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衰退期と人は言いますが、気軽に洋食を食べられるお店として悪くないですよ・・・と、書きましたが、昨日で閉店となりました(T . T)
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トントンマン
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店名 |
閉店
キッチンジロー 錦町店
|
---|---|
ジャンル | 洋食、食堂、カレー |
住所 | |
交通手段 |
小川町駅から417m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) |
席数 |
33席 (カウンター5席、テーブル28席) |
---|---|
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
関連店舗情報 | キッチンジローの店舗一覧を見る |
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毎日うだるような暑さが続くようになりました。
甚大な災害があったので、雨のことを良く言うのは憚られるものの、雨が続いて比較的涼しかった7月が嘘のようです。
こう暑いと遠出するのもしんどくなるので、この日は、職場から近いエリアでのランチにし、神田スクエアの脇の道にある当店を利用することにしました。
キッチンジローは、昭和39年に神保町で創業した洋食の老舗チェーンです。
ジローというのは、創業者である小林二郎さんの名前から取ったそうですね。
私の学生時代からその名は聞いていました。
洋食ブームの浸透に乗っかる形で順調に業容を拡大し、セントラルキッチン方式を採用。
デリバリー事業も取り入れた独自の経営を展開し、最盛期の平成8年の時点では、直営店27店、フランチャイズ店27店の計54店舗を運営していました。
しかし、その後、企業のライフサイクルの波は当店にも容赦無く襲いかかってきて、店舗拡大路線も大きな転換を求められるようになってきます。
ここ4年ほどの期間に限っても、HPの会社情報の店舗数を辿って見ると、首都圏直営店24店舗+フランチャイズ店4店舗の計28店舗(平成28年3月14日現在)⇒首都圏15店舗+関西2店舗の計17店舗(令和元年8月1日現在)⇒首都圏13店舗(令和元年12月2日現在)と推移していますので、店舗縮小のペースは、むしろ加速していると見て間違いないものと思います。
神田エリアで見かけた事例では、鎌倉橋の老舗中華「神田飯店」の後釜として新規オープンした(内神田店。平成26年6月オープン)と思ったら、平成28年2月に2年持たずに閉店してしまったこともあり、店舗運営のダッチロールぶりはその当時から感じていたところでした。
他方、経営母体について調べてみると、縮小局面の真っ只中と思われる平成30年2月に、運営会社である株式会社キッチンジローは、九州地方を中心にファミリーレストラン「ジョイフル」をチェーン展開する株式会社ジョイフルの子会社となり、経営者も小林家の同属経営から脱皮しているようですね。
いわゆる身売りというやつでしょうか。
平成30年10月に、虎ノ門店を、昼は洋食レストラン「キッチンジロー」、夜はバル「ほろよいジロー」として営業する二毛作業態にリニューアルし、その後もその動きを加速してますので、ジョイフルの主導下、不採算店舗のスクラップを進めつつ新業態店の新規出店やリニューアルを同時並行で進みてきたものと見ることが出来ますね。
このジョイフルの進める縮小を包含した路線は、今の時代においては、決してマイナスイメージになるとは思っていません。
高い経済成長率が期待出来ないのはもちろん前提となりますし、その中で人手不足や物流費などが高騰している厳しい環境ですので、逆転の発想で縮小含みの構造改革にキチンと対応したところが勝者になるとすら言ってもいいのかもしれません。
ただ、こちらの二毛作路線は、新型コロナウイルス騒動に対する耐性という面からはプラスの面だけで見られないのが難しいところですけどね。
そんなことで、揺れ動いていると思われるキッチンジローを久しぶりに利用してみることにしました。
当店の開業時期は明記されたものはありませんが、諸情報から平成15年頃ではないかと思われます。
神保町が本拠地ですので、当店は、そのお膝元的を固める的な存在だったのかもしれませんが、ひょっとしたら開業時点から周辺の再開発の動き(神田スクエアの建設)は織り込み済みだったのかもしれませんね。
当店も、「キッチンジロー」と「ほろよいジロー」の二毛作店で、オフィス街のお店らしく土曜、日曜、祝日が定休日です。
この日は、12時10分前の訪店になりました。
新型コロナ対策か、入口は全面的に開け放たれており、お店に向かって右手側にはテイクアウトのカウンターも設えられています。店頭には、メニューが出されていましたので、それをチェックしてから入店します。
店内は、入って右手にカウンター席が5席ありますが、それ以外はテーブル席で28席あり、合計で33席のキャパです。
卓上にもメニューが置かれていましたが、店頭メニューと同じで、単品料理を組み合わせて定食に仕立てるというシステムのようです。
特にランチタイムということではなくて、キッチンジロー営業時はオールタイムでこのメニューだと思われます。
単品料理1点の定食だと@850円、2点の組合せで@1,000円、3点の組合せで@1,200円で、いずれにもライス、スープが付きます。
また、無料オプションがあって、A:ライス大盛り、B:ライス少な目、C:サラダの野菜多めが選べるのですが、Bについつ無料云々というのは解せないですね。
Bは無料オプションではなく、50円引きにした方が低糖質ブームの昨今ですので、客の受けは良いと思います。
注文は、料理2点のセットにし、料理は、月見ハンバーグとエビフライをチョイスし、ライスは少なめでお願いしました。
カウンター席の目の前の厨房で調理していますが、待ち時間は比較的短く4分ほどでの提供となりました。
こちらの定食メニューは、1点でも3点でも、個々の料理の大きさ等は変わりません。
従って、今回の月見ハンバーグもエビフライもそこそこ立派なサイズのものが出されました。
月見ハンバーグは、デミグラスソースのかかったハンバーグに目玉焼きが乗っています。
目玉焼きは半熟なので、ハンバーグに黄身を絡めていただきましたが、ハンバーグ自体も柔らかい仕上がりながら肉感もしっかりあり、まずまず美味しいですね。
エビフライは、一本ですが、サイズは大きめです。
生パン粉使用と思われ、衣が立っているのでカラッと揚がっており、旨みがしっかりと感じられます。
エビもプリプリですし、悪くないエビフライだと思います。
付け合せのサラダとスパゲッティは、作り置きのもので、ありきたりでしたが、全体にこの内容で1,000円ならコスパは悪くないと思います。
もちろん、ハイレベルの個店洋食店と比べるとマニュアル調理等の制約でしょう、繊細な美味しさはありません。
ただ、一般にそれらの洋食店は価格帯もかなり強気のところが多いですので、カジュアルでそこそこ美味しい洋食というジャンルとして見ればそれなりの使い勝手はあるお店だと思います。
事業の再構築途上での新型コロナ騒動ですので、経営環境はかなり厳しいものと思われますが、何とか切り抜けてもらいたいですね。
と、エールを贈ったところだったのですが、前述した縮小均衡→身売り&事業再構築ではこの苦境を乗り切れなかったようで、キッチンジローは、2020年9月30日付けで大半の店舗を閉店することになり、残るは東京と大阪で各1店舗づつ(キッチンジロー&ほろよいジロー 九段下店、キッチンジロー 中之島フェスティバルプラザ店)になりました。
もちろん母体のジョイフルの経営が芳しくないことも影響しているようですが、これも時代の流れということなのでしょうね。長い間、お疲れ様でした!