回転寿司発祥店～個人的に日本で一番好きな回転寿司だったが･･･ : 元禄寿司 本店

【再訪】2021年7月30日18:50過ぎの訪問。3年半弱ぶり。個人的に日本で一番好きな回転寿司だったが、今回の訪問で印象は大きく下方修正。10皿食べてアタリネタはほぼなし。いいネタを探そうと色々注文したので、支払は2千円超え。機械握りのチェーンよりは好意は持っているが、今回が今の標準なら、足が遠のいてしまいそう。総合3.6→3.3、味3.5→3.3、CP4.0→3.3に変更。

■頂いた品～価格は税込表示
寿司の皿は印象の良かった順に記載
貝柱、いくら、大海老、赤海老はまずまず
後は微妙。特に鱧はハズレ
サイドの赤だしと茶碗蒸しもまずまず

・スーパードライ中瓶561円
・魚の赤だし165円
・茶碗蒸し198円
・貝柱
・いくら
・大海老
・赤海老
・上まぐろ
・生まぐろ中落ち
・藁焼きかつお
・えんがわ
・活鯛
・湯引き鱧
会計2,304円

■トイレ
・入口右手
・男性専用と男女兼用の2つの個室を用意
・洋式、TOTO製
・液体石鹸、アルコール消毒液、ペーパー
　タオルを用意

(2021年7月31日）
レビュー87件。評価3.28
マイレビュアー様13件。評価3.41

＜前回レビュー＞
1980年代初め、生まれて初めて訪れた回転寿司は、当時家の近所にあった元禄寿司。当店はその元禄寿司の本店であり回転寿司という業態を生み出した発祥店。当店とのお付き合いは長く、かれこれ13年近く。個人的に日本で一番好きな回転寿司♪回転寿司も高額皿を回すプチ高級店、機械握りの大規模チェーン等、多様化、競争激化しているが、当店には発祥のお店として変わることなく頑張って欲しい。
当店はネタにより1貫皿もあるが、価格は135円皿(税込)均一。ふぐ、鯨、まぐろのほほ肉等の珍しいネタもあり、種類、内容が充実。寿司7～8皿に汁物、茶碗蒸し等を追加し1,000円～1,500円で〆るのが最適利用。今回は赤海老が最大のヒット。一番のおススメ♪

■頂いた品・味
価格は税込表示。印象を記号で付した。印象順に記載。
赤海老が一番。
○:価格比十分満足。
△+：普通よりいい。
△：普通。
△ｰ：普通までもう一声。

＜2月3日＞
〇赤海老1貫
△+インドマグロ
△+アオリイカ1貫
△+くじらベーコン
△+上赤身1貫
△+たら白子軍艦
△鰯
・生ビール中464円
・魚の赤だし162円
・茶碗蒸し194円
会計1,765円。

＜2月4日＞
〇赤海老1貫×3皿
△+ふぐ皮軍艦
△+ふぐ
△+たら白子軍艦
△ふぐ白子軍艦
△ｰまぐろほほ肉あぶり。ガス臭が気になる。
会計1,080円。

＜訪問記録＞
■日時
・2018年2月3日16:20頃。約1年半ぶり。
・2018年2月4日18:30頃。2日連続。

■場所:最寄駅は近鉄布施。鶴橋から布施に向かう途上、当店の看板が目に入る。

■回転寿司としての類型
最近の回転寿司のカテゴリーは以下の4類型。当店は135円皿均一でカテゴリー1。
現在の主流は完全に3。全国展開する大規模チェーンは基本的にカテゴリー3。カテゴリー1が一番好み。
1.職人さんが手で握る。皿は100円台でほぼ均一。
2.職人さんが手で握る。皿の価格帯は複数。
3.機械がシャリを成型。寿司の皿は100円台でほぼ均一。但し麺類、サイドメニュー、デザート等は価格帯を分け提供。
4.機械がシャリを成型。皿の価格帯は複数。

■お店の状況
・レーンは2つ。レーン内、店内の職人さん＋接客会計担当がいて10名近い部厚いシフト。
・食事時を少し外した時間帯でも土日のせいか2回ともほぼ満席。年齢層が高めの1人客の男性、家族連れ比率高し。
(2018年2月18日時点：レビュー59件。評価3.52/マイレビュアー様12件。評価3.36）

＜回転寿司の歴史＞
回転寿司の歴史を辿っていくと以下の通り。
・1948年(昭和23年)大阪府吹田市のアサヒビールの工場のベルトコンベアから回転寿司のアイデアが生まれる。考案者は元禄産業㈱の白石氏。
・1957年(昭和32年)東大阪でコンベア旋回式食事台が完成。
・1958年(昭和33年)4月に元禄産業㈱(※1)が「廻る元禄寿司」1号店を東大阪市に開店(※2)
・1968年(昭和43年)仙台市大町駅に元禄寿司FC1号店が開店。
・1981年に㈱元禄(当時の本社は仙台)が「元禄寿司」の屋号を独占的に使用する契約を元禄産業㈱と結び、関東や東北でFC展開。(「元禄寿司」は東大阪の元禄産業㈱の商標。)
・1997年2月に元禄産業㈱と㈱元禄の契約満了に伴い、関東以北の元禄寿司は全て「元祖寿司」または「平禄寿司」に衣替え。
(※1)本社登記は当店。現在大阪９、兵庫１の10店の「廻る元禄寿司」を直営。
(※2)発祥店は布施北口。当店は布施南口。移転している。

【再訪】2014年11月9日13：00過ぎの訪問。歌舞伎町で元禄と名のつく回転寿司にお邪魔して、当店にも訪問したくなったのだ。

最近の回転寿司を無理矢理カテゴライズすると以下の4累型だと思う。
1.職人さんが手で握る。皿は100円台で均一。
2.職人さんが手で握る。皿の価格帯は複数。
3.機械がシャリを成型。皿は100円台で均一。但し、麺類、サイドメニュー、デザート等は価格帯を分けて提供。
4.機械がシャリを成型。皿の価格帯は複数。

現在の主流は完全に3で、大手のチェーンは、ほぼこのカテゴリだと思う。

オジサンは1のカテゴリの回転寿司が一番好きで、当店は、まさにその発祥店。アサヒビールの工場を見学されたことをキッカケにベルトコンベアシステムを思いつき、5年程の開発期間を経て、昭和33年（1958年）に日本初の回転寿司が、この東大阪の地で産声を上げたのだ。

一時期は、関東にも元禄寿司の名の回転寿司を多く見かけたが、現在は直営店は関西のみ10店舗。昔から馴染みのある名前ということも手伝って、個人的には、回転寿司の中で一番好きなお店。

この日の注文は以下の通り。
（△：普通、△+普通より少し印象がいい、○いい）
・鮮あじたたき○：文字通りのあじのたたきで生姜があしらわれている。

・生まぐろ中落ち○：生まぐろの切落としは、冷凍とは一味違う味の濃さ♪

・まぐろねぎ軍艦△：ネギトロ用の甘めの味付けのまぐろだったので、あまりフィットせず。

・鯛△+
・はまち△+
・いか△+
・海鮮わさび軍艦×2○
・ふぐ△+
会計は＠135円×9で1,215円。

当店で特徴的なのは、切り落としを使った軍艦系の品。また、冬の時期は、ふぐ、あん肝、たら白子あたりも均一価格で提供されるのも嬉しい。（この日はあん肝とたら白子は注文しなかったので、今冬のうちに再訪せねば。）
(2014年11月15日時点：レビュー47件。3.50/マイレビュアー様5件。3.44）

＜2015年6月21日追記＞
■2015年6月21日12:40頃の訪問。
■頂いた品
・船上活〆鰹。生姜ダレ/山葵ダレの選択可。生姜ダレを注文。
・海鮮わさび軍艦。当店必食シリーズその1。この品はあったら必ず頼むべし！
・生まぐろ中落ち。当店必食シリーズその2。
・三陸銀鮭　銀王。やや脂強し。
・北海道産　貝柱軍艦。
最初の3品が特に良かった。ご馳走様でした♪
(2015年6月21日時点：レビュー55件。3.46/マイレビュアー様9件。3.41）

<第4回レビュー>
2014年7月20日17：00前の訪問。前回レビューから1年1ヶ月。確かレビューしていない訪問が1回はあったと思うが、それでも半年以上ぶりの訪問。消費税増税後は初めて。この日は夕食にはまだ早い時間ながら、6～7割位の席は埋まっている。近くから歩いてやってきましたという感じの家族連れや、一人で飲む大阪のオッチャンという感じのお客さんで、ほどよく繁盛している。

■注文の品
お寿司は、消費税増税前の1皿130円→135円と5円の価格アップ。
（△：普通、△+普通より少し印象がいい、○いい）

・海鮮わさび軍艦○
・まぐろブツの山盛軍艦○
・赤海老1貫△：冷凍感が強め（汗）
・貝柱△+
・イカ△+
・鯵○
・イクラ△
・鮪の赤身△+
瓶ビール1本を頂き、会計は1,576円。

■味・総評
やはり個人的には「ザ・回転寿司」というお店。小さい頃、初めて食べた回転寿司は元禄寿司さん。（当時は関東にも元禄寿司の名を冠する回転寿司があった。）

当店とは10年程前から縁ができ、以来、定期的にお邪魔している。好きな回転寿司のお店はいくつかはあるが、自分の中で回転寿司と言えば、真っ先に頭に浮かぶお店。

個人的には、何もかもがちょうどいい。というか当店のバランスが好きなのだ。

価格とネタのバランス。この価格ならば十分と思えるネタ。回転寿司なので、代用魚だと思うのだが、そうしたことも含め、個人的には十分アリ。

目の前で人が握ってくれて、個別に頼むこともできる。

タッチパネルなんて味気ないものも導入されていなくて、人から人への注文。このアナログ感というか、人間の温度の残し方というか、そのバランス感も含めて、全てが一番ちょうどいいと思えるお店。

■系列店
現在は、直営店は関西のみで10店舗。（布施本店、布施北口、梅田、野田、天六、千日前、道頓堀、高槻、堺東、尼崎）
(2014年7月26日時点：レビュー45件。評価3.46）

<第3回レビュー>
・タイトル：回転寿司発祥の店♪元祖はなかなか侮れません！
2013年6月9日13：40頃の訪問。鶴橋をしばらく散策した後に久しぶりの布施訪問。やはり大好きな街。「足代新町が好きな関東人ランキング」をやったら、全国トップになる自信がある（爆）

■注文の品・味
・イカ○：甘みもしっかりある。
・生あじ○：生姜が効いていて鮮度も良い！
・鮮あじのたたき△：たたきになっているが、あじ自体は普通の生あじとの差が見出せず。1貫な分印象が落ちる。
・まぐろの中落ち△：骨ぎしと思われる部分が酢飯の上にボンと乗っている。見た目は凄く美味しそうだったのだが意外に普通。
・貝柱○：厚みも結構あり、甘い♪
・山もり生えび○：これまたプリっとした甘い海老が3尾山盛り♪
・ひらまさ○：1貫だが、脂も乗り過ぎていなくて美味い！
130円×7皿+生ビール450円で会計は1,360円。

実は、当店でお酒を注文するのは初めて。昼飲みを堪能。当店で寿司とビールなら、1,000円台でも、かなり楽しめる。居酒屋いらずかもしれない。やはり、多店舗の機械握りのチェーンとは全然違う。1皿30円の違いなら断然当店が好きだ！！

ご馳走様でした♪布施詣の際は、またお邪魔します！！

<第2回レビュー>
2013年1月20日の10：30過ぎ。開店直後の訪問。一時期、回転寿司という業態自体から、心が離れていて、当店からもしばらく足が遠のいていたが、天六の系列店に伺い、改めて、意外に良いものだと思い直し、再び足が向いた。約10ヶ月ぶりの再訪。開店直後なので、2つあるレーンのうち片方のみ稼動。稼動しているレーンはほぼ満席状態の繁盛ぶり！

■注文の品
貝柱、イカ、生ズワイガニ×2、ジャンボ赤海老、海鮮わさび軍艦、生まぐろ中落ち×2、生海老山盛り、鯵、ふぐ、ふぐ白子、たら白子、山芋うずら軍艦の14皿で、会計は1,820円。

■味・総評
回転寿司発祥店は、元祖だけあり、なかなか侮れない。ネタの種類も多く、鮮度もよく、しかも全皿130円均一というこれ以上ないくらいの明朗会計。

さすがに、ふぐ、特に白子はハズレ（養殖独特の後味が口の中に残る）
一部のネタは今1つかなと思うものもなくはなかったが、1貫70円を切る値段のお寿司にあれこれと要求するのは、さすがに筋違いで、申し訳ない。全体としては、美味しく頂き、十分に満足感あり！

ご馳走様でした♪これからも布施に伺う際の食事の有力な選択肢の1つとしてお世話になるはず！

<初回レビュー>
回転寿司発祥の店として名高い当店。そういえば、自分が子供の頃は、回転寿司といえば、「元禄寿司」で、まさしく代名詞のようなお店だった気がする。いつのまにか、関東では、名前を見なくなってしまったが・・・

当店は近鉄の布施駅をから徒歩数分。鶴橋方面から行く場合、電車から、進行方向右側に看板が見えるので、位置のイメージを頭に入れておけば、迷わず簡単に行けるはず。以前から、布施に来ると定期的に立ち寄ること10回程。2012年3月28日の夜に久々の往訪。

■注文の品と料理
あさりの赤だし（200円）
いわし、アジのタタキ、生マグロの中落ち×2、フグ、マグロのほほ肉、カツオ、海鮮軍艦、たらの白子×2（1,300円）計1,500円

まず、ベースのメニューの種類も多い。また普通の回転寿司では置いていないような珍しいネタや、変わりダネも多く、選んでいて非常に楽しい。通常のメニューには載っていない、その日お薦めのネタが廻っており、それは優先して頼むようにしている。この日で言えば、生マグロの中落ちとアジのタタキが特に美味しかった。

■CP
一皿は130円均一。最近は細かく値段設定をする回転寿司も多いが、こちらは多種類のネタがあるにも関わらず、均一価格を貫いていて嬉しい。他の回転寿司であれば、そこそこの値付けをするようなネタや珍しいネタも含め完全に130均。CPはかなり高いと思う。

■その他
食事時等は列ができ、待つ可能性もあるが、顧客の滞在時間も基本的には、さほど長くない（時々ビールを片手に長居してるおじちゃんもいるが）ので、大人数で並んで座りたいといった場合は別として、極端に待たされる心配は少ないと思う。接客も設備も、気持ちよく食事できるレベルで、大阪に所用のある方が、少し足を伸ばして行くならば、十分の価値のあるお店ではないかと思う。