。

特に、香りや味に「煎り立て」ならではの勢いと、クッキリとした明瞭な力強さがあるのが素晴らしい。
じっさい、何より驚いたのが、コーヒーの味が「まったく抜けていない」事である。飲み込んでからも、味の余韻がなかなか消えず、むしろ後から甦ってくる感じ・・・なのだ。

まさに「驚き」である。
こういうコーヒーはありそうでいて、過去に小生が行った店の中ではほとんど実在しなかった。

ただ、コーヒーの味の構成が、やや大味というか、あまり細かい味は出ていない感じはする。
じっさい、キリマンジャロの特長の一つでもある「酸味」などは少なく、豆の個性を明瞭に出すところまでは行っていない感じ・・・・。
そのぶん、全体的に飲みやすく、こなれている味なので、老若男女に適している路線のコーヒーともいえるが・・・・。

また、連れの頼んだ「モカ」は、逆に、やや煙臭さが残っていて、ちょっとイガラっぽかった。
そのため多少の飲みにくさがあった。
そこで少し砂糖を入れてみたのだが・・・・すると一転して、グーンと味が豊かに引き締まり、シャープなキレがでて、不思議なほど非常に美味しくなった。
これまた、味の線が太く、かなり美味しいコーヒーと言える。

ちなみに、砂糖はブラウンシュガーだったが、クリームはクレマトップで、小生の苦手な植物油脂ポーションタイプだったので使わなかった。

ケーキは・・・・まず、小生の「かぼちゃのプリン」は、口に入れると最初はジットリとした重めに粘る口当たりだが、少しするとドッ・・・とカボチャの旨味や香りが出て来る。なかなか、かぼちゃ風味が濃厚だ。
ただ、少しジトジトして水っぽいのと、裏ごしの目が粗いようで、肌理の粗さが感じられる。

そして、カラメルソースなのか、それともかぼちゃの加熱不足なのか、わずかな渋味も感じた。
また、「甘みの質」が・・・・グラニュー糖や上白糖ではないような感じで・・・・。
三温糖とか、ザラメとか、そういう粗製糖の味がする気がする。気のせいか黒糖に近いような野暮ったいくどい甘味なのだ。

ちなみに・・・・スーパーの100円ケーキや、ケーキバイキングなどで出る激安ケーキは、「甘味がまずい」事が非常に多い。
「甘過ぎてまずい」のではなく、「甘さ自体が低級」「甘味自身が下等」なのである。
なぜならケーキを作る上で、砂糖は高いので、砂糖よりはるかに安い「異性化糖」（ブドウ糖果糖液糖）を使って甘さを付けているからだ。
食べ比べたり、飲み比べると、はっきりと「甘味の違い」が判るはず。「異性化糖」は激マズである。
ペットボトルやお菓子の袋の裏に「ブドウ糖果糖液糖」と書かれていたら、要注意だ。

さらに、最近の缶コーヒーや清涼飲料、キャンディやガムなどはもっと酷く・・・・軒並み超激安の人工甘味料「アセスルファムカリウム」などを使って、人工的でケミカルな不自然極まりない甘味を出している。
この人工甘味料・・・・はっきり言って小生にはマズ過ぎて耐えられない。
自販機で缶コーヒーを買ったら、裏に「アセスルファムＫ」と書かれていて、飲まずに捨てた事が何度もある。
今ではすっかり、缶やビンや袋の裏面の品質表示を確認してからでないと・・・・まったく買えなくなってしまった。

また、連れの「ベイクドチーズ」は、少し交換して食べただけだが、マッタリとした食感で、チーズだけでなく卵の味がよく出ているので、まるで「タマゴボーロ」のような美味しさであった。

ケーキは二つとも・・・・いかにも「ハンドメイド」、「家庭のオヤツ」的な手作り品という温かないんしょうだった。

そして、のんびりとコーヒーを飲み終え、寛ぎながらケーキを食べ終わる頃・・・・マスターが現れて、「ブレンドでよければ、コーヒーのお替りサービス致しましょうか？」と、おっしゃってくれた。

喜んでお願いする小生達。
このブレンドも、豆の細かな味や個性はさほど出ていないものの、アラビカ種に特有の香りの良さと力強さのあるクッキリとした味わいで、これまたかなり美味しかった。
生豆から店内で焙煎しているので、鮮度も良く、混ざり物もないのだろう。

こういう良心的なお店で、こういう美味しいコーヒーを飲むと・・・・
その辺の喫茶店が、いかに「気の抜けたコーヒー」もしくは「激安のロブスターコーヒー」を出して、ウンチクや口先解説のイメージ攻撃で、コーヒーに疎い客を騙しているか・・・・が非常に良く判ってしまう。

その後、少しすると「シャカシャカシャカシャカ・・・・」と豆が回る小気味良い音がして、コーヒーの焙煎が始まったようだ。
やはり、自家焙煎のお店だったのだ。
そのまま暫くすると、「ホワァ～ホワァ～～～ン」と、濃厚なコーヒーの香ばしい良い香りが客席まで濃厚に漂ってきた。

うーん・・・・脳髄にネットリと絡み付いて来るような、何ともいえない魅惑の甘～い匂いである。

いや～、素晴らしい。
まさに、これぞ喫茶店の醍醐味だろう。
群馬にもこのような素晴らしい喫茶店が実在したことに感激である。

それもこれも・・・・すべては、１０万枚を超す貴重な「実録写真」を無償提供して下さる「食べログＮｏ.１カリスマレビュアー様」の有難きお陰である。

そうでなければ、こちらのお店の存在も、一生気が付かないままだった事だろうし、もし、気付いてもマニアックな店内を余すことなく網羅した「一連の写真」がなければ、入店はしなかったと思う。

そして、何より、画像の豊富さだけでなく、「味の評価」に小生が唯一無二の絶対的な１００％の信頼を置かせて頂いている「食べログＮｏ.１カリスマレビュアー様」のレビューがなければ・・・・・興味さえ湧かなかったことと思う。


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コーヒーがあまりにも美味しかったので、その二週間後くらいに再訪した。
それにしても、小生が「コーヒーが美味しくて再訪」などという店は・・・・群馬全体でも５軒あるかないかである。

今回は、小生は「水出しコーヒーとハヤシライス」、連れは、「コロンビアとカレーライス」を注文した。

「水出しコーヒー」は「アイス」にして出してもらったのだが、使われている氷が冷蔵庫の氷ではなく、この価格にしてきちんと本格派のロックアイスだったのには驚いた。
味わいもかなり濃厚・・・・もっとすっきり、アッサリかと思っていたが、意外にもかなりコクがあり、舌にネットリと乗って来るやや重めで強めの味わいであった。

「コロンビア」は、甘い香りが素晴らしく、とても癒される風味・・・・やはり細かな味は出ていないが、コーヒー感があるというか、とてもしっかりとしたコーヒーとしての飲み応えや満足感がある。

カレーやハヤシは、業務用ルーを使って自店で手作りしているそうだ。
ルーはまあまあの量だったが、ライスが思ったより少なく感じた。
このお店のキャラクターから、もっとご飯がドカ盛りなのかと思っていたが・・・・電子レンジで温める「パックライス」使用で、200gパックの量そのままなので量が少なかったのだろう。

ハヤシはソースの酸味が強く、玉葱が大きめ。
カレーはなかなかスパイスが効いて、ソースに煮詰めた（煮詰まった？）感じがあった。

カレーとハヤシは家庭の手作り味というか、まあ、門外漢という感じは否めなかったが・・・・コーヒーはいずれもスバラシイ本格派であった。
二回の訪問で頂いた５種類のコーヒーについては、いずれも「本当に本物の美味コーヒー」の称号を進呈したい。

ちなみに、二回目の訪問時も、マスターは手が空くと「シャカシャカシャカ・・・」と自家焙煎をされていて・・・・どんな焙煎機なのか見てみたら、「フレッシュ１」と書かれた家庭用のかなり小型の焙煎機であった。

いやはや、こんな小さな簡易焙煎機で、あんなに美味しい本格派のコーヒーが焙煎できる事に驚愕である。

なぜこんなにコーヒーが美味しいのか・・・・


可愛いメイドさんが運んで来てくれる・・・・


わけでもないのに・・・・


あまりにも不思議で仕方がなく、ネットを探したらこちらの焙煎機の写真があった。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~monooki5656/lineup/ACE10201.jpg

構造を調べてみると・・・・どうやら、シーズヒーターによる「遠赤焙煎」のようだ。

「うーん、やはり！！」・・・・と思わず納得である。

美味しさの秘密は、コーヒーの味が抜けやすい「熱風式焙煎」ではなく、シーズヒーターでの「遠赤焙煎」だからなのだろう。

美味しさの秘密は、やはり、「遠赤」か・・・・。

さすが「遠赤」・・・・である。


一方で、これみよがしに何百万円もする大型のギョウム用焙煎機を見栄で偉そうに使いながら・・・・安易な熱風焙煎のせいでスカスカで全く味のしない酷い激マズコーヒーしか作れない多くの駄目コーヒー店には、「恥を知れ」と猛反省を促したい。


このような素晴らしい喫茶店を勇気を持って身を挺し初めに開拓された「カリスマ勇者様」・・・・には、ただただ頭が下がるのみである。


ありがたや、ありがたや・・・・・。


感謝。