町中華の老舗、味にも店構えにもシビれる
以前から気になっていたが、少し外れた場所なので中々訪ねられなかった昭和39年(1964年)創業の老舗町中華。
14席程度の小さなお店ながら、壁のメニューには町中華を網羅する品々が揃っている。色々試したかったが、ここは迷わず暖簾に染め抜かれた看板メニューのマーボー麺と餃子を注文。
壁の貼り紙には、「満福にしかない⁈豆板醤を一切使わないマーボー麺。にんにくとお酢と鷹の爪で作っている」と書いてある。
供されたマーボー麺は、ラーメンスープの上にこの店独自のマーボー豆腐がたっぷり載っている。本場の麻婆豆腐とは別物ながら、バランスの取れた辛さのマーボー豆腐とスープが、中太のストレート麺によく絡み、熱々でとても美味しい。
僕の後から入ってきたお客もマーボー丼、マーボー麺を頼んでいたので、やはりここではこのマーボーが定番なのだろう。
餃子は、完璧な焼き色で、皮もしっかりしており、餡とのバランスも抜群。特に大きくはない餃子が5個で600円と、少しお値段が張るところが惜しい。
それでも両方で1,450円だから、コスパはまずまず。ユーザー車検ではそれなりに神経を使ったが、美味しい町中華に癒される。
そして、この店の何よりの良さは、味のあるファサード。トタン張りの建物、ボロボロの提灯、野菜の箱とビールケース、アルミ製の岡持ちがずらりと並んでいる。
そして、店名と看板メニューを染め抜いた白地の暖簾が掛けられ、その文字がいい感じに褪せている。これぞ町中華のお手本といった佇まい。
調理場には、創業者と見られるお年を召した男性もにいるが、メインで鍋をふるっているのは二代目と思しき息子さん?
是非いつまでも、この店構えを維持して美味しい料理を食べさせてもらいたいものだ。
マーボー麺 850円、餃子600円 合計1,450円
Restaurant name |
Mampuku
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Categories | Chinese、Dumplings |
Phone number (for reservation and inquiry)・Inquiry |
03-3764-3858 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都大田区大森北2-10-1 |
Transportation |
335 meters from Omorikaigan. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
15 Seats ( カウンター7席、テーブル2卓×各4席) |
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Maximum party size | 15people(Seating) |
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter |
Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Take-out |
The opening day |
.. |
Remarks |
人気の餃子六個450円は皮から手作り。 |
先日訪ねた満福を再訪。前回看板メニューのマーボー麺と餃子をともに食したので、その他から選ぶことにして壁のメニューを見る。ずらりと揃った町中華メニュー。
カツ丼にも惹かれたが、1,300円と結構なお値段。先日食べた餃子も600円だったから、ここは比較的高めの値段設定。ということで、今日はオムライスを注文。
創業者と思われるお歳を召した男性がその助手を務め、二代目が調理を仕切り、店内は奥さんが切り盛りする。
祝日ということもあってか、昼からビールを飲むグループや、町中華食べ歩きと思われるお客さんもちらほら、マーボー麺やマーボー丼がダントツの人気。
そして、カウンター越しに差し出されたオムライス、中華風のお皿に載った姿は中々いい感じ。相当年季が入って剥げた天板の上に置くと、いかにも町中華のオムライスという感じが素敵だ。
薄皮の玉子の中には、しっかり炒められたケチャップライス。具材に肉は見当たらず玉ねぎしか見つからなかった。味は抜群でチャーハンスープを箸休めに食べ進めれば、期待通りの旨さ。
文化財として保存して欲しくなるほどの店構えと白い暖簾、こんないい感じの古さと家族経営ならではの空気感が心地よいのだが、唯一残念なのはお値段。
前回も、マーボー麺はリーズナブルだと思ったが、餃子が600円には少し驚いたが、大森海岸という立地と年季の入ったお店の割には、お値段高め。オムライス千円は、具材を考えるとちと高い。
とはいえ、食べ終えて、外から店を見ると気持ちが和むので、素敵か店構えの分と思えば許せる気がする。
ファサードも味のうち。
オムライス 1,000円