美味しいうなぎと心地よい接客にファンになりました : Suzuki

食事は12,500円のコースのみ。
ビールと日本酒を注文して会計は14,300円でした。
いただいた料理は下記の通りです。

【うな丼】
口の中で蕩けるというか解けるというか。
脂の乗り具合は今まで食べた中で1番好みです。
タレの主張も少なくうなぎの味を楽しめました。
皮は僅かに焼きの食感が残っています。
白焼きと違い箸がスッと入って切れました。
ご飯は追加できるとのことでしたが、提供する前に聞いてほしかったです。
ただしこれは量を客が見てから決められるようにという配慮のようにも思えました。
ちなみに鰻は一色産だそうです。

【吸い物】
肝吸いではありません。
具は三つ葉のみ。
美味しいですが独特の酸味があります。

【奈良漬】
美味しかったです。

【肝焼き】
しっかり焼かれてタレも染み込んでいます(結構長い時間、タレの中に漬け込まれていました。うな丼を出す前のタイミング調整でしょうか？)

【うなぎのたたき】
うなぎの口に中で解ける食感とトビコのプチプチ食感のコントラストが心地良いです
味も良かったです。
ポン酢で味が付いていますが、ポン酢が酸っぱすぎないのが良いです。
うざくともまた違った美味しい料理ですね。

【大根おろし】
お口なおしとして出てきました。
味が付いています。
辛味が強かったです。

【白焼き】
脂が乗っていて、ふわふわで、鰻の味もしっかり感じられて味は美味しいです。
箸で切ろうとすると、皮は切りにくく、身は柔らかくぼろぼろになって食べにくいのが残念でした。

【椎茸】
椎茸大嫌いなんです（笑）
目の前で焼いている段階で気が重かったですが、干し椎茸じゃないので臭みが少なくいくらか食べやすかったです。
後から来た客には銀杏を出していました。

【茶碗蒸し】
椎茸と帆立の貝柱が入ってました。

【カンパチの刺身】
調味料がかかった状態で提供されます。
出してもらってから気が付いたのですが、卓上に調味料が一切ないんですね。
店主のこだわりを感じました。
なお、別の客にはヒラメの刺身を出してました(笑)

【アイス】
日本酒アイスとのことでしたが、日本酒感は分かりませんでした。
甘みはほんのりと。
アイスというよりシャーベットに近いと思います。
最後にさっぱり出来ました。

【飲み物】
・ビール
サッポロのエーデルピルス

・日本酒
黒龍のナンチャラ聞き取れず(秋上がり？)

【接客】
ホールの若い女性は愛想よく丁寧で好感が持てます(しかも美人！)
調理をしている店主さんも(訪問前のイメージと違って)腰が低く丁寧な方で、調理しながらもカウンターの客に気を配れる方でした。
退店の際は女性スタッフが店の外まで見送りをしてくれます。角を曲がる際に振り向いたら、ずっとこちらをお見送りしてくれていました。
帰り際に客が見えなくなるまで見送りするこのスタイルは、今まで野田岩本店だけです。

【予約】
過去のレビューの情報の少なさと、そこから伝わる雰囲気にドキドキしながら予約の電話をしました。
希望日の2週間ほど前に電話しましましたが、すんなり？予約が取れました。
電話口の男性の方がとても丁寧で腰の低い口調で、人柄の良さそうな感じが電話越しに伝わってきました。
来店してお会いした感じ、電話口は店主さんだと思います。

【その他】
注文を受けてから捌くお店は何軒も行きましたが、ライブキッチンで実際に目の前で捌くところから一通りの調理を見ることができたのは楽しかったです(時任も店の作りが同じですが、あちらは焼き以外全て調理済みでした)。