朝はうどん少な目 : おにやんま 五反田本店

朝のおにやんま。
今まで何回訪れたろうか。
今回は初めてうどん少な目を頼んでみた。
どうもこの日は食欲があまりない。
年度末の夜の部続きのせいもあるが、歳を取って朝に欲する量が少なくなってきたのだ。

従って温うどんだけ。
所謂かけうどんである。
2/3位の量がいいなと思って、
「うどん少な目は出来ますか？」
と訊いてみれば、
「出来ますよ」
との答え。

出てきたうどんは2/3より少なく、普通の半分くらいの量である。
半分でも別段構わないので有り難くいただく。

おろし生姜をたっぷり入れる。
さあ、いただこう。
相変わらずいい感じの汁。
薄くもなく濃くもないいりこの効いた出汁。
塩味は何時もより少し強いか。
舌から喉、そして胃の腑へ出汁が流れ落ちる。
その熱さが目を覚ましてくれる。

うどんをずず〜と啜る。
この日のうどんはまずまずの出来。
いい日はもう少し伸びがあり、ぶちぶち感が少ない。
小麦の旨さは十分だ。

半分だから直ぐに胃の中に収まる。
もう少し多いといいなと思うが腹八分目が疲れた胃にはいいだろう。
何時も思うが、うどんも出汁も立食いの讃岐うどんとしては立派なものだ。

以前は朝から肉うどんやかしわ天うどんを食べていた
が、最近は朝にタネ物を食べると胃が少しばかり重い。
この日はかけで且つ量が半分位なので食後も不快感は全くない。
いいことを覚えたと満足しながら、
行ってらっしゃいの声を背に受け店を出る。
この声が1日の始まりを気分良くしてくれるのだ。さあ、仕事をしに行こう。

再訪

今年初めての冷ぶっかけを食す。
平日に朝食抜きで家を出て五反田で途中下車しおにやんまに寄る。
もう家人は何も言わない。

家人は私が朝起きたら「今朝は何を食べたいの？」と訊いてくれる。
御飯、パン、お粥、蕎麦、うどん。だいたいこの中から選ぶ。
それぞれに副菜を訊いてくれる。
パンで言えば、卵の焼き方は目玉焼きか、スクランブルか、茹で卵か、チーズオムレツか。
併せるのはベーコンかハムかソーセージか。
最近はシンプルに稲荷うどんの温かいものが多いが、昨日はBLTだった。
これほど好きにさせて貰う私は幸せ者だ。
例外は酒が残った時の翌朝でカレーうどんを自分で作る。でも、これは週末の朝だ。

家人の有難味は解っているのだが、それでも自宅で朝食を食べないで巷の立ち食いうどん屋や蕎麦屋で食べる私は何なんだろうか。自分でも分析不能だと思う。所詮男は、否、女も、人間は自分勝手なのだろう。

この朝は気温が26℃くらいだが、湿度が高く、不快指数が私の身体を包み込む。
家を出る時は温かいかけを食べようと思っていたのだが、店に着く頃にはぶっかけしかないだろうと変わっていた。
何も入っていないぶっかけにしようと思っていたが、券売機のボタンを押す時についつい肉ぶっかけにしてしまった。
朝から肉うどん、この歳で…
私はどうなっているんだ。

冷なのでうどんは温よりしまった感がでるが、
逆に牛肉は温かい出汁の方が合う。
ぶっかけの汁は、薄味に煮込まれた牛薄切りには味が強すぎるのだ。
食べ終わると、この日の体調もあったのだろうが、朝食としては量が多過ぎ、胃に負担を感じてしまった。
やはり齢を考え、ただのぶっかけにしておけばよかった。
これからは歳相応の分別を保たねば。

店を出る時に何時もの
「いってらっしゃい」
という言葉に送ら身体が軽くなる。
うん、これを聞きたいから朝来るのかなもしれない。
日々家を出る時も家人とアリスに玄関で、「いってらっしゃい」と言われるが、この店で言われると非日常感があり、これがまた嬉しいのだ。

因みにこの日もTMS。

2016年６月

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再訪

先月は朝の訪問だったが今月は昼の訪問。
丸亀との差を痛感してから毎月訪問モードになっている。
この日は土曜。所用で出掛けたのだが態々五反田で途中下車して寄ってみた。
店に着いたのは12時過ぎ。ピークで待ちがあるかと予想していた。
案の定、5人程の待ちがあったが、幸い2分程で入店出来たのてホッとする。
立ち食いだから回転は早いのだ。
この日の私のチョイスは温かい肉うどんに鶏天。
ここの肉うどんは本場香川に似ているらしい。
香川で讃岐うどんを食べたことがない私にはなんとも言えないが。
仕事辞めたらお遍路さんがてらと思っている。
此方の肉うどんは肉の味付けが薄味で好みなのだ。
苦手な脂があるが肉が薄いのであまり気にならない。
仄かな甘味の中に牛肉の豊かな旨味と脂のコクが味わえる。
いつも思うが、この旨味は吉野家の牛肉に似ていると思う。
肉の味付けが上品なので、美味しい讃岐うどんのツユを邪魔しないのもいい。
うどんもこの日の出来は良かった。
艶があり、モチっとしていて、それで弾力があり過ぎない。
出汁は相変わらずいりこや鰹が効いていて、濃過ぎず薄過ぎず美味い。
鶏天は肉がジューシーで旨いが油が少しもたれる。
これが唯一の想定外。油は朝の方が軽いと思う。これなら美味い肉うどんだけで良かった。
今度は朝かなと思い店を出たが、来月になる前に来そうで恐い(笑)。癖になりかけているなぁ〜。

2016年4月

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再訪

先日、新宿御苑の丸亀製麺でうどんを食べ、おにやんまの旨さを再確認した。
そして、前回朝に来たときのうどんが旨かったこともあり、
再度朝におにやんまのうどんを食べようと思っていた。
今回は土曜の朝7：30頃に訪問した。土曜ということもあり店内は空いていた。
私から店員に「おはようございます」と声をかける。返事が戻ってきて、いい感じ。
今回は普通の天麩羅うどんにした。天麩羅には5品の付いてくる特選もあるが、
流石に朝から天麩羅5品は私の胃には重すぎる。よって3品の普通にする。

温かけに海老、鶏、南瓜の天麩羅だ。
出汁を口に含む。蓮華が欲しいが、ここにはない。立ち食いだからしょうがない。
あ～、旨い。美味い出汁だ。丸亀とはふた味くらい違う。
うどんを啜る。矢張り朝のうどんは打ち立てなのだろう。これも美味い。
うどんも丸亀よりうまい。歯を入れた時の柔らかそうでいて弾力があるところ。
小麦の味も感じる。見た目の艶、つるつるした感じもいい。
打ち立てに茹でたて、温でも締まっていて旨い。朝の小市民的な幸せ。悪くない。
電車を途中下車する価値が十分にある。これ、癖になりそうで怖い（笑）。

2016年3月

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再訪

朝一、品川方面で仕事があり、朝食抜きで何時もより早く家を出た。
山手線に乗ると空腹を感じたので、五反田で途中下車し、
“おにやんま“でうどんを食べることにする。
朝におにやんまで食べるのは初めてだ。

7時半頃店に着いたが、券売機の前に先客2人がいる。流石人気店だ。
天麩羅好きの私も、朝から食べる気にはならないので、温かけにする。
幸い待たずに店内に入れたが、私で店内は満員になった。
店員が次々とうどんをゆで釜に入れ、天麩羅を次々に揚げている。
「お早う御座います」と店員と挨拶を交わしうどんを待つ。

あっという間に出てくる。時間のない朝には有り難い。
見た目は、心なしか何時もよりうどんに艶がある。
出汁の色も若干濃く見える。さあ、いただこう。
汁から一口。ん、出汁が少しばかり力強くなっている気がする。
いい方向への変化だ。
但し、他の店の讃岐うどんも食べているので、
それらと無意識に比べている可能性もある。
もう一口。塩分も僅かであるが前回より強く感じる。
こちらは私には嬉しくない変化だ。
何れにせよ、十分旨い出汁であることに変わりはない。
立ち食い路面店であることを忘れさせるレベルだ。

うどんを啜る。いい艶だ。
温かけだがよくしめられている。
もちもち感と弾力も十分で喉ごしも良い。
これはいい、今日のうどんはかなりいい。
新橋店を含め、今回が今迄で一番いい。
朝から気分がいい。

出汁に揚げ玉と生姜を加え混ぜる。
揚げ玉の油が染み出しこくが増す。
されど生姜で汁は引き締まっている。
うむ、生姜が少し足りない。
小さじ2杯を追加する。うん、望みの味だ。
隣の客が葱の追加を頼んでいる。
なるほど、葱の追加も頼めるのか。
次回は頼むとしよう。

朝の量としては多いかと思ったが、
旨かったこともあり、すぅ～と胃の府に収まった。
おにやんまの様な店は、朝の方が打ち立てで良いのかもしれない。
これはまた朝に来なければいかんな。

「ごちそうさま」と言って店をでようとすると、
「行ってらっしゃい」と返って来た。
予想していなかったので、身体だけではなく心まで温かくなった。
人間僅かなことで気分は変わる。
いい一日の始まりだ。

2016年1月
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再訪

ランチで訪問。最近五反田でランチを取ると外す事が多かったので、
更には今回は時間もない事もあり、絶対外さない「おにやんま」、
で讃岐うどんを食べる事にした。

大分寒くなってきたので、温かいうどんにする。
都内の讃岐うどん店は可也の数行っているのだが、未だ肉うどんを食べたことがない。
という訳で今回は肉うどんにトライ。

此方の肉うどんは讃岐のものに近いとの評判だが、
私は讃岐に行った事が無いので、比べ様もない。が、美味しかった。
お肉がもっと濃く煮込まれているのかと思っていたが、
結構薄味でうどんの出汁に良く合っている。
薄いバラ肉は吉野家の牛丼を連想させるが、更に薄くスライスされていている。
しかし、牛肉の旨味は感じられ、この位薄い方がうどんとは合うのではないか。
味付けは吉野家より上品だ。
大変気に入った。此れはまた是非食べたい。天麩羅よりも上品で好きになりそうな予感。

2013年11月

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再訪

先日新宿の慎であつかけを食べた時、お隣の冷やしぶっかけがあまりに美味しそうに見えたので、
冷やし系を食べたくてこちらに寄った。当然ながら冷やしぶっかけ天ぷら(¥440)を選択。
立食いだが美味しい饂飩を出すので、やはりこのお値段はお値打ちである。

天麩羅は、海老、かしわ、さつまいも、の3種類がついてくる。
ぶっかけだが、汁はあまり濃くないので、私好み。饂飩はやはり冷やしの方がしまっている。
単に、日によるバラツキかもしれないが、前回食べたあつかけかより、しまっているのは確実。
中々いい感じだ。海老天も海老の甘みがあり、うん、うん、と頷いてしまう。
薩摩芋はかなり薄いのだが、私は薄いのが好み。かしわも何時も通り下味が宜しい。
今回は汗をかかずに、美味しいお饂飩をいただき、満足、満足。

2012年8月末
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まだ私の中で讃岐うどんブームが続いています。今度は五反田のおにやんまに行ってみた。
13時頃でしたので私は待たずに入れたが、私の後には5〜6人の列が出来ていた。

温かけ並に特選天麩羅で540円也。昼時なので目の前で天麩羅がどんどん揚げられている。
当然ながら揚げたての天麩羅がうどんの上に載って出てきた。
特選天麩羅はその日のお薦めが5つのってくる。この日は、海老2本、鶏、サツマイモ、南瓜。

まずおつゆを一口。うん、いりこが効いて私の好みだ。ただ普段塩分控えめの私には少し塩辛く感じる。

麺は丁度よい硬さと腰です。東京の人が讃岐うどんに思い描くイメージドンピシャなのではないか。
量も多からず、少なからずで、程よいですな。周りの人達は大を食べている人が多い。
天麩羅は、揚げたてなので、立食いのレベルを超えている。
海老は小ぶりですが味は良かったし、鶏も美味しかった。

本郷のこくわがたと甲乙つけがたいが、麺の角が立っている、天麩羅が別皿で供される、
スタッフが笑顔で感じが良いので、私はこくわがたに軍配を上げる。
でもおにやんまも、また来たい、と思わせるお店なのは間違いない。