昼飲み出来る落ち着きのあるビストロ : La Pitchouli de Loulou

お店は広尾商店街入り口付近の明治通りを挟んだところにひっそりとある。

日曜日の13時半くらいに訪問。

店内に入るとサービスの男性から「お好きな席にどうぞ」と優しく迎えられた。
こうした自分の好みの席に座れるのは嬉しい。

店内は暗めであるが、真紅のロングソファ付きの広めのテーブル席があり、隣を気にする事なくゆったりと食事出来る。
カウンターは席間は狭めだが、終始3割くらいの客入りで、席を空けて座れる。

メニューは夜のアラカルトと「昼下がりのコース」から選べ、ワインなどのドリンクは全て17時までは20%オフとなっている。

初めてなので「昼下がりのコース(¥2000税別)」と店のスペシャリテとある「牡蠣のブルーチーズグラタン(¥1280)」を注文。

コース料理は前菜、メイン各々2皿しか選べない内容であり、何故かホームページにある其々8〜10皿から選ぶ内容と大きく違っている。仕方ないので、連れと2品を分けて頼んだ。

《前菜》
◇根セロリとクレソンのサラダ △
かなり少量の小皿で4〜5口程度。根セロリは千切りでオリーブと柑橘系のドレッシングのさっぱりとした味。見た目もお通し程度のもので物足りなさを感じてしまった。

◇イトヨリのカルパッチョ クレソンソース添え ×
これもかなり少量。イトヨリはやや臭みがあり、添えられたクルトンとクレソンソースで紛らそうとしたが、これも少量しかなく臭みは全然収まらない。

《メイン》
◇鰆のソテーブイヤベース風 ◯
トマトベースの魚介スープと皮をパリッと焼いた鰆ソテーの味は良いが、ミニ帆立が貝殻ごと入っていて生臭さが気になった。量は普通にある。

◇豚肩ロースのプレゼ マスタードソース ○
ロースは低温調理のピンク色であり、とても柔らかくボリュームがある。柑橘系のマスタードソースとの相性も良く美味しい。但し、付け合わせにキャベツを蒸したものしかなく、見た目にも味の変化でも寂しい。

《アラカルト》
◇ 牡蠣のブルーチーズグラタン ◎
とろりとした皮付き玉ねぎの器に、肉厚の大きな牡蠣が2個と熱々で、味わい深いブルーチーズとの相性が良い。食べ応えもあり美味しい。連れとストウブの小鍋で別々にサーブしてくれる気遣いも嬉しい。

◇ デザート＋カフェ ○
オレンジがアクセントになったガトーバスクと蜂蜜ミルクのアイスクリーム。クレマがたったコーヒーが美味しかった。


グラスワインは通常価格は650〜1300円迄の範囲で赤白各々5種類程度あるが、17時までは20%オフになる。注ぎが少量なのでお得感はなく、ボトルで頼むのが良いかもしれない。

オーダーするお皿によって、その量と質の差が激しいので、お店の人と相談しながら注文した方が良い。サービスの男性はとても感じが良く、丁寧に説明してくれる。