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割烹 近善龍谷大前深草、稲荷、藤森/日本料理、すっぽん
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夜の点数:5.0
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 3.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク 3.5
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[ 料理・味5.0
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| サービス3.5
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| 雰囲気4.5
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク3.5 ]
80年の歴史あるすっぽん!
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古い佇まいです。
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珍しいスッポン内臓系の刺身
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メインのスッポン鍋
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シメの雑炊
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2009/11/16 更新
有名店や歴史のある著名店がひしめく京都。
しかしどちらかと言えば旧市街地や観光スポットの著名な場所にあるお店が多い。
例えば南禅寺のXXとか嵐山のOOとか・・・
しかし世には知れていないまだまだ隠れ名店があるが、この割烹近善もその一つ。
本当のことを言えば、自分の中のとっておきを他人に内緒にしたい気持ちと同じくらい
本当にわかる他人に知ってもらいたいということ。
そんな訳で「あえて紹介するお店」です。
私が初めて訪問してからやや30年以上。家族に連れられ特別な日の鍋料理がすっぽんだった。
その後、バブルの時も不景気の時も変わらず何かの折に訪問して食すのが楽しみであった。
もう一つは、私がご案内した同行者が発するすっぽん料理に対する驚愕の声。
これは必ずほぼ100%皆が驚嘆するのを私自身が楽しむ。
もともと街の割烹で気楽に美味しくという、肩肘張らずにお邪魔出来るのがここのポイント。
数多くのメニューと近隣の大学や警察学校などの関係者がコンパで使える店なのである。
建物も開業以来80年余り大きく変わることなく、間口は京風でやや狭く、奥まで細く長い敷地に
土間の廊下を挟み左手にいくつかの座敷がつらなり、反対側にはカウンターと厨房。
その奥に池のある中庭とお手洗い。そのさらに奥に離れが3室。
この風情だけでも悩殺される。
今回は私自身が実に10年ぶりに訪問という久々だったのに、以前の記憶とほぼ変わらず。
奥の離れに2組の夫婦計4名で予約を入れての訪問。
しかし色々なメニューは無視(失礼)して、すっぽん鍋コースをお薦めする。
特にこれから寒くなる時期には最高なのだが当日は鍋にはまだあったかいくらいの陽気。
まずは生ビールでのどを潤してからという儀式を終えると、3代目が座敷に登場。
まずは活すっぽんを目の前でさばき、日本酒のすっぽん生血を振舞う。
慣れてなければ聞いただけで卒倒しそうになるが、実は生臭みも無くほとんどトマト酒。
私はこれが何よりの楽しみである。
ご婦人方には視覚的に少し刺激の強いものであるが、味覚は正直。それよりも後が良い。
一旦、さばいた後のすっぽんとともに3代目が厨房に。
しばし歓談の後、内臓系刺身が現れる。
レバ、すい臓、心臓、キンカン、足の付け根の肉の盛り合わせ。
味は鳥レバ刺しよりあっさりしていて、さばきたての新鮮なものだけに一切臭みを感じない。
つけ醤油は生姜が利いておりほんとにさっぱりする。
その後真打のすっぽん鍋が大き目の鉄鍋にたっぷり熱々で目の前に。
入れる具材はと言えば、焼ねぎ、焼豆腐、それと生しいたけだけというシンプルなもの。
厨房で煮込まれたすっぽんと出汁からのなんとも言えない良い香りが広がる。
大きめにカットされたゼラチン質の表皮や手(足)、肉はたっぷりと入り、スープに絡み
絶妙な味を醸し出す。
日本酒もオーダーし鍋をいただく。
無言。満腹。
最後の締めの雑炊まで一気に平らげる。
満足。
最後に、ここはやや不便なロケーションでだからこそ今まで守ってきたものがあると思う。
有名になっても変わらないで欲しいと3代目に切にお願いする!