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店名 |
閉店
Italian Kitchen VANSAN 新宿店(【旧店名】ビオディナミ)
|
---|---|
ジャンル | イタリアン、パスタ、居酒屋 |
住所 | |
交通手段 |
新宿駅 西口 徒歩5分 新宿西口駅から165m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
お通し代あり |
席数 |
52席 |
---|---|
個室 |
無 半個室あり。半個室を予約ご希望のお客様はネット予約時に「半個室」をお選び下さい。 |
貸切 |
可 (50人以上可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カップルシートあり、カウンター席あり、ソファー席あり |
ドリンク | ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる、カクテルにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、健康・美容メニューあり、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、テイクアウト、デリバリー |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、お子様メニューあり、ベビーカー入店可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2014年10月15日 |
備考 |
[姉妹店] |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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しゃもじ隊は憂いていた。大いに憂いていた。何ならその目尻から一粒の涙がこぼれ落ちる勢いだ。
西新宿には!美味しいバルが無いっっ!!無いのだっ!(どアップ
言葉にした瞬間、大粒の涙がとめどなく溢れだしたセンチメンタルしゃもじ2014年も後2ヶ月と少しですね、の秋深し。
カオスな冒頭で言いたかったことは、西新宿は居酒屋系のお店は多いが、イタリアンとかビストロとかバル的なお店が極端に少ないということだ。最近仕事の関係で新宿にしゃもじをおっ立てたい事が多いのだが本当に少ない。新宿3丁目近辺は最近シャレオツなお店が随分増えてきているが、西新宿、特に小滝橋通り周辺のいわゆる新宿エリア北西方面にはラーメンはあってもバルが無い。イタリアンバル過疎地のこのエリアは、店舗経営的にはさながらブルーオシャンティ。じゃなかったブルーオーシャンだ。
しゃもじ隊は祈った。祈りまくった。祈り過ぎて危うく地獄から堕天使ルシファーを召喚しそうになったが、丁重にお帰り頂くそんな紆余曲折を経てついに願いは叶った!その瞬間祈祷用のしゃもじは灰になって消えてしまったが、しゃもじパワー2年分を費やしたのだから無理もない。
と本当にどうでもいいくだりはこの辺にして、ついにその時は来たのだ。我々はCIA脱帽のその広域ネットワークを駆使して小滝橋通りにイタリアンバル「BIODYNAMIE」のニューオープン情報をキャッチ。ありったけのしゃもじを小脇に抱えて開店と同時にズサー。ちなみに小脇って体のどの部分なんでしょう。
場所は大ガードの交差点から小滝橋通りに入り2分ほど歩いた『福しん』の隣あたり。
開店お祝いのお花が並んでいます。さっそく持参したしゃもじの束を渡して飾ってもらう(冗談です、探さないで
お店は細長い作りになっていて入って左手にオープンキッチンが。その前にカウンターがあって「軽く飲んで食べて」といった利用ならカウンターが良い雰囲気です。キッチンを通り抜けるとそこは雪国であった。おっと川端康成乱入。
もとい、奥はフロアになっていて間隔広めにテーブル席が置かれ、壁にはワインがズラッと並び木目調のデザインが暖かみを感じさせます。この雰囲気ですでに美味しいものが出てきそうな予感たっぷりです。
今回はちょっと奥まった所にある4人席でしっぽりとレッツしゃもじ。
(この席がスゴイ気に入りました。もし予約するなら左手前奥の席が取り合いになるな
さてさてまずは。
バルで乾杯といえばスパークリングワインだ。ワンコの芸といえばお手とオカワリみたいなものだ。「ウチの子お手が出来るのよ〜!」って飼い主が愛犬の手を叩いてちょっと手が地面から離れた瞬間にその手を飼い主が強引に持ち上げて「お手できましたねー偉いねー」ってやるアレです。そっそれってつまり…(自主規制
こちらのメニューはちょっと変わっていてドリンクメニューに「KANPAI DRINK」という欄があってスパークリングワインとかビールとかハイボールとか乾杯用ドリンクが書かれてます。こういう遊び心ってなんだかステキです。
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
ふとスパークリングワインの説明に目をやると「Stand Barプライス100円」とあるがこれはまさか…すかさず店員さんを呼び止め聞いてみた瞬間に耳から煙を吐き出して気絶。
なんと表のスタンドで飲む場合には全く同じスパークリングワインを何と100円で提供しますと!!ちなみにテーブルでの注文なら390円。これでももちろん充分にリーズナブルだ。いやいや100円って!いまどきジュースも買えないぜ。デフレ脱却を目指す安部政権と正面から戦わなければならない海より深い事情があるのだろうか。しゃもじ隊の大好きなブラックサンダー3個分を我慢すれば飲めちゃうぜ。つーかアピールになってないな…
よく見れば赤白ともにハウスワインも「Stand Barプライス100円」とある。これは大変なことです。事件です。ワインボトルはだいたいグラスで6杯分くらいだからボトルを600円で飲める計算。ってそれって買うより安いんじゃ(;^_^A
とはいえ安かろう悪かろうというのではお天道様が許してもしゃもじ隊が月に代わってお仕置きよ。う!!美味しい!こちらのBIODYNAMIEは店名からもわかるように自然派ワイン、いわゆるビオワインを扱っているようで、ワインが厳選されているのも当然なのであった。疑ってすまなかったとしゃもじ隊大いに反省。
そんなわけでワインでひとしきり盛り上がって安めぐみも仰天のテンションMAXなのだが、食べもの食べもの。
メニューはバルの王道料理をしっかり押さえつつ、オリジナル風なものもチラホラ。
とここで店員さんがお通しでーす、とテーブルへ。そうだったお通しがまだだったわ。
( ̄◇ ̄;)!!
いやっ!生ハム盛合せは多分頼むけどまだ頼んでないぜ。アンタはエスパーかい?と突っ込んだところ何とこれがお通しだと。そっ。それはいくらなんでも通し過ぎだ。まさかお通し代1000円ですというカラクリかっ。と思いきやコベルコ代は350円。なんという圧巻のお通し。むっ!生ハム美味しい!しかもこの真ん中の野菜と一緒に食べたら最高!んでスパークリングワインぐいっと。
すでに満足……(@ ̄ρ ̄@)
とすかさず料理達が運ばれて来ます。まずはタパスを。むっ。このポップコーンシュリンプっていうエビのフリットっぽいの美味しい。軽やかでおつまみ度高し。もちろん海老のアヒージョも忘れずに。アヒージョも4種類あってニヤニヤしながら迷えます。あぢっ。うまっ。バルにアヒージョはあまりにテッパンです。
さらにポテサラ登場。ぬお、このポテサラ。上に半熟玉子がドーンと乗ってます。なるほど。ポテトサラダを因数分解するとジャガイモとタマゴとマヨネーズとコショウなわけだが、確かに半熟玉子とポテサラは相性抜群なはず!なんでこんなことに今まで気づかなかったのか。こんなに近くにいたのに。つまりはスーパーマンはアナタだったのねクラーク、とかスパイダーマンは僕だったんだというこのアメージングな感じとか定番のハリウッドメソッドだったわけです。
んー想像通りウマイ!半熟玉子が絡みまくってコクが出て普通のポテサラとは別次元。しかもこれだけの満足感で300円!300円です!お願いします!@ジャパネット高田
とここでそろそろガッツリ食べちゃう?な流れに身を任せ熟成スペアリブをオーダー!本当は牛フィレとフォアグラのロッシーニが食べたかったんだけど限定10食で売切れてたのはナイショだ。悲しくなんかないもん。
スペアリブ美味しい。バルだとお腹にたまる料理はどうしてもパスタに偏重しがちだけど、こういう肉肉しいものがあると嬉しいです。しかも熟成しているものにからきし弱いしゃもじ隊だ。これは正解。
トドメはパスタだ。今回はオススメだというシラスのペペロンチーノと最近食べてないなぁと思ったのでアラビアータを。
アラビアータは野菜がふんだんに使われていて辛さもほどよくピリッとしていて赤ワインが進む美味しさ。
かたやシラスのペペロンチーノはシラスを目の前でこんもり盛りまくってくれるスペシャルサービスが!西新宿のバルに突如としてチョモランマ登場や〜@彦摩呂。お約束の差し込み、ご静聴ありがとうございました。
うん。シラスとペペロンチーノは本当に良く合う。ソースが絡んでシラスの旨味が一層引き立ちます。800円という設定も素晴らしい。
そんなこんなでこの辺でフィニッシュ。
今回、荒すぎる鼻息で空中にホバリングする勢いで乗り込んだ期待のイタリアンバル「BIODYNAMIE」さん。よくありがちなのだが期待し過ぎてかえって残念な気持ちになることに一抹の不安を感じないでもなかったのだが、完全に満足。アタマのてっぺんからつま先まで満足した。
何よりしゃもじ隊にとって『行きつけになる美味しい西新宿イタリアンバル』という悲願が果たされた喜びで店長にチューしそうになりました。
まずこの西新宿という立地をよく理解している。正直ここは銀座でもないし恵比寿でもない。素敵なお店がライバルとしてひしめき合う場所ではないが、安くて美味しい気軽な居酒屋は数多い。ビールがジョッキで300円前後というお店も近隣にあったりして、会社帰りのサラリーマン達は掃除機に吸われるようにそうしたお店に日夜吸い込まれているわけだ。
でもここには「いっつも居酒屋でばっかり。ワタシだって本当は丸の内とか恵比寿とかで働くOLさんみたくオシャレバルとかで食べたりしたいのにウチの会社が新宿にあるんばっかりにこんな(以下略」と、すわリクナビNEXTの出番かと思われる勢いで不満を持つ女子は多いはずなのだ。これをしゃもじ研究所では「西新宿OLバルレスシンドローム」と名づけてその解明に尽力しているのだが、まさかその処方箋がこんなトコロにあったとは!(自作自演
脱線したが、そんな立地においてスタンドバーでの100円ワインや300円タパスは相当な威力。これは確実に刺さる。グッサリ黒ひげ危機一髪だ。さらに料理もしっかり美味しいものが相当にリーズナブルで食べられる。金額が低めな分、決してポーションが多めとは言えないが、しゃもじ隊的には、少人数でも少ない量で色んなものを食べたいというシチュエーションにはむしろこの方がいいと断言。
とにかくしゃもじを持って通うのだ。毎週行くレベル。飲み会の前に時間があったら、軽くスタンドバーでスパークリングワインとタパスつまんで30分位でお会計して出て行くなんて使い方も出来ちゃったりするかも。あぁなんか夢は膨らむばかり(遠い目…
ということで本当に今年一番のヒットかもしれないニューオープン。ちゃっかり次回の飲み会の予約も済ませた。店長が「しゃもじ様ご予約」というテーブルに置くヤツを作ってくれること間違いなしだ。とりあえず年内に全メニュー制覇だ。ぐふふふ( ̄ー ̄)
ごちそうさまでしたー