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昼の点数:4.0
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 4.0
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[ 料理・味4.0
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ド田舎銘菓を探せ!! 第十三回 -永遠不滅のド田舎メーカー-
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竹屋饅頭
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表面の照りが製造当日の証
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酒種発酵皮の中にウエットこし餡
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永遠の定番ド田舎銘菓
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中国山地山間部4店舗のみの割り切り展開
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ドラ焼きなんかもあるが、断然酒饅が旨い
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広島県ではつとに有名な饅頭屋
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2014/06/04 更新
懐かしの広島ローカルCMソング。♪思い出します~おふくろの味~ほのぼの香る~竹屋饅頭~ミュミミュ~♪
このコマソンを知らぬ広島県民は、実はモグリだ。てぐらい有名なお店。就学前~成人期を広島県内で過ごした私にとっては、極めて思い出深い響きである。このコマソンを聴いただけで、脳裏には懐かしい幼少時代がフラッシュバックする。て事で、今回は多分に個人的心象、郷愁に後押しされたドラマツルギー的レビューとなることは必定。そう言うのはウザいという方は、どうかその部分は読み飛ばして下さいませm(- -)m
2013年7月14日
誰もがご存知の竹屋饅頭本舗。だけどもそのロケーションはド田舎も良いところ。国定公園帝釈峡をお膝元に抱える、備後北部にして中国山地の真っ只中の庄原市東条町。この地に在って、どれだけ有名になろうとも、頑として居を動かそうとしない江戸時代から続く老舗和菓子屋さんである。一時期は出店を中国地方に分散させた事もあったが、今や完全に縮小傾向。工場併設の本店を含めても、広島県内僅か四箇所、しかも山間部でしか入手できないようである。
【竹屋饅頭】\92
少なくとも四十年来、恐らくは全く変わらぬアピアランス。微妙な照り具合を見せる白い皮に、竹の紋章の焼印レリーフ。ド田舎銘菓と言うには、かなり品位の高い出で立ち。その味わいも永遠不滅と思える説得力である。酒種(コレを絞って固形状にしたのが酒粕)で発酵させて膨らんだ生地の、何とも言えぬふくよかさと、爆裂的に香る麹の風味。決して極上では無いけれど、キッチリ仕上がった自家製のこし餡のシットリ甘さ。酒饅大王と呼びたいくらい。更に心惹かれるのが、その蜻蛉の如き寿命の短さである。とにかく食べるなら購入当日に限る。二日目は硬化が始まるのと、最大の美点である麹の風味が消失しかけるので、出力は概ね70%に低下。三日目になると出力は50%以下にガタ落ちしてしまう。温め直し方云々、とインストラクションには書かれるが、どだいはダメ。この酒饅大王は生モノであるのだ。この刹那感こそ、コイツの美しさ。だと思うのだ。
そりゃあ、マイベスト饅頭の一つである、京都「鶴屋吉信」の薯蕷饅頭(\525)には比べるべくも無い。当たり前だ、そもそも値段が違いすぎる。良くエアコンの効いたデカイBMWセダンで、高速を延々と140km/hクルージングするのは快楽の極みではあるけれど、同時に、ルノーやフィアット辺りの、ラテンの小型安グルマを、5MTをガチャガチャしつつ市街地をすっ飛ばす馴染み感ってのは、これはこれで快感だったりするのだ。そんな違いなんだよ、きっと。←だから、ソッチ系は意味不明なんだってば(- -;)
【まとめ】
今喰ってみれば、そのレベルの高さに改めて唸ってしまう。こりゃあ江戸時代から続いて当たり前。きっと遠い未来まで受け継がれるだろう。気取らない存在感。歴史に後押しされる昔気質の品質と味わい。田舎饅頭として極めて高級だ。そんなことをボンヤリ考えながら、三個目を口にした刹那、またもフラッシュバックに襲われた・・・(まだ若くて威厳に満ちた父親が、出張から戻り、黙って土産の竹屋饅頭を卓袱台の上に置く後姿。悩みや苦しみや哀しみや憎しみなんぞ、ロクに知りもしなかった平和な時代)・・・胸がえぐられるような望郷感と喪失感。アカン泣きそうや。オレも歳を取ったな・・・