久しぶりに基本の煮干ラーメンとミニカレー : ラーメン暁

蒲田駅南口の「ラーメン暁」へ。先日お店の隣のテナントに「麺屋武蔵 蒲田店」が移転リニューアルオープンしたばかりだけど、平日ランチタイムは相変わらずほぼ満席。

最近限定メニューばかり頼んでいたので初心に戻って「煮干ラーメン」(800円)、「ミニカレー」(100円)、「壊れかけのajitama」(30円)をチョイス。

昨年9月のリニューアルから基本のラーメンは2〜3ヶ月に1回ぐらいのペースで食べてるけど、スープの味わいは何回微妙に違ってる気がする。でもちゃんと美味しいんだよな。今はリニューアル当初よりもややクリアでザラつきの少ない醤油背脂煮干味。

麺は変わらず平打ちストレート中細麺のプリッとした心地よい歯ざわり。ピンク色の低音調理チャーシューは薄切りが複数枚入っていて、以前より洋風ハーブの香りがしてチャーシューというよりローストポークっぽい味わい。

ミニカレーは前回とお皿が変わってよりカレーライスらしいルックスになった。壊れかけのajitamaは白身が割れたり欠けてしまった味玉をサービス価格での提供。

蒲田駅南口近くの「ラーメン暁」で「スパゲッティミートソース」(900円)と「ミニカレー」(100円)。料理だけ見たらラーメン屋感はゼロだな(笑)

以前限定で提供していた洋風トマト味の「クレそバ」(クレソンそば)を汁なし麺でアレンジしようとしていたら、中華麺で提供する必然性がなくなってしまって、もういっそミートソースにしてパスタで提供することにしたそうだ。

ラーメン屋ならでは何かはなくド直球なミートソーススパゲッティ。どっしりした濃厚系のミートソース。パスタはもちもちした弾力のある丸太麺。

箸で食べるのはなんか不思議な感覚だが、底の方から麺をすくってミートソースを全体に混ぜるようにしてから箸でズズッと啜るのがオススメだそう。タバスコと粉チーズをお好みで。

蒲田駅南口の「ラーメン暁」にて7月から数量限定で提供している「クレソバ」(900円)と「クレソバ専用〆のライス」(100円)。

毎回店内BGMがKREVAのリピートなんだけど、クレソバの食券には「KREソVA」、ライスの食券には「My Rice」(KREVAの"My Life"という曲をもじってる)と書いてあった。趣味全開でいいね(笑)

クレソバはシャキシャキとした爽やかな風味のクレソンがたっぷり乗ってチーズがかかっている。チャーシューはクレソンの下にある。麺は標準のラーメンと同じ平打ちの中太ストレート麺。

スープはどろっとした繊維感のあるトマトソースでタマネギやオリーブ、ケッパーなどが入っていて、スパゲッティのような洋風のまぜそば。クレソンは特にカルシウム、リン、鉄分などの無機質の栄養価が高く、ヨーロッパでは消化や解熱に薬効も認められているそうだ。

〆のライスは一度丼を下げて綺麗に盛り付けてくれる。ライスの中央に卵黄が乗っかりチーズもかかって見た目も鮮やか。ここのお店のこういう細かいところのセンスは本当に好きだなあ。スープとご飯をよく混ぜて食べればトマトリゾット風混ぜごはん。

ヨーロッパには「肉食は思想と知恵を鈍らせ、菜食は人を温和にし賢者をつくる」という考え方があり、ギリシャには「クレソンを食べて知恵を得よ」という言い伝えもあるそうだ。なんか頭もすっきりした気分。このままもう一杯ラーメン食べられそう(知性)。

蒲田駅南口近くの「ラーメン暁」へ。メニューをひと通り一巡してからは限定麺狙いで2～3ヶ月に1度ペースで来ている。今回で6回目。夏限定の「ピリ辛冷し肉つけめん」(900円)と「気まぐれカレーライス ミニ」(100円)をチョイス。店内のBGMは今日もKREVAのベスト盤。

冷し肉つけめんは虎ノ門で有名な肉そばの「港屋」のインスパイアのようだ。牛丼の具のような甘辛く煮た牛肉と玉ねぎがたっぷり乗ってその上に大量のきざみ海苔がかかっている。港屋系そばで定番の生卵もちゃんと付いている。つゆは唐辛子とラー油がたっぷり入ったピリ辛醤油味。麺量は港屋スタイルでかなり多い。

港屋インスパイア自体は最近色々なお店が出てきているけど、日本蕎麦でなくラーメン屋の中華麺でのこのスタイルは初めてかも。ツルツルとした中細の平打ちの中華麺で、麺をすすっているときは"広島風つけめん"（醤油ベースのたれに胡麻と唐辛子、ラー油入りの激辛ざる中華）っぽい雰囲気を感じた。

ミニカレーは前回まではキーマカレー一択だったが、今は海老やポーク、野菜など日替わりで色々と内容が変わるらしい。今回ポークカレーはさらっと系で本格インドカレーに近い作り。そこらのカレー専門店より断然美味しい。これで100円は超お得。

蒲田駅西口の「ラーメン暁」にて「カライパクチーメン」(950円)＋「パクチー増量」(100円)。以前期間限定で食べた「牛肉とパクチーの辛いラーメン」(950円)のマイナーチェンジ版のようだ。以前は普通のラーメン丼だったが、今回は土鍋に盛り付けられている。

デフォルトの平打ちストレート麺とは異なるもっちりしたちぢれ太麺で、濃厚煮干しスープに半熟卵も入っている。汁は少なめで具が多いのでラーメンというよりまぜそばに近い印象。辛口だが唐辛子系の辛さよりも山椒系の痺れの方が強い。別添えでラー油も提供されるがこちらも山椒たっぷりのシビレ系。

ランチ限定の「ミニキーマカレー」(100円)はお茶碗サイズだけど100円はお得。最初はスープの出汁に挽肉を使っていてそれを捨てるのがもったいないから野菜を加えてキーマカレーを出すようになったそうで、今のスープには挽肉は使っていないが、人気があるのでそのままメニューに残しているそうだ。

蒲田駅西口の「ラーメン暁」で、ラーメン(800円)、壊れかけのajitama(30円)、ランチキーマカレー(100円)。壊れ味玉とミニカレーは財布に優しいサービスメニュー。

職場が蒲田に変わってから月イチペースで来てるけど、2回目以降は限定ばかり食べてたから基本のラーメンを食べるのは約3ヶ月ぶり。前回食べたイメージで想像してた味と結構違ってて、人間の記憶が頼りにならないのか実際に味が変わったのか…。スープの印象がかなり変わってて以前より煮干しや醤油の風味が力強くなってるように感じた。

濃厚煮干し系の他の有名店だと、まったりした濃厚な動物系白湯スープと合わせて全体をマイルドに仕上げるところが多いけど、その系統とは明らかに一線を画す煮干しが主役のオリジナリティのある味わい。カテゴリ分けすれば「背脂煮干醤油系」と言えるだろうけど、背脂と醤油が主役の新潟燕三条系とも違う独特な立ち位置だと思う。

低温調理肩ロースのチャーシューも以前は厚切りが1枚弱だったのが、薄切りになって枚数が増えてる。個人的にはこっちの方がふわっとして柔らかい食感になるし、スープや麺とも馴染みやすいから好みかな。

<2016年9月初訪>
蒲田駅西口近くの「ラーメン暁(あかつき)」。初訪なのでまずは基本の「ラーメン」(850円)をチョイス。

今月9/1にラーメンをリニューアルしたばかりでそれまでは背脂醤油系だったようだが、現在は濃厚煮干し系。灰色がかった色合いで煮干しの風味がガツンとくる濃厚なスープ。煮干しの旨味だけでなくビターな風味もかなり出ているが、豚の背脂のまろやかさと刻んだ生タマネギの甘みと辛味で上手く中和されてバランスの良い味わい。

麺は平打ちのストレートで歯切れの良い食感。チャーシューは流行りの低温調理のしっとりレアでムッチリした歯応え。生タマネギのシャキシャキ感も食感のアクセント。

リニューアル前は食べてないからどっちが良いいのかは比較できないけど、背脂＋生タマネギ＋岩海苔という構成を考えると「らーめん潤」のような新潟燕三条系のラーメンだったのかな？リニューアル後の濃厚煮干し系は最近のトレンドをうまく取り入れつつ、独創性もある一杯だと思う。スープが濁ってるから気にする人は多くないと思うのに、麺もちゃんと綺麗にたたんである。

替え玉(200円)は今回は頼んでないけど、説明書きを読むと最近流行りの「和え玉」(ちょこっとした具が乗ってタレで味付けしてあるまぜそばみたいなタイプ)のようだ。スープの味も麺もかなり好みなので近い内にまた来て替え玉も頼んでみよう。

ランチタイムは100円というサービス価格のミニキーマカレー丼も気になるし、岩海苔トッピングも気になるから最低でもあと2回は来たいな。


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<2016年9月追記>
蒲田西口の「ラーメン暁」に二度目の訪問。「ラーメン」(850円)、「ミニキーマカレー」(ランチタイム100円)、「壊れかけのajitama」(30円)をチョイス。

ミニキーマカレーはお茶碗サイズ。スパイシーさは控えめでひき肉たっぷりの旨味系。これが100円はお得すぎる。

壊れかけのajitamaは調理のときに崩れてしまった味玉だろうとは予測してたけどまさか30円で丸々2個は予想外。半玉分ぐらいだと思ってた。ちなみに券売機で該当商品のボタンを押したら出てきた食券に「パパウパウパウ」と書かれていた。波紋使いか。

前回も今回も店内のBGMがひたすらKREVAの曲がリピートだったのでたぶん店主の趣味なんだろな。


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<2016年10月追記>
蒲田西口の「ラーメン暁」の期間限定「牛肉とパクチーの辛いラーメン」(950円)。香りのいいフレッシュなパクチーと甘辛く煮た牛肉の薄切りがどっさり乗ってスープは山椒をきかせたシビカラ系。東南アジアの麺料理にありそうなテイストだ。行ったことないけど(笑)

「替え玉」(200円)は限定麺専用バージョンの温玉替え玉。麺と玉子をよくかき混ぜて余ったスープをつけ麺のようにしていただく。温玉のまろやかさがスパイスの辛味を包んでまた違った味わいに。

こちらの期間限定ラーメンは10月中旬までの提供予定だそう。そういえば、過去二回連続でKREVAのシャッフルリピートだった店内のBGMが今日はミスチルだった。


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<2016年12月追記>
蒲田駅西口の「ラーメン暁」で期間限定の「カレーラーメン」(900円)と「壊れかけのajitama」(30円)。

濃厚煮干しスープにキーマカレー、刻んだトマトと玉ねぎ、パクチーのトッピング。味変用に付いてくるレモン汁を投入すると辛味や煮干しのビターさが中和されてすっきりした味わいに。