全ての皿が見事でした : ラ・リリアーナ

ディナーコースは8,000円、10,000円、12,000円。
12,000円のコースは肉料理が黒毛和牛のシャトーブリアンになります。
これを選んで正解でした。

スプマンテ（1,300）、ノンアルコールスプマンテ（1,000）
グラスワイン赤（900）、ノンアルコールの白（800）赤（800）
グリッシーニ、パン
１）前菜：白魚のフリット
美味しいです。
２）前菜：サヨリのマリネ、フルーツトマトのソース、新玉葱のエスプーマ、ボッタルガ（カラスミ）
大変美味です。スプーンを借りてトマトのソースを残さず頂きます。
３）魚：甘鯛オーブン焼き、グリーンピースのソース つぶ貝のソテー添え
これも大変美味です。本日の最高の一つです。
４）パスタ：オマール海老と芽キャベツのスパゲッティ
これも大変美味です。パスタが期待を裏切らないのは一流のイタリアンですね。
５）パスタ：牛テールのガルガネッリ、トリュフ添え
これも美味しい。
６）肉：黒毛和牛のシャトーブリアンのグリル ゴルゴンゾーラのソース
鉄板焼き以外でここまで美味しいシャトーブリアンは初めてです。
７）デザートと紅茶
アニバーサリープレートで出してくれました。

いつも美味しいですが、本日は全ての皿が見事で、もうイタリアンはこの店だけでいいのではないかと思えるレベルでした。

久しぶりのリリアーナです。電話予約。妻がノンアルなので車。店から徒歩1分の道沿いに2台と徒歩3分の敷地に4台駐車場ありますが今回も近い方に停められました。ビルの地下1階に店がありますが、窓から見える照明の当たった緑が良い景色です。真ん中のコース7,500円。

スパークリングワインとノンアルコールスパークリングで乾杯。スパークリングはカ・デル・ボスコ。これはヴェネツィアのグリッティパレスに宿泊した際に宿からのプレゼントで部屋に置かれていたので懐かしい。途中で白ワイングラスを追加しました。自家製グリッシーニなど食べながら開始。

お口取りは真鯛の刺身や真鯛の卵、白子など、美味しいです。
冷前菜は海老と白アスパラガスに雲丹、トマトなど、美味しいです。
温前菜は愛知県産蛤にゴルゴンゾーラのパイ包み載せ、美味しいです。
この前菜の凝りようも普通のイタリアンレストランと一流とでは一線を画す部分ですね。

パスタは、ツブ貝と青柳貝のスパゲティで、このパスタのアルデンテ具合といい、丁度良い塩加減といい、もう最高に美味いです。こういったシンプルなパスタが美味いかどうかがイタリアンの命ですよね。

パスタ2皿目は自家製ショートパスタの料理で鴨肉が使われています。これも美味しいです。
肉料理は仔羊とモリーユ茸、トリュフです。臭みのなく柔らかい仔羊で美味しいです。

デザートは凝ったティラミス風のケーキとカタラーナ風のアイスクリームで美味しいです。
デザートもオリジナリティ溢れるものを作られています。

客が少なかったせいもあるでしょうが、サーブされるタイミングも完璧でした。この料理の内容で7,500円はお得です。

2002年に開店したリリアーナはそろそろ老舗の部類に入ってきた訳ですが、何度も利用しているお気に入りの店の一つですので、これからも美味しい料理を作り続けて欲しいです。

2015年3月
　私的にナンバーワンイタリアンであるところのラ・リリアーナ、その後いろいろな店を訪れてなお、今でもリリアーナは素晴らしいのか？　確かめてみたくなって久しい。今回私たちの結婚記念月ディナーに謹んで選ばせていただいた。などと言う割りには、例によって思いつきの前日電話予約。土曜の夜ですがたまたま取れてよかったです。コースの種類がいくつかありますが、メイン料理の違いだけであとは同じとのことで、中ぐらいの7,500円コースにしました。

　訪れてみると私たちで満席となりました。店内は明るい照明で、窓から見える木々は明るくライトアップされています。こぢんまりした店内なのでテーブル間の距離が近く、隣の会話がなんとなく聞こえます。暗い照明の高級感のある店では気になるかもしれませんが、明るい雰囲気のために、それはそれで悪くないなと思えました。給仕のソムリエさんはスマートに動き、説明も快活で店の雰囲気に合ってますね。

　まずはシャンパンとノンアルコール・シャンパンで乾杯。口取りは「白魚のパイ包み」。いきなり好みの味で良い予感。

　冷前菜は「マカジキに燻製のブラータチーズが載ったもの」メカジキは白っぽい色ですが高級なマカジキはピンク色です。新鮮で美味しく、幻のブラータチーズが燻製によってスモーキーなスパイスとなって美味しい。

　温前菜は「三重県産のハマグリと空豆、アーティーチョーク」目の前で殻から出してパンに乗せてくれます。旨みのあるソースがパンにしみ込んで美味しい。

　パスタ１「イカ墨、ホタルイカ、ズッキーニのスパゲッティ」イカ墨が線を描くように載っており、自分で混ぜることでイカ墨スパが完成します。面白い演出。そして実に美味しい。

　パスタ２「ラビオリ、フォアグラ、トリュフ」チーズを削ってまぶしてくれます。実に美味しい。残った旨みたっぷりのソースにパンを付けて食べました。

　肉料理は「チンタ・セネーゼ豚のロースト」チンタ・セネーゼ豚は白豚とイベリコ豚（黒豚）の交配で作られた白い縞模様のある幻の最高級豚。これほど美味しい豚肉にはそうそうお目にかかれません。

　デザートはアニバーサリープレートで、ポラロイド写真の記念撮影もしてくださいました。

　やはりリリアーナ最高。シェフにご挨拶ができればもっとよかったのですけれど。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
2010年7月
娘の誕生日パーティーで利用。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
2009年11月
　是非行きたいと思っていたイタリアレストラン「LaLiliana」に、急遽予約して行ったのは2009年冬のある日。その店は名古屋市八事、静かな住宅街のマンションの１階にひっそりとあります。隠れ家的レストランと言われているのも頷けるロケーションで、そういった雰囲気は良いですね。何となくワクワクしますから。

　こぢんまりした店内は、ヨーロッパの田舎のレストランのよう。石の壁に素朴な装飾。灯りを落とした照明が暖かい雰囲気を醸し出しています。グラスワインとブラッドオレンジジュースで乾杯。ディナーのスタートです。料理写真解説は以下の通り。

　お口取り。モンサンミッシェル沖で取れて空輸されたムール貝のフリッターがブロッコリーを使ったベースの上に乗っています。

　前菜。マコガレイのカルパッチョ、３種類のピューレ添え。

　パスタ１。ヤリイカとアサリのスパゲッティ。赤ピーマンのソース。やはりイタリアンはパスタが強み。絶品。

　パスタ２。手打ち生ラビオリ、チーズのソース、トリュフ添え。

　この辺りで2杯目。「香りの良い」赤グラスワインをリクエスト。

　メインディッシュ。仔羊の骨付きステーキ。ポルチーニ茸、3種類のジャガイモが添えられている。全く臭味がなく、柔らかい肉。

　デザート。フランボワーズのシャーベット、モンブラン、ジェラード。そしてコーヒー、紅茶など。

　すべて美味しい。全品に言えることですが塩加減が絶妙で驚きました。店員さん達の立ち居振る舞いも、ソツがなく、気が利いて、感じがよい。今回のこのディナーおいくらだと思いますか？　5000円、7000円、10000円のディナーコースがありますが、これで5000円のコースですよ。あまりのコストパフォーマンスの高さにびっくりしました。また一つお気に入りのレストランができました。