思い出をつくるときには、あなたと二人がいい : レストラン・マッカリーナ

また来ました。今年の北海道は雪が少なくて、３月になってもそれは変わりません。昨年の同じ時期にこのお店に来て、遭難しそうになったのが嘘のようです。この辺りに食事のできるお店が他にないかなあと思うのですが、満足度を求めると他に選択肢がない気がするんですよね。良いのか悪いのか…。

メニューの構成は大同小異です。でも、このボリュームで5kというのはやっぱり贅沢だなあと思います。デセールも２品出ますし。今回はワインを合わせてみましたが、実はこのお店、アルザスワイン推しのお店でした！昨年はニューワールドのワインをグラスでオンリストしていたので、てっきり安ウマ系のラインナップが好きなのかと思っていたのですが（実はクラウディベイを期待して来たので、やや残念だったり…）！リースリングやピノブランだと、少し物足りなかったかな。(2015.03)

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ほぼ１年ぶりに、このお店へ来ることになりました。前回来たのは３月で周り一面が雪で真っ白という感じでしたが、今回はまだ１２月。この日は雪ではなく小雨が降っていて、路面には所々アスファルトが見えている程度でした。

今回は￥５０００コース。相変わらず素晴らしい内容でした。前菜盛り合わせのクオリティは相変わらず素晴らしいし、ポロネギのソテーもシンプルなのに意外にこってりしていて食べ応えがあります。もちろん美味しい。カボチャのポタージュもフレンチらしくひと手間かかっているのがよくわかるし、自家製生ハムとチーズのサラダもワインを飲めないのが残念なくらい。メインの牛肉のポワレも美味しい。でも実は感激したのは肉でなくてそえてあるジャガイモ（とうや）のほう。キタアカリが一番美味しいのかと思っていましたが、とうやはコクというか味に厚みがあっていいですね。こんな品種があるなんて、今まで知りませんでした。店の奥のほうで、ジャガイモを熟成させていたおかげかもしれません（笑）。そして今回一番驚いたのは、実はデセールの二品。ごぼうのプリンはごぼうの風味を残しながらしっかりスイーツしてるし、タルトタタンもオーソドックスながら丁寧な出来でした。

以前もそうでしたが、食事も雰囲気も良く快適に過ごせました。二度来て快適さが変わらないのであれば、そのお店はいいお店なんだと思います。(2014.12)

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真狩（まっかり）といえば細川たかしさんというほど、めっきり有名な場所ですよね。真狩村にあるから、マッカリーナ。そんな可愛らしい名前につられて、真狩まで。宿泊施設が併設されているくらいなので、お泊り前提のお店です。もちろん、食事だけの利用も可能です。場所柄、車で来たほうが良いように思います。天気によっては、道すがら突然ホワイトアウトして、びびりますけども。道幅もスノーポールでは追いつかなくて、標識みたいに上からぶら下がっているレベルです。そんな豪雪地帯にお店がありますが、駐車場はきちんと整備されています。ちなみに、お店の前には真狩村が運営しているまっかり温泉があります。入場料は￥500。雪を見ながら温泉に浸かりたい方はぜひ利用してみることをお勧めします。話を戻してレストランですが、店内は広くて、宿泊客以外にも近くの宿泊施設が送迎してくれたりする場合があるようです。内装はレストランというより、託児施設みたいな感じ。レストランにありがちな緊張感があるというよりは、小さい子でもリラックスして食事できるような感じです。家族での利用を想定すると、こんな感じになるんでしょうね。

今回はせっかくここまで来たのでフルコースをチョイスします。札幌のモリエールを髣髴させる野菜の皿から始まりますが、こちらはつまみがたくさん載っています。細々と作りこんでいる感じです。真狩名産の百合根がコースに入っているのも嬉しいし、この冬のコースにオニオングラタンスープを入れてくれば、もう、客の心を鷲づかみしたも同然です！メインの前の皿は炙りマグロと生ハムで、これもワインがあればと思わされる一皿でした。メインは鹿肉で、どっしりとした食後感で美味しかったです。ソースも最高！デセールは二皿でインパクトは弱めでしたが美味しい。ランチだと油断していましたが、意外に皿数が多いです。単なる僻地のレストランとばかり思っていたのですが、実際にはかなり手が込んでいます。ＣＰは都心レベルと変わらないと思います。

ワインは飲みませんでしたが、クラウディベイが￥900くらいなので良心的な値付けだと思います。近くに泊まるなら、飲んでみたかったです。

ロケーション的にもう二度と来ないだろうなと思いましたが、満足度が高かったので少し考えが変わりました。可能であれば、洞爺湖やニセコからこのお店を回ってみても良いと思います。(2014.03)