南イタリアの港町のオステリアのような : osteria LIU

池下をちょっと北に入った住宅街の中にあります。
池下ホームズというビルの1階？　
前の道が坂だから　1階というよりは地下1階って感じで、　隠れ家的BARみたいだ。
たぶん同じビルだと思うんだけど、　池下の方から来てこのビルにぶつかり左に行くと、別のイタリアンがあるんですよ。
地図だとここだよなぁ～？　と店の人に聞いてみたら、　『リュウは裏ですよ』 と言われしまった。
かなり失礼ぶっこいちゃったなぁ～～ ('◇')ゞ

外観の印象と同じく　店内もかなり小ぢんまりとしていました。
中央に大きな柱があるのですが、　洒落たデザインの鏡で覆われているので、邪魔な印象はありません。
店前の坂との段差のスペースを中庭チックに上手に活用されていました。　癒される感じです。
ご夫婦で営んでるのかな？　そうすると席数は こんなもんが限界ですよね。
それでも接客が慌ただしい印象で、　最初も注文するまで20分もかかりました・・・

お水は　ガス入りとガスなしが選べます。　めずらしいですよね。
その代わり　コペルト（coperto）＝テーブルチャージ400円もしっかり取られてるけどね。
だから　ミーハーにガス入りをお願いしてみたっ！

Rotari Talento Brut（ロータリ・タレント・ブリュット）　　830円
それはそれとして、こっちも泡を注文しよう。　スプマンテ（Spumante）です。

6,200円の本日の季節のコース を注文しました。　コースはこれだけだったっけな？
プリフィックススタイルのコースです。

先付（ストゥッツィキーノ）　魚介のアラチーニ
アラチーニはシチリアやナポリ名物のライスコロッケですね。
形がオレンジに似ていることからアランチーニ（小さなオレンジ）と呼ばれてるんだそうだ。
あ、おいしい。　ライスコロッケってあんまり好まなかったんだけど、水分の少ないリゾットみたいでうまいや。

パンは、普通かな。

真ダコのフリット、夏野菜のカンパニョーラソースに載せて
料理名だとそそるんだけど、　実物を見るとちょっとお洒落なタコ唐？ｗ
カリっと上がったたこと野菜のバランスがとてもいいね。　ガリガリと香ばしい。

青森県野辺地産地播きホタテの香草パン粉焼き　　＋500円
こちらもなかなかワイルドな一皿だ。　南イタリアの港町の居酒屋で出てきそうだ。
ホタテのエキスたっぷりで出汁のようだ。
パン粉でホタテたっぷりのグラタンみたいだ。　トマトの酸味も効いてるな。

パレルモ風、磯のソースのスパゲッティー
おっし、楽しみしてたパスタ♪ パスタ♪
磯のソースってペスカっぽいのか？
あぁ～～、トマトクリームね。　クリームだけどピリっとしてるし、トマトの酸味もあり深いな。
海老がたっぷりだ。　あとイカとムール貝も。

ピエモンテ産フレッシュポルチーニを和えた“タリアテッレ”　　＋700円
おっ、スゲッ、　ポルチーニ茸がブリブリだっ！
完全にポルチーニが主役だな。　もうポルチーニのソテーにパスタを添えたようだｗ
トロっと とても柔らかく、　オイルソースにポルチーニの出汁がよく出ててウマイ。

仔羊腿肉のロースト、南イタリアの2種のソースを添えて
いい色の仔羊だ。　アンガス牛のタリアータも捨てがたかったけどな。
うんでんとヨーグルトのソース2種類・・・、　　うんでんって何だ？唐辛子？　あとで辛いね。
ヨーグルトソースの方がよく合う気がする。
肉は臭みなく、　けっこうしっかりとした歯ごたえだ。
下にパプリカとナスがたっぷり。

キスと新ジャガイモのオーブン焼き
予想外っΣ（゜□゜）　キスってこういう感じなの？？
ワカサギがししゃもかと思った。
これも豪快な港町の料理って感じだが、骨が多いなぁ～～。
そのまま丸っとで、　そりゃもう食べにくい。　ガブッといくのが正解なのか？
味もシンプルで、魚のエキスとトマトとニンニクだ。

白桃のスープ、白桃のコンポートとヨーグルトのソルベットを浮かべて
上品なのが出てきた。
σ（･ω･。）はモモNGなんで食べてないけど、ヨーグルトアイスでさっぱり、全体的にさっぱりしておいしい・・・らしい。

小さなチョコレートのトルタとかすかに香るミントのジェラートの取り合わせ
見た目よりも チョコがほわっと軽いね、溶けるようだ。
ミントバニラが爽やかな甘さで、ミント強すぎずよく合う。

へ？　コースにコーヒーとか付かないんだ。　これも本場っぽいな。
じゃぁ、　わざわざ注文はしませんよ


素材の良さを生かす、オステリア（居酒屋）らしいダイナミックな料理だった。
が、　料理としてはシンプルで　もうちょい変化があった方が楽しめたかなぁ～～
あと、サービスだな。　やっぱ遅い、料理のテンポも。
その忙しさゆえに　丁寧な良い印象のサービスって感じではなかったのが残念だ。