突然のえなみチャレンジ
福島市を代表するラーメン屋さんの1つですね。
くをん、うろたと来て、このグループで最後に回っていなかったのがこちら。明らかにワタクシの好みとは異なるのですが、やはり福島市の代表格であるならば、一度はお手合わせさせていただくのが筋だろうと訪問させていただきました。
休日のお昼に訪問。
12時ごろでしたが、前には3組が待つ。ウェイティングボードに名前を書いて待つスタイルではなく、昔ながらの列をなして麺にありつくタイプのようです。待ってる間にメニューをいただいて注文を熟慮できるのは、うろたと同様のスタイル。ラーメンかつけ麺かで一瞬迷ったのですが、やはりここはつけ麺勝負でしょう。お魚とお肉のつけめん1000円を大盛りで頼む。しかし店員さんから1キロあることを告げられ、急に不安になって結局800グラム50円の中盛りに。どれだけ量があるんだ? 大食いチャレンジに急に参画させられる気分になります。突然のえなみチャレンジ。
15分ほどで入店し、さらにカウンターで恐る恐る待っていると丼が到着。確かに見た目のインパクトはすごいものがあります。丼一杯に盛られた麺、麺、麺。やや細めのうどん、褐色の肌でどことなく無頼派を思わせる無骨な風体。要はジャンクフードです。念入りに作られたジャンクフード。
箸でつかんでみると、がっしりいかつくて筋肉質です。くをんのようなプリプリもっちりという感じではなく、こちらはわしっとした触感。かなり手応えがある。つけ汁はかなりしょっぱくて、くをんとベースは一緒ですね。魚介と動物ベース、異常にしょっぱくて油が載る汁に、ゴリゴリの麺をつけてわしわし食べる。食べる食べる食べる。もう黙々と。これはちょっとした齋座、仏道の修行の一環なのではないかと錯覚するほどわしわしが続く。無心でわしわししていたら、800グラムの麺が意外とあっという間になくなっていく。がっちりむっちりしていて麺がソリッドなのと、つけ汁と合わせるとしつこくなくてまあまあよい塩梅に。組み合わせ、マリアージュの勝利とでもいうのでしょうか。この辺りはさすがに緻密に計算されている。一見ジャンクですが、こういうトータルバランスがなかなかテクニカルだと感じました。麺自体も小麦の味がじんわりと広がるタイプで、ゆっくり噛んで味わってみると素朴ながら奥深いお味。飽きることなく食べることができ、10分ほどで完食。
東京にあったらかなり人気が出るお店なのだろうなと思いつつも、そこまで評価されるほどの味かというのが個人的な印象。ただ、ひととおり食べてみると意外と心地よく食べられるため、一発のインパクトというより、食べるほどにそのうまさを見つけていくタイプなのかもしれません。個人的には、くをんよりもこちらの方が好みでした。男性客が多く、本当にラーメンやつけ麺を好きな方しか訪れていない印象。お値段も量や質の割りにお手頃ですし、ストイックなお店なのかもしれません。次はラーメンを味わいに伺いたいと思います。ごちそうさまでした。
Restaurant name |
Enami
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Categories | Ramen、Tsukemen |
Inquiry |
024-557-3479 |
Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
福島県福島市南矢野目字中江12-1 |
Transportation |
福島交通 飯坂線 泉駅から車で8分くらい。 1,322 meters from Izumi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
21 Seats ( カウンター11席、テーブル10席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables 外で喫煙可能です。 |
Parking lot |
OK 4台 |
Space/facilities |
Counter |
Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome |
The opening day |
2009.9.28 |
1年半ぶりくらいの訪問です。県内の民放がやっているラーメン番組の上位にランクインしているのを見て、改めて気になり再訪してみることに。
休日の11時過ぎですが、やはり人気店ですね。
すでに視界に入るだけで6,7組が前に並んでいる。並ぶこと40分あまり。通常の濃厚つけ麺950円で、200円で麺1キロの大盛に。
先につけ汁が出てきて、やや違和感。こんなに汁って少なかったっけ…? ゆであがりにさらに時間がかかり、待つこと20分。ようやくの麺談。麺1キロはなかなか壮観の量です。一束箸でつかんでそのまますすり込んでみます。確か前回はこのつけ麺を熱盛りでいただいた記憶があります。
冷やだとずいぶんと味や食感が変わる。やや小麦粉特有のタンパク質の臭みが気になります。つけ汁につけて食べるも、これはまたずいぶんと味が濁りましたね。前回は酸味とうまみ、塩気が絶妙にバランスしたつけ汁だったのですが、あのうまさはどこへ行ってしまったのか…。味が濃いし、脂の質もあまりよくない。口の中がくどくなってしまい、東京にある適当なお店とあまり変わらないという印象です。明らかに味が落ちましたね。前回は800グラムでもこんなもんかと思い、キツネにつままれた感覚で、とてもおいしくいただけたのですが、今回は1キロ食べきるのが長く感じました。
聞けば去年5月に前の店長が辞められたようですね。それ以来、味が変わったというのがもっぱらの評判のよう。福島は東京などつけ麺流行地に比べ店も少なく、人々の経験値も少ない。そのため、こうした適当なつけ麺が許容されてしまうという側面もあるのかもしれません。このクオリティなら再訪はないでしょうね。ごちそうさまでした。