限定！鴨カレー南蛮ラーメン 900也 : 日の丸 さんじ

今年こそは「カレーラーメン」が密かにブレイク！
等と個人的に思っている時にタイムリーな商品が。

金曜日限定『日の丸さんじ』の鴨ラーメンに
とうとうカレースープがやって来た。。。

今日はいきなり店内がクミンの香り。
9種のスパイスを駆使したというカレースープ。
まさか清湯のクリアスープだとは思わなかった！

鴨出汁の旨味あっての清湯カレースープ。
スッキリとスパイシーで、端麗＆まろやか。
今迄のカレーラーメンに一石を投じるスープだ！

毎度素晴らしい鴨肉叉焼に加え、今回は油揚げ
がバッチリとこの鴨カレースープに合っていた。

浅草開化楼の細麺のバリカタ加減と小麦の香り
の素晴らしさがカレースープを引き立てている。
和風なのにちゃんと「ラーメン」なのが驚き！

1970年代からカレーラーメンは有ったが、
コレはまさに2017年を代表するカレーラーメン。
カレーの濃さに頼ってないのが又尊敬出来る…。

この作品によって、
完全に「鴨南蛮蕎麦」と「鴨カレーラーメン」
との住み分けが出来たと言える。。。

今回も店主きんちゃんの腕と発想とセンスに脱帽。

今年お初の『日の丸さんじ』である。

毎週金曜日のみ、
いつもとは全く違うスープのラーメンを出す
いわゆる『さんじ』のスピンオフ的限定日だ！

基本的に『日の丸さんじ』は現在「鴨の日」。
旨味濃厚の鴨出汁スープを出している。。。


◆鴨中華蕎麦ハイブリッド　　900円
◆鴨炊き込み御飯　　300円

今回は、醤油と塩のカエシを合わせたという
タレのハイブリッドということらしい…！

絶妙なバランスで配合された醤油＆塩ダレ。
この黄金比かつ黄金色のスープがめちゃ旨だ！

どちらの旨味も有り、どちらにも加担しない、
塩味でも醤油あじでもない不思議なスープ。
少し濃い目の塩味も自分には丁度良かった！

今日の鴨独特の出汁の旨味は濃くはなく、
どちらかといえばカエシにに頼った風味かも。

そんな旨過ぎるスープと一緒に、
「炊き込み飯」を喰らう。旨過ぎ更に倍！！

炊立ての飯の瑞々しさも手伝って本当に旨し。

店主きんちゃんがサービスしてくれた
鴨叉焼の切り落としの追加肉、、、
鴨つみれと浅草開化楼細麺も最高に美味しい！

量的にはちょっと食べ過ぎた感があるが、
その分満足感＆幸福感もキャパ以上だった…。


昨年のこの『さんじ』と『日の丸さんじ』を
比べると、今年は『さんじ』がリニューアル
した為に、こっちの『日の丸…」の方が定番
の落ち着いたラーメンを提供していて、
むしろ『さんじ』の方が毎日インパクトある
変わり種のラーメンを出している印象である。

おもしろ過ぎるぞ『日の丸さんじ』！！

東上野地区ではトップクラスの人気を誇る『さんじ』。
その開店当時から通っている者としては嬉しい限りだ。

店主きんちゃんの職人＆アーティスト魂は留まる所を
知らず、いつの間にか土曜日は「濃厚煮干し」の作品を
提供する日に定着してしまったし、浅草開化楼との合同
開発で生まれた強烈な超全粒粉麺も話題になった。。。

そんな一見蕎麦のようにも見える超全粒粉麺を携え、
今度は「鴨出汁つけ麺」の専門販売として毎週金曜日に
『日の丸さんじ』を立ち上げた訳である！凄いな～！

店主きんちゃんの探求心と猪突猛進な実行力からすれば、
いっそのこと毎日違うラーメンを出してもおかしくない
勢いなのが素晴らしい反面、心配で仕方ないのである…。

いつも早朝から仕込み始めるという贅沢な鴨出汁スープ！
それを活かす為に試行錯誤された他の具材とカエシの風味。
そこにあの超全粒粉の最強麺がタッグを組む訳である。。。

ホンマカイナ！？という位入っている大量の鴨肉！！！
又その肉が、その辺の蕎麦屋で見るような薄い肉片なんか
ではないのである。鴨肉の塊が常に口の中に入ってくる…。

甘い玉葱と旨味を更に増強させる鴨油の力が凄い！
さり気なく添えられた山菜が良い薬味の役目を果たし、
粉山椒の風味も抜群の薬味として無くてはならない。。。

コレらの付け合せのアイデアは此方の美人女将の仕業。
こうして小手先だけではない夫婦二人三脚の手作り感も
既に此方の魅力となっているのだ。う～む、羨ましい…！

何よりも自分が気に入っているのが、この「鴨つけそば」、
今流行りのニュージェネレーション蕎麦のような魅力も
去ることながら、確りと「つけ麺」として成立している事。

蕎麦のように見える麺もちゃんと小麦感活かした麺だし、
鴨出汁のつけ汁も決して蕎麦屋のような仕様になっていない
のがこの作品の特筆するべきところなんである。。。

自分も蕎麦屋の「鴨せいろ」や「鴨南蛮」が好きだが、
いざ食べるとなると値段も結構取られるし、量も肉質も
満足出来る店は極少ない。でも此方の「鴨つけそば」は
このボリュームとこの質と味で900円という値段なのだ！

コレって確実に店には儲けをもたらしていないだろう…。
大きなお世話だが、１度コレを頂けば実感出来る筈である。

毎週金曜日のみというハードルの高さはあるものの、
食べれば確実に幸せになれる「つけそば」と言える。。。

鴨肉のクセも全く感じることなく、最初から最後まで鴨
を感じる事の出来る素晴らしい作品を是非味わってほしい！

自分は既に２回頂いているが、
訪問する度にクォリティも上がっているという
まだまだ伸びしろを残した凄い「つけそば」である！

それから、数量限定で販売されている同じ鴨出汁で炊いた
「鴨出汁炊き込みご飯」も素晴らしい出来であった！！
「鴨つけそば」と一緒に頂けばお腹も脳も絶対満腹となる。