限定麺 無化調・自家製麺 最凶煮干そば…『人力俥』
化学調味料を一切使わぬ『無化調』と『自家製麺』によるラーメン作りに日々挑戦し続けられている『らーめん人力俥』さん。山﨑店主がFacebookに投稿された「6/14 本日限定にて最凶煮干そば提供させて頂きます。25食程お出し出来ます。ご来店お待ちしております。」の投稿を目にして久しぶりに足を延ばさせていただきました。『人力俥』さんの『最凶煮干そば』は所謂『裏メニュー』と称される一杯であり何時でもいただくことの出来る定番メニューではありません。提供時期はFacebookやメルマガ等でのみ告知されるレアな一杯です。店前の駐車スペースに車を滑り込ませ入口すぐ左手に設置された食券券売機にて『最凶煮干そば』750円の食券を買い求め、奥様にその食券を手渡しカウンター席へ。ウォーターサーバーからセルフでコップに水を注ぎ渇いた喉を水で潤しながら着丼を待ちます。『最凶煮干そば』の公開されているレジメには「大量の煮干と鶏ガラを強火で炊き上げ最大限の煮干の旨味を引出し苦味を少々加えた銀色のスープ。麺は加水率34㌫切歯24番の中細ストレート麺160㌘をパツパツに茹で上げます。」と書き記されています。程無くして供された『最凶煮干そば』は白磁の丼の中に唐茶色(カラチャイロ)をした混濁スープが張られ、そのスープの中に二つ折にされ横たわる『自家製麺』の中細ストレート麺、丼の表面を飾る具材は低温調理された『豚肩ロース肉』使用のチャーシューに『鶏のムネ肉』で作られたチャーシューが各1枚づつ、枕木型の『極太メンマ』二本が添えられ中央部の二種類のチャーシューの上に『紫玉ねぎ』の微塵切りと『刻み葱』に『貝割大根』少々に高級鮨店御用達の『青飛び』の香り高き上質な『焼海苔』の半切れ1/4枚で丼の淵に自家製の『豆板醤』という陣容です。スープは見るからに濃厚で若干トロミがありそうに目に映ります。実際、口にした印象もほぼ見た目通りで濃厚なスープに自家製麺のパッパッ系の麺とのマッチングは秀逸。スープは『無化調』を貫かれつつこのクオリティの高さは本当に素晴らしいと思います。この『最凶煮干そば』が750yenでいただけることに感謝です。
店主のオススメ 貝汁旨味そば…『人力俥』
『無化調』+『自家製麺』の一杯を求めて久しぶりに『人力俥』さんへ寄せていただきました。今回は限定麺狙いでの訪問では無く通常のレギュラーメニューの『貝汁旨味そば』をいただきに寄せていただきました。食券券売機にて當該品の食券を買い求め奥様へと手渡しウォーターサーバーからセルフで冷水をグラスに入れてカウンター席の先客の隣に腰を下ろさせていただき着丼を待ちます。公開レジメによりますと『貝汁旨味そば』は「蛤(ハマグリ)の出汁(ダシ)に鶏と煮干の旨味を合わせた滋味深いスープに、杉樽仕込み(スギダルシコミ)生揚げ醤油(キアゲショウユ)使用の醤油ダレを合わせたました。麺は中細ストレート麺160グラム。ぜひご賞味下さいませ。と書き記されています。程無くして供された『貝汁旨味そば』は白磁の丼にて登場です。生揚げ醤油の芳ばしい香りがすっーと鼻腔を通り食欲中枢を刺激します。丼の中には赤朽葉色をした赤茶のスープが張られ自家製麺の中細ストレート麺がスープの中に横たわっています。その上には豚肩ロースを使った低温調理チャーシューと鶏むね肉の低温調理チャーシューの二種類のチャーシューが各1枚づつ、枕木型の極太メンマ2本と刻みねぎに三つ葉、そして口溶けの良い極上の焼海苔という陣容です。先ずはレンゲでスープをひと口、貝出汁に鶏出汁と煮干し出汁が重なった上品な仕上がりのトリプルスープ、このスープに合わせられた麺は硬めに茹であげられたコシの強い中細ストレートの『自家製麺』です。スープと麺のバランスの良さは流石のひと言。純然たるシェルスープの一杯ではありませんが味にまとまりのある美味しい一杯であり麺は完食、スープも綺麗に完食です。店内改装後の『人力俥』さんのカウンター席は盛岡で最も綺麗で清潔で居心地の良い席となっています。供されるラーメンも勿論、美味しいのですが店内環境の良さも特筆もの。そして山﨑店主の拘りは丼の中の『焼海苔』です。高級鮨店で使われる青飛び等の口溶けが良く風味豊かな上質な海苔からも山﨑店主の並々ならぬ拘りが感じられます。
新メニュー コク煮干そば…『人力俥』
無化調&自家製麺で人気の『らーめん人力俥』さん。3月4日~6日まで3日間、店を休業されて店内改装が実施され木の香りが漂うカウンター席の高さや椅子の座り心地等、居心地の良さは自分が知る限り盛岡一になられたのではないでしょうか?久しぶりに寄せていただいた『人力俥』さんは店内だけではなく幾つか変った点があります。先ずはカウンターが低くなり色も黒から自然な木目の天板に変えられていました。同時に椅子もハイスツール式の椅子から背もたれ付の木製の椅子へと変えられました。結果として清潔で温かみのあるカウンター席へと変わりました。小上がりの座敷席は二卓から一卓となりテーブル席もひとつ減少させ店内のウェイティングコーナーが新たに設けらておりました。これだけでもぐっと雰囲気が変わりましたがウォーターサーバーが設置され温度管理された美味しい水が戴けるようになりました。そして供されるラーメンにも新たに『コク煮干そば』がラインナップに加えられておりました。ということで新たにラインナップに加えられた『コク煮干そば』をいただいてみました。作り手である山崎店主の言葉をそのままお借りしますと『コク煮干そば』は大量の煮干と鶏ガラを強火で炊き上げ最大限の煮干の旨味を引出し苦味を少々加えた銀色のスープの不定期で供される限定品の『最凶煮干そば』とレギュラーメニューの『背脂煮干そば』の中間の濃度で煮干と鶏出汁の旨味を合わせられたというもので『最凶煮干そば』はちょっと濃過ぎるというお客さん向けに作られたという一品。麺は加水率34㌫切歯24番の『自家製麺』の中細ストレート麺を硬めに茹で上げて供されます。というもの。店内左手に置かれた食券券売機の最上段の右側にある『コク煮干そば』750円の食券を買い求め奥様へ食券を渡しカウンター席の最も奥側の席へ腰を下ろし注文の一杯が供されるのを待ちます。程無くしてられた白磁の丼で供された『コク煮干そば』。丼の中には茶褐色のスープが張られ麺が合わせられ自家製麺が綺麗に折り畳まれ収められています。丼の上を飾る具材は低温調理された豚肩ロース肉使用のチャーシューに鶏のムネ肉を使い作られたチャーシューが各1枚づつ、枕木型の極太メンマ二本が添えられ中央部の二種類のチャーシューの上に紫玉ねぎの微塵切りと貝割れ大根少々に風味豊かな『青飛び』の焼きのり半切れ1/4枚という陣容です。生醤油の香りと煮干しの旨味が同時に愉しめる『コク煮干そば』。スープと自家製麺のパツパツ系の麺とのマッチングも秀逸。スープは無論、チャーシューやメンマ等の具材の仕込みまで完全に『無化調』を貫かれつつ添えられる『焼海苔』にまで徹底的に拘られ作られる一杯のクオリティの高さは感動ものです。今や盛岡周辺には都内で長蛇の列が出来る人気店で供される一杯と比べても勝るとも劣らない至極の一杯を供される店が数軒あります。今、盛岡で食べるべきは『人力俥』さんを筆頭に『無化調』&『自家製麺』のラーメンではないかと個人的に思います。
限定麺 濃厚煮干そば…『人力俥』
化学調味料を一切使わぬ『無化調』と『自家製麺』によるラーメン作りに日々挑戦し続けられている『らーめん人力俥』さん。山﨑店主がFacebookに投稿された「本日限定にて『最凶煮干そば』を30食程お出し出来ます。宜しくお願いします。」の投稿を目にして久しぶりに足を延ばさせていただきました。『人力俥』さんの『最凶煮干そば』は所謂『裏メニュー』と称される一杯であり何時でもいただくことの出来る定番メニューではありません。提供時期はFacebookやメルマガ等でのみ告知されるレアな一杯です。店前の駐車スペースに車を滑り込ませ入口すぐ左手に設置された食券券売機にて『最凶煮干そば』750円の食券とともに『和えそば』200円の食券の『人力俥』さんの山﨑店主が言うところの『満腹セット』の食券を買い求め、奥様にその食券を手渡しカウンター席へ。『最凶煮干そば』の公開されているレジメには「大量の煮干と鶏ガラを強火で炊き上げ最大限の煮干の旨味を引出し苦味を少々加えた銀色のスープ。麺は加水率34㌫切歯24番の中細ストレート麺160㌘をパツパツに茹で上げます。」と書き記されています。程無くして供された『最凶煮干そば』は茶色と灰色を足したような混濁スープの張られた丼の中に二つ折にされ横たわる『自家製麺』の中細ストレート麺、その上を飾る具材は低温調理された豚肩ロース肉使用のチャーシューに鶏のムネ肉で作られたチャーシューが各1枚づつ、枕木型の極太メンマ二本が添えられ中央部の二種類のチャーシューの上に紫玉ねぎの微塵切りと貝割れ大根少々に上質な焼海苔の半切れ1/2枚という陣容です。スープは見るからに濃厚で若干トロミがありそうに目に映ります。実際、口にした印象もほぼ見た目通りで濃厚なスープに自家製麺のパッパッ系の麺とのマッチングは秀逸。スープは『無化調』を貫かれつつこのクオリティの高さは本当に素晴らしいと思います。そしてサイドメニューの『和えそば』は『最凶煮干そば』を食べ終える前にコールをしてお願いしておりベストなタイミングで運ばれてきました。煮干の香味油と醤油ダレで和えられた麺の上にはダイス状にカットされたチャーシューが5個程存在感を示すかのようにゴロゴロと横たわり、中心部には刻みねぎに料亭や割烹御用達の『極細切りのきざみ海苔』が天盛りにされての登場です。『和えそば』とは所謂、簡易版の『油そば』風のまぜそばのようなものですが、これがまた美味しいのです。『最凶煮干そば』が750yenでこの『和えそば』が200yenで950yenで『人力俥』さんの費用対満足度の抜群に高い『満腹セット』はコンプリートです。
定番 海老そばストロング…『人力俥』
化学調味料の不使用(『無化調』)と『自家製麺』によるラーメン作りに日々挑戦し続けられている『らーめん人力俥』さん。今回は年内に盛岡で一緒に食事をしましょうと約束をしていたフランスはリヨンで研鑽を積まれて来られた現役バリバリのフレンチシェフ&パティシェールの友人三名とともに寄せていただきました。Facebookに、その旨を少し匂わせながら書き記させていただいておりましたので暖簾をくぐり店内に足を踏み入れた瞬間に山﨑店主がわざわざ仕事の手を止められてのお出迎えに一同びっくりです。「テーブル席の方へどうぞ。ウチなんか全然たいしたことありませんから、、、。」と謙遜をされながらもその表情には自信が漲っているのを自分は確かに感じ取りました。今回戴いたのは『限定麺』では無く當店の看板メニューのひとつであり『背脂煮干そば』750円、『貝汁旨味そば』800円とともにレギュラーメニューの三本柱の一角を成す『海老そばストロング』800yenです。以前この『海老そばストロング』をベースに作られた『海老そば担々麺』は一度、口にしたことがありますが実は何を隠そうこのレギュラーメニューである『海老そばストロング』をいただくのは今回が初めてでありました。程無くして山﨑店主と奥様お二人の手で席に運ばれてきた『海老そばストロング』。白磁の丼に張られた茶褐色のスープ、麺を覆い尽くすかのように山盛りにされた『もやし』の上に寄りかかるように盛付られた低温調理された鶏むね肉のチャーシュー1枚に同じく低温調理で作られた豚肩ロース肉のチャーシューが1枚、もやしの上には小口切りされた『浅葱(アサツキ)』に『糸唐辛子(イトトウガラシ)』が天盛りにされその脇に太切りのメンマが三本という陣容です。先ずはレンゲでスープをひと口、正にフランス料理の『ビスク』を彷彿させる海老エビ感溢れるスープです。公開されているレジメによりますとスープは「大量の『甘海老(アマエビ)』を炒めてペースト状にしたものを鶏ガラ、モミジ、手羽先、鶏むね肉と馬鈴薯(ジャガイモ)、玉ねぎ等の野菜を12時間余り炊き上げたクリーミーな濃厚鶏白湯ポタージュスープに加え更に炊きだされたスープ」とあります通り正に濃厚且つクリーミーなスープです。この濃厚なスープに合せられた麺は『自家製麺』で小麦粉を「加水率34%で練り帯状に延ばした麺帯を14番の切刃を使い切られた平打ちストレート麺」で麺量は200㌘とボリューム感。麺は表面は滑らかな食感ですが歯を当てるとしっかりとしたコシのある麺で小麦の風味を感じます。現役のフレンチシェフにパティシェールの反応が気になりながらも黙々と食べ進む一行。具材の低温調理された鶏むね肉と豚肩ロースのチャーシューの出来栄えも素晴らしく特に『鶏むね肉』のチャーシューの美味しさが際立っていました。甲殻類の旨味がギュッと凝縮された濃厚な味わいのスープに『自家製麺』の組合せ、『無化調』&『無添加』でここまでの味を造りだされる山﨑店主はやはり凄腕ですね。仏蘭西(フランス)料理と日本の国民食でもあるラーメン文化の技術を集結して作られた味わい深いスープと自家製麺の一杯を食べ終えた感想は一同、美味しいですねの声にアテンダントした自分もひとまず安堵、盛岡の『無化調』&『自家製麺』の店のレベルは今や東北でもトップレベルと言っても決して過言ではないのでしょうか?揺るぎない美味しさの『海老そばストロング』でしたが個人的には『もやし』抜きの状態で一度味わってみたいという新たなる思いがふつふつと沸いてきたのでありました。
1日限りの限定麺 タンメン…『人力俥』
11/16の朝am7:30に當店の山﨑店主がFacebookに投稿された「本日限定にてタンメン780円にて提供させて頂きます。30食程お出し出来ます。鶏胸肉のみで優しく炊き出しヒマラヤ岩塩、天日塩など3種の塩のみで調味した鶏上湯スープに豚挽肉、野菜300グラムを炒め合わせたタンメンです。麺は中太平打ち麺160グラム、※大盛替玉不可、冬の気配感じられる季節にぴったりな熱々の1杯です。すりおろし生姜を仕上げにトッピングします。ぜひ暖まりにいらして下さい。本日もお待ちしております。」といういつになく詳細な記述の投稿がありました。裏を返せばそれだけ力を注がれて作られた一杯であることは投稿内容からも窺い知ることができました。限定30食分の1食を求めて再訪させていただきました。店内に入り直ぐ左手に設置された食券券売機に向き合いますと『タンメン』の他に當日は人気の限定麺の『海老そば担々麺』800円も販売中。海老そば担々麺も捨て難かったものの初心貫徹にて『タンメン』780円の食券を買い求め奥様に食券を渡しカウンターの空いている席へと向かいます。店内は珍しく空席がありましたが『タンメン』の着丼までの時間は約15分程と結構な待ち時間がありました。夜の部の開店前に山﨑店主が「本日限定にてお出ししておりましたタンメンは昼の部にて完売となりました。ご来店ありがとうござます。途中不手際が目立ち大変お待たせして申し訳ありません。」と投稿されていたことからオペレーション上で何か問題があったのかもしれません。昼の休憩時間は一時間ですから待ち時間がかかればかかる程、急いで食べる必要があります。供された『タンメン』の画像を2、3枚スマートフォンに収め丼と真正面から向き合い一心不乱に箸を進めました。Facebookに投稿されていた通りの構成の『タンメン』ではありましたが『炒め野菜300㌘』の内訳の大半は『もやし』であり他にはキャベツ、人参、韮、ホールコーンと豚のミンチ肉が丼の表面を覆っています。上の野菜類を食べるのを後回しに先ずは下にある麺を引っ張り出しいただくことに。麺は告知されていた通りの中太平打ち麺でツルッとした滑らかな口あたりの麺でしたが硬めに茹で上げられているのでツルツルシコシコとした小気味良い食感と喉越しの美味しい麺でした。『おろし生姜』がたっぷりと添えられており此れをスープに溶かしいただくと食べ進む間に身体がポカポカと温まってきました。當然ながらこの『タンメン』も『無化調』、『自家製麺』の一杯です。いつもの『人力俥』の力強い一杯とは路線が異なる身体にも優しいヘルシーで美味しい『タンメン』でした。
限定麺 最凶煮干そば…『人力俥』
『無化調』、『自家製麺』のラーメン造りにとことん拘られる『人力俥』さんの山﨑店主。期間限定で供された『雲呑そば』を10/20で完売され次の『限定麺』は何を繰り出されるのか興味津々。翌日の10/21am7:30にFacebookに投稿された「本日限定にて『最凶煮干そば』を提供させて頂きます。30食程お出し出来ます。宜しくお願いします。」を目にしホテルの客室で一人、地団駄を踏む自分。週末より八戸に遠征中であり『ドラえもん』の『どこでもドア』を使わない限り物理的にも食べに行くことは不可能な状況。今回はタイミングが合わなかったので致し方なしと諦め午後に再び投稿された内容は「本日限定の『最凶煮干そば』は昼の部にて完売となりました。ご来店ありがとうござます。」やはり人気店の『限定麺』は僅か3時間足らずで完売してしまうということを再認識したのでありました。それから5日後のこと。10/25am7:30に再びFacebookに「本日限定にて『最凶煮干そば』を提供させて頂きます。30食程お出し出来ます。宜しくお願いします。」の投稿がありました。二週連続の提供ということは今回を逃しますと次に供されるのはだいぶ先になるであろう。と推測し万難を排しam11:00開店直後の時間を狙いフライング気味に早昼食を求め店へと車を走らせました。何と言いましても『人力俥』さんの『最凶煮干そば』と言えば品書きにも ~時々提供の裏メニュー~ 提供時期はFacebookやメルマガにてお知らせさせていただきます。と記されているので何時行っても戴けるシロモノではない限定レアものですから。店前の駐車スペースに車を滑り込ませ開店時間を待ちます。am11:00とともに店内の明かりが付けられ奥様が暖簾を掛けに表に出て来られました。掛けられた暖簾を一番乗りで潜り。入口すぐ左手に設置された食券券売機にて『最凶煮干そば』750円の食券+『和えそば』200円の食券を買い求め、その食券を奥様に手渡しカウンター席へ。説明書きに記載されている『最凶煮干そば』の説明文には「大量の煮干と鶏ガラを強火で炊き上げ最大限の煮干の旨味を引出し苦味を少々加えた銀色のスープ。麺は加水率34㌫切歯24番の中細ストレート麺160㌘をパツパツに茹で上げます。」と書き記されています。程無くして供された『最凶煮干そば』は茶色と灰色を足したような混濁スープの張られた丼の中に二つ折にされ横たわる『自家製麺』の中細ストレート麺、その上を飾る具材は低温調理された豚肩ロース肉使用のチャーシューに鶏のムネ肉で作られたチャーシューが各1枚づつ、枕木型の極太メンマ二本が添えられ中央部の二種類のチャーシューの上に紫玉ねぎの微塵切りと貝割れ大根少々に焼きのり半切れ1/2枚という陣容です。スープは見るからに濃厚で若干トロミがありそうに目に映ります。実際、口にした印象もほぼ見た目通りで濃厚なスープに自家製麺のパッパッ系の麺とのマッチングは秀逸。スープは『無化調』を貫かれつつこのクオリティの高さは本当に素晴らしいと思います。そしてサイドメニューの『和えそば』は『最凶煮干そば』を食べ終える前にコールをしてお願いしておりベストなタイミングで運ばれてきました。煮干の香味油と醤油ダレで和えられた麺の上にはダイス状にカットされたチャーシューが5個程存在感を示すかのようにゴロゴロと横たわり、中心部には刻みねぎに料亭や割烹御用達の『極細切りのきざみ海苔』が天盛りにされての登場です。『和えそば』とは所謂、簡易版の『油そば』風のまぜそばのようなものですが、これがまた美味しいのです。『最凶煮干そば』が750yenでこの『和えそば』が200yenで950yenで『人力俥』さんの『満腹セット』はコンプリートです。お腹に余裕があるならば、ぜひとも『和えそば』はいただいて帰りたいところ。この油そばが 200yenでいただけるのはとても魅力です。そして最後にひと言。『最凶煮干そば』をはじめとして、その他のメニューにも添えられる『焼海苔』や『和えそば』に散りばめられた 『きざみ海苔』の品質にまで質の妥協を許さぬ山﨑店主、時々、こんな質の悪い海苔を使ったらいくらスープの作り方に拘られていても台無しになるのでは?と思う店にも出遭ってしまうこともありませんが麺やスープに拘られている店でも使われる『海苔(ノリ)』には無頓着な店が意外にも多いものです。全国のラーメン店を見渡してもこれほど迄『海苔(ノリ)』にまで気を使われている店は無いのでは?と思う次第です。久しぶりに口にした『最凶煮干そば』美味しくいただき身も心も満たされ感無量です。
限定麺 雲呑(ワンタン)そば…『人力俥』
10月17日の朝7時30分ジャストに當店の山﨑店主がFacebookに投稿された「本日より数量限定にて『雲呑そば 880円』を提供させて頂きます。本日昼の部は25食お出し出来ます。なお本日夜の部は追加仕込み予定ですので提供出来ます。数日間提供予定。在庫無くなり次第終了となります。※仕込みやストック状況他限定などにより提供出来ない場合がございます。詳細は後ほどご連絡差し上げます。」という投稿に続きその『雲呑そば』のレジメも例によって公開。「鶏ガラ、鰹節、宗田節、煮干などのスープに杉樽仕込み醤油ダレを合わせ岩手県産小麦ゆきちからで細麺と雲呑の皮を製麺しました。※大盛替玉不可。鰹節が主役なあっさりなバランスにしました。トゥルンと雲呑食べにいらして下さい。宜しくお願いします」という投稿内容です。『数日間』という表現は人によってその解釈は異なると思いますが一般的には4~5日間ぐらいでしょうか?しかし『在庫無くなり次第終了』とも記されています。『人力俥』さんは人気店ですし、今までの経験則からして、たぶん投稿日から2~3日で売切れになるのは必至。ということでフライング気味に開店時間の午前11時を目指して店へと車を走らせました。平日の水曜日ということもあり先客ナシの口開けの客として店に入り、すぐ左手に置かれた食券券売機の『雲呑そば』880円の食券を買い求めいつものカウンター席へ。山﨑店主より「今日はまた随分早いですねー」と冷やかされつつ気合いを入れて来ましたから。と言葉のキャッチボールを愉しみつつ『雲呑そば』の着丼を暫し待ちます。程無くして席に運ばれてきた『雲呑そば』と御対面。白磁の器に褐色のスープが張られ、その中に『自家製麺』無着色の細ストレート麺が横たわっています。丼の表面を飾る具材には低温調理で作られた鶏むね肉のチャーシューに豚の肩ロースを使い作られたチャーシューがそれぞれ1枚づつ、その上に刻みねぎと貝割れ大根が添えられています。主役である『雲呑(ワンタン)』は存在感のある大きめのものが3個に極太のメンマ2本という陣容です。先ずはスープを蓮華でひと口、口に運んでみます。公開されていますレジメによりますと『鰹節』が主役のあっさりしたスープとありましたが上品で味わい深いスープに仕上げられています。このスープに合せられた自家製麺の細ストレート麺は硬めに茹で上げられています。そして主役である『雲呑(ワンタン)』は、ひだ付きのタイプのもので正にトゥルントゥルンとした滑らかな口あたり。麺のパッパツポキポキとした食感と『雲呑(ワンタン)』のトゥルンとした食感のコントラストが絶妙です。『雲呑(ワンタン)』皮の中の餡には豚の粗挽きのミンチ肉に生姜が加えられたもので主役として過不足感のない旨味のある美味しいものでした。麺を手繰り蓮華でスープを味わい気が付けば麺は完食、スープは完飲。『自家製麺』に自家製手包みの『雲呑(ワンタン)』、『無化調』スープが奏でる味わいは全体的に気品を感じさせる一杯でした。
限定麺 海老そば担々麺…『人力俥』
化学調味料の不使用(『無化調』)と『自家製麺』によるラーメン作りに挑戦し続けられる『らーめん人力俥』さん。今回のお目当ては『期間限定』で供される『海老そば担々麺』800yenをいただきに寄せていただきました。鶏ガラ、モミジ、手羽先、鶏むね肉と馬鈴薯(ジャガイモ)、玉ねぎ等の野菜を12時間炊き上げたクリーミ―な濃厚『鶏白湯(トリパイタン)』スープに大量の『甘海老(アマエビ)』を炒めてペースト状にして加え更に炊きだした濃厚な『海老味(エビアジ)』のスープ。フランス料理のクリーミーで濃厚なポタージュスープ『ビスク』をイメージして作られたというこのスープに合せられた麺は『自家製麺』で小麦粉を加水率34%で練り帯状に延ばした麺帯を14番の切刃を使い切られた平打ちストレート麺が合せられています。具材には豚のミンチ肉を豆板醤(トウバンジャン)、甜面醤(テンメンジャン)などで甘辛く炒め合わせた『肉味噌(ニクミソ)』が中央部に盛られ、押し切りにされ辛みを引き立たせた『長葱(ナガネギ)』に小口切りにされた『浅葱(アサツキ)』。更にその上から『山椒(サンショウ)』がふりかけられ『糸唐辛子(イトトウガラシ)』が天盛にされ白磁の丼にて供されました。先ずは上部のスープを蓮華(レンゲ)でひと口、ふた口味わいます。これはもう『ビスク』ですね。甲殻類の旨味がギュッと凝縮された濃厚な味わいのスープに『焦がし辣油(ラーユ)』で『陰陽☯️』模様を描かれ更に『山椒』と『糸唐辛子』で中國料理のエッセンスが加味されています。仏蘭西(フランス)、中國(チャイニーズ)、日本(ワショク)の技術を集結して作られた味重ねのスープ。麺は表面これは滑らかですが歯を当てるとしっかりとしたコシのある麺であり小麦の風味を感じます。『自家製麺』&『無化調』でここまでの味を造りだされる山﨑店主は凄腕ですね。盛岡のラーメン店のレベルは今や東北でもトップレベルと言っても決して過言ではないのでしょうか?當店のレギュラーメニューのひとつである『海老そばストロング』と『担々麺』との合体作。本当に美味しい『海老そば担々麺』でした。
限定麺 スパイス味噌中華そば…『人力俥』
化学調味料の不使用(『無化調』)と『自家製麺』によるラーメン作りに挑戦し続けられる『らーめん人力俥』さん。9月28日に山崎店主がFacebookに投稿された「数量限定にて『スパイス味噌中華そば 750円』を提供させて頂きます。味噌ダレを100食程仕込みました。数日提供可能です。在庫無くなり次第提供終了となります。※麺、スープ完売の際は何卒ご容赦願います。膨よかな甘み風味が特徴の長崎県産 麦みそ、存分な存在感 熟成感の岩手県軽米町産 五穀麹味噌、塩辛く後味すっきり宮城県産 仙台味噌などを合わせた特製味噌ダレとクミン、ガラムマサラ、ターメリック、コリアンダー、ペパーミント、山椒などのスパイスで風味を持たせました。麺は岩手県産小麦ゆきちから加水率34パーセント、切歯24番細麺160グラム※大盛不可。辛さは控えて存分な味噌感にスパイスの風味を添えるそんなバランスで仕上げました。以前も限定にてお出ししましたが今回は小麦やスパイス感などちょいと手を加えました。ご賞味下さい」という実に詳細なレジメを記載された投稿を目にしたものですからこれはもう行くしかありません。『100食』分ほど仕込んだと書かれておりますが『人力俥』さんは人気店ゆえ想定するに発売日からせいぜいもって三日間ぐらいでしょう。ということで翌日の土曜日の開店時間のam11:00を目指し車を走らせました。開店時間とほぼ同時に店に到着しましたが既に先客の方が5名、6人目での入店となり入口すぐ左手に設置された食券券売機から『スパイス味噌中華そば』750円の食券を買い求めカウンター席の空いている席に。この日はもうひとつの限定麺『海老そば担々麺』800yenも同時に提供されてありましたが期間限定麺よりも『数量限定麺』を優先させた次第です。とは言いましても既にレビューアップの通り10/3には東京より盛岡へ戻り『海老担々麺』は食べ損じることなくいただいたのでありますが。話は少し横道に逸れてしまいましたが程無くして供された『スパイス味噌中華そば』ですが店主の奥様の手により運ばれてきました。白磁の丼には見るからにコクのありそうな味噌スープが張られ、その中に『自家製麺』の細麺が横たわっています。丼の表面を飾る具材は上部の枕木型のメンマから時計回りに『味玉』に低温調理された豚肩ロースチャーシュー、鶏むね肉のチャーシューに鳴門巻き、中央部に刻みねぎ、その上に貝割れ大根という陣容です。何故か丼の中に『味玉』が入っています。自分の食券は『スパイス味噌中華そば』であり味玉入りの食券ではありません。慌てて此れは別の方の分では?と店主に言葉を向けると「間違えて入れてしまったので、そのまま食べてください」とのことで何か少し得した気分に。先ずはスープをひと口、コクのある味噌スープの後に清涼感にも似たキレと爽快感を感じるスープ。ペパーミントと山椒の役回りがそう感じさせるのでしょう。このスープに合せられた麺は硬めに茹で上げられた細ストレートの自家製麺です。コクがありキレのある『無化調』の味噌スープにパッパツ感と途中で腰砕けとならぬ硬質の自家製麺にスパイス使いの妙味。『味噌ラーメン』≒『北海道』≒山盛り大量の『化学調味料』≒食後の喉の渇き。という自分の頭の中の変な刷り込みがありますが『人力俥』さんの『スパイス味噌中華そば』はそんな『味噌ラーメン』の刷り込みを根底から覆してくれる実に美味しい一杯でありました。
限定麺 手揉み煮干し油そば…『人力俥』
「当店は化学調味料の不使用。自家製麺による、らーめん作りに挑戦致します。」と『無化調』&『自家製麺』にとことん拘られている『人力俥』さん。今回の目的は『数量限定』で供される『手揉み煮干油そば』750yenです。とても人気のある店であり特に『限定麺』ともなりますと午前中で完売終了ということも多々ある『人力俥』さんですから今回も開店時間のam11時直後の開店口開けを狙って足を延ばさせていただきました。予定通り到着すると店前の駐車場には車はありません。一番乗りで暖簾をくぐり店内へ。左手に設置された食券券売機で『手揉み煮干油そば』750yenの食券を買い求めカウンター席へ。店主のブログには「いつもありがとうございます。らーめん人力俥です 9/1 数量限定にてお出ししております手揉み煮干油そばは本日56食お出し出来ます。売り切れる事なく終日お出し出来るかと思います。杉樽仕込み醤油の香りと共に煮干油でワイルドにそしてフルフルとワシワシとしっとりともちもちとゴワゴワとランダムにちぢれる岩手県産小麦ゆきちからの麺の食感をお楽しみ下さい。本日も皆様のご来店をお待ちしております。らーめん人力俥」と書き記されておりました。そして店内に置かれた説明書には「岩手県産のゆきちからで製麺した手揉みちぢれ麺200gです。手揉みちぢ食感、啜り心地などお楽しみ下さい。」※大盛、替玉不可、☆替玉の代わりに"和え玉 煮干油そば細麺"ございます!!。との案内文を読みつつ麺の茹で上がりと着丼を待ちます。程無くして供された『数量限定』の『手揉み煮干油そば』。白磁の器に煮干オイルと煮干ダレで和えられた手揉みの平打ちの太ちぢれ麺が収められ、その上に貝割大根と刻みねぎ、紫玉ねぎに玉ねぎの二種類の玉ねぎのスライスに手千切りのもみ海苔に低温調理で仕上げられた鶏むね肉のチャーシューと豚ロース肉のチャーシューと枕木型の太切りメンマ二本に煮干粉という陣容。平打ちの太ちぢれ麺には煮干タレと煮干オイルが良く絡んでおり麺はもちもちとした食感で煮干ダレと煮干オイルをしっかりと受け止めており美味しい限定麺でした。そして折角、開店に合わせて足を延ばしたので追加で『和え玉』の食券を買い求めての味比べ。細麺の煮干油そばは安定的な美味しさでしたが平打ちの太ちぢれ麺と細麺を一度に食べ比べられる機会はそうそうありません。良い経験をさせていただきました。『手揉み煮干油そば』+『和え玉』にて麺量は300㌘、750yen+200yenでお腹も充分に満たされ満腹満足の昼餉となりました。
数量限定麺 手揉み煮干そば …『人力俥』
二日連続の『人力俥』さん。前日に『数量限定』で供される『手揉み煮干そば』を求めて足を延ばさせていただいたのですがスタートダッシュで出遅れてしまい『22杯』数量限定で供された『手揉み煮干そば』を残念ながら口にすることが出来ませんでした。ということで翌日の昼は万難を排し開店直後の時間を狙ってのロケットスタートです。同じ轍は踏みたくありませんから。店内に入り直ぐ左手に設置された食券券売機より『手揉み煮干そば』の食券を買い求めカウンター席へ。店主より「今日は随分とお早いですね。」と冷やかしを受けつつカウンター席に陣取ります。『手揉み煮干そば』の説明書には「レギュラーの背脂煮干そばとはまた違ったバランスの煮干醤油スープに岩手県産小麦ゆきちからで製麺した太麺を手揉みでワイルドに縮れさせました」と書き記されています。水を呑みながら待つこと5分程で『手揉み煮干そば』の着丼です。羊羹色(ヨウカンイロ)をした見るからに濃厚そうな混濁したスープには自家製麺の無着色の太ちぢれ麺が合わせられ、その麺量は200㌘。丼の表面を飾る具材には低温調理された豚肩ロースのチャーシューと鶏むね肉のチャーシューに穂先メンマ2本に焼海苔に刻みねぎという陣容。煮干しオイルと煮干し粉もたっぶりと使われており蛍光灯によりスープは部分的にキラキラと輝きます。煮干しの風味豊かなスープにモチモチとした口の中で踊るような活きの良い食感の麺。手揉みされた麺はスープののりも良く小麦の香りも豊かな麺です。麺もスープも勿論、完食完飲です。未だもう少し食べたい気分でしたので追加で『和え玉』の食券を買い求めました。こちらは細麺が使われ切り分けられたチャーシューに刻みねぎに『懐石用の刻みのり』を散らした所謂、煮干オイルの油そばです。これは安定的に美味しいので、お腹に余裕があればぜひ食べて帰りたい一品です。この味で200yenですから食べぬ訳にはいきません。そして忘れてはならないのが使われている『海苔(ノリ)』の存在です。『手揉み煮干そば』四つ切の焼海苔、『和え玉』には懐石料理用の上質な細切りの刻み海苔。スープやタレの味を損なわぬようなとても上質な海苔が使われています。
身も心も満たされた裏つけそば…『人力俥』
盛岡周辺で好きなラーメ店は?と尋ねられた場合、自分の中での御三家は『煮干しらー麺シロクロ』さん『南部屋路ばた』さん、そして當店『人力俥』さんと答えます。それは供されるラーメンの味もそうですが其々の店主の人間性と申しますか人柄にも魅了されているからでしょう。盆休前に『らーめんこじろう526』さんで『極悪煮干し』という如何にもニボニボ度の高そうな一杯をいただきに足を運んでみたものの供されたソレは自分が求めていたものとは乖離した一杯でした。やはりニボニボ度の高さでは當店で時々供される裏メニューの『最凶煮干し』が多分、自分が知る限りでは盛岡周辺では最もニボニボ度が高い一杯だと思います。今回は『数量限定』で供される『手揉み煮干そば』を求めて足を延ばさせていただいたのですがスタートダッシュで少し出遅れてしまい店への到着時間がpm13時ごろ。本日の提供杯数は『22食』と告知されておりましたので祈る気持ちで店内左手に設置された食券券売機の前へ。無情にも當該品のボタンには売切れを示す✖印が点灯、勿論『最凶煮干そば』のボタンにも✖印が点灯。となりますとレギュラー品の『背脂煮干そば』か『貝出汁旨味そば』か『海老そばストロング』の三択ということになります。券売機の前で少々悩んでいたところに奥様より助け舟のひと言「つけそば。ももうすぐ終わりになります」その一言が決め手となり『つけそば煮干醤油』800yenの食券を買い求め空いている席へ。説明書によりますと「岩手県産丸大豆醤油、国産原料100%使用の杉樽仕込み生揚げ醤油など5種ブレンドの醤油ダレで仕上げた煮干香るスープに麺は岩手県産小麦ゆきちからで製麺しました。小麦の香りと食感をお楽しみ下さい。」と書き記されています。程無くして供された『つけそば煮干醤油』は麺の量は並盛で200㌘、冷水でしっかりと締められた無着色の中太平打ちのストレート麺が綺麗に折り畳まれ白磁の器に収められています。その麺に寄り添うように低温調理の鶏むね肉のチャーシューに豚肩ロースのチャーシュー、チャーシューの下にはメンマ、ライムとデフォルトで少量の一味唐辛子という陣容。そして、つけダレは『煮干醤油』?いやこれはもしやして『裏メニュー』の『最凶煮干そば』のつけそばバージョンのつけダレではないでしょうか?明らかにメニューの『つけそば煮干醤油』のつけダレと色も濃度も違います。『つけそば最凶煮干』のつけダレの説明書には「大量の煮干と鶏ガラを強火で炊き上げ最大限の煮干の旨味を引き出し苦味を加えた銀色スープ」と書かれています。正に此れは其れではないでしょうか?多分、半べそ気味の顔をして券売機を暫く眺めていた自分の姿を見て心優しき店主が特別に供してくれたものと感謝致しつつ心していただきました。つけダレの表面には刻まれた葱に小口切りにされた浅葱が浮かびスープの底には微塵切りにされた玉ねぎが結構の量が入れられていました。麺を持上げつけダレに浸し麺を啜ります。口の中で踊るような活きの良い麺に煮干感の強い出汁が良く絡みます。これは美味しいです。無化調、無添加でこれだけの味を造り出される店主に頭が下がる思いです。主役の麺、つけダレ、具材のチャーシュー、メンマとトータルでかなりクオリティの高い一杯に感激致した次第。麺を平らげた後はスープ割をお願いし最後まで残しておいたライムを絞り入れスープを完飲して心から御馳走様でしたと店主と奥様に告げ席を立つと「いつも有難うございます。またお待ちしております。」の声掛けで送り出していただきました。食後感も良い一杯で身も心も満たされた次第です。
岩手最強の最凶煮干そばを求め…『人力俥』
SNS上で岩手最強の『煮干そば』とも称される極煮干の一杯を求め久しぶりに『人力俥』さんへ寄せていただきました。品書きにも ~時々提供の裏メニュー~ 提供時期はFacebookやメルマガにてお知らせさせていただきます。と記されているので何時行っても戴けるものではない限定レアものの『最凶煮干そば』をいただくべく告知のあった日の開店直後の時間帯を狙っての訪問となりました。入口の左手に設置された券売機にて食券を買い求め出入口に最も近い二人掛けの小さなテーブル席に陣取ります。食券を渡した後の待ち時間に最新のメニューにひと通り目を通してみます。件の『最凶煮干そば』は大量の煮干と鶏ガラを強火で炊き上げ最大限の煮干の旨味を引出し苦味を少々加えた銀色のスープ。麺は加水率34㌫切歯24番の中細ストレート麺160㌘をパツパツに茹で上げます。書き記されていましたので内容はその通りなのでしょう。程無くして供された『最凶煮干そば』は文章から思い描いていたものに極めて近いもので茶色と灰色を足したような混濁スープの張られた丼の中に二つ折にされ横たわる自家製麺のストレート麺、その上を飾る具材は低温調理されたと思しきローストポーク風の豚肩ロース肉のチャーシューに鶏の胸肉のしっとりと仕上げられたチャーシューが各1枚づつ、太めのメンマ二本が脇を固め中央部に玉ねぎの微塵切りと貝割れ大根少々に焼きのり半切れ1/2枚という陣容。スープは見るからに濃厚で若干のトロミがありそうに目に映ります。実際、口にした印象もほぼ見た目通りで濃厚なスープとパッツンパッツン系の麺とのマッチングも秀逸。スープは無化調を貫かれつつこのクオリティの高さはとても素晴らしいと思います。サイドメニューの『味付煮玉子』意図的には『最凶煮干そば』の麺を啜り終えた後に食券を追加購入したので別の小鉢で供していただきましたが、こちらは自分の嗜好する中の黄身がとろ~りというものではなく半熟より固茹で気味のものであり正直申して余り好みではありませんでした。次回はいつ口にすることが出来るか判りませんが『最凶煮干そば』を求めて、また寄せていただきたいと思います。
Restaurant name |
Jinrikisha(Jinrikisha)
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Categories | Ramen |
Inquiry |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
岩手県盛岡市月が丘1-28-3 |
Transportation |
1,139 meters from Aoyama. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
18 Seats ( カウンター6席、4人掛けテーブル1、2人掛けテーブル1、小あがり4人掛け1、2人掛け1) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 2台 |
Space/facilities |
Counter |
Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome |
The opening day |
2012.9.7 |
休日の日曜日のランチは平日は時間の関係でなかなか足を延ばすことが出来ない山﨑拓也店主が奥様と二人三脚で切盛りされている人気拉麺店『人力俥』さんへ久しぶりに寄せていただきました。お目当ては山﨑店主がSNSに投稿されていた『数量限定』の『南高梅(ナンコウバイ)の塩そば』です。前夜に『Jiu』さんで料理を食べ込んだこともありさっぱりとした『南高梅(ナンコウバイ)の塩そば』は自分に御誂え向きの一品であると思い伺わせていただいた次第です。公開レジメによりますと「鶏(トリ)と3種の鰹(カツオ)、干し貝柱(ホシカイバシラ)、其の他、乾物(カンブツ)類のスープにイギリス産マルドンシーソルトを主体とした塩ダレを合せて鹿児島県枕崎産の鰹(カツオ)の糸削り(イトケズリ)をスープに落とし込みました。麺は岩手県産『ゆきちから』を使った自家製麺の中細麺160㌘」。程無くして供された注文の品は着丼した瞬間から既に視覚と臭覚から美味しさが伝わってくる極上の一杯で鶏油(チーユ)が表面に浮いた黄金色のスープにツルッとした喉越しとモチッとした食感が楽しめる自家製麺の中細ストレート麺、見た目から上質そうなしっとりと仕上げられた窯焼風の叉焼(チャーシュー)二枚に枕木型の極太の麺麻(メンマ)が三本、大葉(オオバ)の上に南高梅(ナンコウバイ)の梅肉(バイニク)、青みの野蜀葵(ミツバ)に白髪葱(シラガネギ)の薬味という陣容での登場です。先ずはレンゲでスープを口に運びます。さっぱりとした塩ベースのスープに爽やかな梅が香る上品なスープですが出汁の旨味とコクが感じられます。クチナシ等の着色料を使わぬ色白の自家製の中細ストレート麺とのバランスの良さは流石、山﨑店主ならではの無化調・無添加の一杯。一心不乱に麺を手繰りスープも綺麗に呑み干し完食完飲、美味しくいただきました。