伏見の老舗かき氷屋で美味しい芋スイーツ。 : 甘味や 澤田商店

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コロナ禍のGW､基本､在宅で自粛してたけど､最終日の5/5は雨らしいから､5/4はチャリで近場散策。取り合えず名城公園。へぇ出店が出てるの初めて見た。ってそもそも今までGWに近づこうとしなかったからだけど､もうちょっとで密になりそうなくらいの人出になってる。県外までは忍びないからって感じなのかな？で金シャチ横丁なら何かつまめるものの選択肢も多いかもって義直ゾーン･宗春ゾーンをのぞくが､これ食べたいってのも特に無し。ただこのまま帰宅するのも面白くないから､スイーツか何かで食べたいとこ無いか？と女房にふると､｢ここまで来たら､伏見の澤田商店でかき氷､食べようか｣。意外に暑い日だから､かき氷ってのは分かるけど､スマホで店の場所を確認すると､伏見って言っても､先月利用したドンキUNY納屋橋店の更に先。名駅より遠いじゃんとか言いつつ､押すほどの代案も無いから､結局､女房提案の澤田商店へ。以前食べた｢いちご｣のかき氷が美味しかったんだ､だと。で22号線を南下して､丸の内から伏見駅､御園座の次の交差点を西に入って2つ目のブロックを左折。2F建て古民家風情の店で､NETを見ると名古屋空襲で焼失したのを昭和24年に再建。軒上に掲げられてるのが､空襲を潜り抜けた看板だね。

ちなみに澤田商店は､昭和元年､氷卸で創業。平成15年から､かき氷販売開始。平成31年2月～令和元年6月にリノベーションして現在に至るってことらしい。取り合えず店頭メニュー看板確認。かき氷は､開店当時からの定番､しろみつ/くろみつの他､フルーツ系･お茶系･意外とはまり系･3月の新商品(5月だけど)に各種トッピング。甘味/焼いも/お飲み物各種で､焼き団子に焼きいもスイーツいくつか。何にするか決めかねちゃうなぁと話してると､｢焼きいも｣終売って黒板書き込み中の女性スタッフと目が合ったので聞いてみる。と安納芋のスイーツも6月は夏メニューになるから無くなる(団子も秋冬限定)ってことで､｢焼きいもぜんざい｣550円と比較して｢安納芋サンデー｣700円は確定。お店お薦めのかき氷は､限定のフレッシュストロベリー950円だけど､以前ここで食べたことのある女房､｢普通にかき氷らしいってとこが､ここのいい点なのよね｣としたり顔でシンプルもの押し。結局､店頭写真入りメニューで一番目立ってたソース別出し｢みかん｣550円ってのにする。店内は老舗らしいどっしりした外装と違って､リノベバリバリに昭和レトロを意識しまくったこ洒落た内装。

左手にスタッフ厨房にカウンター席。丸椅子の長テーブルを右に見て､奥に女子受けの良さそうな家具テーブル。ソファ席にタイルテーブルの2人席いくつか。まず入って直ぐのとこで注文会計して､どこに座るか…先客はタイルテーブルに1組。とリノベ前しか知らないって言ってた女房､スタスタとテーブル席を抜けて更に引き戸の先の中庭風の半野外席。｢2人なのにいいのか｣？｢他に客はいないからいいでしょ｣…うぅむ､流石です。ってことで風通しのいいゆったりした4人テーブルで出来上がり待機。と子連れ家族が数組入店してカウンター周り。どうやら俺達は谷間時間だったみたいね。ちなみに2Fもあって､そこは事前予約必須の貸切個室だって。で待つこと6分､まず◆｢みかん｣550円。メニュー表記：｢オレンジではありません。ザ･みかん(みつ+ソース)｣。と写真を撮ってるちょっとの間に､かき氷の山がどんどん萎んで来る。早々ミカンのソース？みつ？を回しかけ。とふわふわしてた氷は､しゅぼしゅぼしゅぼっ､あっと言う間に圧縮氷になりかけて､口に含む頃にはシャリシャリ氷。不純物の入ってない純氷(じゅんぴょう)にこだわったかき氷で､細くひけて溶け難く固いのが特徴だって。

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けどこのかき氷､今時の優しい繊細な口当たりのかき氷じゃなくて､海の家のフラッペに通じる昔ながらのザ･かき氷系のかき氷。いゃ低レベルって意味じゃなく､女房も｢そこがいいんじゃない｣！｢この普通のかき氷が意外に無いんだよねぇ｣とご満悦。俺的にはシンプル過ぎてちょいもの足りないけど､この氷じゃトッピングで何かを乗せても､ふわふわ感が無くなるのが早くなるだけ？だったらプラストッピングはいらないか…。まぁ好みの話だけど､俺的には中の中､74点。でお次､ついでに頼んだ◆｢安納芋サンデー｣700円。メニュー表記：｢あつあつ安納と濃厚ソフトの相性が抜群です｣。半分に割った温かい安納芋にソフトクリームが乗っかってて､塩の効いたパイ生地状の皮が突き立てられてる。ザクザク食感は､コーンフレークだね。でこの芋スイーツ､マジ頼んで正解！安納芋とソフトの温･冷のアンバランスが美味しいんだけど､アイスが乗ってる芋だから熱々って訳でもないし､まぁそこそこ想定内かって思いつつ食い進むと､溶けたアイスが芋に絡んで来て､どんどん美味しくなってく。最後､器状に残したの皮を食べる頃には､溶けたソフトの汁が芋皮と混然一体。

食い終わりが一番､ウマイ！冷凍ものでもいいんじゃない？って気もするから､5月一杯しか食べられないってのは残念。78点。と荷物を持って帰ろうとすると､スタッフさん､宜しければ◆ご試食如何ですか？とミニカップに入ったカット芋の提供。焼き芋は6月になると終わりだけど､冷凍の冷やし焼いもは販売してますって販促。(熱いのも扱って欲しいとこだけど)品種のシルクスイーツは､冷やすと美味しいって説明付き。ほのかに舌に残る､焼き芋の焦げた苦みもいい感じで､もちろん美味しい。けど女房､｢ふふん､私が(炊飯器で)作る芋の方が美味しい｣。いゃ”カネ井青果”で買った芋(生の紅はるか)が美味しいからだわと内心で呟きつつ､そうだねと応対。でも”カネ井青果”で買った焼き芋もシルクスイーツ。熱々はそう美味しくなかったけど､冷やして食べるべき品種だったってこと？って話はまぁ置いといて､｢甘味や 澤田商店｣。お洒落にリノベするとしたらこうあるべきだけど､俺としたら､看板並みにもっと歴史や風情も感じさせて貰える造りだったら更に萌えてたかも(以前を知らないけど)。ちなみに､かき氷の持ち帰りも出来るんだけど､直ぐふわふわ感が無くなるこのかき氷で可能？って余計な心配か。

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メニュー2021/5：◆かき氷 ◇開店当時からの定番：しろみつ/くろみつ330円。
◇フルーツ系：シークワーサー420円･いちご440円･みかん/パイン550円･ブルーベリー880円。
◇お茶系：ほうじ茶520円･抹茶720円。
◇意外とはまり系：サワダ550円･ひやしあめ/氷あまざけ440円･素氷250円。
◇トッピング：みるく/あずき/白玉3個/クラッシュナッツ/無糖練乳､各110円。
◇3月の新商品(5月だけど)：フレッシュストロベリー950円。
◆甘味/焼いも/お飲み物各種 ◇もっちり焼き団子1本180円～･ほうじ茶セット+100円。
◇安納芋サンデー700円･焼きいもぜんざい550円。
◇2月の新商品､冷やし焼いも(冷凍)400円等々。