レトロ感満載の場所で食べる伝統的な日本料理。 : Shosaitakumi

半年以上前に訪問。

某グルメYouTuberの方が、数日前に当店の動画をアップされていたので、私も思い出したようにアップさせていただます(笑)

こちらは、東京で2店しかない「真鴨のお狩場焼き」が食べられるお店とのこと。
残る1店は、言わずと知れた予約困難店の「鷹匠壽」でございます。


当店は、ショッピングセンターや飲食店がテナントで入っている「幡ヶ谷ゴールデンセンター」という多目的スポットの地下1階にあります。

個人的感想を述べると、当店に辿り着くまでが雰囲気満点でございました。
ゴールデンセンターは幡ヶ谷駅直結で、マク〇ナルドや中華料理、ヤキトンなど様々な飲食店が入っております。
まず幡ヶ谷駅からゴールデンセンターに入ってすぐ、マク〇ナルドの“あの香り”が、私の鼻腔を刺激しました。入口すぐの場所にマク〇ナルドがあるからでございます。グーグルの地図アプリを確認すると、そのマク〇ナルドから数十メートルの距離に当店があるとのこと。
「本当にこの場所で、本格的な日本料理が食べられるのかしら…？」と疑問を抱きつつ、歩みを進めていくとそのマク〇ナルドの香りは消え失せました。そして次に立ち込めたのは、地方の古いショッピングモールで嗅いだ覚えのある匂いでございました…。当店近くのヤキトンのお店や中華料理店には、まだ誰もお客様が入っておりません…。
哀愁漂う雰囲気を感じるスポットでございました。こういう場所、私は大好きです。

当店に入ってからは、店主の方に「お狩場焼き」を作っていただきながら、様々なお話を聴かせていただきました。
「お狩場焼き」という料理の歴史、当店で使用される真鴨の貴重性、「お狩場焼き」で使用される玉鋼の鉄板がなぜ高額なのか…etc、数々の歴史的な話は、とても勉強になりました。
なかでも、当店と「鷹匠寿」が歴史的にどんな立ち位置なのかという話は大変興味深いものでした。店主の方が、茶目っ気タップリにそのお話をされていたのが印象的でした。

肝心のお料理の味についてですが、真鴨は全く臭みがなく柔らかかったです。“雉の刺身”や“猪のお椀”など、ジビエ中心に仕立てられた料理の数々は、滋味深い味わいで食べ応えがございました。お店に到着するまでの雰囲気とのギャップが凄すぎました…。

最後に、店主の話を聴くことに没入するがあまり、肝心の「真鴨のお狩場焼き」の写真を取り忘れてしまいました…。他のレビュアー様の写真をご覧下さいませ。お許しください。