ケララの風、アゲイン
【別府スパイス街化計画】 ケララの風が吹いている
別府でのスパイス活動。早めの夕食に向かったのはTANEさん。
別府の繫華街とは駅前通りを挟んで北側に店を構えていますが、駅からは徒歩3分ほどでしょうか。民家を改装したような造りでシンプルで木と土の香りがする。別府の街中だとこういう造りの店が多くなると思うけど店主のセンスが感じられますネ。
メニューは¥1000のミールスがベースになっており、追加(@¥200)で用意されている3種のカレーを選択できる。その他はドリンクなど。
夕食は複数人での活動だったのでミールスに当日のカレーを全てオーダー(チキン、ラム、モールコロンブ)してまさにミールスを貪り食う事になりました。あまりの食べっぷりに店主も喜んでいただいたのではないか、と勝手に考えております。(笑)
暖色系の照明に陰影を放って映るミールスはダルのかかったライスを中心にサンバル、ラッサム、金柑のアチャール、蕪のポリヤル、さつまいものポリヤル、トーレン(人参のサラダ)、カード(自家製ヨーグルト)、パパドゥ、ライスの上には青菜と紅芯ダイコンのスライスがアクセントになっています。見るからに野菜たっぷり。大抵のキチンとしたミールスは油絵のパレットのように色鮮やかでキレイですがこちらのミールスもまさに。
たっぷりとしたサンバルは野菜から引き出された甘さとスパイスが渾然としています。とろんとしたダルのかかったライスにブチまけて混ぜるとまた違った風味に。ラッサムはタマリンドの酸味に黒胡椒の辛さがピリっとこちらもブチまけて頂きました。青い鳥別府で頂いた梅干しを使ったというラッサムとはやはり酸味の引き出され方が異なるようで興味深い食べ比べになりました。
ここにチキン、ラム、モールコロンブ。
幾分穏やかなチキンに黒胡椒の辛さが効いたラム、そしてヨーグルトベースだというモールコロンブにも野菜がたっぷり。これは初めて食べたな。微かな酸味と柔かな味。
また前述の青い鳥別府でも感じられたことですがとにかく野菜の種類が多くいずれもがとても美味しい。
当店場合は蕪のポリヤル、さつまいものポリヤル。どちらもココナツの甘みが浸みこんでいてクミンなどの爽やかなスパイス使いも鮮やか。もちろん金柑のアチャールなんてのもこの時期ならでは。
カード(自家製ヨーグルト)は酸味が際立ってましたね。野菜は地元産の無農薬ものを中心に使っているようですが、多種類で季節の野菜の美味しさが際立っているように感じられました。
結局、ご飯を軽く一杯お替わりまでして炭水化物とスパイスで100%チャージ。
凄く胃腸に優しい感じ。
お若く見える店主は京都ご出身で奥様とインドを旅しながらケララ州などで料理の腕を磨いたのだとか。
その時身につけられた引き出しを使って野菜とスパイスの美味しさを昇華させている。
よもや別府にまでやってきてスパイス活動にどっぷり浸かるとは考えてみなかったが得難い食体験。おそらく来年も訪れる事があると思われ。
ごちそうさまでした。
余談ではありますが、店主ともども奥様とお子様(6カ月)がとても可愛い。
赤ん坊がぐずるのをBGMにここ別府でインドカレーを口に運ぶ幸せよ。
店名 |
TANE(TANE)
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类型 | 印度料理、印度咖哩 |
查询 |
080-3950-3457 |
预约可/不可 |
无法预订 |
地址 |
大分県別府市駅前本町10-2 |
交通方式 |
距離别府 268 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 |
个人包厢 |
不可能 |
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包房 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 JR高架下、ヤマダ電機駐車場など近くにコインパーキングあり |
空间、设备 |
有吧台座位 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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关于儿童 |
接待儿童(接待婴儿,接待学龄前儿童,接待小学生) |
开店日 |
2018.10. |
4年ぶりの別府。前回カラダが頗る喜んだTANEさんの南インド料理をランチに頂きました。
今はお昼のみの営業のようで予定を繰り上げての訪問です。
4年経ってすっかり人気店に。12時過ぎで既に満席。予約をしておらず準備が出来たらケータイで呼び出してもらえるとのことで駅構内を物色していると着電。いそいそとお店に向かいました。
穏やかな空気が漂う店内。注文したのは基本のベジミールスをスペシャルベジにアップグレード、オプションでノンベジのマトンを選択。
パラリとしたライスを中心にモール、ラッサム、サンバル、ノンベジのマトン、サラダ、スペシャルベジの副菜(大根、ほうれん草と豆)、生姜のチャトニ、カボスのアチャール。ライスにはダルとパコラが振りかけられてパパダム、スライスされた紅芯大根と刻んだ青菜が乗っている。彩り豊かで華やかなミールス。
カトリからそれぞれを少しずつ味わった後はライスを触媒に交じり合っていくいろいろな味を楽しめます。
ラッサムの鋭さ、ブラックペッパーがガツンと効いたマトン、副菜の野菜の味わいが優しくてカラダが喜ぶ。生姜のチャトニにカボスのアチャールなんてのも実に爽やかなアクセントになりますね。
様々な色合いに変化するミールスの魅力を十分に楽しめます。
サンバルとライスはお替わりOKとのことですっかり堪能しながらもライス半量とサンバルをオカワリ。サンバルも穏やかで優しいです。
何気に今回のミールスの隠れたMVPは生姜のチャトニかな。もちろん初めて食べたはずだけど生姜の特長がこんな風に引き出されるんだ。爽やかにすごくがっちりと噛んでくれる。
やっぱりこのお店のミールスはスペシャルベジを選択するのが正解なのでしょうね。野菜の持つ力がスパイスと調理ですごく豊かな味わいに昇華されていてそれぞれを交じり合わせて味わう至福よ。
店内はずっと満席の盛況でこちらのミールスのファンの方々が多かったようにオーナーご夫妻の営む幸せな空気に満たされている、そんな感じ。
新店開拓しようか迷ったのだけど再訪して大正解。手の空いた一瞬、少しお話しできてチョと大袈裟ですがこの1年も頑張ろうと思えました。(笑)
湯の街別府もすっかりスパイス料理の中心地となっていることを実感する実に魅力的なミールスです。