店名 |
閉店Kekiandobekarijuri
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类型 | 蛋糕、面包 |
地址 |
東京都千代田区飯田橋1-1-1 ホテルグランドパレス1F |
交通方式 |
■地下鉄『九段下駅』 距離九段下 241 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
~¥999~¥999
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禁烟・吸烟 |
− |
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空间、设备 |
平静的空间 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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位置 |
饭店内的餐厅 |
服务 |
提供外带服务 |
关于儿童 |
接待儿童 |
网站 |
この日は、神保町でランチをとりました。
「メナムのほとり」というタイ料理レストランだったのですが、なかなか期待通りにはならないものの、最大公約数的なジャパニーズタイ料理をそれなりに楽しめました。
その後、翌日の朝食用パンの購入のため訪れたのがこちらのベーカリーです。
当店は、九段下にあるホテルグランドパレスの1階で営業しているベーカリーです。
ホテルグランドパレスは、1961年10月開業の丸の内の老舗ホテルである「パレスホテル」の姉妹ホテルとして、パレスホテル開業から約10年後の1972年(昭和47年)2月に開業しています。
ホテルグランドパレスと言えば、私などにはプロ野球のドラフト会議の開催場所であったことが、あの伊東一雄氏(パンチョ伊東)の名司会とともに印象に残ってますが、調べてみると1976年(昭和51年)から1988年(昭和63年)までがこちらで開催され、平成に入ってからは新高輪プリンスホテル(後にグランドプリンスホテル新高輪)に会場が移っていますね。
こちらで行われたドラフト会議での出来事や指名選手で印象深いのは、江川事件の幕開けとなった1977年(昭和52年)のクラウンライターによる江川指名、1980年(昭和55年)の原辰徳(巨人1位指名)、1985年(昭和60年)のKKコンビ(桑田、清原)の運命のドラフト(あっと驚いた巨人の桑田1位指名)あたりですかね。
いずれも歴代のドラフトの中でも話題性ではトップクラスのものですので、当ホテルがプロ野球の歴史の1ページを飾るのに深く関与したことは疑い無いところかと思います。
調べ物のついでで某サイトを見ていたら、当ホテルは、開業翌年の1973年(昭和48年)に、あの金大中(キム・デジュン)氏が誘拐された現場でもあった(いわゆる金大中事件)ことが書かれていました。
そう言えばそうだったかなと。
金大中事件と言うと、若い方にはご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、韓国の民主活動家の金大中氏が、来日中に韓国中央情報部 (KCIA) により拉致されて、船で連れ去られ、ソウルで軟禁状態に置かれ、5日後にソウル市内の自宅前で発見された事件です。
その拉致現場が当ホテルだったわけですね。
金大中氏が、後に復権して韓国大統領になるのは良く知られている通りですが、当時は、事件の2年前(1971年)に出馬した大統領選直後(現職の朴正熙(パク・チョンヒ)に惜敗)には暗殺未遂事件にも巻き込まれるなど、政治的な危機に見舞われた時期でもありました。
その頃中学生だった私にとって一番印象に残っているのは、1972年に当時の朴大統領が発布した戒厳令(10月維新)ですが。
当店は、そのホテルグランドパレス直営のベーカリーと思われます。
名物として、創業間もない頃に販売してヒットし、今も受け継がれているオレンジケーキが知られていますが、ベーカリーとしては、食べログを始めてからも、あまり強く意識したことは無く、この日が初訪問となりました。
ホテルグランドパレスは、九段下交差点から目白通りに入って、飯田橋方面へ200mほど進んだところにあります。
この日は、ランチをとった神保町から徒歩で向かいました。
神保町交差点から約10分ほどで到着です。
正面玄関からホテルへ入ると左手方向に当店がありました。
お店の正面には、冷蔵ショーケースに生ケーキなどが並べられたパティスリーコーナーがあり、そこには名物のオレンジケーキなども見られました。
ベーカリーコーナーはお店に向かって左手の窓際のところに設置されており、思ったよりも小さいです。
パンは、全てシングルパックされているので、トレイは置かれているもののトングはありません。
パンの種類は、全部で10種類ほどです。
お値段は、やはり街のベーカリーと比べるとやや高めの水準なのは否めないですが、ホテルベーカリーだからと言って驚くほど高いわけではありません。
基本は@200円台のパンが中心です。
購入したのは、以下2点です。
・鹿児島県産黒豚焼きカレーパン@247円
・粒あんデニッシュ@199円
合計446円
楽々ワンコインで収まりましたので、ホテルベーカリーにしてはリーズナブルと言っていいのではないでしょうか。
持ち帰って、翌日の朝食に供しました。
鹿児島産黒豚焼きカレーパンは、レンジで20秒チンした後、600Wのオーブンで4分間加熱していただきました。
薩摩黒豚とカレーを包み焼き上げたカレーパンで、揚げてないのでヘルシーです。
ふんわり香ばしいパンと黒豚の旨みにマイルドなカレーが合わさり、なかなか美味しかったですが、これに単価の高い黒豚を使う意味があるのかどうかはやや不明でした。
カレーにしてしまうと、普通の豚肉との区別がつきにくいと思うので。
粒あんデニッシュは、十勝産粒あんをデニッシュパンで包んでいます。
バター香るデニッシュ生地と粒あんの相性が素晴らしいです。
今流行りのあんバターの組み合わせと一緒ですから当然ですけどね。
ホテルベーカリーらしいクオリティのパンを比較的リーズナブルに楽しめるという意味では意外な穴場かもしれませんね。
前述の通り、昭和の時代の大きな出来事に関わってきたホテルグランドパレスの歴史に思いを馳せることができた面でも良かったです。