三宮の人気で賑やかなイタリアン・バルは一人飲みにも優しかった♪ : ウーノ・ウーノ

金曜日の夜。会社の皆は用事があるようで全員真っ直ぐ帰宅しちゃった・・・。ふむ、仕方ない。私一人ですが折角の週末ですから軽くは飲んでいこうと思い三宮にフラリとやって来ました。
時間は既に２０時００分過ぎ。何件かお目当てのお店を廻るも何処も満席。確かに時間的に一寸出遅れていますよね。しかも一人客となると週末は特に敬遠されるのは仕方のないところ。そんな時に何とか潜り込ませてもらった有難いお店が、
「神戸みなとまちバル　ＵＮＯ　ＵＮＯ」さん
でした。
こちらはイタリアン・バル或いはトラットリアって感じのお店かな？
お店の場所は、阪急電鉄高架より一本北側の細い路地を『トアロード』から三宮方面に少しだけ入った所にありました。
入店時間は２０時１０分。
こちらの席数は、Ｌ字型カウンター１２席、四人テーブル２台、六人テーブル２脚、二人用丸テーブルが５脚が有り本日は二人配置１ヵ所、四人配置２ヵ所になっていました。
この様にそこそこの席数が有るのですが、これがほぼ全て満席だったのですが、唯一辛うじて空いていた丸テーブルの二人配置に何とか潜り込ませていただけました。有難い、感謝。
と言う事で、ドリンクからチャチャとオーダーしましょう。
１．「ハイボール」￥３９０
ガッツリいくつもりはないのでハイボールで軽く口を潤す程度にしておきましょう。
ドリンクと同時にお通しも届いております。
２．「お通し（チャージ）」￥３００
チャージのお通しは、カットされたハム、細かくカットされたチーズ三種、輪切りのピクルスって感じのモノでした。
続いてフードもオーダーします。
３．「前菜盛り合わせ　１０種おまかせ盛り」￥７００
本来は二人前からオーダー可能なのですが、一人前で提供いただけました。有難い。大きなウッドプレートに以下の１０種のアンティパストがちょこっとずつ乗っかっているミストでした。
（１）オイルサーディン
小鰯のオイルサーディンです。チリパウダーも少々振りかけられています。オリーブオイルによく漬かっており、骨まで柔らかくなっていますねぇ。チリパウダーのピリッとした感じと独特の風味がこのオイルサーディンによく合っていました。
（２）生ハム
塩気は程々の生ハムでしたが、その分肉の旨味が高いと感じる生ハムで美味しかったです。
（３）鶏ハム
パルミジャーノ・レッジャーノとバルサミコ酢ソースが振りかけらていました。ハムになる事で鶏胸肉の旨味がギュと凝縮されており、パルミジャーノ・レッジャーノのチーズの風味とバルサミコ酢ソースの甘味・酸味が加わり複雑な美味しさを醸し出していましたよ。
（４）ゼッポリーニ
ゼッポリーニとはピッツァ生地に海草を練り込んで揚げたモノ。ヨーロッパの料理としては非常に珍しく海草を使った料理です。このゼッポリーニには青海苔が使われていました。ピッツァ生地なので生地がモッチモチ。塩味は薄めでした。青海苔の風味は微かに感じるくらいだったかな。
（５）ゴルゴンゾーラのムース
ゴルゴンゾーラのムースのクロスティーニ。トロトロのゴルゴンゾーラにゼラチンか何かが入っている感じですかね。ゴルゴンゾーラの甘酸っぱさがよく味わえる一品でした。
（６）アラビアータ
キャベツとベーコンのアラビアータです。唐辛子の辛味、トマトソースの酸味はどちらも程々のアラビアータでしたね。
（７）ピクルス
人参、ヤングコーン、パプリカのピクルスです。酸味がチョイ強めのピクルスでしたよ。
（８）カポナータ
日本風に言うと茄子の甘酢煮ですかね。茄子以外に玉葱も入っていました。これはシチリア風のカポナータかな？甘酸っぱさが程々のカポナータでしたよ。
（９）ミニトマトのマリネ
ワインビネガーによく漬かったミニトマトはトマト自体の酸味とワインビネガーの酸味が渾然一体となって美味しかったです。
（１０）ブラックオリーブ
オリーブオイルによく漬かっているオリーブです。柔らかくなっておりオリーブの青臭さも抑えられており美味しかったです。
４．「しらすとブロッコリーのアヒージョ」￥５８０
５．「バゲット」￥２００
その名の通りしらすとブロッコリーが具材のアヒージョです。オプションで付けたバゲットは４カット入っていました。オリーブオイルの味付けは、赤唐辛子の辛味がかなり効いていて、口の中にヒリヒリとした辛味が残ります。その代わりにニンニクと塩胡椒は殆ど効いていなかったかなぁ。オーリブオイルの中でカリカリに揚げられたしらすのサクサクした感じとブロッコリーのしっとりしながらも少しだけカリッとした感じとが合わさって良い食感のアクセントになっていますねぇ。オプションで付けたバゲットはカリッと香ばしく焼かれており、しらすのエキスが染み出たオイルの中に浸していただくとウマ～ですね。
６，「ヨコワ鮪のグリルカルパッチョ～バジルマヨネーズと～」￥８８０
黒鮪の若魚であるヨコワ。ヨコワは関西での呼び名。関東だとメジですかね。このヨコワの赤身の表面を軽く炙ってタタキ状態にしてあります。だからグリルカルパッチョなんでしょうねぇ。まずはソースを付けずにそのままいただいてみましょう。黒鮪と言えど若魚。サッパリとしてモチッとした赤身です。ホンの少しだけ鰹みたいな血生臭さがあるので確かに軽くタタキ状態にした方が良い感じですね。次にソースを付けてみましょう。ソースはマヨマスタードソースとバジルソース。各々寄り添う形ですが別々に隣り合わせてお皿に盛られていたのでまずは混ぜ合わせてみましょう。うんマヨネーズの酸味、マスタードの辛味、バジルソースの苦味を伴う風味が混ざり合ってイイ感じになりました。これにヨコワの刺身を付けていただきましょう。うん、ヨコワに足らなかった濃厚さがプラスされましたね。それと血生臭さもしっかりと抑えられる感じになりました。ソースを付け過ぎるとソースソースした味になってしまいますが、適度に付けるとヨコワの弱点をよく補うイイ感じのソースでベストマッチングでしたよ。
そんな感じで２時間程お店でノンビリしてからチェックです。
なかなかに活気があるお店でフードも美味しくコスパも高い良いお店でした。今日は一人でしたが、２～４人くらいで訪れてワイワイやるのがベストなのではと思うお店でした。でも、一人でも楽しめるお店でもありましたけどね。