おいしん坊!万才さんが投稿したバー 露口(愛媛/大街道)の口コミ詳細

当たり前に呑んだり旅したり山登ったりできないことでそれが当たり前にできることの有難さを感じるこの頃

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おいしん坊!万才 (男性・神奈川県) 認証済

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閉店バー 露口大街道、勝山町、県庁前/バー

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2019/03 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味-
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

松山の夜はバー露口で

かめそばをいただいた後はこちらのバーへ。
こちらは全国的にも有名なバーでしょう。
これまで"酒場放浪記"、"ふらり旅いい酒いい肴"、"バーのある街へ"、"居酒屋礼賛"など、いろんなところで紹介されてBMしていました。
今回の四国旅行はこちらで呑むのが一番の目的と言っても過言ではないでしょう。

時間はこちらの開店時間の19時。
お店に近づくと看板が灯っていてほっとしますね。

店内に入ると先客は無し。
13席あるカウンターの右寄りに座りました。
外観も昭和なバーの雰囲気でいいですが、店内も歴史を感じます。
特に使いこまれたカウンターの台が年季が入っていますね。

BGMはジャズ。
あんまり詳しくはないですがアートブレイキーっぽい曲が流れていてよりいい雰囲気です。

ママさんから熱々のおしぼりを受け取って、まずは角ハイボールをお願いしました。
マスターが手慣れた動作で作って出してくれます。
これが有名な露口の角ハイボールですか。

底が五角形の小さいグラスに少しの氷。
よく呑みなれた最近のハイボールと比べたら全くの別物です。
いかに普段の角ハイボールが炭酸で希釈されているのかわかります。

こちらのは明らかに炭酸との比率が違いますね。
角瓶のポテンシャルはこんなに高かったのかと改めて気づかされます。
グラスが薄いので余計に美味しく感じますが、こちらのお店の雰囲気の相乗効果でさらに美味しさが増します。
チャームのポップコーンも素朴で相性がいいです。
ちなみに今いただいているのがそうなのかはわかりませんが、バー露口のバージョンの角瓶があるんだとか。

実は愛媛ローカルのネット経済紙でのインタビューでこのレシピがしっかり載っていました。
その大らかさもいいですね。

最初はしばらく貸し切りでしたので、初めてこちらを訪ねたことから始まりマスターとママさんといろいろ話ししました。
ママさんの話し方がすごくいいと言いますか、初めてじゃないような感じでしばらくぶりに来たような感覚になるのが不思議ですね。

二杯目はバックバーを見てウイスキーをストレートでいただきましょう。
気になったのは山崎12年。
おー、まだここにはエイジ物があるんですね。
あんまり値段を聞くものではないと思いながらも聞いてみるとなかなかのお値段。
でもそれはダブルでしたのでシングルだと普通でした。
むしろ今や希少なお酒ですから少し分けていただく気持ちでシングルでいただきましょう。

ということで久々の山崎12年をストレートで。
香り高いので最初はしばらく香りだけ楽しんでいました。
いただくと甘さと辛さがいいバランス。
終盤はトワイスアップでいただきました。
高知あたりから花粉にやられて喉の調子が悪かったのですが、コーティングされたのか急に収まりましたね。

しばらくして後客が一人二人と増えてきて徐々に賑やかに。
常連さんが私の横に座ったのでいろいろとこちらの話を聞けて良かったです。
この日は混むのが遅い方で、3月末になると花見や転勤のお客さんでかなり混むそう。
最近は卒業旅行で来る大学生もいるらしいです。

店内には類さんの色紙がありますね。
話の中で最初に取り上げてくれたのは太田和彦さんだったとか。
そして一番気になったのは柳原良平さんが描いたお二人とご本人の絵。
これはあることは知らなかったのですが見れて感動しました。
そういった名酒場常連の方々と"ミスター食事"の○部氏のサインが同列で並んでいたのはちょっと「う~ん」でしたけど。

BGMは気が付けばサントリーオールドのCM曲の"夜がくる"のいろんなバージョンが流れていました。
ここでとある映画監督の方が入店。
他のお客さんも巻き込んで楽しい場になりました。
20時になるとほぼ満席状態です。

初めてとは思えないくらい前から何度か来ているような居心地がいいですね。
酒も素晴らしいですが、皆さんお二人に会いたくて来ているんでしょう。
ママさんはしばらく話をしていない方の所にたまに行って話を振ったりと気の遣い方がお上手。
やはり一代で60年もやっているだけありますね。

ネット記事で読みましたが、バブル期が一番ガラガラで経営が大変だったとか。
今のこの状況からは信じられないです。

お客さんは話の感じからリピートと一見が7:3くらいでしょうか。
でも、それも関係なく話の輪があって楽しめます。
中にはお酒が苦手な方もいたようですが、この雰囲気なら来たくなるのも仕方がないでしょうね。

1時間20分くらい経ったところでグループが入ってきました。
ちょうど入れ替わりかなと思いチェック。
山崎12年を含め二杯いただいてチャージもついて2,500円でした。
お二人も優しいですが懐にも優しいです。

コースターはお店の還暦仕様なのか蝶ネクタイと口紅が赤。
帰りにコースターを記念に持ち帰ろうとしたら、ママさんから「きれいなのをあげる」と新品を渡されました。
最後までお気遣いありがとうございます。

また松山呑みの時には寄りたいお店です。

ごちそうさまでした。

  • 角ハイボール

  • チャームのポップコーン

  • 山崎12年

  • コースター

  • 外観(1)

  • 外観(2)

  • 外観(3)

  • 看板

2019/06/20 更新

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