神無月サスケさんが投稿したマイヅルカレー(福岡/赤坂)の口コミ詳細

神無月サスケの隠れた名店発掘、頑張ってるお店応援記録

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神無月サスケ (40代後半・男性・福岡県) 認証済

この口コミは、神無月サスケさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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閉店マイヅルカレー赤坂、天神、西鉄福岡(天神)/カレー、ダイニングバー

1

  • 昼の点数:5.0

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2013/09 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

裏道の立ち食いカレー屋で出会った奇跡。究極の絶品ビーフカレー!

舞鶴の大通りを一本入った裏道には、個人経営の飲食店が多く軒を連ねています。
こちらのお店もそんな一軒。立ち食いという珍しいスタイルのカレー屋です。
お店の外にはインドの国旗をイメージしたカラーリングのブロックがあり、
このお店も福岡で最近増えている、スパイスにこだわったカレーを出すお店なのかな、と思っていました。
しかし、それは僕の早合点でした。
こちらのお店が出しているのはビーフカレーなのですが、素材へのこだわり、ホテルのような内容なのに、
これで500円という安さ、そして絶妙な味わいと、後味の余韻……何から何まで、凄かったです。

僕はこちらのお店、2日連続で訪問しました。
最初の日、食べてみて「すげえ」と思い、その後口の中で後味の余韻がずっと続きました。
果たしてこの感動は本物なのか?もう一度訪問してから見極めよう、そう思って訪問したのですが、
さらに僕は様々な衝撃を受けました。

凄い。

どうやら僕は、とんでもないカレーに出会ってしまったようです。

僕は150軒以上福岡のカレー屋を食べ歩いてきたけれど、ここは究極だ、と。

こちらのお店は、立ち食いカレー屋なのですが、立ち食いのカウンターの他に、外に丸テーブルがいくつかあり、
そちらで座って食べることも可能です。
鏡張りの店内といい、狭いながらも凝っています。

客層としては、近所で働いているビジネスマンが多く、女性より男性が多いそうです。
ランチタイムのみの営業ということもあって、一日平均で20杯くらいしか出ていないそうです。

メニューを拝見すると、ビーフカレーとありました。500円。写真も載っており、色んなトッピングが各100円で出来るとのこと。
僕は、野菜とカツをトッピングしました。

出て来たカレーは、野菜の盛り付けが美しいカレーでした。カツも含めて、見た目に凝っていて、
まさに、カフェのカレーといった、スタイリッシュな印象を受けました。

しかし、食べてみて、戦慄するものを感じました。
何これ。うまい。最初の味は、塩辛さが目立つのですが、塩こうじ?醤油?そんな不思議な感覚です。
しかし、その後、出てくるのが、ビーフカレーの旨み。
とろとろに煮込まれたビーフと、玉ねぎ。食感で、かなり高級な食材使っているのが分かります。
これらがじっくりと煮込まれているのですが、味わいが、最初感じたあのちょっとした主張する塩味のおかげでまとまっており、
独自性の高いものになっています。

このカレーが、500円。いいのか、この値段で。ホテルで1500円前後で出てくるカレーの食材の使い方だぞ、これは。
しかも、とろとろに煮込まれていて、味わいも一ひねりしてある。
敢えて、塩こうじのような不協和音になりそうな味を入れて際立たせていて、それが味わいに深みを演出している。

一日目は余韻が覚めないまま、お店を出たのですが、その後、後味の余韻が凄かったです。
口の中が、あのカレーの味わいで、凄く幸せな感じになる。
あの、ちょっと際立った味わいが、ずっと口の中に残るんです。
また食べたい。早くも中毒になるきざしが見えました。

ひょっとしてこのカレー、とんでもなくやばいんじゃないかい?僕は思いました。
インドカレー風のスパイスの調合で感動させるカレーはこれまで出会ってきました。
しかし欧風カレー、ビーフカレーって、ホテル風のうまみを演出することはあっても、独自性って出しづらいと思っていました。
まさか、ビーフカレーで、ここまでの味が出せるとは。

その夜、包丁人味平という漫画を思い出しました。デパートのカレー戦争に巻き込まれて、究極のカレーを出す話なんですが、
ついに究極の「ブラックカレー」なるものが出てきます。
人を次々に中毒にしていくという、究極のカレーなのですが、もしかすると、このMAIZURUカレーは、
ブラックカレーが現実のものになったのでは……そう思ったのでした。
(より興味がおありの方は「包丁人味平 ブラックカレー」で検索すると、解説サイトがいくつか出てきます)

しかし、カレーはもう一度食べると印象が変わるもの。果たして本物なのか、もう一度、次の日に訪問しました。
結果、堪能してみて改めて分かりました。僕の第一印象は間違いない。
やはり、究極のカレーでした。はまる。というかやばい。

二日目は、ご飯を大盛りにしてもらったうえで、200円で出来るというお代わりもしました。
大盛りにして2杯。つごう大盛り3杯いただきました。それで900円(+トッピングとサラダ200円)
大食いの僕でも、うまいものは少量食べて満足するようにしている僕ですが、山のように食べてみて感じるものもありますね。

このお店は、7月23日オープンだそうで、まだ、雑誌やメディアが手をつけていない場所です。
現在では、近所の人が来ているだけです。
しかし、一旦口コミで評判が広がると、きっと途端に行列が出来るお店になることでしょう。
そうなると、僕も気軽に足を運べなくなる。どうしよう……迷ったのですが、
やはり現状ではお客が少なすぎる気がします。もっと来てほしいという気持ちもあり、思い切って口コミ書かせていただきました。

今来るお客さんは、近所で働いている人が多いようで、それでも「ホテルのカレーみたいな味」といわれるそうで、
一般の人にもアピールする味ですが、カレー好きの人は、また違った感慨があるでしょう。
カレーには好みが分かれると言いますが、僕はやばすぎだと思いました。

本当に、これは本来、500円で出していいカレーじゃないです。ホテルで1500円とかで出ているカレーです。
ご主人にそのことを話して採算取れているのか、と聞いたら、案の定原価ぎりぎりなんだそうです。
こちらのお店は、博多ONOグループのひとつで、そちらの宣伝のためにやっている部分もあるため、
安くしていろんな人に来てもらいため、安くしているといいます。
それにしても、ちょっとサービスの良さにも限度ってものがあるでしょう、と思いました。
糸島和牛だとかブランドものの素材を惜しげもなく使っているんですよ?

こちらのご主人は桜坂ONOという和食のお店で出しているカレーを出していたそうですが、
カレーで独立したらどうだと言われてこちらを開店したと言います。
ああ、そうか。この旨み、和食の繊細さだ、と納得しました。不協和音になりそうな醤油のような、塩麹のような味を活かして
味を調えるのは、凄いと思います。少なくとも、福岡では味わったことのない味わい。凄いです。

僕が「こちらのカレーのレシピは、金庫にでも入れて厳重に管理すべきだ」と話すと、ご主人は
「自分の体感でやっているので、レシピはない」と話してくれました。

お店が開店して2ヶ月、お代わりを2杯したのは僕が初めてなんだそうです。
どうやらランチ訪問のため、食べ過ぎると午後の仕事にこたえるためセーブしている人が多いとのこと。
僕がお代わりをしてご主人から喜んでくれたのは初めての経験です。
こういう段階でこのお店に出会えてよかったです。

しかし、きっと、今後このお店は繁盛して行くでしょう。
繁盛しても、このカレーの味、カレーの余韻は残し続けてほしい、そう強く願っている僕です。

最後に個人的な話を。こちらのお店が、僕の食べログで500軒目の口コミになります。
こちらへ訪問した時点で493軒となっており、500軒目に相応しいお店を探していたのですが、
このカレーを食べて、もうこれ以外ありえない!と思ったのです。
うまくて余韻が残るカレー。是非、皆さんも一度お試し下さい。

  • (定休日の日曜日に撮影)お店の前のブロックがインドの国旗風ですが、出てくるのは欧風ビーフカレー(絶品)です

  • 舞鶴の大通りから一歩入った裏道にあります

  • ビーフカレー500円にトッピング、サラダ、ポトフなどがあります

  • ご飯の大盛り無料、おかわり200円。このカレーの内容を考えると、本当にこの安さでいいのか!?と驚きです

  • 立ち食いカレー。お店の奥は鏡がはられています。外には座れる席もあります

  • カウンターからの眺め

  • 天気のいい日は窓は開放されています

  • カレー。野菜、カツトッピング\700。本当にこの値段でいいの!?という絶品

  • カレー大盛り+シュリンプ\600

  • コールスロー、ゴーヤのサラダ\100

  • お代わりは\200で。大盛り。玉ねぎといんげんはついてきます。

2013/09/29 更新

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