居心地のいいとんかつ屋さん : ポンチ軒

先週に引き続き再びここに来てしまった。
本当は気になるお店がたくさんあるのだが、なんとなくここに吸い寄せられてしまった。

今回はビーフカツを食べようと思い店の前に並んでいると、料金変更のお知らせが。
6月22日より、料金を変えるらしい。
料金変更後は総じて値段が上がっているのだが、上ロースだけは1600円から1500円に値下げされていた。
ム？これだけ値下げ？？
そういえばランチのロースがなくなるから、その影響かな？
ボリュームを少し抑えるということであろうか？
ということは今の上ロースを食べられるのはこれがラストチャンスか？
んー、気になる。

勝手に深読みをした結果、その真偽も確かめずに上ロースとちょこっとカレーを注文してしまった。
「これでボリュームはそのままの値下げだったらどうしてくれようか。」
「なんで注文前に確かめなかったんだ。」
「100円を気にする小さい男に見られたくなかっただけじゃないのか。」
「というかビーフカツはどこにいった。」
「これでまたここに来なくてはならないじゃないか。」
なんてことを思っていたら、美味しそうな上ロースが登場した。

上ロース(1600円)
断面はほんのり桜色でキラキラとしている。
これはこの前教えていただいた塩で食べてみるしかない。
ということで、卓上の塩を振りかけてみる。
旨い。
お肉がブチっと弾けて、みっちりムッチリとしている。
塩の粒が大きいから味にムラができるのが少し残念だが、
この塩がお肉の旨さを上手に引き出している。

これまでヒレカツや、カツカレーのカツを食べてきたが、かつ自体はジャストミートしなかった。
カツカレーは美味しかったが、あくまでカツとカレーのコンビネーションが良かっただけである。
しかしながら、このロースは旨いと思う。
同じ店なのに、不思議なものだ。

次はカレーソース(350円)につけて食べる。
ちょこっとなんて名乗っているが、結構量がある。
ごはん一膳丸々カレーで楽しめるくらいだ。
それにこの旨いとんかつを浸して食べるのだから旨いに決まっている。

しかしながら、カツカレーを食べた時ほどのコンビネーションの良さは感じない。
この違いはなんなのだろうか？


最後にここの店で一番気に入っているウスターソースとからしで食べる。
旨い！
この組み合わせが一番旨い。
なんだかんだでご飯が進むトンカツはソースだろうと思わせる旨さ。
本当によくご飯が進む。
そしてこのご飯。何気ないことだが、調理場のお姉さんはご飯をよそうのが上手である。
そのおかげでよりご飯も美味しく感じるのだろう。


塩もいい、カレーもいい、ソースもいい。
どれで食べるかここまで迷わせるなんて、とんだ小悪魔だな。
満足して食事を楽しむことができた。


そんな小悪魔にも一つだけ気になったことがある。
それはとんかつの油切れについて。
表面の衣は粗めでサックサクなのに対し、裏面はしっとりとしている。
今までこんなことはなかったのに、これだけは違っていた。
これさえなければ完ぺきだったのになぜだろうか。

あくまで推測だが、上ロースの厚さがそうさせているような気がする。
この厚さのとんかつにちょうどいい火入れをしようとすると、
下の部分は犠牲にせざるを得ないのではないだろうか。
でも、これくらいの厚さのとんかつでもさっくり揚がっているとんかつなんて沢山あるしな。
結局素人には何が原因かはよくわからないということか。

カツカレーほどのコンビネーションの良さを感じなかったのもここにあるのかもしれない。
ということは特ロースを食べたらさっくりとしたとんかつが食べられるのでは？？
あれ、ビーフカツがさらに遠のいていく・・・
次回はいつ行こうかな。

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うーん、困った。

神保町に来たのだから、カレーが食べたい。
いや、しかし、とんかつも食べたい。

とんかつか、カレーか。
とんかつ。
カレー。
とんかつ。
カレー。
とんかつカレー。
カツカレー。

・・・ん？カツカレー食べればいいのではないか？
そのことに気付いた時に、ポンチ軒のことを思い出す。
以前特選ヒレカツを食べて、自分にはジャストミートしなかったお店だが、カツカレーや、ロースはまだ気になっていた。

頭の中でポンチ軒が囁く。
「ヒレカツはだめでも、まだロースとカツカレーがあるじゃない！今からでもやり直せるわ！！」
・・・なんて健気な子なんだ。
思えば、とんかつ屋のカツカレーというものは食べたことがない。
今回はカツカレーにかけてみようじゃないか。

カウンター席に陣取り、カツカレーと決めているものの、一応メニューに目を通す。
ふむ、上ロースにビーフカツなんてものまであるのか。
非常に気になる。
これらにはとても惹かれたのだが、今回は初志貫徹でカツカレーを注文した。

今まで気にしなかったが、ここのお店は非常に居心地がいい。
カウンターの席幅も広いし、店内はいい雰囲気。
トイレも新しいもので清潔感がある。
そして何より接客も良い。
気が利くし、接客も丁度いい温度なのだ。

テーブルの上にあるキムチを食べながら、到着を待つ。
酸味があって、さっぱりとしている。

キムチを食べて食欲が出てきたところで、カツカレーの登場だ。

カツカレー(1100円)
ご飯を境にして、左側に黒いカレールー、右側にキャベツとカツが乗っている。
カツをソースでも楽しめるようにしてくれているのだろう。

まずは、カレーだけを食べてみる。
カレーはひき肉が主な具で、程よくスパイシー。お米もとても美味しい。

次に、カツに美味しいウスターソースをかけて食べてみる。
さっくりとあげられたカツは、脂身は少ないものの、中のお肉がみっちりギッシリと詰まっている。
このウスターソースとの相性も良く、旨い。

最後にカツをルーにダイブさせて、食べてみる。
旨い！
抜群のコンビネーションだ。
ここのとんかつは何となく「洋風のとんかつ」という、そんな印象を持っているのだが、
それがカツカレーだと非常に生きる。
カツカレー最高。

キャベツには玉ねぎドレッシングをたっぷりとかけて食べるのがいい。
豚汁には豚らしきものは見当たらなかったが、カレーに味噌汁って意外と相性いいんだよなー。
福神漬けをもっとたくさん食べられるとうれしいかな。

見た目はそれほど多くないかな？と思っていたが、完食するころには満腹で大満足。
次はビーフカツにミニカレーをつけて食べてやるぞ。
再訪して良かった。

ごちそうさまでした。
☆3.3→3.7
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久しぶりにとんかつを食べたくなったので、ブックマークしていたこちらのお店に来ました。

１時過ぎに伺いましたが、店の前に行列が。平日なのにすごいですね。

さて、１時過ぎだと特選メニューも頼めるとの事なので、特選ヒレカツにしました。
最近ロースカツがマイブームなのですが、こちらのヒレカツは絶品らしくヒレカツにしました。

注文してから30分弱でしょうか、割りと待ちました。テーブルにあるキムチを食べながら待ちます。
さっぱりしていて美味しい。

先にご飯と豚汁が出てきます。
豚汁がまろやかでとても美味しいです。
ご飯は柔らかめにふっくら炊けていました。

特選ヒレカツ(2400円)
少し遅れてゴロゴロとした大きな塊が3つ出てきました。
揚げ具合は濃いめのきつね色。
パン粉も粗めのものを使っていて、サクサク感が見た目から伝わってきます。

さて、塩で一口。
うん、お肉がギュッと詰まっていて、お肉を食べていると感じます。
次にとんかつソースで食べます。甘めでドロッとしたソースですね。
更にもう１つのソースで食べます。
こちらはウスターソースですが、味は濃いめです。このウスターソースが今回の当たりでした。
なかなか美味しいですね。

全体的にそつなく美味しかったのですが、お肉の旨味をそこまで感じることができませんでした。
柔らかいお肉ではなく、こういう歯応えのいいお肉も好きなんですが、
パサつきを感じてしまい、ソースたっぷりで食べざるを得ませんでした。
やはり歯応えとパサつかないお肉の両立は難しいんですかね。
はっきり言ってこれで2400円というのは私には高かったです。

キャベツは玉ねぎドレッシングがかなり美味しくおかわりしてしまいました。
このドレッシングはありそうでないソースですね。

次は人気のカツカレーにしてみます。
ご馳走さまでした。