3回
2019/02 訪問
7年振りの再訪〜♬
立春を過ぎても寒い日が続くことを余寒と言うのだそうですが立春の3日後
の木曜日お電話を入れてみますと・・お席のご用意ができます、で〜なんと
7年目の再訪でございますよ〜♬ 物凄く寒い夜でしたのでパーキング直結
レストランが理想でしたが可愛い我が子の為に頑張ってコイン・パーキング
から歩きました。変わっていませんねぇ〜お花のアーチから階段で上がるア
プローチ、テラスに置かれたテーブル、テーブルはセットされていてシャツ
型に畳まれたリネン、店内も壁、花柄のベンチ・シート、カーテンのフレン
チ・バルーン・・何ひとつ変わってなくて〜3歳だったアンジェリーナが後
3ヶ月で11歳になるという歳月だけが私達の上を通り過ぎていました。
ムニュ A(¥4800)と B(¥6500)のプリフィックス・コースでワイ
ンは Je t'aime(ラングドックのジュ・テーム2016年 ¥4000)I love
you というネーミングに惹かれて道端でひっそり咲く可愛らしい小花のラベ
ルだったりしたら嬉しいなぁ〜♡ と思っておりましたが大人の女性が描かれ
たラベルで典型的な南仏のミディアム・ボディー・・アミューズはイワシと
ジャガイモのテリーヌでピックが葡萄で可愛らしい〜♬ Aも Bも前菜と主菜
を一品選び B にはスープが付いてデザートはワゴン・サービス〜ラブレー名
物ル・シャリオ・ドゥ・デセール〜♬ 変わっていませんネ! やはり女性主
流ですか?と伺うと ”はい、お客様全員が女性という日もよくあります!!”
2匹のパピヨンのことも気になって伺ってみますと2匹共元気で "メスのフ
ランの方は15歳になります” 凄い!!オスのサブレーは11歳だからアン
ジェリーナと同い年・・私は7年前にフランとサブを出して見せてくださっ
た方がオーナーでいらしたのだと思い込んでおりましたが彼はメートルD で
昨年4月に辞められシェフも10月から交代してジョエル・ロブションでス
ー・シェフ3番手でいらした若きホープ31歳に変わったのだそう・・”ルセ
ットは少しだけ 'いじってます' が基本的に同じスタイルでやっております”
(ちなみにラブレーはオープンして33年〜34年の歴史)
アンジーパパはラフランスのジュース(¥1000)で喉を潤し、アントレは
ラブレーのシグネチャー ”カボチャのムースの上に濃厚な金華ハムのコンソメ
・ジュレと北海道産ウニを載せた逸品” 変わらないお味で美味しい〜〜♬ 本
当に完成度の高い逸品でございます。私は筍とアスパラのグリエ、アスパラ
のエスプーマ添え、スープはビスクでアイオリたっぷり〜〜♬ 濃厚な、では
言葉足らずなくらい奥深く海の滋養を感じる力強さのあるビスク!! バゲッ
トも美味〜♬ ただ、クラストの硬さがハンパなく ”時々中だけほじって召し
上がってらっしゃる方もお見かけします” 此の方がなかなか楽しいサーヴァー
で本当に犬がお好きみたい・・♡ ボウルを手に載せたままアンジェリーナに
お水をあげて下さって〜アンジェリーナがお肉の匂いに鼻を伸ばしたりすると
目を細め ”オーナーがパリでは犬が入れないレストランはない!と申しまして
うちは昔からワンちゃん OK〜♬でやっております” 私達がパリの五ッ星ホテ
ルでメイン・エントランスから堂々と大型犬2匹を連れて朝のお散歩に出かけ
るマダムを見て感動した話から昨年のミラノでパークハイアットにお利口なヨ
ーキーがいた話が出たり・・たまたま6pm からのディナーは他にお客様がい
らっしゃらず彼は専任バトラーで、なんという贅沢〜♬
ル・プラ(主菜)は Aが和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み、私は Bでしたので本日
の鮮魚がまとう鯛、お肉は名古屋コーチン舞茸のクリーム・ソース。和牛ホホ
肉の赤ワイン・ソース、甘いニンジンのピュレ、ジャガイモのピュレも丁寧な
仕事が光り、なめらかで美味。的鯛の柚子のブール・ブラン、黄ニラのソース
も秀逸で!!フレンチは此のソースのダイナミズムあってこそ〜♬ 美味しい
バゲットで掬って二度美味しい至福のディナー・タイムでございました。そし
てラブレーで忘れてならないのがデセールの載ったシャリオ!! アーモンド・
スライスたっぷりのアールグレーとクルミ、宇治抹茶とバナナのパウンド、ズ
ンダのムース、洋梨のクラフティ、ピスターチオとショコラ・ブランのムース
クレーム・カラメルなど全11種類・・私はバースデー3日後に後夜祭でキャ
ンドル付きにして戴き、大好きなメレンゲのタルト・シトロンを満喫〜♬ ア
ンジーパパはブルターニュから仕入れたバターとチーズで作るこだわりのチー
ズケーキとバナナのパウンドで今年は前夜祭を入れると3回もアンジェリーナ
とバースデー・ディナーをして一気にプラス3歳年をとってしまいました!!
が!これだけ美味しい時間が愉しめれば Never mind getting old, I guess.
2019/02/21 更新
2012/01 訪問
犬が主役になれる夢のようなフレンチ
去年から気になっていたレストランでしたが、なかなか予約が入らなくて
・・やっと訪れたチャンスは〜なんと3連休の中日・晴れ・のランチ〜♬
階段を上がって薔薇のアーチをくぐって〜また階段を上がるとタイル張り
の明るい小さなテラスに出ます。パンジーに陽が燦々とあたって〜セッテ
ィングされた二人用のテーブルにはクロスがかかり大きなシクラメンの鉢
植えが置かれていました。気温7℃ですから〜さすがに外でランチを愉し
むというお客様はいらっしゃいませんでしたが、真冬でもこれだけきれい
なテラスですから〜お花の季節に!またおじゃましたいなぁ〜と思いなが
らドアを開けると店内は満席!噂には聞いていましたが、ここまでの超人
気店とはつゆ知らず・・たった一席だけ1:30pm 過ぎに予約がとれた
テーブルへ・・いざ参らん。
フレンチ・バルーンのカーテンが掛かる出窓と窓辺のあしらいがとっても
素敵〜♬ バルーンを通して店内に注ぎ込む暖かい太陽の光が優しく広がっ
てダイニング・ルームに溢れます。テーブル・コーディネイトは薄目のピ
ンクですが、壁に沿って張られたアップホースタリーは赤地に白いユリで
壁紙(感触は布製です)も赤にゴールドのユリの紋章〜メディチ家からフ
ランスに嫁入りしたカテリーナ姫のサロンに招かれたようです!
白い大きなユリとシックな赤にゴールドのユリの紋章が〜ともすると夢見
る夢子ちゃんのピンクのお部屋で終わってしまいそうなダイニング・ルー
ムに落ち着きと重厚感を与えています。木製の椅子の背が優雅な曲線を描
き、飾られているリキュール・グラスもお花も(外のアーチの薔薇もそう
ですが本物でなくても安っぽくなく微妙なカラー・コーディネイトで豪華
に品よく、そしてクラシカルにまとめられています)置物も一点一点吟味
されていて〜それぞれに素晴らしく、ふと気がつくと・・私はランチ前に
既に、この空間でお食事を堪能されたお客様と同じくらい幸せな気分に浸
っていたのでした。シャツの形に丁寧にたたまれたナプキンも最高です!
階段の下の黒板に¥990みたいなランチ・メニューがあったと思いまし
たが、よく読まないで上がってきてしまい、メニューに目を通そうかしら
と思っていますとメートルD と思われる方がいらして〜ぜひうちのお薦め
を召し上がってみてください、黒板のランチはワンプレートですから〜と
おっしゃってカボチャのムースと北海道バフンウニ・金華ハムのコンソメ
・ジュレをお薦めになりました。それでは〜ムニュ A ¥3800のコース
をふたつお願いすることに致しましょう〜〜♬
(1)アントレ(前菜):上記のカボチャのムースと北海道のバフンウニ
ル・プラ(主菜):牛舌の柔らか煮込み・マスタードソース添え
(2)アントレ(前菜):ズワイガニ・エビ・アボカドのガレット仕立て
ル・プラ(主菜):豚カシラ肉のダークチェリー煮込み
お飲物はどうされますか? グラスの赤、白、シャンパンとございますが・・
マダムはシャンパンですね!驚きました。サイキックですか!この方は!!
どうしておわかりになるのかしら?お水はサンペレをお願い致しましたら
サンペレではなく!こちらをお試しになってみてください(サンペレが切
れているのか置いてないのか、ペリエならある、などには一切言及せず!)
他では飲めないお水ですから!!ラブレーって本当におもしろいお店です
ネッ!お薦めのオンパレード〜♬ ナポレオンと所縁のあるコルシカのお水
だそうです。微発砲。ラベルを読むとオレッツァ(イタリア語だ!オレッ
ツォだと微風、そよ風という意味)1856年から作っております、はい。
まずテーブルにバターが置かれ、パン籠に入ったバゲット登場です。アミ
ューズ・グールはエスカルゴ→バゲットは皮がパリパリ、中はモチモチで
(下のファミーユというパン屋さんで一日2回焼いてもらっているそう)
エスカルゴのジュをパンにジュ〜〜ッと垂らして・・もう堪りましぇん!
バターだけで半本、エスカルゴで半本、バターをたっぷり塗ってからエス
カルゴで残りの1本、という具合で〜♬ 瞬く間にパン籠からバゲットが
消えてしまいましたが、すぐにお代わりが運ばれてきました。サービスの
方は実によくテーブルを見ていらしゃいます!!
お薦めだけあって〜♬ カボチャのムースはなめらかで濃厚〜最初はウニ
の旨さに舌鼓!後半は練っとりとした仕上がりのカボチャのムースに感動
で〜♬ 金華ハムのコンソメ・ジュレも素晴らしく!ビジュアルも美しく!
絶品です!!ズワイガニ・エビ・アボカドのカクテル、ガレット仕立ては
同じ大きさ(小ささ!)に揃えられたリンゴも入っていて本当に仕事が細
かい!!グレープフルーツとセロリのソースが爽やかで〜〜♬ 夏の午後
テラスかピクニックでキンキンに冷えた極上のシャンパーニュといただき
たい一品でございました。
牛舌の柔らか煮込みは〜カリッと揚げた牛舌のポーションを半分に切って
重ねたユニークな一品で中はあくまでも柔らかく、間にサンドライ・トマ
トとオリーブが散りばめられています。マスタード・ソース添えでいただ
くのですが、有機野菜の ’動きのある’ 見せ方、長いものをクルッと巻いて
みたり、途中から高さを変えたりして強弱をつけて〜まるでお野菜が音楽
を奏でているような見せ方です。丁寧な仕事ですネッ!私は特に紅芯大根
のハートの形に大感銘を受けました。なんと大人っぽくて美しいフォルム
なのでしょう〜〜♬ シェフの美的センスに脱帽です。牛舌の柔らかな煮
込みと外側のカリカリ感が同時に愉しめただけでなく!お皿の上に新鮮な
映像的な感動がありました。
豚カシラ肉のダークチェリー煮込みは〜まったりとコクがあり、柔らかく
食感は牛頬肉の煮込みと殆んど変わらない感じが致しました。和牛頬肉と
フォアグラのパイ包み焼き・季節のキノコと栗のソテーとどちらにしよう
かと迷っていたのですが、ランチでしたのでチェリーの方で!正解でした。
豚肉はリンゴとかチェリーとか〜果物が本当によく合いますネッ!赤ワイ
ンソースでトロトロに煮込まれた豚もチェリーも秀逸でございました。
そして本日のメインイベントとでも呼ぶべき!ル・シャリオ・ドゥ・デ
セールの時間がやってまいりました。すべての種類をいただけるという
お話でしたが〜それはムリというもので・・悲しいかな〜私達は年齢に
相応しく?2種類ずつピスタチオとホワイト・チョコレートのムース&
ピンク・グレープフルーツのタルト、カルヴァドスのガトーショコラ&
チーズケーキ。私がちょうどこのチーズケーキをお願いしているところ
に先程のメートル D 氏が現れ〜このチーズケーキは儲けを度外視して!
作ってるんです。ブルターニュからチーズを個人輸入してゲランの塩と
発酵バターを使い、服部先生から日本で一番美味しいチーズケーキだと
言われました。チーズケーキだけじゃなくてうちのケーキ凄いでしょ?
イマドキこんなに種類並べてるお店ないでしょ?ほぼ食べ放題状態でや
ってますから〜♬ わかりました!この方はラブレーのオーナーでいら
したのです!!やっとわかりました。なぜ、パピヨンの写真集を見せて
くださったり、私の飲み物を決めてくださったり、お願いしていないの
にアンジェリーナ用にブランケットを持って来てくださったのか、など。
そして、ここからが本番でした!クイズミリオネールの始まり、始まり。
四半世紀残るフレンチは1000軒に何軒だと思いますか?答えは7軒
です。(出題されて→即ご自分でお答えになります)四半世紀と言えば
ムッシュー関根のことを思い出して・・私達が永年仲良くしていただい
ているビストロが霞町にあって〜と、霞町の‘か‘と言っただけで!あ、
シテの関根さんネッ!僕1年ほど一緒に仕事してたんですよ〜勝又シェ
フがオーシザーブルを売ってね・・それまで450くらいだった売上が
1500・・やはりバブルだったんですねぇ〜僕も30そこそこの若造
で生意気だったけど・・その後独立しましてね・・とお話が炸裂〜〜☆
ビストロドラシテがラブレーに繋がっていたなんて〜☆ 勝又シェフは
何々という犬を飼ってたんですよ〜〜私達もアンジェリーナの前のゴー
ルデンのレイチェルがオーミラドーで勝又シェフの黒ラブと一緒に遊ん
だ時のことを思い出したりして〜〜お話が尽きず! 気がつけば4pm!
裕に3時間近いランチになっていました。
お近づきの印にカルヴァドスはいかがですか?まだカルヴァドスのガト
ーショコラがひと口残っていましたので〜ありがとうございます。いや
いやこれも美味しいですよ〜どうぞ、どうぞ、と少しずつチョコレート
のムースなどをとってくださり、どうですか?お味??ハーブティーも
飲んで行かれてください、今 ’うちの子’ 出して来ますから〜〜♬
まぁ〜なんと見事な毛並み!こんな立派なパピヨン見たことがありませ
ん!!お人形さんのようなパピヨン達です。2kg くらいでしょうか?
7.5kg のアンジェリーナが巨大に見えます。華やかなお店にピッタリ!
まさに看板犬です。3匹が犬語でこんにちは、をしているところに所謂
セレブっぽいカップルが入って来られ〜あらサブちゃん、と声をかけて
ソファー席に腰を下ろされ・・と同時に!シャンパンが2杯テーブルに
載りました。先程のお話の中でも、うちはセレブが多いんですよ〜(誰
々、誰々・・私の知らない人ばかりで!わかったのはたった一人〜荒川
静香だけ)暮れに来てシャンパン何本も開けて、また年明けに30万の
ロマネコンチ、ポーンと開けましたからね!はぁ〜それは、それは・・。
若いカップルが2組入って来ました。どうやらウエディングの打ち合わせ
のようです。それほど大きなレストランではありませんが、ビルの上にあ
っても一軒家風の造りで季節がよければテラスがお庭代わりで ’お庭付き
の一軒家’ という趣きになります。犬も一緒にウエディング・レセプショ
ンに参加できますから〜♬ 両家の犬達もお見合いができそうですネッ!
ランチの客層は女性客が圧倒的でした(98%位)中年の男性が2名ほど
入ったグループも1組来ていらっしゃいましたが、皆さん、しっかり15
種類は下らないだろうというデセールのシャリオから何種類か選ばれてい
ました。ベリーのクラフティは3pm 前になくなるとすぐに補充されまし
た。ラブレーのディナーでは今日はラズベリーのムースは売り切れました
のでラズベリーのタルトで〜!ということは決して起きないのでしょう。
お菓子ひとつでもお店の姿勢が伺えますね!ラブレーのシェフは今年34
歳〜2006年から勤務しています。霞町のムッシュー関根もそうですが
オーナーの山田氏はこれまでに何人のシェフを育ててきたのでしょう〜〜
フロアーの ’ヒゲのギャルソンくん’ も!とってもいい味を出していました。
オーナー自らメートルD を勤め、あれだけお話をしてからウエディングの
打ち合わせに参加なさるのですから〜山田氏はもの凄いエネルギーを内に
秘めた方でいらっしゃるのでしょう〜〜☆
同じような年齢で同じ時代を生きたという連帯感とか親近感のない世代の
お客様の中には(特に若い方々)オーナーの接客が押しの強いノン・スト
ップ・セールス・トークのように感じてしまわれる向きもあるかもしれま
せんが、私達は幸い彼との会話を楽しめる世代に属し、犬 OK ポリシーは
もちろん!薔薇のアーチも、花柄のソファーもル・シャリオ・ドゥ・デセ
ールもすべて愉しませていただきました。も・ち・ろ・ん・お料理が美味
しくて素晴らしかったことは言うまでもありませんが〜〜♬
2014/07/18 更新
これぞ!王道フレンチ!!
**********
2019年2月7日にアンジェリーナと共にディナーをして以来・・今回
初めてベアトリーチェと共におじゃま致しました。6pm で予約を入れた
かったのですがお電話できる時間帯ではなかった為、食べログのページか
ら予約・・と思いましたら瞬時にパパのメール・アドレスが出て大人2名
と入れるだけ!犬の欄が見当たらなかったので明日お電話で、と思いなが
ら〜しそびれたままアンジェリーナとの思い出に彩られたバラのアーチの
下でベアトリーチェの記念写真を一枚〜♬ 昔から色とりどりのお花に囲ま
れた石畳の長いアプローチが素敵なラブレー・・♡ 今回はオーナーの山田
氏が迎えてくださって最初から最後まで!至れり尽くせり!! ベアトリー
チェのお席も用意されていてビックリ〜♡ ”白いコはどうしても目の周り
が気になりますでしょ?文京区の小石川に犬・猫専門の眼科があって軟膏
で簡単にきれいになるんですよ〜♬ ちょっと朗報でしょ!” と、メニュー
の説明後回しでトライアングル動物眼科専門診療室を紹介してくださって
”ディナーはちょっとずつのフル・コースになさいませんか?ワインも私
のお薦めがあるんですよ〜絶対!美味しいですから〜♬” 私達はメニュー
もワイン・リストも見ることなく全てが整い ”これ喜ぶんですよ〜うちの
コ達も大好きで!” と、ワンちゃん専用 ’おっとっと’ カルシウム配合・ノ
ンフライ製法で作られたチキン&チーズ味の小さなイカやカニ、お魚やお
星様の形をしたスナックが入ったおやつを一袋ベアトリーチェにプレゼン
トしてくださって〜さっそく一つあげてみますと美味しそうにシャリッ!
ママとパパもお味見〜人間のスナックと違って塩味なし!でも美味しい!
”でしょ?でしょ?私も食べてみたんですヨ" と嬉しそうな山田氏・・パ
ピヨン2匹は現在14歳と16歳〜ベアトリーチェ、アンジェリーナの分
も長生きしてよ!
コースはシグネチャーのカボチャのムースの上に雲丹を載せた金華ハムの
コンソメ・ジュレで始まりました。変わらずに絶品!! リーチェパパの
ハーブ・ティー(¥900)が暮れなずむテラス上の空の色に溶け込んで
美しい〜〜♬ お花も変わらずにゴージャス!!”僕が活けてるんですヨ!”
エエッ!そうだったんですネッ!”20代の時フランス人から花のある暮
らしを学びましてね・・30で独立して36年〜今66ですから” だから
エントランスまでお花のアプローチなのね・・”シャンパンはマダムに私
から〜♬” フラワー・アレンジメントもさることながら初めてラブレーに
おじゃました時、私が感激したのが壁紙だったと申し上げますと壁紙は気
に入ったものがなかなか見つからず最終的に此の英国製アンティーク・シ
ルクに決めたこと、出窓の内側にガラスを張ってアレンジが360度で見
えるようにしたことなどインテリアのお話で大盛り上がり ”ワインはコー
ト・デュ・ローヌなんですけどこれが美味しんですよ〜♬” 確かに!ヴァ
ントゥーのフォンドレーシュ(¥9000)は2018年とは思えない深
みのあるワイン・レッド、メローでふくよか、豊かな味わい〜♬ ”試飲会
で気に入ってまとめ買いしちゃいました。ラベルはパッとしませんが!”
黒地にプルーで PERSIA と書かれただけのシンプルなラベル・・ジャケ
買いはあり得ない?ボトルですが有機栽培ブドウならではのテロワールの
魅力が凝縮されていて果実味が素晴らしい〜〜♬ コルクが長いので熟成
タイプなのかも・・アミューズのグジェールがサクッ!と美味〜♬ 新玉
ねぎの冷製スープに続くホタテとキノコのキッシュも鴨のフォア・グラの
テリーヌもフレンチ前菜の王道でフォア・グラのソテーも重過ぎることな
く美味しい赤ワインとフォア・グラはフレンチならではの究極のマリアー
ジュ!ラブレー・ファンには岩下志麻さんと芳村真理さんのお名前が出て
芸能界御用達(たぶん今も)レストランでもあったのですネッ!
ちょっとずつ、と仰ってましたが・・ちっとも ’ちょっと’ ではなく新ジャ
ガが添えられた鹿児島産ビーフのテンダーロインが2切れだったことを除
けば駿河湾の小鯛もホタテもノーマル・ポーションでフル・コース堪能で
ございます。ステーキ・ナイフはル・ティエール・・オーベルニュ地方で
作られるハンドメイド・ナイフ!500年に亘る職人と技と歴史が光るフ
ランス No.1!! 美しい曲線と切れ味〜♬ 王道フレンチのラブレーはナイ
フにまでこだわります。デセールも然りで!!シャリオ・ドゥ・デセール
から山田氏が全9種類を2皿に分けてテーブルに載せてくださいました。
バナナとショコラのムース、アールグレイのタルト、濃厚なエスプレッソ
のティラミス、厨房で煎じた焙じ茶のプリン、ブルターニュのバターとチ
ーズで作るチーズケーキ、宇治抹茶のタルト、洋梨と木イチゴのカスター
ド、フランボワーズとピスターチオのムースと殆どが昔から変わらない正
統派ラインナップ!!これまでワン OK〜♬ レストランの最高峰と言えば
キンプトン・ホテル District Brasserie, Bar, Lounge でしたが先日のディ
ナーでガッカリ〜代官山と恵比寿は駐車場がお高めなので(この日は ¥4
600)普段使いには高いハードルですがドイリーが使われているだけで
私は嬉しくなってしまいます。また近年はシャリオでデセールが供される
レストラン消失で!伝統的なコース(一万円 x2)を久し振りに満喫〜♬
多かったら残してください、とムッシュー山田はお皿をテーブルに置くた
びに仰ってましたがアントレもプラも残さずにいただき、お持ち帰りでき
るケーキは厨房で箱に入れて下さって丁寧なお見送り〜♡7pm 以降にご
来店されたお客様(愛犬連れは2組)で賑わうラブレーを後に致しました。